「アシュラ」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(2件)

アニメ映画

平安時代末期、旱魃や大火、飢饉により道ばたには蛆がわいた屍が転がり、飢えたものは人肉でさえ喰らっていた。そんな時代に産み落とされたアシュラは獣同然に生き言葉も理解できないまま民家を襲い人肉を貪り食っていた。そんなアシュラが一人の僧侶と出会い…。 監督:さとうけんいち

あらすじ動画

アシュラの主な出演者

野沢雅子・こおろぎさとみ(アシュラ)、北大路欣也(法師)、林原めぐみ(若狭)、玄田哲章(地頭)、平田広明(七郎)

アシュラのネタバレあらすじ

【起】– アシュラのあらすじ1

アシュラのシーン1

画像引用元:YouTube / アシュラトレーラー映像

平安時代末期、戦(いくさ)はもとより災害や大火、旱魃に飢饉と都は焦土と化していた。

道ばたには、餓死し蛆がわく死体も転がっていた。

そんな中、焼け残った寺のお堂で痩せ細った貧しい女が一人で男の子を出産した。

そこに血の匂いを嗅ぎつけた野犬が襲ってきたがそれを女は大鉈で追い払った。

農村ではわずかな水量の水路をめぐり百姓たちがつかみ合い争っていた。

白骨化した死体がそこかしこに転がり、わずかにへばりついた肉片をカラスが啄んでいる。

子供を産んだばかりの女は飢えていた。ハエがたかる死体にむしゃぶりついてみるものの、女の腹は満たせない。

それでも乳飲み子は乳を求めて女の乳房を吸おうとする。

女は我が子を食べようと火の中に放り込んだ。

だが突然の豪雨に赤子の命は救われた。

8年が経った。

8歳になった子どもは、髪は伸び放題に伸び、ボロボロの衣服を身にまとい、斧を背負って彷徨っていた。

そして民家を襲い、殺した人肉を食べて生きながらえていた。

その日も貧しい家族を餌食にして現場を去った子どもの後に、その家を村の住民が訪ねてきて、むごたらし殺し方に声を震わせた。

雨が降り出した。

腹をすかせた子どもは橋の下で川を流れていく屍を見て腹を鳴らした。

その時、子どもの耳に念仏を唱える声が聞こえてきた。

子どもが鉈をもって橋の上に駆け上がると、向こうから僧侶が念仏を唱えながら歩いてくる。

子どもは僧侶を食おうと思い大鉈を振り上げ坊主に襲い掛かった。

しかし、それをかわされ大ナタを弾き飛ばされると、今度は僧侶の方にかぶりついた。

一目で子どもが人を食ったことがあると分かった僧侶は、それを振り払い放り投げ打ちのめすと、これも何かの縁であろうと岩屋に担いできた。

子どもは言葉を知らなかった。僧侶は岩屋で気がついた子どもに「お前にとって命あるものは全て敵か、だがわしはお前を食ったりはせぬ」と言いながら食事を与えた。

自分を守るために人を殺さなければ生きてこれなかったのだろうと語り掛ける僧侶は、助け合って暮らすのが人間というものだと諭した。

僧侶は子どもに向かい合い、“南無阿弥陀仏”を教え込み、お前は「怒り、嘆き、傷つき、殺す。お前は苦しみの炎を背負って居る」として、“アシュラ”と名付けた。

僧侶はアシュラに、今は意味が分からなくてもよい。ただひたすら唱え人になって行けと、念仏を繰り返し唱えさせた。

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