映画:イヴの時間

「イヴの時間」のネタバレあらすじと結末

イヴの時間の紹介:2010年3月6日公開。2008年にインターネット上で順次公開され、高い評価を受け数々の賞を受賞した、全6話からなるアニメシリーズ「イヴの時間」を元にし、新規シーンを追加して一本の映画にまとめあげた劇場公開作品である。これにより、作品の知名度をさらに上昇させることとなった。劇場公開時のキャッチコピーは「ボクラノキョリ」。主題歌はkalafinaの「I have a dream」。

あらすじ動画

イヴの時間の主な出演者

向坂リクオ(福山潤)、真崎マサカズ(野島健児)、サミィ(田中理恵)、ナギ(佐藤利奈)、アキコ(ゆかな)、コージ(中尾みち雄)、リナ(伊藤美紀)、シメイ(清川元夢)、チエ(沢城みゆき)、セトロ(杉田智和)

イヴの時間のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

【起】- イヴの時間のあらすじ1

イヴの時間のシーン1 未来の日本。そこでは、人間型アンドロイドが普及しており、人間たちはアンドロイドに色々な仕事を頼んでいました。アンドロイドは、見た目は人間と全く一緒ですが、頭上にアンドロイドであることを示すリングが浮いていて、人間たちの命令を全て聞き入れるようになっていました。
倫理委員会という組織は、人間とアンドロイドの完全な差別化を測っていました。人間とアンドロイドがそれ以上の関係にならぬように、多くのテレビCMを流したりしていました。一方、ABCという組織の芦森博士という女性の博士が、複数のアンドロイドを観察していました。
向坂リクオは、自宅のアンドロイド「エミィ」のデータを見ると、”Are you enjoying the time of eve?”という文字列があることに気づきます。高校に行き、友人の真崎マサカズにそのことを相談します。勝手に知らない場所に行っているのではないかと推測するリクオに、アンドロイドを所持していない真崎は知らないと言います。
その日の帰り、路地裏に一体のアンドロイドが入っていくのを見かけます。それについていくと、1つのドアを見つけます。そこに入ると、中には喫茶店があり、数人の客がいました。

【承】- イヴの時間のあらすじ2

イヴの時間のシーン2 入り口から1番目のつく場所に、「当店では人間とロボットを区別しません」というルールの書かれた看板が置いてあります。それを眺めているリクオと真崎に気づいた店長の女性ナギは、好きなところに座るように進めます。
座ってコーヒーを頼むと、ナギが自らコーヒーを淹れに行きました。そこへ、ニット帽を被った活発な女性が話しかけてきます。彼女は「アキコ」と名乗り、気になることを早口で次から次へと質問していきます。 さらに二階には、幼い女の子がいて、その子は「ニャー」と猫の鳴き真似をするのが好きなようでした。
リクオと真崎が他の客を見渡すと、誰一人として頭上にリングのある者はいませんでした。真崎が「ロボットはいなさそうだな」と言うと、ナギに「ルールを守りなさい」叱られます。それを聞いたアキコは「いいじゃない別に」と不満そうに言います。どうやらこの店「イヴの時間」では、この「人間とロボットを区別しない」というルールは絶対のようでした。
翌朝、あサミィにいつも通りコーヒーを頼むと、そのコーヒーの味がイヴの時間のコーヒーに似ていることに気づきました。
翌日、学校でリクオと真崎が話していると、廊下でアキコを見かけます。驚き話しかけようと窓から身を乗り出すと、アキコの頭上にはリングが浮かんでいました。彼女は、二人のクラスメイトが所持するアンドロイドでした。一瞬アキコと目が合いますが、リクオと真崎のことは無視して真顔のままアキコは学校を後にします。アキコがアンドロイドであったことに気づかなかったリクオと真崎は驚きました。
その日も放課後にイヴの時間にいくと、再び防止を被っておしゃべりになっているアキコがいます。そのアキコはどう見ても人間にしか見えないため、他の客もアンドロイドがいるかもしれないと思い始めます。
少女のチエにメガネを隠されてしまったリクオは、諦めて他の客と話し始めます。しばらく経った後に、チエがナギにメガネを渡していたことに気づいたえリクオは、二階からカウンターに向かい、メガネを返してもらうと、そこにはナギに相談している女性がいました。メガネをかけてよく見ると、それはリクオのアンドロイドサミィでした。サミィはリクオを見た途端に思わず店から逃げてしまいました。アンドロイドらしくないサミィを見たリクオは動揺します。サミィはイヴの時間でコーヒー豆を調達していたのでした。
サミィが帰った後、リクオはナギからこの店でのサミィの様子を聞きます。自分のマスターの男の子は、とてもピアノが上手でそれが好きだったのに、最近ピアノを辞めてしまったと相談されていたことも聞かされます。
翌朝、何事もなかったかのように振る舞うサミィに、リクオは「最近コーヒー美味いかも」と呟きます。サミィはいつもどおりアンドロイドらしく礼を言った後に、リクオに見えないように笑みを浮かべます。

【転】- イヴの時間のあらすじ3

イヴの時間のシーン3 リクオと真崎がイヴの時間でコーヒーを飲んでいると、白い、旧型のロボットが店を訪れます。二人が驚いていると、そのロボットは看板を見てから、二人と同じテーブルに座ります。このロボットが人間の振りをしているのを察した二人は、イタズラ心で色々と質問をします。しかし、名前を訪ねても雑音しか発しません。自分の名前と持ち主の名前を言う時だけ雑音になってしまいます。しかしそんなロボットでもナギは平等に接します。二人も仕方なくふつうに接しますが、色々と質問をしているうち、エラーを起こして停止してしまいました。そんなロボットをナギは優しく抱きしめました。リクオが、このロボットは新型導入と共に不法投棄され、個人情報となる名前のみを消去されたのだと分析します。涙を流して抱きつくナギに、真崎は苛立ち、ロボットと人間は分かり合えるはずないと言って店を出て行ってしまいました。
その夜、眠っているリクオの部屋をこっそりサミィが訪れます。棚を探り、楽譜を見つけると、それを持って部屋を出て行きました。
翌朝、サミィはメンテナンスに出かけていました。リクオは姉に、夜中にピアノを弾くのはやめろと言われます。身に覚えのないリクオは不思議がりながら、ピアノをやめた原因を思い出していました。中学生のある時コンクールで金賞を取ったリクオでしたが、新聞ではリクオよりも、アトラクションとしてピアノを演奏したアンドロイドの記事が大きく取り上げられていました。実際にリクオもその演奏に胸を打たれてしまい、ショックでピアノをやめたのでした。
その日も一人でイヴの時間を訪れたリクオですが、嫌な思い出を思い出したリクオはあまり明るい気分になれず、二階の席でぼうっとしていると、気がつくと眠ってしまっていました。
目を覚ましたリクオは、拙いピアノの音色が聞こえているのに気づきます。一階へ降りると、客がピアノの周りに集まり、拍手をしていました。そのピアノには、サミィが座っていました。サミィがー拍手に照れていると、無表情のリクオが近づいてきました。リクオがいることに気づいたサミィは、必死に謝りますが、リクオはそのままピアノに座ります。リクオは、自身がアンドロイドにピアノで負けて悔しがっていたことがどうでも良くなり、笑顔でピアノを弾き始めました。サミィも一転笑顔になり、久しぶりのリクオの演奏を楽しみました。
家に帰ったリクオとサミィは、始めて家で普通の会話をしました。サミィも始めて家でリクオに笑顔を見せました。

【結】- イヴの時間のあらすじ4

イヴの時間のシーン2 倫理委員会の集会で、委員長の真崎篤郎は、人間とアンドロイドの交流が活発化してきており、危険な状態にあると言い、調査アンドロイドを派遣し、その中心となっている場所の調査に乗り出します。篤郎は「時坂事件のようにならないように」と言います。「時坂事件」とは、約20年前、5歳の少女とロボットが親しくなり、それを危険を感じた倫理委員会のものがロボットを制御しようと、高電圧の流れる警棒をロボットに振りかざした際、庇った女の子を誤って殴ってしまい、その少女が全身不随の重症を負ったという事件でした。
篤郎が家に帰ると、息子のマサカズの部屋から声が聞こえます。部屋を覗くと、マサカズが助手ロボットテックスと話しているようでした。慌てて問いただすと、電話をしていただけだと言います。安心した篤郎は、テックスに調査アンドロイドの情報を整理するように命じました。
実は真崎はテックスを所持しており、幼い頃は友達のように接していましたが、ある日突然テックスは喋らなくなってしまいました。裏切られたと思った真崎は号泣しますが、今となれば、父親によって喋らないように命令されていたのだと気づきます。イヴの時間に通い始めたことにより、久しぶりにテックスに話しかけてイヴの時間のことも話しますが、返事はありませんでした。
学校でリクオは真崎に、またイヴの時間に来るように薦めますが、真崎は応じません。みんな待っているというリクオに、真崎は「みんな」とは誰だと尋ねると、リクオは「ナギさんとか、サミィとか」と言います。その言葉を聞いた真崎は、人間とロボットが交流するイヴの時間はやはりいらないと思い、父親の篤郎に全てを打ち明けようと家に帰ります。
父親にそのことを話そうとすると、篤郎はテックスがいなくなったことを真崎に言います。呆然としていると、リクオから、イヴの時間に謎の白いロボットが訪れ、店を退去させようとさせていると電話が来ます。急いで店へいくと、そこにはテックスがいました。真崎はテックスにやめさせた後、ナギやリクオ、そのほかのみんなにテックスのことを打ち明けます。するとそこへ、倫理委員会から派遣された調査アンドロイドが訪れます。篤郎のファイルを整理してその顔を覚えていたテックスは、突然話し始め、「この店のルールを今から破ります」と言い、その調査アンドロイドに撤収するように語り始めます。突然テックスが喋り始めたことに驚く真崎は、テックスが篤郎からの命令を破って、自分のことを守ろうとしているのだと気づきます。その調査用アンドロイドが店にいる間は真崎が危険=テックスが喋れると気づいた真崎は、戻ろうとするアンドロイドを必死に押さえ込み、テックスから思いを聞き出します。テックスが篤郎の命令を守りつつも、ずっと真崎のことを想っていたと言います。それを聞いた真崎は、アンドロイドを離し、テックスに泣きながら抱きつきます。篤郎には自分が釣れ出したことにするといい、また友達に戻った真崎とテックスは戻って行きました。
APCの芦森博士は、イヴの時間で人間とアンドロイドが交流していることを知ります。芦森博士は、時坂事件」の被害者の少女が、アンドロイドのAIを開発した潮月の手助けにより、回復していたことを知り、イヴの時間に注目することに決めます。
時坂事件の被害者は、ナギでした。事件の被害者になったナギは、回復した後、人間とアンドロイドが交流できる場所を、倫理委員会に追われ転々としながら続けていたのでした。

みんなの感想

ライターの感想

素晴らしい作品でした。元々6話あるアニメを一本にまとめたにもかかわらず、映画として違和感の無い仕上がりになっていたことに感動しました。

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