映画:コララインとボタンの魔女

「コララインとボタンの魔女」のネタバレあらすじと結末

コララインとボタンの魔女の紹介:ニール・ゲイマンの児童文学作品を、「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」などで知られるヘンリー・セリック監督がストップモーション・アニメ化した作品。ゴールデングローブ賞アニメ映画賞にノミネートされている。日本公開は2010年。

あらすじ動画

コララインとボタンの魔女の主な出演者

コラライン・ジョーンズ(ダコタ・ファニング)、メル・ジョーンズ/ボタンの魔女(テリー・ハッチャー)、チャーリー・ジョーンズ/別の父(ジョン・ホッジマン)、黒猫(キース・デイヴィッド)、ワイボーン・“ワイビー”・ラヴァート(ロバート・ベイリー・Jr)、ミス・スピンク(ジェニファー・ソーンダース)、ミス・フォーシブル(ドーン・フレンチ)、ワイビーの祖母(キャロリン・クロフォード)、ボビンスキー(イアン・マクシェーン)

コララインとボタンの魔女のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

【起】- コララインとボタンの魔女のあらすじ1

コララインとボタンの魔女のシーン1 女の子の人形がハサミで切られて、中の綿を出されて、新しく人形が作られるというオープニングから物語は始まります。

11歳のおてんば少女コラライン・ジョーンズは、母親のメルと父親のチャーリーと共に、築150年の「ピンクパレスアパート」に引っ越してきました。
園芸ライターをしている両親は、引っ越し当日からパソコンに張り付いています。仕事に追われる2人に日頃からほったらかしにされているコララインは、仕方なく一人で散歩に出かけることにします。

コララインが向かった先は、近くの裏山にある底なしの古井戸です。
そこへワイボーン・“ワイビー”・ラヴァート(以下、ワイビー)という、コララインと同じ歳くらいの男の子が、個性的なバイクに乗って現れました。
ワイビーはピンクパレスの大家の孫で、かわいげのない野良の黒猫を連れています。彼はコララインと仲良くなりたがりますが、彼女はストーカー呼ばわりして拒絶するのでした。
このときコララインは誤って漆の木に触れてしまい、手がかぶれてしまいます。

その後、ワイビーがコララインの家に訪ねてきました。
彼は自分の家にコララインにそっくりの人形が置いてあったと言って、プレゼントしてくれます。
その人形は、目が黒いボタンでできていました。

コララインは母親にかまってもらおうとしますが、おとなしくしているように告げられます。続いて父親にちょっかいをかけに行きますが、窓の数を数えるように指示されるのでした。
泣く泣く一人で家の中を探検していると、壁紙の内側から小さな扉を発見します。母親に扉の鍵を開けてもらいますが、そこはレンガで塞がれていて何もなく、コララインはがっかりするのでした。

夕食には父親が作ったスライムのようなまずい料理を食べます。
忙しさにかまける両親にうんざりしたコララインは、早々にベッドに入ることにしました。
その夜、コララインは扉とネズミの夢を見ます。目覚めるとかわいいトビネズミが姿を現し、扉のある部屋へとコララインを導きます。
扉を開くと日中にあったレンガは消え失せており、長い通路が伸びていました。コララインは好奇心に駆られるままトンネルの中を進みますが、辿り着いた先は元の家でした。
しかし、そこにいたのは弾けないはずのピアノを弾く父親と、楽しげに料理をする母親でした。なんと両親の目はボタンでできており、別の世界の父親と母親なのだと説明されます。
コララインは不審に思いながらも、用意されたごちそうに飛びつきました。この両親はコララインに優しく接してくれて、すっかり上機嫌になった彼女は、その後豪華なベッドで眠り込んでしまうのでした。

翌朝、目覚めると元の世界に戻っていました。
コララインは夢かと思いますが、向こうの世界の母親に塗ってもらった泥のおかげで、漆のかぶれが治っていたのです。
仕事に没頭している両親は、コララインが昨夜の話をしても、全く聞く耳を持ちませんでした。
退屈なコララインは、アパートの住人に挨拶へ行くことにします。
まず向かった先は、最上階で暮らしているボビンスキーという風変わりな中年男性の元です。彼はトビネズミのサーカスをしており、コララインに「ネズミが君に小さなドアを通るなと言っている」と忠告するのでした。

続いて向かったのは、個性的な老婦人ミス・スピンクとミス・フォーシブルが住んでいる地下です。
スピンクはうさんくさい茶葉占いをコララインにしてくれました。すると、不気味な手が見えたので気をつけるようにと、またもや忠告されます。
さらにワイビーがやってきて、大家である祖母からこのアパートに近づいてはいけないと注意されていると言います。昔祖母の双子の妹が行方不明になったというのです。
不安になったコララインは、早々に退散してきました。

【承】- コララインとボタンの魔女のあらすじ2

コララインとボタンの魔女のシーン2 そして夜になりました。コララインはネズミをチーズでおびき寄せて、今夜もドアを通り抜けます。
別の世界の父親は、現実世界では荒れ放題の庭に色とりどりの花を咲かせていました。さらに庭園をコララインの顔に見立てており、上空から見た彼女は感激するのでした。

今日は目がボタンのワイビーが訪ねてきます。
こちらの世界の彼は口がきけないように細工をされており、コララインをボビンスキーのサーカスへ連れて行きます。
綿菓子やポップコーンを食べながらトビネズミの楽しいショーを見て、コララインはますますこの世界に引き込まれていくのでした。

翌朝、再び元の世界に戻ったコララインは、両親と車で出かけます。
着たくもない地味な制服を作らされて、母親に手袋をねだりますが買ってもらえませんでした。

夜になるとコララインはトンネルをくぐり抜けて、別世界にやってきました。
今夜は目がボタンではない現実世界の黒猫も現れました。黒猫は人間の言葉を使って、コララインに「ここが理想の世界だと思ったら大間違いだ」と警告してきます。
それからこの世界の母親が大の猫嫌いであることも教えてくれました。

コララインはワイビーと共に、地下の姉妹が開催するミュージカルに足を運びます。
空中ブランコに挑戦した姉妹は、老婆から脱皮して若く美しい女性に変身しました。そしてコララインも空中ブランコに参加することになり、今夜も楽しい時間を過ごすことができたのでした。

家に帰ったコララインは、この世界が大好きになったことを母親に打ち明けます。
すると母親は、ずっとここにいたいのなら、ちょっとした処置をさせてほしいと提案してきます。それはなんと、コララインの目をボタンに付け替えるというものでした。
ようやく事態の深刻さを察知したコララインは、一晩考えさせてほしいと言って寝室に逃げ込み、元の世界へ戻るために眠りにつきました。

ところが、目を覚ましてもまだ別世界にいました。
庭で黒猫に会ったコララインは、母親の目的を尋ねます。黒猫は「お前を食いたいのだろう」と答えました。
庭を歩き続けていると、次第に周囲のものが消え失せて、何もない真っ白な世界へと変貌していきます。古井戸を目指していたコララインでしたが、いつの間にか家に戻ってきてしまっていました。
さらに、黒猫がボビンスキーのトビネズミを捕まえると、目がボタンのドブネズミに姿を変えるのでした。

コララインがこっそり扉のある部屋に向かうと、母親が待ち構えていました。
母親は言葉巧みにコララインを引き止めますが、彼女は優しくなくても本当の両親がいいと反抗するのでした。
すると母親から今までの優しさが消えて、「3つ数える前に謝れ」と言われます。コララインが黙っていると、突然母親の背が化け物のように高く伸び、体が骨のように細くなりました。
母親の正体は魔女だったのです。コララインは鏡の裏側に閉じ込められ、「言うことを聞いたら出してあげる」と告げられます。
鏡の中にはボタンの目をした3人の子どもの幽霊もいました。
彼らはコララインと同じように、自分とそっくりの人形を見つけて、この世界に誘い込まれてしまったのです。やがて目にボタンに替えると、魔女に命を食べられてしまったのだと嘆くのでした。
幽霊の子どもたちは、まさしくコララインの未来の姿でした。かつて行方不明になったというワイビーの祖母の妹も、その中にいたのです。
子どもたちは天国へ行くために、本当の目を取り戻してほしいとコララインに頼みます。

【転】- コララインとボタンの魔女のあらすじ3

コララインとボタンの魔女のシーン3 その後、コララインはこの世界のワイビーの助けを借りて、どうにか元の世界に戻ることができました。
するとワイビーが訪ねてきて、人形を返してほしいと言います。しかし人形は見つからず、コララインは扉の向こうの世界で行方不明になった彼の祖母の妹の幽霊に会ったことや、恐ろしい魔女の存在をワイビーに語り聞かせます。
ワイビーは信じようとせず、家に帰ってしまいました。

コララインは家の中で両親を探しますが、どこにも見当たりません。車の中に携帯が置きっぱなしになっており、不安になった彼女はスピンクたちのところへ相談に行きます。
フォーシブルは大事なものを見つけられるという、穴のあいた石のような物体をコララインに授けてくれました。
その夜、コララインは両親のベッドで泣きながら眠りにつくのでした。

深夜、黒猫がやってきてコララインを起こします。
コララインは黒猫に鏡の前まで連れて行かれて、その中に両親が閉じ込められているのを見ます。さらに黒猫は、両親のベッドの下から2人にそっくりの人形を見つけ出しました。
魔女への怒りを爆発させたコララインは、両親を救い出すために別世界へ戻る決心をします。罠だとわかっていながらも、黒猫と一緒に扉をくぐり抜けて、魔女と対峙するのでした。
魔女がゲーム好きであることを黒猫から聞かされていたコララインは、両親と子どもたちの目を探すゲームを持ちかけました。
コララインが勝てば両親と子どもたちは解放されますが、負けたら目をボタンに付け替えて、永遠に別世界で暮らさなければならなくなるのです。

まずは外に出たコララインでしたが、美しかった庭がおどろおどろしく変化しており驚愕します。
フォーシブルから授かった穴のあいた石で周囲をのぞくと、光る玉のようなものを発見します。それは1つ目となる子どもたちの目でした。
しかし、コララインの前に父親が立ちはだかり、謝りながら襲いかかってきます。やがて自分で暴走を止められなくなった父親は、土の中に沈んでいき、最期にコララインに子どもの目を渡してくれました。

続いてコララインは、スピンクたちの元へやってきます。
中へ入り舞台にあったキャンディの中から、2人目の子どもの目を見つけ出します。
コララインはスピンクたちに捕らわれますが、天井にいたコウモリの習性を利用して反撃し、無事に取り戻すことができるのでした。

最上階のボビンスキーのところに行くと、彼は3人目の子どもの目を持って待ち構えていました。
ボビンスキーは服の中からドブネズミの大群を出現させて姿を消します。コララインがネズミと戦っている間に、1匹のネズミが目を持って外へ逃げ出しました。
さらに、コララインは頼みの綱である石を紛失してしまい、建物が崩れて2階から落ちてしまいます。
いつの間にか月がボタンに侵食されており、コララインはゲームの負けを悟ります。
しかし、そのとき子どもの目とネズミの死骸が落ちてきます。黒猫が助けてくれたのです。こうして子どもたちの目を無事に取り返すことができたのでした。
魔女によって作られた世界はみるみるうちに崩れていき、コララインは黒猫と共に急いで家の中に入ります。

【結】- コララインとボタンの魔女のあらすじ4

コララインとボタンの魔女のシーン2 魔女は扉のある部屋で待っており、両親を見つけ出せたのかと問います。
コララインは子どもたちに言われた「魔女の罠にだまされないように」という言葉を思い出します。
両親が暖炉の上に飾られたスノードームの中にいることに気づいたコララインは、魔女に2人は扉の向こうにいると答えます。
そして魔女に扉の鍵を開けさせて、彼女が大嫌いな猫を投げつけます。黒猫は魔女のボタンの目を剥ぎ取り、コララインはその隙にスノードームを持って脱出しようとします。
ところが、その瞬間床が抜けてクモの巣に変化し、魔女はクモへと姿を変えました。コララインは魔女の攻撃を避けて必死にクモの巣から這い上がり、扉の中に入ります。
扉を閉めようとすると、魔女は「私を置いていかないで!」と叫んでこじ開けようとします。そこへ3人の子どもたちが助けにやってきて、扉を閉めるのを手伝ってくれます。
魔女の片手だけが扉の中に落ちるのでした。

やっとの思いで元の世界に戻ってきたコララインは、扉に鍵をかけました。
ひと安心して両親を探すと、雪をかぶった2人が帰宅します。両親はスノードームに閉じ込められていたことを知らず、仕事が上手くいったことをコララインに報告します。
それからコララインは、欲しかった手袋をプレゼントしてもらえました。

黒猫も無事に戻ってきており、コララインは眠りにつこうとします。
すると3人の子どもたちが現れて、コララインに感謝の気持ちを伝えます。そしてまだ魔女とのゲームは終わっていないと警告して、天国へと旅立っていくのでした。
そのとき、扉から抜け出していた魔女の手が、クモのように動き回ります。

コララインは底なしの古井戸の存在を思い出し、扉の鍵を井戸に沈めるために家を出ます。
裏山に辿り着いたコララインでしたが、魔女の手が襲いかかってきて、鍵を奪われてしまいます。さらに魔女はコララインを扉まで引きずっていこうとします。
そのとき、ワイビーがバイクに乗って参上しました。コララインはワイビーと力を合わせて、魔女の手を石で叩き潰しました。そして鍵と一緒に古井戸に突き落としたのです。
ワイビーを呼んできたのは黒猫でした。彼は祖母の妹の昔の写真を見て、コララインに聞かされた話を信じて助けにやってきてくれたのです。

その後、両親の作ったパンフレットが出版された記念に、庭でパーティーが開かれました。
ボビンスキーやスピンクたちも招待され、皆で庭にチューリップを植えます。
コララインがドリンクを配っていると、ワイビーが祖母を連れてやってきました。コララインは彼の祖母の手をとって、「話したいことが山ほどあります」と語りかけて、庭へと案内するのでした。
黒猫がピンクハウスアパートの看板の上で伸びをする場面で、物語は幕を閉じます。

みんなの感想

ライターの感想

自分の親と友達の親を比べて、うらやましくなったり不満を抱いたことが自分にもあったので、コララインと小さい頃の自分を重ねて観ていました。何もかもが自分の思い通りになる作り物の世界よりも、退屈だったり腹が立ったりするけれどたまにいいことのある現実の方が、幸せをより享受できるよな、と考えさせられました。あんな恐ろしい魔女に戦いを挑むコララインの強さに驚かされましたし、作り込まれた不気味な世界観やストーリーも魅力的でした。

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