「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想（3件）

画像引用元：YouTube / シン・エヴァンゲリオン劇場版:||トレーラー映像

葛城ミサト艦長率いるWILLEが、旧パリにあるユーロNERVをコアから封印柱が作動することで復元し奪還した。これにより二号機の修理パーツなどが手に入り安堵するWILLEクルー。

奪還作戦の一人だった真希波・マリ・イラストリアスは「第三の少年」碇シンジを迎えに行くことを強く誓う。

その頃、L汚染濃度が高いとして最後の使徒を打ち倒したアスカ、レイ（仮称）、シンジはどこかへひたすら歩いていた。

シンジは一言も話さず、生きる気力も感じられずへたりこんでいた。

するとアスカの連絡で、オレンジ色の防護服を着た男が車に乗って現れる。

シンジは気絶し次に気がついた時には、粗末な医療所に寝かされていた。目の前には犬と少女と、見知らぬ大人の男。しかし男の声には聞き覚えがあった。

「ワシを覚えとるか？碇？」

14年の月日が経ち28歳になり大人になった友人、鈴原トウジだった。

彼は今「第三村」と称され、WILLEが用意したコアから守られた封印柱で囲まれた大地も水も汚染されない緑と土に囲まれた場所で、自給自足の生活を送ってるという。彼はここで無免許だが医者の真似事をしているという、しかし懸命の働きで村人たちから慕われていた。

トウジの家に招かれたシンジだったが何も話さず口にもしない、そんなシンジをトウジは一切責めなかった。その後、妻で元同級生の鈴原ヒカリ（旧姓:洞木）と娘ツバメを紹介した。シンジについてきたレイは目を丸くして素朴な食事やツバメの頬をつつき、素直に感動を口にした。

トウジを訪ねて一人の男性がやって来る。中学校で仲が良かった相田ケンスケだった、彼も28歳になり、今は村のことを何でも請け負う仕事をしていた。

ヒカリの父を怒らせたシンジはトウジの家で世話になることになった。家へ向かう最中に、シンジがかつてレイを助ける際に引き起こした「ニアサードインパクト（以下ニアサー）」の苦労でトウジとヒカリが惹かれあい結婚したことを告げ、決してニアサーは悪いことだけではないと告げる。

ケンスケの家は、山の上で無人駅と列車を繋げたものだった。中に行くとシャワーを浴び全裸で水を飲むアスカの姿。ケンスケはそんなアスカの姿に臆することなくバスタオルを被せる。しかしシンジはアスカの首に掛けられたDSSチョーカーを見ると、13番目の使徒としてチョーカーで爆死した親友、渚カヲルを思い出し地面に吐いてしまう。

そんなシンジに何も聞くことはなく静かに見守るケンスケ、アスカは何もせずうずくまるシンジにブチ切れ、栄養食を口の中に押し込んだ。

「水しか飲めない体になる前に、不味いメシの味でも覚えてろ！」と吐き捨てて。

シンジはケンスケの家を飛び出し、かつてゲージがあった廃墟でうずくまっていた。

その頃、レイは村の畑仕事を手伝いながら何気ない会話や土の香り、そして優しい人間の温もりを感じていく。かつて命令しか与えられず生きるためのサプリとLCLしか知らなかったレイは笑うようになり、毎日がとても幸せだと感じるようになる。

レイはNERVでシンジに本が好きだったと言われたことを思い出し、少女から勧められた絵本を読み進めるようになる。

しかし既にレイの器として維持が難しく、肉体が限界を迎えようとしていた。

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