映画:ジャイアントピーチ

「ジャイアントピーチ」のネタバレあらすじと結末

ジャイアント・ピーチの紹介:1996年公開のアメリカ映画。ロアルド・ダールの児童文学「おばけ桃の冒険」を「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」などで知られるヘンリー・セリック監督が映画化。実写とアニメーションを融合させた作品で、製作にはティム・バートンも携わっている。

あらすじ動画

ジャイアントピーチの主な出演者

ジェームス・ヘンリー・トロッター(ポール・テリー)、スパイカーおばさん(ジョアンナ・ラムリー)、スポンジおばさん(ミリアム・マーゴリーズ)、ムカデ(リチャード・ドレイファス)、クモ(スーザン・サランドン)、キリギリス(サイモン・カーロウ)、テントウムシ(ジェーン・リーヴス)、ミミズ(デヴィッド・シューリス)、土ボタル(ジョアンナ・ラムリー)、老人/ナレーター(ピート・ポスルスウェイト)、お父さん(スティーブン・カルプ)、お母さん(スーザン・ターナー=クレイ)

ジャイアントピーチのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

【起】- ジャイアントピーチのあらすじ1

ジャイアントピーチのシーン1 9歳の少年ジェームス・ヘンリー・トロッターは、イギリスの海辺の小さな家で、両親と幸せな日々を送っていました。
ジェームスは父親と一緒に雲を見ているとき、物事の見方を変えてみることが大切だと教えられます。
父親はよくジェームスに「エンパイア・ステート・ビル」の絵葉書を見せて、いつか家族で世界のてっぺんに登ろうと話していました。
ジェームスにとってニューヨークは夢が叶う憧れの街となったのです。

そんな幸せな生活は、突然終わりを告げます。
ある日両親は、突然出現した凶暴なサイに35秒で食べられて亡くなってしまったのです。
孤児となったジェームスは、魔女のような風貌のスパイカーおばさんと、太ったスポンジおばさんに引き取られて、一緒に暮らし始めます。
しかし、性悪な2人の叔母はジェームスを召使いのように扱います。食事も満足に与えず、毎日朝から晩まで働かせたのです。
ジェームスは大切にしていたニューヨークのガイドブックも、叔母さんたちに嫌味を言われながら破られてしまいました。

ある日、ジェームスは夕食に腐った魚の頭しかもらえず、ゴミ箱に捨てられていたポテトチップスの袋に残ったかけらを食べます。
孤独なジェームスは屋根裏部屋にいたクモに、両親との楽しい思い出やニューヨークの話を聞かせます。それからスナックの袋にニューヨークの絵を描き、風船にして夜空に飛ばすのでした。

翌朝、叔母たちは大嫌いなクモを見つけて大騒ぎをしていました。
ジェームスはどうにかクモを助け出し、塀の外に逃がしてやります。思わず「僕も逃げたい」と呟くと、突然ジェームスの前に怪しい風貌の老人が現れます。
老人は昨夜ジェームスが飛ばした風船を渡して、この中には世界中の魔法を集めた強い魔法が入っているのだと説明します。風船の中には芋虫のような蛍光色の物体がうごめいており、これに触れたら摩訶不思議なことが起きるというのです。
老人は「一歩踏み出せばニューヨークに行ける」とジェームスを励まし、風船の中身を逃さないように言い残して去って行きました。

【承】- ジャイアントピーチのあらすじ2

ジャイアントピーチのシーン2 老人を見送ったジェームスは、転倒して風船の中身をこぼしてしまいます。
芋虫状の物体は四方八方に散らばり、枯れ木に1つの桃を実らせました。桃はみるみるうちに大きくなり、直径6メートルもの巨大な桃へと成長を遂げます。
それを見た叔母たちはびっくり仰天して、巨大桃でひと儲けすることを思いつくのでした。

叔母たちは「おばけ桃」と広告を出して、見物客からお金を集めてボロ儲けします。
夜になり、庭の掃除を命じられたジェームスはあの風船を見つけます。風船の中には芋虫状の物体が1つ残っており、桃の中へ逃げ込んでしまいました。
空腹に耐えていたジェームスは、桃をひと口つまんで食べようとします。そのとき、芋虫状の物体が紛れ込み、やがてジェームスは桃の中へと通じる入り口を発見します。
そこから桃の内部に侵入すると、ジェームスの体は徐々に人形のようになっていきます。中心部の空洞まで辿り着くと、魔法によって人間大くらいにまで大きくなった虫たちが、にぎやかにおしゃべりしていました。
中にいたのは、陽気で社交家のムカデ、ミステリアスな美人グモ、ひがみっぽくて臆病なミミズ、気のいいムードメーカーのテントウムシのおばさん、博識で音楽家のキリギリス、そして耳が遠くちょっとボケている土ボタルです。
ジェームスは恐ろしくて逃げ出したくなりますが、彼らは言葉を話せる上に親切でした。ジェームスの不幸な境遇を知って、仲間として歓迎してくれたのです。

その後、叔母たちがジェームスを探しにやってくると、ムカデが木の枝を噛み切って、桃を動かします。
桃は叔母たちを押しつぶし、庭の柵をぶち破って勢いよく丘を転がっていきます。ジェームスたちが乗った桃は海へと転落して、一行はそのままニューヨークを目指すことにします。
世界中を旅したことがあるというムカデが、船長に名乗り出ました。しかし、エンジンも舵もない桃は先へと進めず、一行は途方に暮れます。
そこでジェームスは、クモの糸を空飛ぶカモメにくくりつけて、引っ張ってもらうという作戦を考え出すのでした。

カモメをおびき寄せるために、ミミズがエサ(おとり役)に命じられてしまいます。
ミミズは怖がって中々任務を果たせず、そうこうしているうちに機械仕掛けの凶暴なサメが襲いかかってきます。一行は桃ごと食べられそうになりますが、勇気を振り絞って攻撃して見事撃退します。
そしてミミズを強引に振り回してカモメを釣り、クモの糸でつないで空に舞い上がることに成功するのでした。

【転】- ジャイアントピーチのあらすじ3

ジャイアントピーチのシーン3 空には食料がなく、空腹のムカデとキリギリスが、てんとう虫がくれたパンを巡ってケンカをします。
ジェームスは桃を食べたらいいと提案して、甘くておいしい果肉をお腹いっぱい食べます。陽気になった一行は歌って踊り大いに盛り上がり、幸せな眠りにつくのでした。
虫を食べるクモはこれまで孤立していましたが、少しずつ打ち解けるようになっていきました。
実は彼女はジェームスが屋根裏部屋で救出したあのクモでした。命の恩人であるジェームスを息子のように可愛がり、クモの巣のベッドに寝かせてやります。
幸せを噛みしめるジェームスは、叔母のところへは二度と戻りたくないと強く思うのでした。

翌朝、ジェームスたちはあまりの寒さに目を覚まします。
なんと舵を取っていたはずのムカデが居眠りをして、いつの間にか北極のような氷の海に迷い込んでいたのです。軌道修正をしようにも羅針盤がありません。
さらに、ムカデは世界中を旅したというのは作り話で、ただの「ナショナルジオグラフィック」の愛読者であることが発覚します。
皆から責められたムカデは責任を感じて、沈没船から羅針盤を取ってくるため氷の海へ飛び込むのでした。

沈没船から羅針盤を見つけたムカデでしたが、「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」の主人公であるスケリントンに襲われてしまいます。
中々戻ってこないムカデを心配して、ジェームスもクモも氷の海に入ります。
幽霊海賊たちに囚われたムカデは、体を引き伸ばされて殺されかけますが、そこへジェームスたちが助けにやってきます。
皆で幽霊海賊たちを撃退して、見事勝利を収めるのでした。

航海士としての才があるキリギリスのおかけで、一行は順調にニューヨークへと進んでいきます。
夜になるとキリギリスはバイオリンを弾き、その美しい音色に目を覚ました皆は歌い出しました。そしてずっと家族でいようと誓い合い、孤独だったジェームスは幸福感に包まれるのでした。

一行はいよいよニューヨーク上空に到着します。
皆はニューヨークの美しい夜景に感動しますが、空に突然巨大な黒雲が広がります。雲の中からジェームスの両親を食べてしまった恐ろしいサイが姿を現わすのでした。
ジェームスは虫たちをカモメの元へ避難させ、たった一人桃の上に残ってサイと対峙します。恐怖に震えながらも、困ったときは見方を変えるという父親の言葉を思い出して、サイではなくただの煙なのだと自分に言い聞かせます。
するとサイは煙となって消えていきますが、雷によってジェームスは地上に落下し、皆と離ればなれになってしまうのでした。

【結】- ジャイアントピーチのあらすじ4

元の姿に戻ったジェームスは、桃の中で目を覚まします。
桃はなんとエンパイア・ステート・ビルのアンテナに突き刺さっており、市をあげての大騒ぎとなります。
ジェームスは憧れだったビルのてっぺんまで登れたというのに、一緒に喜んでくれる仲間の姿がないことを悲しみます。
クレーンで救出されたジェームスは、優しい警官に保護されますが、そこへあの意地悪な叔母たちが姿を現したのです。並々ならぬ執念でニューヨークまでやってきた叔母たちは、ジェームスの後見人だと説明し、彼を桃ごと持ち帰ろうとします。
ジェームスはこれまでの冒険譚を見物客に聞かせますが、夢でも見ていたのだと言って誰も信じてくれませんでした。
ところがジェームスは、「この街だって最初は誰かが夢を見たからできたのだ」と言って、自分の旅もそれと同じなのだと語りかけるのでした。
叔母たちはジェームスを嘘つき呼ばわりして、無理矢理連れて帰ろうとします。ジェームスは「帰りたくない」と叫び、これまで叔母たちから虐待を受けていたことを訴えます。
激怒した叔母たちは、ジェームスに襲いかかります。

そこへ上空から無事だった虫たちが降りてきました。
見物客は彼らの異形の姿に驚愕しますが、ジェームスは再会を大喜びします。そして叔母たちを糸で縛り上げるようにクモに命じて、グルグル巻きにされた2人は目を回します。
虫たちの登場によってジェームスの話が本当だとわかり、叔母たちは逮捕されるのでした。
ジェームスは戸惑う人々に虫たちを紹介し、おいしい桃を振る舞いました。皆であっという間に平らげて、桃は種だけとなったのでした。

その後、桃の種はセントラルパークに設置され、ジェームスと虫たちの住まいとなりました。
彼らは家族として幸せに暮らし続け、それぞれの得意分野で活躍して夢を叶えます。
ムカデはニューヨーク市長に立候補して、キリギリスはバイオリニストとなりました。ミミズは男性用化粧品のCMに出演して、テントウムシは優秀な助産婦となります。クモはナイトクラブをオープンして、土ボタルは自由の女神像の上で輝くのでした。

ジェームスは人々に冒険譚を語り聞かせて、それを1冊の本にして出版します。
そして大好きな家族に誕生日を祝ってもらったジェームスが、満面の笑顔を見せる場面で物語は幕を閉じます。

みんなの感想

ライターの感想

夢を持つことから全ては始まるという、大切なメッセージが込められた素敵な作品でした。少年が旅を通して勇気や強さを身につけていくという王道ストーリーですが、こういった物語にありがちな仲間との別れがなく、ずっと家族であり続けるというラストがとてもよかったです。ムカデやミミズなどの虫がメインキャラクターなので、小さい頃だとちゃんと観られたかどうかはわかりませんが、ストップモーションアニメ好きも再確認できました。

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