映画:スカイクロラTheSkyCrawlers

「スカイクロラTheSkyCrawlers」のネタバレあらすじと結末

アニメ映画

スカイ・クロラ The Sky Crawlersの紹介:押井守監督によって製作され、2008年に公開された劇場用アニメ作品で、戦争のための道具として利用されている寿命を持たない人間「キルドレ」たちの存在や葛藤などを描いた作品です。声優として加瀬亮や菊地凛子など俳優陣が多く起用され、主題歌には絢香の「今夜も星に抱かれて・・・」が使用されています。第63回毎日映画コンクールアニメーション映画賞をはじめ国内外で賞を受賞している作品でもあります。

あらすじ動画

スカイクロラTheSkyCrawlersの主な出演者

函南優一(加瀬亮)、草薙水素(菊地凛子)、土岐野尚史(谷原章介)、三ツ矢碧(栗山千明)、湯田川亜伊豆 (平川大輔)、笹倉永久(榊原良子)、草薙瑞季(山口愛)、フーコ(安藤麻吹)、クスミ(兵藤まこ)、マスター(竹中直人)

スカイクロラTheSkyCrawlersのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

【起】- スカイクロラTheSkyCrawlersのあらすじ1

スカイクロラTheSkyCrawlersのシーン1 とある空軍基地に新しい戦闘機パイロットとして主人公の函南優一が配属されます。
彼は淡々とした様子で女性整備士の笹倉や基地指揮官の草薙水素、同僚の土岐野らと挨拶を済ませ、新しい機体に乗ることを告げられるのでした。
新しく与えられた機体の性能や操作性は十分で、函南は土岐野とともに偵察に出向き、遭遇した敵機2機を撃墜します。
函南はその機体の前任パイロットについて草薙に質問しますが、草薙は詳しいことを答えようとしませんでした。
函南は機体が存在するということは戦闘によって亡くなったわけではないと函南は推測していましたが、引継ぎにも現れず姿の見えない元パイロットが気になっていたのでした。
そして函南は草薙に「あなたはキルドレですか?」と尋ねます。
キルドレとは遺伝子に作用する薬の開発中に偶然生まれた人間のことで、思春期になるとそれ以降の成長が止まり、寿命を迎えることなく生き続けることができる人たちのことを言います。
怪我や病気以外で死ぬことのないキルドレは、社会のシステムの中に組み込まれた民間軍事会社同士の戦争の道具として多く投入されていました。
函南もそんなキルドレとして軍事会社に雇われて戦争に参加していたのでした。
函南は土岐野に誘われて街を案内され、夜の街へと足を運びます。
そこで知り合った女性・フーコから函南の前任パイロットである栗田仁郎についての話しを聞かされます。
栗田は優しいパイロットでしたが、どこか行き詰っているような憂いを帯びていたと言い、函南と同じキルドレでもありました。
ある日、基地に草薙水素の妹・瑞季がやって来ます。
函南は瑞季を連れて基地内を案内し、瑞季は滑走路や整備の様子などを眺めながらはしゃいでいるのでした。
土岐野は函南に、実は瑞季は草薙水素の妹ではなく、娘だと話します。
そこへ草薙がやって来て、函南に「瑞季がもうすぐ自分に追いついてしまう」と話し、彼女を連れて帰っていくのでした。

【承】- スカイクロラTheSkyCrawlersのあらすじ2

スカイクロラTheSkyCrawlersのシーン2 函南はドライブインで食事をしていると、上空を通過する敵の大規模な編隊を目撃します。
敵機は基地の方向へと向かっており、函南は急いで基地へ連絡し、自分もそのまま基地へと向かうのでした。
函南が基地へ着いた頃にはすでに黒煙があたりを覆っており、敵に襲撃された後でした。
基地にあった戦闘機は全て上空へ打ち上げられ、函南の機体には草薙が搭乗して飛んでいました。
実質的な被害はそれほどではなかったものの、敵が攻撃してくるという情報を上層部から知らされていなかった草薙は納得のいかない様子で、直接司令部へと出向き部長に面会を求めます。
対応した職員を振り切って中へ入っていく草薙を見て、職員は「子どもはこれだから困る」と漏らします。
それを聞いた函南は同意するものの「明日死ぬかもしれない人間が、大人になる必要あるのでしょうか?」と問うのでした。
函南は任務中に爆撃機と護衛の戦闘機を発見します。
機体の形状から敵機種を判別した函南が僚機に乗っていたパイロット・湯田川に報告すると、湯田川は驚いたような反応を見せ、敵機を確認しに行きます。
単機で敵に向かっていく湯田川を制止しながら函南も後に続くと、湯田川は敵の機体を見て「ティーチャーだ」と言うのでした。
その直後、湯田川からの無線は途絶え、函南は海に沈んでいく湯田川の機体を目撃します。
函南は雲に隠れながら単機で基地まで帰投し、土岐野からティーチャーについての情報を聞きます。
ティーチャーはパイロット内でも噂になるほど恐れられている敵の腕利きパイロットで、側面にクロヒョウが描かれたその機体に出会ったら最後、生きては戻れないとさえ言われているのでした。
ティーチャーは函南らキルドレとは違い大人のパイロットで、土岐野は「ここ最近スコアが一方的だったため、他の戦域から回されて来たのかもしれない」と話します。
後日、その日は函南を残し、草薙がパイロットとして機体に搭乗し他の機とともに偵察に出ていました。
しかし草薙の乗った機体だけはいつまで経っても帰投することはなく、一緒に飛んでいた土岐野は戻ろうとしたときに敵編隊を発見し、彼女が編隊を離れていったと言います。
そしてその敵機はティーチャーだったのではと話すのでした。
草薙の乗った機体は不時着しており、近くに住んでいたフーコによって発見され、基地へ運び込まれます。
彼女は意識がもうろうとしているものの大きな外傷はなく、その場にいた笹倉は大規模な作戦で基地を離れる前にティーチャーと決着をつけておきたかったのではと話すのでした。

【転】- スカイクロラTheSkyCrawlersのあらすじ3

スカイクロラTheSkyCrawlersのシーン3 函南や草薙ら基地のパイロットたちは民間軍事会社の大きな作戦に参加するため混成部隊として再編制され作戦を行なうことになります。
そこで函南は女性パイロットの三ツ矢と知り合い、作戦を行なうことになるのでした。
ドライブインではいつもと変わらずマスターが食事を作り客が料理を食べていますが、テレビでは民間軍事会社同士の戦争のニュースが流れていました。
空母や爆撃機を伴い、長距離を飛行しながら行われた大規模な軍事作戦は、敵航空機の苛烈な反撃もあり互いに多くの死者を出します。
欧州連合の勧告により戦闘は中断され、作戦は終了するのでした。
三ツ矢は戦域の中にティーチャーがいたと言います。
函南と土岐野は街へと繰り出しますが、夜の街はどこも閉店しており、ボーリング場を見つけてそこへと足を運びます。
偶然会った草薙も同行しボーリングを始めますが、土岐野はボーリング場で女性たちを見つけると、彼女らと一緒にどこかへ消えてしまうのでした。
函南は草薙と場所を移して飲むことになります。
草薙はティーチャーが自分の元上司であったことを話し、人々が平和を実感するために続けられている戦争は決して終わることはなく、そのために絶対に勝てない存在としてティーチャーがいると話します。
草薙は深酒をして函南に寄り添われながら帰り道を歩き、拳銃を取り出して函南の頭に突きつけ「殺してほしい?」と話します。
「それとも私を殺してくれる?」と言う草薙はキルドレであるため寿命すらなく、永遠に続く同じような状況に追い詰められているのでした。
もとの基地に帰ってきたパイロットたちは戦闘によって欠員した人員を補充するため三ツ矢たちを加えた混成部隊となり、新たなパイロットとして合原が加わりますが、新聞をきれいに折りたたむ相原の様子はどこか湯田川と重なるのでした。

【結】- スカイクロラTheSkyCrawlersのあらすじ4

スカイクロラTheSkyCrawlersのシーン2 三ツ矢は基地内で瑞季を見つけ、土岐野から草薙の娘だと聞かされ驚きます。
軍事会社の指示に従いながら終わらない戦争を続けていることや、キルドレである草薙が子どもを産んでいることに違和感を覚える三ツ矢は笹倉に話しますが、笹倉は「彼女が腕利きのパイロットであるがゆえに他のパイロットよりも長く生き延びて、自分や他人の運命に干渉することを覚えた」と話すのでした。
最愛の人を殺すことすらも「干渉」だと言う笹倉ですが、三ツ矢は理解できない様子でした。
三ツ矢は函南に会いに行き、キルドレがどのように自分の記憶を整理しているのかと尋ねます。
忘れっぽく記憶はあいまいで、夢を見ているような感覚で生きていると話す函南ですが、三ツ矢もまた自分がキルドレなのではないかと不安な気持ちに苛まれ、キルドレについて調べているのでした。
三ツ矢は草薙が栗田仁郎を殺したのは死ねないという苦しみから解放してあげたかったのではと話しますが、戦争の道具であるキルドレはたとえ死んだとしても新しく作り直され、生まれ変わりとして函南がやって来たのではないかと推察するのでした。
三ツ矢と別れたあと、眠っていた函南は基地内の銃声で目が覚めます。
指令室に行くとそこには草薙に銃口を向けた三ツ矢が立っており、函南は三ツ矢から銃を引き取ると、銃を持った草薙と2人っきりになります。
草薙は函南に「自分を撃ってほしい」と話し、「今度はあなたが私を殺して」と懇願するのでした。
そして持っていた銃で自分を撃とうとする草薙を制止し、「君は生きろ、何かを変えられるまで」と話し、彼女を抱きしめるのでした。
函南たちは再び戦闘機に乗り込み、任務を開始します。
まるで変わらない日常、同じような景色の中で函南は「いつも通る道だからって景色は同じじゃない。それだけではいけないのか?」と自問します。
そして飛行中に敵機を発見し、それがティーチャーであることを知ると仲間を帰投させ、単機で挑んでいくのでした。
先に基地へと戻ったパイロットたちは函南の帰投を待ちますが、いつまで経っても戻ってくる気配はありません。
その後、基地には新しいパイロットが配属され、戦闘機から降りてきた彼はどこか函南に似た雰囲気を持っているのでした。

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みんなの感想

ライターの感想

戦闘機に乗るパイロットが主人公の作品ですが、派手な戦闘シーンよりも登場人物たちの会話や淡々とした空気感が印象的でした。
同じような日々を繰り返しながらそこに違和感を持ちながらも気づかないフリをしているといったキルドレたちの思考は、どこか現代にも当てはまるようなテーマで興味深い作品でした。

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