映画:スチームボーイ

「スチームボーイ」のネタバレあらすじと結末

アニメ映画

スチームボーイの紹介:大友克洋監督により製作され、2004年に公開された劇場用アニメ作品です。製作期間に9年を費やすなど、作画に関してかなりのこだわりを詰め込んだ作品となっており、細部にいたるまで緻密に描かれた映像が印象的な作品です。19世紀のイギリスを舞台に、発明好きの少年が画期的なエネルギーを秘めた装置であるスチームボールをめぐる争いに巻き込まれる様子を描き、科学と平和について問いかける内容となっています。

あらすじ動画

スチームボーイの主な出演者

ジェームス・レイ・スチム(鈴木杏)、スカーレット・オハラ・セントジョーンズ(小西真奈美)、ジェームス・ロイド・スチム(中村嘉葎雄)、ジェームス・エドワード・スチム(津嘉山正種)、ロバート・スチーブンスン(児玉清)、アーチボルド・サイモン(斉藤暁)、デイビッド(沢村一樹)、アルフレッド・スミス(寺島進)

スチームボーイのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

【起】- スチームボーイのあらすじ1

スチームボーイのシーン1 1866年のイギリス、マンチェスター。
そこには発明一家の息子である、レイが暮らしていました。
彼の祖父・ロイドと父・エドワードはアメリカに渡り、オハラ財団の協力を得て科学の研究をしていました。
自らも発明好きでさまざまなものを自作していたレイのもとに、ある日、ロイドから荷物が届きます。
それはかつてロイドとエドワードが開発し、超高圧の蒸気を閉じ込めたスチームボールが入れられていたのでした。
スチームボールが届いた直後、オハラ財団を名乗る人物たちが家へとやってきます。
彼らはスチームボールを手違いで配達してしまったと語り、スチームボール返してもらおうとしますが、レイは同封されていたロイドからの手紙に書かれていた通り、オハラの人間にスチームボールを渡すことを拒否するのでした。
そこへロイドがやってきます。
ロイドは科学力を利用して金儲けをたくらんでいたオハラ財団を抜け出し、財団からスチームボールを奪い、逃走していたのでした。
レイはロイドから「ロバート・スチーブンスンのもとへ行け」という言葉を受け、スチームボールを持って逃走します。
オハラ財団は自走式の蒸気機関車を使ってレイを追いかけますが、レイも自作の発明品を用いて逃げるのでした。
逃走中に線路へと踏み込んだレイは通りかかった蒸気機関車へと乗り込み、居合わせたスチーブンスンと部下のデイビッドらに助けられます。
しかしオハラ財団は気球を使って襲撃をかけ、レイはスチームボールとともにロンドンに連れ去られてしまうのでした。
オハラ財団のもとへ連れていかれたレイは、オハラ財団会長の娘・スカーレットと出会います。
わがままで世間知らずなスカーレットに呆れてしまうレイのもとに、ロイドから死んだと聞かされていた父・エドワードが現れるのでした。
体の一部を機械化させたエドワードは、レイを連れて建物内を案内し、スチームボールを動力として動いている「スチーム城」と科学の素晴らしさを力説します。
エドワードは「世界はスチーム城を待っている」と語り、まもなくロンドンで開かれる万国博覧会で披露するため、レイもスチーム城完成のために協力することになるのでした。

【承】- スチームボーイのあらすじ2

スチームボーイのシーン2 スチーム城には逃走していたロイドもとらわれていました。
ロイドは部屋の壁を爆破し監禁場所から抜け出すと、スチーム城のバルブを解放して圧力を乱していました。
レイがスチーム城内の復旧作業をしていると、逃走中のロイドと出会います。
そこでロイドはレイに、オハラ財団やスチーム城の本当の目的を説明するのでした。
アメリカで武器を売って財を成したオハラ財団は、ロイドやエドワードの科学力に目をつけ、新しい兵器を開発していたのでした。
スチーム城の内部にはそんな兵器がたくさん詰め込まれており、オハラ財団は世界中から各国の要人が訪れる万博を利用して、兵器の展示会を行なおうとしていたのでした。
レイとロイドはスチーム城に取り付けられたスチームボールを取り外すと再び逃走し、絶対絶命のところでスチーブンスンやイギリス軍によって救出されるのでした。
レイは奪ったスチームボールをスチーブンスンに渡しますが、スチーブンスンやデイビッドもまたイギリスで科学の研究をしながら兵器の開発をしており、スチームボールを利用して自らの兵器を完成させようとしていました。
万博を利用した武器の裏取引をしていると疑われたオハラ財団のもとに、スコットランドヤードが検閲にやってきますが、中に入った彼らは甲冑を着て蒸気の力で動く歩兵たちに返り討ちにされてしまいます。
これをきっかけとして実践形式による兵器のデモンストレーションが始まり、エドワードたちオハラ側とスチーブンスンたちイギリス側はお互いの科学力を駆使した兵器同士の戦いとなり、万博会場はさながら戦争のような状態に突入していくのでした。
拮抗していた両軍ですが、次第にイギリス軍はオハラ財団の独創的な兵器の前に圧倒されていきます。
空中から爆弾を落とす飛行兵団や潜水しながら近づき上陸する水中兵などが現れ、各国の要人たちは目を見張るのでした。
レイは、戦闘の混乱に乗じて研究所にいたデイビッドからスチームボールを奪い取ります。
全面的な戦闘状態に陥った万博会場では、エドワードのいるスチーム城も攻撃を受けていました。
エドワードは作業員たちにスチーム城の起動を命じ、スチームボールが1つ足りない状態にもかかわらず、スチーム城を起動させるのでした。

【転】- スチームボーイのあらすじ3

スチームボーイのシーン3 エドワードはスチーム城のコックピットへと座り、機械でできた右手を置くと、スチーム城はみるみる形を変えていきます。
イギリス軍の艦砲射撃により外壁がはがれ落ちるスチーム城ですが、それこそがスチーム城の真の姿でした。
スチーム城は大量の蒸気を地上に向けて噴射し、巨大な城は蒸気の白煙に包まれながら空中へと浮かぶのでした。
高密度に圧縮された蒸気が外気に触れることで超低温となり、スチーム城のまわりにあるものはみな凍っていきます。
その圧倒的なスケールに唖然とするスチーブンスン。
スチーム城は蒸気を噴射しながら浮遊を続け、ロンドン市街へと移動していきます。
レイはスチーム城に残されているロイドやスカーレット、オハラ財団の人々などに危険を知らせるため、再びスチーム城に向かおうとしていました。
デイビッドの妨害を受けながらも、奪い返したスチームボールと飛行兵団のユニットを組み合わせて即席の飛行装置を作ると、レイはスチーム城へ向けて飛んでいくのでした。
スチーブンスンはスチーム城に向けて鎖を付けた砲弾を発射し、多くの列車に鎖を引かせることでスチーム城を止めようとしますが、オハラ財団の兵器による妨害にあってしまいます。
レイは兵器を海中に沈めると、スチーム城へとたどり着きます。
スチームボールが1つ足りない状態で起動しているスチーム城は、内部で悲鳴を上げていました。
スチーム城内部にいたロイドもその異変に気がついており、ロイドはエドワードを止めるためにコックピットへと向かいます。
コックピットへやって来たロイドのもとに、スチームボールを使って飛んできたレイも現れ、ロイドはエドワードの暴走を止めてスチーム城を破壊するため、エドワードに銃を向けます。
銃声とともに白い蒸気がコックピットを包み、ロイドはレイに、スカーレットを連れて逃げるようにと指示します。
自身はスチーム城とともにテムズ川へと沈むことを決意するロイドでしたが、レイはここがテムズ川ではなく、ロンドンの市街のど真ん中であることを告げるのでした。

【結】- スチームボーイのあらすじ4

スチームボーイのシーン2 白い蒸気が消えると、エドワードはコックピットとともに姿を消していました。
ロイドとレイは、スチーム城をテムズ川へ戻すため、レイの持っているスチームボールを使うことにします。
ロイドは3つのスチームボールの圧力を一斉に解放することで、スチーム城を移動させようと考えていたのでした。
レイはスチーム城の中央動力室へ行きスチームボール取り付けようとしますが、そこで工事用の機械に襲われてしまいます。
2つの手のような工事用クレーンは、オハラ財団の幹部が操っていたのでした。
レイはスチームボールで飛行しながらクレーンの攻撃をかいくぐり、クレーンを操縦席へとおびき寄せて自滅させます。
ロイドは旧機関部へ行き、スチーム城の圧力を操作しようとしていました。
スカーレットの協力もあり、3つのスチームボールを使って圧力を上げることに成功したロイドのもとに、エドワードが現れます。
圧力の上がったスチーム城はあちこちで蒸気漏れやひび割れを起こし、限界を迎えていました。
圧力を放出させ、傾いたスチーム城は足を出現させることで倒壊を防ぎ、歩くようにテムズ川へ向かっていました。
それはロイドとエドワードがタイミングを合わせてレバーを操作することで実現させたものでした。
スチームボールを手放したレイは、帰りの手段を失ってしまいます。
レイは急いで代わりの動力を探し、なんとかコックピットまで戻りますが、そこから地上へ脱出するための方法がありませんでした。
エドワードはレイにコックピットの脱出用装置があることを伝え、レイは倒壊していくスチーム城からスカーレットを連れて脱出するのでした。
まもなくスチーム城は大爆発を起こします。
大量の蒸気が噴出し、四方八方に飛んだ爆風やがれきは爆発と同時に凍ってしまうのでした。
太陽の光で溶かされた氷は、スターダストのように街に降り注ぎます。
レイとスカーレットは市街地の屋根に着地し、スチーム城は凍ったテムズ川を溶かしながらゆっくりと沈んでいきました。
スカーレットがロイドとエドワードを気にかけているとき、テムズ川では潜水艇が水中から姿を現し、どこかへ向かっていくのでした。

みんなの感想

ライターの感想

アクション映画のように物語が動いていくため、全体を通して楽しめる作品になっています。
また万国博覧会やイギリスの風景などは、まるで絵画を見ていると思えるほど、ものすごく細かい部分まで描かれているので、クオリティから監督の熱意が伝わってくる作品でもあります。

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