映画:ソングオブザシー海のうた

「ソングオブザシー海のうた」のネタバレあらすじと結末

アニメ映画

ソング・オブ・ザ・シー 海のうたの紹介:2014年のアイルランドのファンタジー・アニメーション映画。アイルランド神話を基に、主人公の兄妹の冒険が描かれている。日本公開は2016年。

あらすじ動画

ソングオブザシー海のうたの主な出演者

ベン(デビッド・ロウル)、コナー/マクリル(ブレンダン・グリーソン)、おばあちゃん/マカ(フィオヌラ・フラナガン)、ブロナー(リサ・ハニガン)、シアーシャ(ルーシー・オコンネル)、ダン/シャナキー(ジョン・ケニー)、ディーナシー(パット・ショート、コルム・オ・スノディ、リアム・ヒューリカン)

ソングオブザシー海のうたのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

【起】- ソングオブザシー海のうたのあらすじ1

ソングオブザシー海のうたのシーン1 人里離れた灯台で暮らす少年ベンは、父親のコナーと母親のブロナー、そして愛犬のクーに囲まれて、幸せな日々を送っていました。
ブロナーは新しい命を宿しており、「世界一のお兄ちゃんになるのよ」と言われたベンは、妹に会える日を楽しみにしていました。

物知りのブロナーは、ベンにたくさんの不思議な話や歌を聞かせてくれました。
なかでもアザラシの妖精のセルキーの物語がお気に入りで、セルキーが歌をうたうと妖精たちが家に帰れるのだと教えられていました。

ある晩ベンは、ブロナーから海の歌が聞こえるという、巻き貝でできた笛をプレゼントされます。これはブロナーが母親から譲り受けたものでした。
ベンは笛を大切に抱えて眠りにつきますが、目を覚ますとブロナーが姿を消していました。ブロナーはシアーシャを産むと、突然いなくなってしまったのです。

それから6年の月日が流れますが、ベンとコナーは今でも深い悲しみを抱えていました。
ブロナーのことを忘れられないコナーは、悲しさを紛らわせるようにお酒に逃げる日々を送っていました。
ベンはブロナーがいなくなったのは、シアーシャのせいだと思い込み、いつも彼女に意地悪をしていました。しかもシアーシャは話すことができず、それもベンの苛立ちを大きくしていたのです。

ある日、シアーシャは仲良しのアザラシに導かれて、服を着たまま海の中に入ります。
ベンはクーに引っ張られて嫌々助けようとしますが、浅瀬で溺れてしまいます。怒ったベンは銃のおもちゃをシアーシャに向けて、「もうお前の面倒は見ない」と告げます。
ベンはコナーにこのことを報告しますが、父親はシアーシャにばかり甘く、自分のことを気にかけていない様子を見せられるのでした。

シアーシャの誕生日であり、ブロナーがいなくなった日、本島に住んでいるおばあちゃんがお祝いをしにやってきます。
おばあちゃんはベン一家のことを心配して、以前から街へ引っ越してくるように勧めていました。さらに、未だに口のきけないシアーシャに「まだ話せないのかい」と不満そうに告げて、彼女が着ている服にも文句をつけます。
誕生日ケーキが登場すると、ベンはシアーシャの顔をケーキに叩きつけて、意地悪をするのでした。

【承】- ソングオブザシー海のうたのあらすじ2

ソングオブザシー海のうたのシーン2 その日の夜、シアーシャはベンの部屋に忍び込み、巻き貝の笛をこっそり吹きます。
すると、窓から不思議な光が現れます。シアーシャは光に導かれるまま、宝箱が隠された部屋に辿り着きます。箱の中には白いコートがあり、シアーシャはそれを身にまとうと、光を追って海の中に入っていきます。
シアーシャは真っ白なアザラシに変身して、待っていたアザラシたちと海の中を思うままに泳ぎ始めます。
実はブロナーの正体はアザラシの妖精のセルキーで、娘のシアーシャもそれを受け継いでいたのでした。

シアーシャがいないことに気づいたおばあちゃんは、家中を探し回り、浜辺に倒れている彼女を発見します。
コナーは本島にあるパブに行っており、ベンがシアーシャが着ていたコートを見せると、血相変えてひったくるのでした。
翌朝、おばあちゃんはベンとシアーシャを本島の自分の家に住まわせるため、無理やり連れて帰ることにします。ベンはコナーやクーと離れることを嫌がりますが、聞き入れてもらえませんでした。
ベンたちが乗った船をクーとアザラシたちが見送り、ベンはシアーシャのことがさらに嫌いになるのでした。
コナーは悲劇の再来を恐れて、セルキーのコートを宝箱にしまうと、海に投げ捨ててしまいました。

街はハロウィンで大盛り上がりでした。
シアーシャはおばあちゃんのコートを無断で羽織り、笛を吹きます。おばあちゃんが様子を見に来ると、シアーシャはコートを着たままシャワーを浴びていました。
おばあちゃんはシアーシャを叱りつけて、ダメになったコートを外のゴミ箱に捨てます。ゴミ箱の中には怪しい3人組が隠れており、彼らはコートをセルキーのものだと勘違いして、こっそり拾い上げるのでした。

ベンはおばあちゃんの家を抜け出して、家に帰ろうとします。
家までの道のりをメモしていたベンは、それを頼りに歩き始めます。するとシアーシャが後を追ってきて、ベンは仕方なく妹も連れて行くことにするのでした。
歩き続けていると、突然怪しげな3人組が現れて、シアーシャを連れ去ってしまいます。シアーシャと体をヒモでつないでいたベンは、慎重に後を追い、やがて「人間立ち入り禁止」と書かれた土管の中へ入ります。
怪しげな3人組はシアーシャをセルキーと呼んでもてはやし、楽器を弾いて歌い始めます。その歌は、ベンがブロナーに教えてもらったものでした。

怪しい3人組の正体は、妖精のディーナシーでした。彼らはシアーシャにセルキーのコートを着て、歌ってもらおうとしていたのです。
ところが、ディーナシーたちが拾ったコートはおばあちゃんの物です。隠れていたベンは姿を見せて、本物のコートは灯台にあることを教えます(ベンはコナーが海に捨てたことを知りません)。
ディーナシーたちが騒いでいると、突如上空からフクロウの刺客が現れます。フクロウはシアーシャを連れ去ろうとして、ベンたちは彼女を必死に守ります。
しかし、シアーシャをかばってフクロウの攻撃を受けたディーナシーたちは、石に変えられてしまいます。
シアーシャの笛の力で顔だけ元に戻った彼らは、フクロウの魔女であるマカによって石にされた妖精たちを助けてほしいと頼んできます。
そのためには、シアーシャがセルキーのコートを着て歌う必要がありました。

【転】- ソングオブザシー海のうたのあらすじ3

ソングオブザシー海のうたのシーン3 ベンとシアーシャは、どうにか外に出られました。
シアーシャは笛を吹こうとしますが、ベンはフクロウに見つかることを恐れて、今後一切笛を吹くことを禁じるのでした。そして、自分が描いた地図を頼りに、家へ帰ることを強引に決めてしまいます。
シアーシャは不満を抱きますが、話せないため文句を言えませんでした。

その後、ベンたちは森の中で迷子になってしまいます。
草むらから不気味な音がして怯えると、なんと正体はクーでした。クーは海をも渡り、2人の後を追ってきていたのです。
ベンは再会を喜び、クーにヒモをつないで家まで連れて行ってもらうことにします。ところが、道中シアーシャが体調を崩し、動けなくなってしまいます。
雨が降ってきたため、ベンたちは小さな教会で休むことにします。ベンはシアーシャをおんぶして歩きますが、教会の周りには棘付きの葉が生い茂っており、ベンは足に怪我を負います。
すると、少し元気になったシアーシャが薬草を採ってきてくれました。ベンはシアーシャに感謝の気持ちを伝えます。
ベンたちがやってきた教会の中には、「聖なる泉」と呼ばれる不思議な泉がありました。ベンが地図を見ている間に、いつのまにかシアーシャは笛を置いて、泉の中に入ってしまいます。
ベンがパニックに陥っていると、クーが泉の中へ飛び込んでいきます。クーとヒモでつながれているベンは、泉の中に落ちてしまうのでした。

泉の中には洞窟があり、ベンは舟に乗ってシアーシャを探します。
そこでベンは、シャナキーという髪の長い老人の妖精に出会います。彼の髪の毛には、1本1本に物語が存在しているのですが、すぐに忘れてしまうのだと説明されます。
シャナキーは髪の毛を見て、シアーシャがマカに捕まってしまったとベンに伝えます。さらにマカの歪んだ愛情によって、妖精の国とシアーシャの命が消されてしまうと話すのでした。
マカに勝つためには、ハロウィンの夜が明けるまでにセルキーの歌をうたう以外方法はないと言われたベンは、先を急ぐことにします。
ベンは最後にシャナキーから、ブロナーが海へ帰りシアーシャが生まれたときの映像を見せられ、涙を流すのでした。

シャナキーの助けもあって、ベンはどうにかマカの家まで辿り着きます。
上の階にシアーシャとクーが捕らえられており、ベンは勇気を出してマカの元へ向かいます。
待ち受けていたマカは、ベンに「苦しみを取り除いてあげる」と優しく語りかけます。ベンがマカの魔法に惑わされそうになったそのとき、クーの鳴き声が聞こえてきて、我に返ります。
ベンはシアーシャとクーを助けに向かいます。

マカによって感情を瓶に封じ込められてしまったシアーシャは、さらに衰弱していました。
ベンはシアーシャを助けるために瓶を開けようとしますが、蓋に魔法がかけられていて、力ずくでは開きません。ベンは笛を吹いて開けようとしますが効果はなく、シアーシャにも吹く力が残っていませんでした。
ベンは「このままでは全て消えてしまう」と、マカを説得しようと試みます。
ところが、マカは「私はみんなが思うような悪人じゃない」と反論します。彼女が妖精たちから感情を抜き取って石にしてきたのは、皆を悲しみや辛さから解放してあげたいという思いがあったからでした。

ベンたちの家の灯台にある岩は、実はかつて王国の巨人だったマクリルが、感情を抜き取られて岩となってしまったものでした。マカは巨人の母親で、大切な人を失って悲しみに暮れる息子を救ってあげるためにおこなったのです。
ところが、その思いがエスカレートしていき、マカ自身も辛いことがあるたびに、瓶に感情を閉じ込めないと耐えられなくなっていました。
マカはベンの目の前で喜怒哀楽の感情が入った瓶を開けて、エクスタシーを感じるのでした。

【結】- ソングオブザシー海のうたのあらすじ4

ソングオブザシー海のうたのシーン2 ベンはシアーシャに寄り添い、これまで意地悪をしてきたことを謝罪し、歌をうたいます。
すると目を覚ましたシアーシャが笛を吹き、ベンがそれに乗せて歌うと、部屋中の瓶が割れました。
こうしてマカは正気を取り戻しますが、シアーシャが力尽きて倒れてしまいます。これまでのおこないを悔いたマカは、クーに魔法をかけて、ベンとシアーシャを灯台まで導いてくれました。

家に辿り着いたベンは、さっそくコナーにコートの行方を尋ねますが、海に捨てたと告げられます。シアーシャにコートを着せないと死んでしまうと説明しても、コナーは聞く耳を持たず、ベンたちを舟に乗せて病院へ向かおうとするのでした。
そこでベンは、勇気を出して海の中に飛び込み、海底でコートが入った宝箱を見つけます。ベンはコートを取り出そうとするうちに力尽きて、アザラシたちとコナーに助けられます。
舟に戻ると、クーがシアーシャにコートをかけてあげます。すると、シアーシャは「ベン」と初めて言葉をしゃべるのでした。

ベンはコートを着たシアーシャに、セルキーの歌をうたわせると、彼女はみるみるうちに元気を取り戻します。
さらに、シアーシャの体が光を発して、宙に浮かび上がりました。光は空に広がり、石になった妖精たちの元に届くと、皆無事に解放されたのでした。
マクリルも元の姿に戻ると、母親のマカと一緒に幸せそうに去っていくのでした。

そして、ベンたちの前にブロナーが姿を現します。
ブロナーはシアーシャを連れて行こうとしますが、ベンたちは必死にそれを止めます。シアーシャもブロナーについて行くよりも、家族と生きていきたいと伝えました。
するとブロナーは、シアーシャからコートを取り上げます。そうすればシアーシャは、今後人間として生きることができるのです。
セルキーであるブロナーは残ることができず、涙を流しながら家族に別れを告げます。ブロナーは、ベンに「忘れないで。あなたの話や歌の中に私はいるわ」と言い残して、海へと消えていきました。

それから月日が流れ、ベンの誕生日がやってきました。
シアーシャがお返しとばかりに、ベンの顔をケーキに叩きつけて、家族が大声で笑い合う場面で、物語は幕を閉じます。

みんなの感想

ライターの感想

まるで絵本のようなアニメーション映画で、どのシーンもすごくかわいくてキレイで、何度でも楽しめる作品です。セルキーの歌も素敵で、エンディングも感動的でした。かわいらしい絵柄ですが、語られるテーマはかなり深いです。大切な人との別れは悲しいものですが、例え辛くても感情から逃げてはいけないこと、向き合うことで単に悲しいだけのものではなくなると、教えられたような気もします。また、最初はシアーシャに意地悪ばかりしていたベンが、冒険を続けることで少しずつお兄ちゃんらしくなり、兄妹の絆を深めていくところも、とても微笑ましかったです。あと、犬のクーがとってもかわいくて良い子でした(そして妖精顔負けの超人的な働きをしていて驚きっぱなしでした)。犬好きの方にもおすすめです。

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