「ドラえもんのび太のワンニャン時空伝」のネタバレあらすじと結末の感想

ドラえもん のび太のワンニャン時空伝の紹介:2004年公開の日本アニメーション映画。映画ドラえもんシリーズ第25弾。ドラえもん映画化25周年記念作品。のび太が川でおぼれた子犬を助け、こっそり飼い始めたイチ。同じ頃、地球には超巨大隕石が近づいており…。大山のぶ代ら声優メンバー、最後の作品。

予告動画

ドラえもんのび太のワンニャン時空伝の主な出演者

ドラえもん(大山のぶ代)、のび太(小原乃梨子)、しずか(野村道子)、ジャイアン(たてかべ和也)、スネ夫(肝付兼太)、のび太のママ(千々松幸子)、ジャイアンのママ(青木和代)、のび太のおばあちゃん(高村章子)、のび太幼少期(大本真基子)、ジャイアン幼少期(くじら)、イチ&ハチ(林原めぐみ)、チーコ(島谷ひとみ)、ダク(関智一)、ネコジャラ(泉谷しげる)

ドラえもんのび太のワンニャン時空伝のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①捨て犬・イチやその他の捨て犬・猫たちを拾ったのび太は3億年前に行き、そこで暮らせるようにイチを進化させた。翌日また会いに行く途中で3億年よりも1000年後にワープしたドラえもんたちは、発展したワンニャン国を見つける。 ②巨大隕石の衝突が近づいており、ワンニャン国は宇宙船を使って無事に脱出成功。未来に飛んで人間を退化させようと考えていたネコジャラは倒される。

【起】- ドラえもんのび太のワンニャン時空伝のあらすじ1

ドラえもんは22世紀の未来からやってきたネコ型ロボットです。
大人になったのび太が、社会に出た後にも数多くの不運に見舞われて、その子孫にまで迷惑をかけていました。
それを迷惑に思ったのび太の孫の孫のセワシが、元凶をなんとかしようと考えて、ドラえもんをのび太のところへ派遣したのです。
ドラえもんは、のび太の部屋の机にあるタイムマシンで時代を移動してきました。ふだんはのび太の部屋の押し入れで寝起きしています。
青い色の2等身で、どら焼きが大好物のドラえもんは、のび太の家族にも受け入れられています。
お腹には四次元ポケットがあり、そこから多種多様の「ひみつ道具」を出して、のび太に降りかかる災難に対応します。
のび太は東京都に住む、小学4年生(後に5年生になる)のメガネをかけた男の子です。
勉強もスポーツも駄目で、何をさせても失敗ばかりの少年ですが、ドラえもんのひみつ道具にすぐ頼ろうとします。
それでも時々、勇気がある行動を取ることもあります。
のび太には、同級生のジャイアン、スネ夫、しずかちゃんなどの友だちがいます…。

…古代の森にある屋敷の中で、犬の姿をした年老いた博士のような人物が、地下にあるタイムマシンの機械に向かっていました。機械は完成したようで、「もうすぐ会えます」と言うと、タイムワープをしました。
ところが途中でねじれゾーンに入り込み、年老いた博士は徐々に若返ると、最後には赤ちゃん犬になって外の空間に出ていきました。赤ちゃん犬は泣きます…。

…雨の夜。
1台の車がやってくると、空き地の土管の中に子猫3匹を入れた箱を捨てていきました。
子猫たちはしばらく気付かれずにいたので、仕方なく魚屋で盗みを働いて餌を得て、すっかりやさぐれます(後にしずかちゃんに拾われる)。

ジャイアンとスネ夫、のび太の3人は河原で野球をしていました。
ところがのび太がエラーをしてボールを川に落としたので、ジャイアンとスネ夫はのび太を放置して帰ります。
ボールを探しに川に入ったのび太は、ボールを拾ってくれた犬が溺れそうになったのを助けました。犬はすっかりのび太になつきます。
帰り道、ドラえもんが猫のみーちゃんとデートしているのを見たジャイアンとスネ夫は、ぜんまいおもちゃのネズミをけしかけました。ドラえもんは悲鳴をあげます。
(通常はのび太が「ドラえも~ん」と叫んでOPだが、今回はドラえもんが「のび太く~ん」と叫んでOPという、珍しい演出)

懐かれた犬を連れて戻ったのび太に、ドラえもんはかべかけ犬小屋でこっそり飼うようアドバイスしました。名前は、ワンと鳴くから「イチ」と決めます。
その頃のび太のママは、3億年前の古代遺跡が発掘されたというニュースを見ていました。
のび太は早速、イチを空き地でしずかちゃんに見せます。
その後、部屋の押し入れをあさっていたイチが、のび太の幼少期に使っていたケン玉を見つけました。それはまだ字をよく知らないのび太が、玉の部分に誤って「のび『犬』」と書いてしまったものです。ケン玉は祖母から教わりました。
夜、外に猫がいるのを見つけたのび太は、捨てられたのかとミルクをやります。ずぶぬれだったので「ズブ」と呼びました。

【承】- ドラえもんのび太のワンニャン時空伝のあらすじ2

翌日。
土管に子猫たちが捨てられているのをしずかちゃんが見つけ、のび太に訴えました。
無料フード製造機で、犬にも猫にも対応できる餌を出せるようにしますが、イチや子猫たちを飼い続けるには限界があります。
そこでドラえもん、のび太、しずかちゃんはどこでもドアで山奥へ行き、そこで動物たちを放してやろうと考えました。ところが、行った先にも大型犬たちがたくさん捨てられています。
最近では山奥にもペットを捨てに来る人がいるらしく、ドラえもんはスモールライトで犬たちを小さくし、橋げたの下にかべかけ犬小屋を複数設置しました。その場しのぎの対応です。
橋げたの下でジャイアンとスネ夫と会いました。ジャイアンとスネ夫も、ペットを捨てる人間のことを悪く思います。
帰ってからドラえもんと話し合ったのび太は、人間がいない3億年前の世界まで動物たちを連れて行き、そこで放そうと決めます。

翌日、のび太はジャイアン、スネ夫、しずかちゃんを誘い、ペットたちをスモールライトで小さくしてバスケットに入れると、タイムマシンで3億年前まで移動します。
現地には無料フード製造機を置き、ペットたちが暮らせるようにしました。
しかしフード製造機を動かせる知能を持つ者が必要です。そこでのび太は進化・退化光線銃でイチを進化させ、製造機の操作方法を覚えさせました。イチは二足歩行で、ケン玉も操れるようになります。
のび太は「また明日遊びに来るから」と言って、タイムマシンで帰りました。その時、ケン玉のボールが落ちます。

ドラえもんの道具を勝手に使い、3億年前に移動したことをドラえもんが怒りました。しかも、進化・退化光線銃を置いたままでした。
翌日、ドラえもんも加わって3億年前にワープしようとしますが、時空間のねじれゾーンが影響して、のび太、ジャイアンは幼く、しずかちゃんとスネ夫は老齢化しそうになりました。慌ててドラえもんが制御ボタンを押し、ねじれゾーンの影響を止めます。
その余波で、タイムマシンは3億年から1000年後に到着しました。しかもタイムマシンは壊れてしまいます。
そこには発展した動物たちの世界ができていました。犬や猫が服を着て二足歩行し、しかも日本語を話しています。
それを見たのび太は、進化・退化光線銃を置き忘れたことを思い出しました。みんな銃で進化したのです。
犬猫の世界に人間がまぎれこむと目立つので、ドラえもんたちはわんにゃんごっこつけ耳をつけ、犬猫になりすまして街に入りました。
しかし街に入ると、ドラえもんたちは犬や猫たちに注目され、なかにはクスクス笑う者もいます。

ドラえもんたちはレストランに入って食事をしますが、その時に始まったショーで歌った猫のシャミーに、ドラえもんはひとめぼれをしました。花束や金の鈴などをプレゼントします。
その鈴を盗んで去った犬がいました。追跡したのび太は、その犬がイチにそっくりだと気付きます。その犬はハチと名乗りました。
盗人一族はみんな、家族が失踪してひとりぼっちになった者の集まりです。犬のチーコ、ダク、ブルタローらの両親は科学者だったのですが、ネコダーランドの発展に関係して行方不明になったと、ハチはにらんでいます。

【転】- ドラえもんのび太のワンニャン時空伝のあらすじ3

その街・ワンニャン国はふつうの町並みなのですが、街の中央にあるネコジャーランドという遊園地は、とても進化していました。なんでも、大富豪のネコジャラが経営しているそうです。
ハチはのび太たちが下着姿だと指摘しました。ドラえもんにいたっては、全裸だそうです。
(1枚しか着用していないのは、どうやら下着になるらしい)
ドラえもんたちは、この国の服装に着替えました。

翌日。
ハチたちがいなくなったので、ドラえもんたちはネコジャーランドに行ったのかと出かけます。
ハチたちは、遊園地の中に入るために穴を掘っていました。
ドラえもんたちは遊園地に入りますが、遊具に乗って遊びます。
ショーの最中に隕石が落ちてきました。シャミーをかばおうとしてドラえもんが穴に落ち、ハチたちと鉢合わせます。
落盤が起きそうになり、のび太がハチをかばいました。ハチは、初対面の自分になぜのび太がそこまで親切なのか不思議に思います。
ドラえもんがもぐら手ぶくろで掘り進みました。みんなは地下の研究施設に入り込みます。
そこには想像どおり、チーコ、ダク、ブルタローの両親が働かされていました。
ドラえもんたちは警備員に見つかります。停電を起こして逃げようとしますが、シャミーが捕まった声を聞いて、ドラえもんたちは捕まりました。
みんなは両親とともに、監禁されます。

実は先の隕石は予兆で、地球にはこれから36時間後、もっと大きな隕石群が落下し、壊滅的な被害を受けることが必至でした。
犬猫たちは「地球脱出プロジェクト」として、おおいぬ座にある惑星に移住する予定でした。
すでに宇宙船も用意されており、街の人たちはそれを使って脱出の準備をします。
大富豪のネコジャラはそんな時、たまたま「時の方舟(タイムマシン)」を見つけ、地球に留まることを決意しました。(このタイムマシンは、冒頭にワープした犬が乗っていたもの。詳しい説明は後に)
時の方舟(タイムマシン)で未来に飛び、人間を退化させて動物たちの世界を作ることがネコジャラの目的でした。
ネコジャラの祖先・ズブは捨て猫時代の人間のひどさを書に綴りました。闇の黙示録と呼ばれるものです。ネコジャラはそれを読み、ズブがいた時代(つまり現代)までワープして人間を退化させるつもりでした。
チーコ、ダク、ブルタローの両親が拉致されたのは、壊れた時の方舟(タイムマシン)を修復させるためでした。
ドラえもんはシャミーを人質にとり、1000年経過して、すっかり故障している進化・退化光線銃を直せと要求します。ドラえもんはタイムふろしきで直しました。
用済みになったドラえもんをネコジャラがスクラップにしようとしますが、シャミーが「まだ役に立つかも」と処分を保留します。シャミーはネコジャラの手先だったのです。
シャミーの裏切りを知って、ドラえもんはショックを受けました。さらに気絶させられます。

のび太たちは捕まっていましたが、ハチだけは捕らえられていませんでした。
ハチはのび太たちを助け、脱出の手引きをします。のび太はドラえもんを助けに行こうと考えます。

【結】- ドラえもんのび太のワンニャン時空伝のあらすじ4

ネコジャラは時の方舟を起動させました。それを見たのび太は、ジェットコースターを飛ばして、時の方舟に乗り移る作戦を考えます。
ハチと一緒に乗ったのび太は、時の方舟に飛び乗りました。ハチとネコジャラが戦い、そこへ気絶から目覚めたドラえもんも加わります。
ネコジャラは戦いの途中、シャミーに発射レバーを押せと命令しますが、シャミーはためらいました。ネコジャラはシャミーを斬り捨て、それを見て怒ったドラえもんは本気で戦ってネコジャラを倒し、さらに進化・退化光線銃を壊します。

隕石の落下がひどくなりました。
時の方舟が噴水のところに落ち、浸水します。
のび太がハチを助けると、その首にはケン玉がネックレスのようにぶらさがっていました。またハチは記憶を取り戻します。

ハチは、若返ったイチでした。
…1000年前、のび太は「明日また遊びに来る」と言ったきり、来ませんでした。
イチはのび太に会いたい一心で、ワンニャン国を栄えさせる傍ら、自分が3億年前にワープした時に乗った乗り物・タイムマシンを作ろうと考えます。
イチが老齢になった頃、タイムマシンが完成しました。イチはタイムマシンに乗ってのび太のところへ会いに行こうとしますが(これが映画冒頭のシーン)、時空のねじれゾーンに巻き込まれ、若返って記憶を失った状態で、1000年後のワンニャン国に落ちたのです。
イチは記憶を失ったまま赤ん坊の状態で成長し、イチが作ったタイムマシンを見つけて修理させていたのがネコジャラでした。
(「イチ」=「ハチ」と判明したが、便宜上ハチ表記で説明させていただく)

ハチを連れて戻ってきたのび太は犬耳が取れており、チーコ、ダク、ブルタローはのび太を見て「神様」と言います。
ハチが神殿に案内しました。そこにはのび太の像があり、ワンニャン国ではのび太を「神様」とあがめていたのです。
巨大なのび太像は、すべてノラジウムでできていました。ハチはそれを持って移動し、宇宙船の燃料にしようと考えていました。
ところが途中、ネコジャラの邪魔が入ります。ネコジャラは遊具のロボットを使って攻撃し、ジャイアンとスネ夫たちを捕まえました。
宇宙船の出発の方が優先だと考え、「構わず空港へ行け」とジャイアンが言います。
ドラえもんがビッグライトでケン玉の玉を大きくし、ネコジャラに当てて倒しました。闇の黙示録は燃えます。

ハチたちは、出発を待つメンバーのところへ合流しました。
のび太はハチを21世紀に誘いますが、ハチは断ります。
ハチは新たな場所で新たな国を作る使命があると言いました。のび太も納得し、別れを惜しみます。

ワンニャン国の動物たちは、宇宙船に乗って宇宙へ旅立ちました。おおいぬ座の惑星で新たな国を作ることでしょう。
それを見送ったのび太たちは、タイムマシンに乗り現代へ戻ります。
その直後、3億年よりも1000年近い地球を、隕石群が襲います。あちこちに衝突して黒雲が地球を覆い始めました。
タイムマシンで現代へ戻りながら「地球は隕石の襲来を何度も繰り返し、今の姿になったんだ」とドラえもんが言います。

(エンドロール)現代に戻り、別れるのび太とジャイアン、スネ夫、しずかちゃん。
イチやチーコ、ダク、ブルタローのイラスト。

みんなの感想

ライターの感想

大山のぶ代たちメンバーの声での作品は、これがラスト。大山メンバーらに馴染みが深い世代にとっては、非常に感慨深い作品なのではないか。
ストーリーとしても面白い。実はハチはイチでしたというオチは、冒頭から見ているとすぐに大人なら想像がつく。
また話も単純明快。それでいて、しみじみさせる演出もなされており、作品的にグッド。
ブルタローがジャイアンに、ダクがスネ夫になんとなく似ている感じなのも笑える。
悪党のネコジャラも、ドラえもんに感じが似ている(笑)。

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