「ムタフカズ」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想（1件）

画像引用元：YouTube / ムタフカズトレーラー映像

バスを降りた3人は、なじみのピポの店へ行きました。そこで食事をしていると、ルナが店にやってきました。リノたちは交代で店を出たので話をすることもありませんでしたが、リノとルナは目を見かわします。

店を出たあと、リノは黒スーツの男たちが尾行していると気づきます。ヴィンスたちは信じませんが、本当に3人の男がつけてきているので裏通りを逃げました。すると彼らは銃を取り出すと走って追ってきました。リノたちは協力して相手の足止めをして倒しますが、なぜ命を狙われたのかは判りませんでした。

その夜リノとヴィンスが部屋でテレビを見ていると、画面が乱れてノイズが入ります。ノイズに交じって警察無線が聞こえたので異変を感じたリノが外を見ると、ホテルの周りには警察の特殊部隊が包囲していました。特殊部隊は「ブラックヘッド（黒い頭）作戦」と称して、リノたちの部屋に突入します。

リノとヴィンスは部屋のなかのものを投げて抵抗します。リノが食べていたピザを投げると、それが部隊の先頭のひとのマスクに当たりました。その匂いにつられてゴキブリの集団が大挙し、特殊部隊は一時退却します。リノは相手の落としたマシンガンを拾って連射しました。しかしすぐ特殊部隊が突入してきたので、スプレーと炎で火炎放射器のように噴射しました。

特殊部隊と戦うリノは、自分がめざましい反射神経と運動能力を持っていることに気づきます。壁を這うように歩いて相手に攻撃をし、リノはヴィンスと部屋から脱出しました。

もぬけの殻となったリノの部屋に、白いスーツを着たマカベがやってきました。マカベはリノの能力が目覚め始めていると気づくと、手下たちにリノを早く始末しろと命令します。

同じ頃。

プロレスのスタジオの控室では、虎のマスクをつけたタイガー、白いマスクをつけたエスピリト、そしてフェリツの3人がいます。信心深いは、タオルに着いた血の模様がゴキブリに似ていると話します。エスピリトは「お告げ」があると信じており、いままでに聖母や燃えるガイコツを見ていました。意味などない、お告げなど気にするなとタイガーは言いますが、エスピリトはそれらが「使命を果たすために送られたものだ」と思っていました。彼らはアステカ戦士の子孫で、世界を守るための守護者だと思っているのです。

そこへ赤い鬼の面をつけたプロレスラーが現れると、エスピリトの言い分を肯定しました。ゴキブリになんの意味があるのだろうかと、エスピリトは考えます。

さて部屋から逃げたリノとヴィンスは、翌日にウィリーの住むパーム・ヒル地区の近くまで来ていました。パーム・ヒルは治安が特に悪く、ヴィンスは行きたがりません。ウィリーがいるか確認するため、リノは公衆電話からウィリーの家に電話をかけました。ウィリーは在宅でしたが、トイレに行くためにあせっていました。コードを思い切り引っ張ったので電話が切れます。

パーム・ヒル地区ではカラーギャングがたくさんいます。パープルの色を着るギャングたちは緑色を敵視しており、緑の服を着ている者を片っ端から襲っていました。リノたちも絡まれそうになりますが、そこへ緑の色のギャングたちが現れてバトルが始まったので、その隙に2人は逃げます。

手近にあった空き家に入り込んだリノとヴィンスは、そこにあるテレビの電源を入れます。ヴィンスは何かの間違いだろうから出頭しようと言いますが、ちょうどニュースでリノとヴィンスの2人が指名手配になった報道がなされていました。リノたちは潜伏すると決めます。