「ルパン三世バビロンの黄金伝説」のネタバレあらすじと結末の感想

アニメ映画

ルパン三世 バビロンの黄金伝説の紹介:1985年製作の日本アニメ映画。アニメ『ルパン三世』の劇場公開第3弾。バビロンの黄金をめぐるルパンとニューヨークマフィアのボス、マルチアーノとの争奪戦を描く。

予告動画

ルパン三世バビロンの黄金伝説の主な出演者

ルパン三世(山田康雄)、次元大介(小林清志)、石川五ェ門(井上真樹夫)、峰不二子(増山江威子)、銭形警部(納谷悟朗)、ロゼッタ(塩沢とき&河合奈保子)、マルチアーノ(カルーセル麻紀)、コワルスキー(大塚周夫)、ウィリー(おぼん)、陳(こぼん)、キャラメール(平野文)、チンジャオ(潘恵子)、ザクスカヤ(吉田理保子)、サランダ(戸田恵子)、ラザーニア(島津冴子)、サム(緒方賢一)、タルティーニ(藤城裕士)、ICPO長官(大宮悌二)、富豪(田口昂)、ウェイター(小滝進)、配達員(喜多川拓郎)

ルパン三世バビロンの黄金伝説のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①バビロンに眠るという黄金の財宝伝説。父の代から探すルパンはニューヨークマフィアのマルチアーノに命を狙われつつもバビロンで黄金の獅子像を発見。しかし黄金の獅子像はマルチアーノが横取り。 ②別にもっと大きな宝があると踏んだルパンの予想通り、真の宝はマンハッタンの地下に眠るバベルの塔だった。それを持ちハレー彗星で去ろうとする宇宙人・ロゼッタだが、ルパンはバベルの塔を破壊して地球から盗まれるのを阻止。

【起】- ルパン三世バビロンの黄金伝説のあらすじ1

ルパン三世は世界を股にかけて活動する、神出鬼没の怪盗です。怪盗アルセーヌ・ルパンを祖父に持ちます。
20代後半くらいの男性で、普段は緑や赤のスーツを着ていますが、変装を得意としています。
高い知能と技術を持つ一方で、おっちょこちょいで女性に弱いところがありました。特に美女にはめっぽう弱く、いつも峰不二子(後述)に騙されています。
狙った獲物は必ず奪うのがモットーで、無益な殺生をしないポリシーも持ち合わせています。ワルサーP38という自動式拳銃を好んで使っています。
次元大介はルパンの一番の仲間です。30歳近くの男性です。
早撃ちと正確な射撃を得意としており、いつも黒系のスーツを着ています。長い前髪と黒い帽子とあごひげがトレードマークで、クールでニヒルな人物です。いっぽうで義理がたい一面も持っています。S&WM19のコンバットマグナム、レミントンM700、H&K MP5など目的に応じて銃を使い分けしています。
ルパンと組んで怪盗をすることもありますが、用心棒として雇われ仕事をすることもあります。
石川五ェ門は20代後半の男性です。青系統の着物と袴の和装で、いにしえの大泥棒・石川五右衛門を先祖に持つ剣士です。
刀が武器で居合いの達人でもあり、斬鉄剣というなんでも斬れる刀を誇りにしています。硬派でうぶで女性は基本的に苦手ですが、清楚な女性に惚れることもあります。
峰不二子は20代前半から半ばくらいの女性で、絶世の美女でスタイルも抜群です。その魅力を使ってターゲットに近づくことを得意としています。金や宝石が大好きで、そのためには仲間を裏切ることもあります。バイクに乗るのが得意で、武器もさまざまです。
ルパン、次元、五ェ門、不二子はルパン一味としてチームを組むこともありますが、単独で活動することも多くあります。
銭形幸一警部は30代前半の男性です。銭形平次の子孫で、ルパン一味、特にルパンを逮捕することを悲願としています。そのため、ルパンが死んだと聞くと落胆することもあります。インターポール(ICPO 国際刑事警察機構)に所属しています。警官になった当初は埼玉県警にいたため、埼玉県警ともなじみが深い人物です。
大抵ベージュのバーバリー風トレンチコートと同じ色の帽子をかぶっています…。

(今作品は珍しく、ルパンの背広がピンク色)
…アメリカ、ニューヨーク州ニューヨーク。
仮装して入るナイトクラブ『モンスター』にひとりの魔女風の老婆が入ってきました。ロゼッタばあさんです。

【承】- ルパン三世バビロンの黄金伝説のあらすじ2

店内には次元と五ェ門の扮装をした男たちもいました。彼らは近寄って来たルパンを捕まえようと思っています。
ロゼッタと面識のあるルパンは、ゴリラの格好をしていました。久しぶりの再会を祝してどんちゃん騒ぎをするルパンの元へ宅配便が届きます。
巨大な箱には銭形警部が入っていました。ルパンは逃げます。
次元と五ェ門に扮装していた2人の男は、本物の2人と出くわし、あっけなくのされました。
ルパンと銭形警部は恒例の追いかけっこを始めます。ブロードウェイでそれを見る野次馬たちは、どちらが勝つか早速賭けを開始しました。不二子はルパンに賭けたと言いますが、握っているのは銭形警部のチケットです。勝負はドローかと思われましたが、銭形警部がハドソン川に飛ばされ、ルパンが勝利します。
賭けの胴元はニューヨークマフィアのボス、マルチアーノでした。しかしマルチアーノはルパンを見ながら「殺せ」と若頭(No.2)のコワルスキーに命令します。

ルパンがホテルの部屋に戻ると、ロゼッタばあさんが待っていました。ロゼッタばあさんはある話を始めます。
昔々、紀元前5世紀頃のこと、それまで繁栄を続けていたメソポタミア文明の都市・バビロンが滅びましたが、バビロンが滅びる寸前に現れた神様が、バビロン中の宝を集めて隠しました。『バビロンの財宝』と呼ばれるものです。
そこへニューヨークマフィアの手下たちが乱入したため、ロゼッタばあさんは古い燭台を置いて退散しました。
ルパンはこのバビロニア文明について調べていました。ルパンの父親の時代からバビロンの黄金伝説を探しており、ニューヨークのマディソン・スクエアの地下から発掘された、楔形文字が刻まれた粘土板を集めていたのです。それがマフィアのマルチアーノに伝わり、彼らもギャング稼業を二の次にして、横から狙い始めたのでした。
マルチアーノは今では、粘土板50枚のうち40枚ほどを手に入れています。ルパンは不二子に変装し、それを見に行きました。カメラで盗み撮りし、マルチアーノだけが入れる部屋の声紋も録音して手に入れます。

【転】- ルパン三世バビロンの黄金伝説のあらすじ3

ルパンが必死になって宝探しの解読をするのを、次元と五ェ門は半信半疑で見守っていました。本当にそんな宝があるのかと疑っているのです。五ェ門はおり、次元はいちおう協力すると言います。
そこへロゼッタがまた現れ、昔はアレック(アレクサンダー大王)やレオ(=ナポレオン)も探していたと告げ、神様は神秘な76年ごとに光る星に乗って見に来ると言って燭台を持ち去りました。
マフィアのマルチアーノが暗殺命令を出したので、ルパン、次元だけではなく五ェ門まで狙われます。
3人は逃げてヨーロッパへ飛び、オリエント急行列車に乗ります。

フランス・パリ。
銭形警部はルパン逮捕に助手が欲しいとICPOの長官に言いますが、長官は銭形警部のルパン専任捜査の任務を解いて、国際婦人警官ビューティーコンテストの告知係につけます。
すぐに銭形警部はルパン専任捜査に戻されますが、直属の助手としてつけられたのは、ビューティーコンテストでクレームをつけてきた女性5人でした。アメリカ代表のキャラメール、ソビエト代表のザクスカヤ、アフリカ代表のサランダ、イタリア代表のラザーニア中国代表のチンジャオです。
銭形警部は5人の女性を連れて、ルパンを追うマフィアを追跡することでルパンを見つけました。
ルパンと同じ列車に乗り込み、特製の眠り薬を食事に仕込み、女性を餌にルパンを捕まえようとしますが、マフィアのヘリが襲ってきて失敗します。
チンジャオが列車内のマフィアを倒し、五ェ門が客車の連結部を外して逃げました。その時、チンジャオと五ェ門は互いに一目ぼれをします。
ルパン、次元、五ェ門はバビロンへ到達します。

バビロンはつい10日前にタルティーノ博士によって、バベルの塔が発掘されたばかりでした。その発掘現場にルパンたちは行きます。
上空から侵入したルパンは、3つめの穴から声を聞き、ホログラム(立体映像)の美女を見ました。
さらにその奥で、バビロンの黄金獅子像を発見します。台車に乗せて運びだしたところをマルチアーノの一味に囲まれました。空中に吊って持ち去ろうとしますが、黄金像はロゼッタと不二子の2人組に横取りされました。

【結】- ルパン三世バビロンの黄金伝説のあらすじ4

不二子はその像をクウェートあたりの富豪に売るつもりです。しかし不二子のクルーザーの真下に潜水艦が現れ、マルチアーノが不二子ごと奪いました。

再び、アメリカ・ニューヨーク、マンハッタン。
マルチアーノは念願の黄金像を手に入れて、大満足です。
黄金像を横取りされたルパンは、あまり執着していませんでした。バビロン中の黄金を集めたとされる財宝にしては、黄金像が小さすぎたからです。
別のところにもっと大きな宝があると踏んだルパンは、ニューヨークで粘土板が次々に見つかるのは、そこに宝があるからではないかと考えました。
ニューヨークで見つかる粘土板は楔形文字が裏文字になっているのです。それを、宝を運んだ際に半分になって飛び散ったと考えたルパンは、マンハッタンのマディソン・スクエア・ガーデンに本当の宝があると考えます。
しかし謎を解くごとに大きな疑問が湧きました。当時の技術で黄金を運ぶ手段や、76年ごとに現れるハレー彗星が財宝に関係していることを知るにつれ、冗談半分で言っていた「黄金を運ぼうとしたのは宇宙人説」が濃厚になるのです。いっぽうで、もし本当に宇宙人がいるのならば、ロゼッタばあさんが言っていた「アレクサンダーも宝を探していた」という証言も理解できるわけです(それをロゼッタばあさんが知っているということは、ロゼッタばあさんの年齢は2500歳以上になるため)。
ハレー彗星の最接近は翌日の23時に近づいていました。そんな時、不二子がマルチアーノに捕らえられたと知ったルパンは、助けに行きます。

マルチアーノはルパンを迎え討ち、殺そうとします。しかしNO.2のコワルスキーが裏切ってマルチアーノを殺しました。ルパンは塔の中に侵入し、謎を解きます。
約2000年前にバビロンで黄金の塔を建て、宇宙人がハレー彗星で塔を持ち去ろうとしましたが、その時に塔を取り落としてしまいました。黄金の塔は当時無人の土地に落ち、そのまま2000年が経過します。
そして現在、当時は無人だった土地は開拓され、大都会ニューヨークになったのです。

ハレー彗星が最接近し、ロゼッタが古い燭台をかざして光の反射でUFOを呼びます。やはりロゼッタは宇宙人で、ハレー彗星が迎えに来るのを待っていました。
大都会の地下から、巨大なバベルの塔が出てきます。
若返ったロゼッタは、ルパンにやっと故郷に戻れる感謝の念を伝えます。バベルの塔を携えて星に戻るのが、ロゼッタの使命でした。
しかし…ルパンは考えます。バベルの塔はいわば「地球の宝」なわけで、それをみすみす宇宙人に盗まれるのは駄目だと思ったルパンは、ロゼッタが宇宙船に乗った後に燭台を破壊し、五ェ門の斬鉄剣でバベルの塔を斬ってもらいます。
バベルの塔は粉々になってニューヨーク中に飛び散りますが、地球人の宝が盗まれるのを阻止したルパンは満足でした。お宝はその気になれば、76年後にまた回収できますから。

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みんなの感想

ライターの感想

考えてみれば「宇宙人がでてくるぶっとんだ話」なんだなあ。あまり違和感なく見てたけど。
ルパンといえばカーチェイスの追っかけっこが始まってからのオープニングタイトル…が多いのだが、これはいきなり河合奈保子の曲とタイトルバックから始まる。これも異色。
(でも『MANHATTAN JOKE』は名曲だと思うので、ぜひ聞いていただきたい)
劇中に流れる『Hou many miles to Babylone』という曲も神秘的でいい。
けっきょく宝は手に入れられなかったわけだけども、この結末もなかなか素敵だなと思った。

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