「ルパン三世愛のダカーポFUJIKO’SUnluckyDays」のネタバレあらすじと結末の感想

アニメ映画

ルパン三世 愛のダ・カーポ~FUJIKO’S Unlucky Days~の紹介:1999年放送の日本アニメーションTVスペシャル。アニメ『ルパン三世』のTVスペシャル版第11弾。記憶喪失になった不二子と、不二子の記憶の中に残ったコロンブスファイルをめぐっての攻防を描く。

ルパン三世愛のダカーポFUJIKO’SUnluckyDaysの主な出演者

ルパン三世(栗田貫一)、次元大介(小林清志)、石川五ェ門(井上真樹夫)、峰不二子(増山江威子)、銭形警部(納谷悟朗)、ロザリア(戸田恵子)、バートン(森山周一郎)、ナザロフ(千葉繁)、古美術商(青森伸)、ロザリアの父(楠大典)、大統領(岩田安生)、医師A(坂東尚樹)、医師B(坪井智浩)、技師(樫井笙人)、スタッフ1(横尾博之)、スタッフ2(加瀬康之)

ルパン三世愛のダカーポFUJIKO’SUnluckyDaysのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①コロンブス・ファイルを記憶した不二子が記憶喪失になり、ロザリアという女性に保護される。コロンブスの卵を手に入れれば記憶が戻ると考えたロザリアは、ルパンと協力して卵を得た。 ②コロンブスの卵はオルゴン・エネルギーという驚異の力を増幅する役目を担っていた。オルゴン・エネルギーを使い世界を支配しようとするロザリアの父の企みを阻止したルパン。不二子は記憶が戻った。

【起】- ルパン三世愛のダカーポFUJIKO’SUnluckyDaysのあらすじ1

ルパン三世は世界を股にかけて活動する、神出鬼没の怪盗です。怪盗アルセーヌ・ルパンを祖父に持ちます。
20代後半くらいの男性で、普段は緑や赤のスーツを着ていますが、変装を得意としています。
高い知能と技術を持つ一方で、おっちょこちょいで女性に弱いところがありました。特に美女にはめっぽう弱く、いつも峰不二子(後述)に騙されています。
狙った獲物は必ず奪うのがモットーで、無益な殺生をしないポリシーも持ち合わせています。ワルサーP38という自動式拳銃を好んで使っています。
次元大介はルパンの一番の仲間です。30歳近くの男性です。
早撃ちと正確な射撃を得意としており、いつも黒系のスーツを着ています。長い前髪と黒い帽子とあごひげがトレードマークで、クールでニヒルな人物です。いっぽうで義理がたい一面も持っています。S&WM19のコンバットマグナム、レミントンM700、H&K MP5など目的に応じて銃を使い分けしています。
ルパンと組んで怪盗をすることもありますが、用心棒として雇われ仕事をすることもあります。
石川五ェ門は20代後半の男性です。青系統の着物と袴の和装で、いにしえの大泥棒・石川五右衛門を先祖に持つ剣士です。
刀が武器で居合いの達人でもあり、斬鉄剣というなんでも斬れる刀を誇りにしています。硬派でうぶで女性は基本的に苦手ですが、清楚な女性に惚れることもあります。
峰不二子は20代前半から半ばくらいの女性で、絶世の美女でスタイルも抜群です。その魅力を使ってターゲットに近づくことを得意としています。金や宝石が大好きで、そのためには仲間を裏切ることもあります。バイクに乗るのが得意で、武器もさまざまです。
ルパン、次元、五ェ門、不二子はルパン一味としてチームを組むこともありますが、単独で活動することも多くあります。
銭形幸一警部は30代前半の男性です。銭形平次の子孫で、ルパン一味、特にルパンを逮捕することを悲願としています。そのため、ルパンが死んだと聞くと落胆することもあります。インターポール(ICPO 国際刑事警察機構)に所属しています。警官になった当初は埼玉県警にいたため、埼玉県警ともなじみが深い人物です。
大抵ベージュのバーバリー風トレンチコートと同じ色の帽子をかぶっています…。

…不二子に頼まれたルパンは、スイス銀行をまるごと盗みました。それをプレゼントしたルパンは不二子との仲の発展を期待しますが、不二子はシャンパンに薬を盛ってルパンを眠らせます。
しかしルパンもそれを読んでいました。女装して鏡の向こう側にスタンバイしています。
ルパンにスイス銀行を盗まれて不二子が得たかったものはただひとつ…『コロンブス・ファイル』でした。不二子はそれを素早く読み、資料をすべて記憶します。

【承】- ルパン三世愛のダカーポFUJIKO’SUnluckyDaysのあらすじ2

不二子はルパンに協力を頼み、ルパンが承諾することで再びいいムードになりかけますが、2人のいる建物がミサイルで爆撃され始めました。『コロンブス・ファイル』を狙う別の敵です。
ファイルを記憶した不二子は書類を焼いて処分しました。追いつめられた不二子は崖から落ちそうになってルパンに助けられますが、ロープを切られて不二子は落ち、ルパンも必死で落ちる不二子を追って崖から落ちます…。

コロンブス・ファイルとはある財宝のありかが書かれた書類です。
1492年、冒険家のクリストファー・コロンブスは大西洋を航海し、アメリカ大陸に到達しました。この航海の真の目的は、黄金を手に入れて巨万の富を得ることでした。
ところがコロンブスは黄金以上の価値がある、とてつもないお宝を手に入れてしまいました。それが通称『コロンブスの卵』と呼ばれるものです。
その卵のありかを書いたコロンブス・ファイルは闇に葬られたとされていました。少なくとも、泥棒業界では「ガセネタ」として有名な話です。
しかし本当にそのファイルは存在し、ファイルを記憶したとされる不二子は行方不明になりました。

その頃、トレジャーハンターをして生活する若い女性・ロザリアは、記憶を失っている女性・不二子を見つけて保護します。ロザリアは右目が青、左目が赤のオッド・アイ(左右で光彩の色が違う目)の持ち主でした。
全く記憶がなく怯える不二子を、ロザリアは部屋に連れて帰ります。
ルパンは不二子に贈ったバンクル(腕輪)にGPSを仕込んでいました。不二子の居場所を突き止めて追いかけます。
しかしそれより先に、ロザリア宅に侵入者がありました。下品な高笑いをする、先にルパンたちを襲って不二子が記憶を失うきっかけになった男・ナザロフです。
ナザロフに続きルパンも乱入し、さらにルパンを追って銭形警部もやってきました。ロザリアはナザロフとルパンに、不二子が記憶を失っていることを告げます。
ナザロフはすっかり不二子に惚れこんでおり、記憶がなくても不二子を手に入れたいと思っていました。ロザリアは不二子を心配し、不二子の身の安全を最優先します。

ロザリアは、集めたお宝を買い取ってくれる古美術のおじさんのところへ不二子を連れ込みますが、そこへルパンと次元、五ェ門がやってきます。
記憶を失った不二子は、別人のようにしおらしくなっていました。その様子を見て、次元も五ェ門も驚きます。
そこへ追っ手のヘリがやってきて不二子をさらっていきました。ルパンは不二子を追跡し、とある研究施設に入りこみます。

その施設はオルゴン・エネルギーというものについて研究していました。不二子の記憶を取り戻すために、不二子は実験台に乗せられています。
そこはかつてアメリカが作った施設で、現在はバートンが研究を進めていました。

【転】- ルパン三世愛のダカーポFUJIKO’SUnluckyDaysのあらすじ3

不二子を奪回したルパンはロザリアと共に逃げました。ルパンが本当に不二子を心配していると思ったロザリアは、組むことにします。
ロザリアが持っているロケットペンダント(小さな写真を入れたペンダント)を見た研究施設の長官・バートンは、ターゲットを不二子ではなくロザリアに変え、ロザリアを捕まえて来いと言いました。

ルパンはロザリアに、不二子の頭の中にはコロンブス・ファイルの情報も入っているのだと告げます。
ロザリアは、そのコロンブスの卵を見つければ不二子の記憶も取り戻せるのではないかと考え、宝探しに協力しました。
かつて地中海で栄えたエンデカ宮殿の雄牛のシンボルを見て、不二子が頭を抱えます。記憶が戻りかけているのです。
エンデカ宮殿にはかつて地中海地方で栄えたミノス文明にまつわる遺跡です。
ルパンたちはエンデカ宮殿へ潜入し、コロンブスの卵を手に入れました。
そこまで協力的だった古美術商のおじさんが、宝を奪おうとします。古美術商のおじさんの正体はナザロフで、ずっとロザリアをあざむいていたのでした。
ナザロフはコロンブスの卵とロザリアを奪い、潜水艦で逃げました。
ロザリアを手に入れたバートンは喜びます。

バートンがモノクル(片眼鏡)を外すと、ロザリアに父親だと名乗り出ました。ロザリアは意外な告白に驚きますが、確かにバートンもオッド・アイで、それが何よりも親子である証を物語ります。
ロザリアの母は昔、難病に侵されていました。父はその病を治すために尽力しましたが、両親はある日突然、行方知れずになります。
以来ずっとロザリアは両親のことを探していました。ロザリアが持つロケットペンダントは、家族の写真を入れたものです。
ロザリアの父・バートンは、オルゴン・エネルギーについてずっと研究しており、その際に起きた事故で車椅子の生活を余儀なくされていました。

オルゴン・エネルギーとは、オーストリアのある著名な化学者が発見した、心臓やガンの治療が可能だといわれる新エネルギーです。
アメリカは最初この新エネルギーの治療を推進していましたが、途中で計画を禁止させました。というのも、大きな危険性があったからです。
オルゴン・エネルギーは非常に大きな力を持ち、「地球の気象をコントロールする」という力を持っていました。そのエネルギーで竜巻などの異常気象が起きるのです。
さらにコロンブスの卵には、オルゴン・エネルギーを増幅させる力もありました。
コロンブスがその卵を手に入れた後に竜巻が襲い、ある島が一夜にして沈んだという噂があります。それが、オルゴン・エネルギーの力です。

【結】- ルパン三世愛のダカーポFUJIKO’SUnluckyDaysのあらすじ4

いっぽうで、オルゴン・エネルギーには人体の細胞の強化や麻薬効果もあり、人体に使うと特殊兵器として役立つという面もありました。
しかしあまりに危険性が高いので、アメリカは研究から手を引いたのです。しかしバートンはひそかに研究を続けていました。
バートンは移動可能な原子力潜水艦に設備を搭載し、オルゴン・エネルギーを使って竜巻を起こして世界各国を脅そうと考えていました。
これらが、コロンブス・ファイルに書かれていた内容です。

父と再会したロザリアですが、幼心に「母の病気を治していた父」という思い出は誤りで、本当は「母と自分(ロザリア)を実験台にして研究をしていた」ことを知ります。
バートンがロザリアを手に入れたがったのは、親子の再会を果たしたかったからではなく、娘をまた利用できると思ったからでした。ロザリアは記憶の中で父を美化していたことを知って、落胆します。
バートンはオルゴン・エネルギーを自分の身体にも注入し、驚異的な身体を作り上げていました。バートンは竜巻を起こしてワシントンに向かわせ、ホワイトハウスを脅します。
思い描いていた理想像と現実の父親との乖離に落胆するロザリアに、ルパンは「優しい父の思い出だけ覚えておけばよい」と言いました。ロザリアはルパンの言葉に救われます。
ルパンと不二子は潜水艦に潜入し、火災を起こしました。次元と五ェ門はプロペラ機で待機します。
バートンは戦ったルパンはバートンを動力部に落とし、感電させました。その後、潜水艦を脱出しようとします。
しかし生きていたバートンが出てきて暴れ始めました。バートンの飼いネコが怒ってバートンを襲いますが、バートンはネコもロザリアも海に落とします。
不二子とナザロフが竜巻に巻き込まれました。ルパンは不二子を助けようとして、竜巻に近づきます。
落下しそうになる不二子の手を、腕を負傷しながらも離さないルパンを見て、不二子は記憶を取り戻しました。
記憶が戻った不二子はバートンを見て「なぁにこの出来そこないの筋肉オランウータン」と言うと足蹴にします。バートンは潜水艦のアンテナに刺さり、落雷を受けて潜水艦ごと沈みました。コロンブスの卵も一緒に沈みます。
プロペラ機に乗った五ェ門が竜巻を斬り、おさめます。
ネコとロザリアは船の破片に捕まって無事でした。ルパンを追って駆け付けた銭形警部に救助されます。
ナザロフは竜巻を受けてもまだ元気で、しつこく不二子に迫っていました。そこへ銭形警部がルパンを捕まえようと手錠を投げますが、誤ってナザロフにかけてしまいます(見た目のスーツがルパンと少しだけ似ている)。
ルパンたちの乗ったプロペラ機は翼が取れ、飛べなくなりましたが、プロペラ部分を推力にしてルパンたちは逃げました。
(エンドロール)追いかけられているルパンたち。プロペラ機のふちに、聖杯が落ちているのにルパンは気づく。エンデカ宮殿の財宝か。
ロザリアは元の生活に戻るが、ルパンからの聖杯のプレゼントが届き、それを父の写真立てのそばに飾る。
ルパンは懲りずにまた不二子をディナーに誘うが、あっさりかわされる。

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みんなの感想

ライターの感想

今回の肝はとにかく「記憶を失った不二子」。ということで、不二子がメインの回。
しおらしい不二子がみられる貴重な回でもある(笑)。
とはいうもののサイドストーリーもきちんと練られていて、オルゴン・エネルギーだのコロンブスの卵だの、お宝に関する内容も満載。
かわいらしい不二子は見られるものの、見終わった後の全体の印象は少し弱め。

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