「ルパン三世東方見聞録アナザーページ」のネタバレあらすじと結末の感想

ルパン三世 東方見聞録~アナザーページ~の紹介:2012年放送の日本アニメーションTVスペシャル。アニメ『ルパン三世』のTVスペシャル版第23弾。マルコ・ポーロの旅行記『東方見聞録』にまつわるなぞをルパンが解き明かす。

ルパン三世東方見聞録アナザーページの主な出演者

ルパン三世(栗田貫一)、次元大介(小林清志)、石川五エ門(浪川大輔)、峰不二子(沢城みゆき)、銭形警部(山寺宏一)、ベルナルド・ビラール(石井康嗣)、リサ・アルジェント(井上麻里奈)、住職〔第22代武蔵坊弁慶〕(永井一郎)、博美(朴璐美)、留美(寺崎裕香)、亜美(徳井青空)、テオ・アルジェント(中村正)、クラウディオ・ベラルディ(土田大)、包龍(宮澤正)、長官(坂本大地)、警備員(西村拓也)、記者1(清水秀光)、記者2(貴志昌文)、記者3(山本格)、警察官(浅利遼太)、パイロット(櫻井トオル)

ルパン三世東方見聞録アナザーページのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①マルコ・ポーロの『東方見聞録』のあとがきともいえるアナザー・ページが見つかった。ルパンは宝発掘時に命を落とした教授の孫・リサに身分を偽って行動を共にし、日本の平泉に宝があると突き止める。 ②教授を殺したのは准教授で、殺害の罪をルパンに着せていた。宝は爪楊枝サイズの刀。五ェ門は迷いをふっ切って斬鉄剣を持つ決意を固める。

【起】- ルパン三世東方見聞録アナザーページのあらすじ1

ルパン三世は世界を股にかけて活動する、神出鬼没の怪盗です。怪盗アルセーヌ・ルパンを祖父に持ちます。
20代後半くらいの男性で、普段は緑や赤のスーツを着ていますが、変装を得意としています。
高い知能と技術を持つ一方で、おっちょこちょいで女性に弱いところがありました。特に美女にはめっぽう弱く、いつも峰不二子(後述)に騙されています。
狙った獲物は必ず奪うのがモットーで、無益な殺生をしないポリシーも持ち合わせています。ワルサーP38という自動式拳銃を好んで使っています。
次元大介はルパンの一番の仲間です。30歳近くの男性です。
早撃ちと正確な射撃を得意としており、いつも黒系のスーツを着ています。長い前髪と黒い帽子とあごひげがトレードマークで、クールでニヒルな人物です。いっぽうで義理がたい一面も持っています。S&WM19のコンバットマグナム、レミントンM700、H&K MP5など目的に応じて銃を使い分けしています。
ルパンと組んで怪盗をすることもありますが、用心棒として雇われ仕事をすることもあります。
石川五ェ門は20代後半の男性です。青系統の着物と袴の和装で、いにしえの大泥棒・石川五右衛門を先祖に持つ剣士です。
刀が武器で居合いの達人でもあり、斬鉄剣というなんでも斬れる刀を誇りにしています。硬派でうぶで女性は基本的に苦手ですが、清楚な女性に惚れることもあります。
峰不二子は20代前半から半ばくらいの女性で、絶世の美女でスタイルも抜群です。その魅力を使ってターゲットに近づくことを得意としています。金や宝石が大好きで、そのためには仲間を裏切ることもあります。バイクに乗るのが得意で、武器もさまざまです。
ルパン、次元、五ェ門、不二子はルパン一味としてチームを組むこともありますが、単独で活動することも多くあります。
銭形幸一警部は30代前半の男性です。銭形平次の子孫で、ルパン一味、特にルパンを逮捕することを悲願としています。そのため、ルパンが死んだと聞くと落胆することもあります。インターポール(ICPO 国際刑事警察機構)に所属しています。警官になった当初は埼玉県警にいたため、埼玉県警ともなじみが深い人物です。
大抵ベージュのバーバリー風トレンチコートと同じ色の帽子をかぶっています…。

…イタリア・ジェノバのサン・ジョルジョ宮殿。
かの有名な商人兼冒険家のマルコ・ポーロが書いた旅行記の幻とされる1ページ、通称『アナザー・ページ』が記された石板が発見されました。
発見したのは考古学の権威とされる老齢の男性テオ・アルジェント教授です。
ルパンはそのニュースを聞きつけて、盗みに行きました。そこで、アルジェント教授が何者かに殴られて殺される現場を目撃します。
ちょうど警備員に見つかったのがルパンだったので、ルパンが殺人犯の汚名を着せられました。ルパンは石板を持って逃げますが、宮殿を脱出したところで黒服のマフィアに取り囲まれます。
しかし石板が光ると同時に、ルパンの周囲にいたマフィアたちは焼失しました。ルパンはマンホールに入って無事でしたが、アナザー・ページの石板を持って立ち去る男ベルナルド・ビラールの後ろ姿を見ます…。

後日、アナザー・ページが発見されたという記者会見を、考古学の准教授クラウディオ・ベラルディが行ないました。
クラウディオ准教授もその場に立ち会っていました。
アナザー・ページが、『東方見聞録』のあとがき、家族への手紙のようなものだと発表したクラウディオ准教授は、その詳細を調べる前にルパンが盗み、アルジェント教授も殺したと言います。

【承】- ルパン三世東方見聞録アナザーページのあらすじ2

その記者会見場で銭形警部が「ありえん!」と豪語しました。ルパンは必要性のない殺人を犯さないと銭形警部は主張しますが、一般的にはルパンがアルジェント教授を殺害した犯人にされてしまいます。
アルジェント教授の孫娘であり、考古学を勉強しようとしている若い女性リサ・アルジェントは、ルパンへの復讐を誓いました。

そのリサのところへ銭形警部が聞き込みに来ます。銭形警部は、ルパンの美学に反するから犯人ではないと主張し、リサはルパンという盗賊をICPOの銭形がかばう意味が分かりません。
そこへ黒服の男3人組が現れました。リサを狙おうとする男たちを銭形警部はかばいますが、リサが逃げ始めます。

次元と合流したルパンは、なぜアナザー・ページを盗むのか話します。
ご多聞に洩れず、今回も不二子にねだられて、でした。なんでも、アナザー・ページにはマルコ・ポーロの隠し遺産のありかが書かれている可能性があるそうです。
不二子が絡んでいると知った次元は、一度は手を引こうと立ち去りました。しかしすぐに孫娘・リサを抱いて戻ってきます。
背後にリサを狙う戦車を見たルパンは、次元とリサを連れて逃げました。次元が装甲車向けの銃で撃退します。
リサの素性を知ったルパンは、名前を聞かれて咄嗟に「ICPOのカーネル警部(ルパン)と、部下のサンダース刑事(次元)」と答えました。部下にされた次元は憮然としますが、リサは銭形警部の仲間だと知って、安心します。
ルパンはリサから手がかりを得ようとしますが、そこへクラウディオ准教授と銭形警部が現れたため、ひとまず逃げました。

リサから祖父・アルジェント教授の手記を見せてもらうと、そこには「アナザー・ページを公表すると、世界で諍いが起きる。だから隠すことにした。いつか立派な考古学者が、その謎を解くだろう」と書かれていました。アルジェント教授が、見つけた石板アナザー・ページを隠そうとしていたことと、アナザー・ページの謎を突き止めると、世界で争いが起きるかもしれないことが分かります。
不二子がクルーザーでやってきたので、ルパンと次元はリサを乗せますが、不二子はリサだけ連れて去りました。不二子はベルナルドと組んでいたのです。
ベルナルド・ビラールは船舶、航空機、さまざまなジャンルで売り出し中の、新興の重工業メーカー・ロンバルト重工の社長でした。一代で財を築きあげています。
しかし裏では兵器売買を行なう、いわゆる死の商人でした。
ルパンはベルナルドに捕まった振りをして時間を稼ぎ、その間に次元がベルナルドのパソコンのデータをコピーします。そこにはZEALという衛星兵器のデータもありました。
ZEALとはリモコンで衛星を操作し、地球上の決まった場所にレーザー光線を照射する兵器でした。冒頭でルパンを囲んだマフィアたちが焼失したのは、ZEALを起動したからです。
ルパンは逃げるついでに石板を盗み、次元がリサを助けて逃亡します。
建物に警報が響き渡り、急いでルパンが駐車場の車で脱出しました。直後、そのアジトは爆撃を受けて破壊されます。

アナザー・ページの石板には、イタリア語で『長き旅路の果てに見つけた、あまたの黄金を超える真の宝。東と西が交わりし時、始まりを告げる一対の声に、その扉は開かれる』という文字が書かれていました。
ICPOがなぜ宝さがしもするのかとリサが質問しますが、ルパンと次元はごまかします。
東と西が交わる…と知ったルパンは、中国・北京(ペキン)へ飛びました。

【転】- ルパン三世東方見聞録アナザーページのあらすじ3

イランのダブリーズで途中、リサは先生にあたるクラウディオ准教授に連絡を取ります。
またリサはルパンに、祖父のアルジェント教授が北京の闇市で買ったという笛のネックレスを見せました。ルパンは、アルジェント教授も北京にヒントがあると気づいたのだと分かります。

北京には銭形警部が先回りしていました。ルパンはわざと捕まり、中国マフィアのボスの包龍(バオロン)を連れて脱獄します。
包龍は海沿いの集落に、史実にはない中国の言い伝えがあるとルパンに言いました。マルコ・ポーロが南海ではなく、東方をめざしたという話です。
その当時、世界制覇を掲げたモンゴル帝国がありました。その思想の根源は「世界をひとつにすることで、争いをなくす」というものです。
マルコ・ポーロがモンゴルのフビライ・ハンと意気投合し、「世界をひとつにするために」ひとつの宝を作り、それを2つに分けたのではないかとされました。
ルパンはアナザー・ページの石板にある下部の傷が、傷ではなく「漢字をよく知らない者が見よう見まねで書いた漢字」だと思います。文字は「泉平」と読めました。
日本の岩手県、平泉です。
包龍はルパンに船を与えました。ルパンは包龍に兵器ZEALのデータを渡し、調査を頼みます。
ルパン、次元、リサは平泉へ移動しました。

…時間を巻き戻して。
ルパンと次元と不二子がアナザー・ページと格闘していた頃、五ェ門は日本で修行に励んでいました。五ェ門は斬鉄剣でつまらぬものを斬ることに疑問を覚え、刀を持つ道を断とうかと考えていました。
そんな五ェ門に声をかけてきた老人がいます。寺の住職です。
住職に案内されて寺へ行った五ェ門は、住職の孫娘の三姉妹、ロングヘアの長女・博美(ひろみ)、ショートヘアの次女・留美(るみ)、ポニーテールの三女・亜美(あみ)に、宝を狙った盗賊だと勘違いされます。
裏山で片をつけようと五ェ門を呼び出しますが、そこで長女・博美が倒木の下敷きになりそうになったのを五ェ門が助けました。五ェ門の「剣を捨てるべきか悩んでいる」というのを聞き、三姉妹は誤解していたと知ります。
博美は五ェ門といい雰囲気になりました。それを知った住職は五ェ門を寺の本堂の奥へ連れていき、寺に代々伝わる「武蔵坊弁慶の七つ道具」を見せます。三姉妹や住職たちは、この家宝を守る役目を担っていたのでした。
しかし住職は、もうこの役目を放棄してもよいのではないかと思っています。というのも、もともと家宝は「八つ道具であった」とも言われていました。七つ道具には、日本の武器としてまず挙げられるべき「刀」がないのです。
「黄金の太刀」というのがかつては存在し、それが揃った時に大安が訪れると言われているらしいのですが、住職はそれよりも孫娘たちの将来のことを考えていました。五ェ門に、博美を嫁にもらってくれと頼みます。
博美は話を聞いてショックを受け、結婚話を断って去ります。五ェ門の方も結婚するつもりはありませんが、因果を断ち切る手助けならばすると住職に答えました。

そんな五ェ門のところへ、東方見聞録のアナザー・ページの手掛かりを求めてルパン、次元、リサがやってきました。五ェ門と合流します。
平泉のどこかに黄金が眠っているとルパンが言うと、住職が反応しました。互いの話を聞いたルパンたちは、東の弁慶と西のマルコ・ポーロの財宝に共通点が多いと気づきます。
寺には代々伝わる古文書がありました。

【結】- ルパン三世東方見聞録アナザーページのあらすじ4

その折、ルパンたちを盗聴していたベルナルドが部下に命じ、リサを誘拐しようとします。リサをかばって博美が連れ去られました。
博美を追おうとしたリサに、ルパンは自分の銃ワルサーP38を渡します。
ところがリサは博美を見失ってしまいました。途方に暮れるリサの元へ、クラウディオ准教授が現れます。また、捜査を禁じられた銭形警部も自転車でリサを見つけました。
クラウディオ准教授はルパンを見ると、ルパンと言い、リサはルパンがICPOのカーネル刑事ではなくルパン三世だと知って、ショックを受けます。ルパンも認めました。
しかしクラウディオ准教授こそが祖父を殺し、ベルナルドを送りこんだ奴だとルパンも言います。発掘したものの元に戻そうとしたアルジェント教授に対し、アナザー・ページが貴重な財宝だと思ったクラウディオ准教授は、揉み合いになって反射的にアルジェント教授を撲殺したのです。その直後にルパンが現れたことで、クラウディオ准教授はアルジェント教授殺害の罪をルパンに着せていました。
「迷った時は自分の目を信じろ」と、リサは中国マフィアの包龍の言葉を思い出し、共に行動したルパンの無実を信じました。一旦は向けたワルサーP38の銃口をおろそうとします。
その時横からクラウディオ准教授が手を伸ばし、銃弾を撃ちました。撃たれたルパンは川に落ちます。
全てを対岸で見ていた銭形警部は、クラウディオ准教授が悪者だと気づきました。そしてリサに、ルパンは必ず生きていると言います。
そこへベルナルドがやって来て、リサとクラウディオ准教授に来るように言います。銭形警部は銃撃されますが、ワルサーP38は空砲でした。
リサはヘリに乗せられ、博美と一緒の部屋に閉じ込められます。
亜美が五ェ門に斬鉄剣を持ってきて「これで姉を助けてくれ」と言いました。刀を捨てるか悩んでいた五ェ門は、その言葉がきっかけでふっ切り、斬鉄剣を持ち続ける決意を固めます。
ベルナルドがZEALを始動させようとしますが、リモコンをルパンが奪います。
ルパンはリサにワルサーP38を渡す時、間違っても撃たせないようにと空砲を詰めていたのでした。
五ェ門が女性たちを連れて飛行機を斬り、パラシュートで降下します。

住職の持つ古文書がアナザー・ページでもありました。
実は住職は武蔵坊弁慶の末裔で、22代目に当たります。
リサが胸から提げた、祖父にもらった笛を吹くと古文書が開きました。しかし、お宝である「黄金の太刀」は小さく、指でつまめるサイズです。爪楊枝ほどの大きさでした。
ベルナルドがZEALを始動しようとしましたが、北京の包龍が解析して指揮権を奪っており、ベルナルド自身がレーザー光線を浴びて死にます。
黄金の太刀に「鞘」があると思ったルパンは、リサの笛に合わせるよう言いました。笛の中に太刀はすっぽりはまります。
笛の穴にあいた文字を読むと「温故知新 故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知る」という文字が出てきました。昔の人の知恵を大事にしろ、というのが、今回のお宝が示した教えでした。
住職は道具を納めに行くつもりです。これで寺の一族の宿命は解放されることになりました。
不二子は、さんざん探しまわった宝が爪楊枝サイズだったことを怒ります。

(エンド後)包龍に礼を述べる電話をかけたルパン。ルパンの顔には、不二子にひっかかれたと思しきひっかき傷ができている。
ZEALの処分も頼むと言うと、返事はノー。こんな便利な道具は自分のものにするという答え。
ついでにルパンの行方を銭形警部に通報したと言って、包龍は電話を切る。
ルパンを追いかけて銭形警部がやってきた。
五ェ門は、敵を倒すために刀を持つことをふっ切った。手始めにZEALを斬った。これで包龍はZEALを使えなくなった。

みんなの感想

ライターの感想

見終わったあと、なんかもやもや感が残ってしまう。
話は悪くないのだけれども、結局何がしたかったのか、とか、なぜ悪ボス・ベルナルドがリサを執拗に追いかけたのかが謎のまま。
この辺りになると、毎回不二子が裏切っているので、「またか」と思わないでもない。
五ェ門も同じく。いつまでも悩んでいるのは、いかがなものか。
こうして考えてみると、不二子と五ェ門がサブキャラっぽくなってるんだな。
若干、マンネリ感が否めない作品。

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