映画:僕が愛したすべての君へ

「僕が愛したすべての君へ」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

アニメ映画

僕が愛したすべての君への紹介:2022年10月7日公開の日本アニメーション映画。乙野四方字の同名小説を原作とする、無数に存在する並行世界を行き来することができる少年が一人の少女に恋に落ちる姿を描くラブストーリー。主人公の暦を『his』の宮沢氷魚、ヒロインの和音を『ここは退屈迎えに来て』の橋本愛が、それぞれ声を務める。タツノコプロ内の新スタジオレーベル、BAKKEN RECORDが制作を担当し、『劇場版 Infini-T Force/ガッチャマン さらば友よ』の松本淳がメガホンをとる。

僕が愛したすべての君への主な出演者

高崎暦/日高暦:宮沢氷魚(幼少期:田村睦心、老年期:西岡徳馬) 瀧川和音:橋本愛(老年期:余貴美子) 佐藤栞:蒔田彩珠 日高翔大:浜田賢二 高崎真由美:園崎未恵 高崎康人:西村知道 佐藤絃子:水野美紀

僕が愛したすべての君へのネタバレあらすじ

【起】– 僕が愛したすべての君へのあらすじ1

僕が愛したすべての君へのシーン1

画像引用元:YouTube / 僕が愛したすべての君へトレーラー映像

真っ暗な画面のなか、老齢の男性・高崎暦の声が聞こえます。「もうおすぐ僕はこの人生を幸せに終える」…暦の目の前には樹木の映像が見えました。樹木の映像はCGで、それを消すと木造家屋の天井が見えます。ベッドに横たわった暦がかざした左手には、IP端末と呼ばれる小さな機械がついています。スケジュールノートを起動すると、記憶にない予定が入っていました。「8月17日午前10時、昭和通交差点」と読み上げられます。

暦はそのことを朝食の席で、妻の和音に話します。するとそれを聞いた小学生の孫のアイが冷蔵庫を漁りながら暦に、「どっかの並行世界のおじいちゃんが入力していったんじゃない。それか、自分が入力したのに、そのことを忘れたとか」と言って笑いました。「行かない方がいいよ。ぼけたことに気づかされるだけだから」と辛らつなことを言うと、麦茶を持って部屋を去ります。

和音は暦に「行ってみたらどう。逝けば思い出すかもしれないじゃない」と言いました。暦は行くことにします。電動車椅子を出した暦は草取りしていた和音の帽子を借りて、交差点へ行きました。

時間になったのを確認した暦は、周囲を見渡してみます。交差点にいる少女・佐藤栞を見つけた暦は「どうしたの、危ないよ」と声をかけます。栞が「迎えに来てくれたの?」と言うので「うん、迎えに来た」と答えると、栞は手を差し出しました。暦がその手を取ると、栞はニコッと笑うといなくなりました。直後、暦のIP端末は「エラー」の表示になります。

信号が赤に変わるとアナウンスされたので、暦は車椅子をバックして歩道に戻りました。「ここはどこなのだ」と不思議に思います。(映画タイトル。縦文字で黒一色のタイトルで、同じ文字が2つになって左右に分かれます)

人間は生きているうえで、常に無数の選択をしています。そのときに選ばなかったものの分だけ、並行世界があるとされました。ほんの少しの差の世界は独立しているわけではなく、物質ではなく意識だけがそこを行き交っているとされます。意識のことを虚質といい、虚質が世界を行き来することをパラレル・ソフトといいます。

暦が人生で初の大きな選択をしたのは7歳のときで、離婚した両親の母親側についていくことにしました。離婚してからも月に何度か父と会う機会はありますが、暦は母方の祖父母の家に身を寄せます。

大分県大分市。

祖父母の家はとても古く、広い屋敷でした。部屋がたくさんあり、魚のいない池も庭にあります。玄関が2つありますが、表の玄関は正月と行事のときだけ使い、普段は奥の小さな玄関を使います。

暦は8歳の誕生日にと父からもらったエアガンを使って、池の水面を撃ちました。祖父・高崎康人の飼っている犬・ユノに向けて「バーン」と唱えていると、祖父がそれを見て取り上げました。みんなが持っていると暦が言うと、「ほかの子の悪いところを真似しなくていい」と祖父は言います。腹を立てた暦は、「もうおじいちゃんとは一生口きかない」と思います。

その直後、祖父は急逝しました。表の玄関に白と黒の布がかけられ、衝立が退けられます。仲直りできないまま祖父を亡くした暦は、落ち込んでいました。葬儀の打ち合わせをする母に断ってユノを散歩に連れて行くと、河川敷でユノのリードを話してしまいます。それを追いかけた暦は転倒し、直後に見知らぬIPカプセルのなかにいました。

困惑する暦は、遠くにいる少女・栞を見つけて呼びます。栞に開けてもらいますが、話しかけようとすると栞は無言のまま去っていきました。暦は靴を履いて部屋を出ていきます。

建物の外に出て確認すると、「虚質科学研究所」でした。そこは父・日高翔大の仕事場だと暦は思いますが、電話機を借りて電話したのは覚えている母親・高崎真由美のほうでした。迎えに来た母は、「おかしな子ね」と言いながら家に連れ帰ります。

「暦が来たよ」という母のことばと、奥から祖父が出てきたのを見て暦は、自分の知る世界ではないと気づきます。この世界では犬のユノが死んでおり、庭にユノの墓ができていました。

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