「名探偵コナン14番目の標的ターゲット」のネタバレあらすじと結末の感想

名探偵コナン 14番目の標的(ターゲット)の紹介:1998年公開の日本アニメーション映画。コミック・アニメでも大人気の推理劇、「名探偵コナン」の劇場版第2弾。監督は「名探偵コナン 時計じかけの摩天楼」のこだま兼嗣、脚本は古内一成。キャッチコピーは「次に狙われるのはだれだ!?」。

名探偵コナン14番目の標的ターゲットの主な出演者

江戸川コナン(高山みなみ)、毛利蘭(山崎和佳奈)、工藤新一(山口勝平)、毛利小五郎(神谷明)、目暮十三警部(茶風林)、白鳥任三郎刑事(塩沢兼人)、阿笠博士(緒方賢一)、仁科稔(鈴置洋孝)、小山内奈々(岡本麻弥)、ピーター・フォード(アンディ・ホリィフィールド)、岡野十和子(一城みゆ希)、宍戸永明(内海賢二)、小嶋元太(高木渉)、円谷光彦(大谷育江)、吉田歩美(岩居由希子)、鈴木園子(松井菜桜子)、妃英理(高島雅羅)、村上丈(鈴木英一郎)

名探偵コナン14番目の標的ターゲットのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①探偵・毛利小五郎の周辺で、名前に数字が入っている人物が次々に襲われる事件が発生。トランプの数字をカウントダウンしている形に。小五郎に恨みを持つ人物が犯人と目され、出所したばかりの村上丈と思われた。 ②犯人はソムリエの沢木で、カモフラージュするため犯行をミスリードさせていた。本当に手にかけたかった人物は、自分を味覚障害に陥らせた人物4名(奈々、辻、旭、仁科)。

【起】- 名探偵コナン14番目の標的ターゲットのあらすじ1

高校生探偵・工藤新一は謎の組織に囚われ、服用された薬の副作用で小学生の体になりました。隠れて組織を追うため仮の名前・江戸川コナンと名乗ります。
探偵・毛利小五郎の娘で新一の幼馴染み・蘭の家に住みながら、便利グッズの発明家・阿笠博士の協力を得て事件を解決します。
…ある夜、蘭は母・妃英理(きさき えり)の夢を見ました。母は10年前に父・小五郎と喧嘩して別居し、現在は有能な弁護士として活躍しています。同じ頃、父・小五郎も警察を辞めて探偵事務所を開きました。
夢の中で英理は拳銃で撃たれていました。不吉に思った蘭は翌日、母に電話をかけます。
母は元気でしたが「夢の中の母は今より少し若かった」と蘭が言うと、顔を曇らせました。電話を切った英理の左太ももには弾がかすった傷痕があります。
その日はちょうど父・小五郎と母・英理、蘭とコナンで会う約束をしていた日でした。夜の7時に食事する約束です。
同じ日、米花刑務所から、元ディーラーの村上丈が出所しました。
昼間、コナンと少年探偵団(元太、光彦、歩美)は、阿笠博士に連れられて東都航空記念博物館へ行きます。
阿笠博士を待つ間、歩美がゲームセンターの占い機で占いをしました。歩美とコナンの相性はよいそうです。
続けてコナンの占いをした歩美は「Aの予感」と出たと言いました。歩美は「Aってキスのことよね」と言い、コナンはどきっとします。
会場にはいろんな航空機やヘリが展示されてありますが、ヘリの模擬操縦は小学5年生からと聞き、少年探偵団はがっかりしました。
博物館には45歳のカメラマン男性・宍戸永明がいました。
同じ頃、蘭と園子は37歳のイケメンのグルメエッセイスト・仁科稔のサイン会に行きます。
その時、近くに21歳の人気女性モデル・小山内奈々が、乱暴な運転で車を駐車させるのを見ました。
世間では、アクアクリスタルという海洋娯楽施設ができるという話題でもちきりです。
夜になりました。小五郎と蘭、コナンは、フランス料理店「ラ・フルール」で英理と会います。
同じ店で小五郎は、知り合いの36歳のプロゴルファー・辻弘樹と会いました。辻は操縦免許と自分のヘリを持っており、次の休みに女性たちを乗せる約束をしているそうです。
食事の席では、36歳のソムリエ男性・沢木公平がワインを選びました。小五郎と英理は昔話をします。昔から2人はこの店をよく利用しており、15年前にも店でチョコのプレゼントをしたことがあるそうです。
小五郎と英理は昔話に花を咲かせ、仲直りのいいムードになりかけました。その時銀座のクラブのママ・岡野十和子(とわこ)が通りかかり、鼻の下を伸ばした小五郎を見て、気を悪くした英理が席を立って店を去ります。
1週間後。
公園をジョギングしていた目暮十三警部が、何者かにハンドガンタイプのボウガンで腹部を撃たれ、緑台警察病院へ運ばれます。
急所は外れていましたが、数日間の入院を必要としました。また現場にはボール紙でできた聖剣が残っていました。
小五郎とコナンは見舞いに行きますが、その際コナンは、警視庁時代の小五郎の銃の腕前は1、2を争うほどの凄腕だと知ります。
その後、英理の弁護士事務所にジゴラのチョコが届きました。先日の会食で15年前のチョコの話題が出たので、差し出し人はないものの夫・小五郎からのプレゼントだと思って口にした英理が倒れ、東都大学病院に運ばれます。

【承】- 名探偵コナン14番目の標的ターゲットのあらすじ2

胃洗浄をしたので命に別条はありませんでしたが、チョコには農薬系の毒物が混入していました。チョコの包紙には、紙で作った花があしらってありました。
さらに阿笠邸で、玄関のガラスの割れる音がして、見に行った阿笠博士が尻をボウガンで撃たれます。コナンはオフロードバイクに乗った犯人を追いますが、渋滞をすり抜けて犯人は歩道橋を使って(オフロードなので可能)逃走し、コナンは取り逃がしました。
阿笠博士は米花中央病院に運ばれます。現場にはボール紙でできた剣が残されていました。
それを見てコナンは理解します。現場に残されたものはすべて「トランプのスペードのキング、クイーン、ジャック(13、12、11)」が手に携えているものをかたどったものでした。スペードには死の意味があります。
さらに「13」→目暮「十三」、「12」→「クイーン」→「妃」英理、「11」→阿笠博「士」→士を縦に二つに分解すると「十一」…トランプになぞらえて、小五郎に関係する人物を狙っているものだと判明します。
小五郎に恨みのある人物として目暮警部が指摘したのは、10年前に殺人事件を起こして小五郎が逮捕した犯人・村上丈がつい最近出所したことでした。
村上丈は事情聴取の際に警官の銃を奪って逃走しようとしたことがあり、警察署の廊下で英理を人質に取りました。その時、小五郎は1発目に英理の足を撃ち、2発目で村上の肩を撃って捕まえます。
刑事が発砲したことが当時ずいぶん問題となり、小五郎はそれがきっかけで刑事を辞めました。
しかしコナンは、10年間刑務所にずっと入っていてつい最近出所したばかりの村上丈にしては、小五郎のプライベートなことを知りすぎていると思います。
次のターゲットは10と考えた小五郎とコナンは、名前に10がつく小五郎の周囲の人物にあたりをつけ、銀座のママ・岡野十和子の見張りをします。
この日は何も起きませんでした。ふとコナンはプロゴルファーの辻弘樹の「辻」の漢字の中に「十」が入っていると気づき、小五郎に連絡を取らせます。
辻はヘリを操縦しようとしているところでした。目的地の東都空港に犯人がいるかもしれないと思った目暮刑事、コナン、小五郎は辻のヘリに乗り込みます。
辻は目薬をさして操縦桿を握りますが、途中で眩しくて目を開けられなくなりました。操縦桿以外のものは辻に操作させ、操縦桿はコナンが握り、米花小学校の校庭に着陸させます。
コナンは昔、東都航空記念博物館でヘリの模擬操縦を何度もした経験があり、それが生きました。
車の運転やヘリの操縦の前には辻が必ず目薬をさす習慣があり、車を運転する前に目薬をさした時、すりかえられたものと思われます。辻の家にはスペードの10のカードが残されていました。
目薬の中身は散瞳剤(瞳孔が開きっぱなしになって眩しく感じる)でした。
但し不思議なことに、この薬は虹彩炎用のもので、瞳孔が元に戻るまで10日から2週間もかかる薬です。辻はすぐ後に迫っている、全米オープンゴルフの出場を諦めねばならなくなりました。
名前に「9」のつく人物が思い付かないのですが、「8」ならすぐに分かると言い、小五郎はソムリエの沢木公平(「公」の字の上部分が八)宅へ行きます。

【転】- 名探偵コナン14番目の標的ターゲットのあらすじ3

ソムリエの沢木から、9に関係するワインがありそうだと聞き、これから沢木が今度新しくできるアクアクリスタルに呼ばれていると知ったコナンは、アクアクリスタルのオーナー・旭勝義の「旭」に数字の「九」が入っていると気づきました。沢木と一緒にアクアクリスタルに行きます。
施設には沢木の他にも、小山内奈々(「奈々」→「なな」→「七」)、宍戸永明(「宍」→「六」)、仁科稔(「仁」→「二」)、ピーター・フォード(「フォー」→「四」)も呼ばれていました。
全員同じ午後3時に、呼び出されていました。コナンは偶然ではないと思います。
アクアクリスタルは海に設置された施設で、陸上からは専用のモノレールで移動します。建物の中は水族館や海中レストランがありました。
旭の姿はなく、探している間にコナンは、担当した刑事・白鳥任三郎にも三の字が、そして自分の正体・工藤新一に一の字があると気づきます。これで全て数は揃いました。
施設内はワインセラーに鍵がかかっており、いくら探しても旭はいませんでした。メンバーたちは、先に飲み物をもらおうと言い、厨房の飲み物をもらいます。
皆、旭の秘書と名乗る者から連絡をもらっており、小山内奈々はその際にマニキュアのプレゼントが添えてあったと言いました。そのマニキュアをつけて来ています。
コナンと沢木はワインセラーを見に行きますが、足下に張られたピアノ線に触れて沢木の足に矢が当たり、スペードの8のカードがありました。
コナンはすぐ避難を考えます。その時水族館の水槽の中に旭の死体を見つけました。皆は騒然としますが、携帯は圏外で、電話線は切られており、外部への脱出口はセメントの砂が盛られていて出られません。
小山内奈々は3か月前、深夜に車を運転していてブレーキを踏むのが遅れ、バイクのライダーを転倒させてそのまま逃げたことを告白します。
ブレーカーが落とされ、停電が起きました。奈々のマニキュアが夜光塗料になっており、再び電気がつくと奈々はナイフで刺されて死んでいました。現場にカードが残されます。
コナンは奈々の中指のつけ爪が取れていると気づきました。ナイフを刺した際に強く掴まれたらしく、奈々の首には左手のあざが残っています。
その時、コナンは矛盾に気づきました。犯人と目されていた村上丈は左利きですが、ナイフは右手で刺されたものです。
さらに、コナンが床に置いた飲みかけの缶が蹴られていました。停電時に動いた人物のズボンのすそについた染みから、コナンは犯人の見当をつけます。動機の確証を得るために、コナンは皆に水を配って飲ませました。
施設で爆発が起こり、水槽の水がレストランになだれこみます。皆は水上に顔を出しますが、蘭は会場に展示されていた車に挟まっていました。コナンは空きペットボトルに空気を入れて蘭に吸わせますが、コナンもタイヤに足を挟まれます。
コナンに口移しで蘭が空気を与えますが、気絶しました。コナンは伸縮サスペンダーで車を持ちあげて蘭を救出します。
爆破された窓ガラスから脱出し、水が苦手で溺れた仁科は、白鳥が人工呼吸で助けました。
コナンは小五郎を麻酔銃で眠らせて、推理を聞かせます。
犯人は村上丈を隠れ蓑にし、さらに数字に紛れさせて犯行をおこなっていました。

【結】- 名探偵コナン14番目の標的ターゲットのあらすじ4

犯人が本当に殺したかった相手はアクアクリスタルのオーナー・旭勝義とモデルの小山内奈々、プロゴルファーの辻弘樹とグルメエッセイスト・仁科稔でした。犯人は、ソムリエの沢木公平で、動機は沢木がかかった味覚障害のせいでした。
3か月前に奈々の運転でバイク乗車時に転倒した沢木は、その後、味覚障害にかかります。
沢木は残された視覚と嗅覚でソムリエの仕事を続けていましたが、限界がありました。仕事を辞めて、田舎に帰ることにします。
医者の診察を受けた際に、「精神的ストレスや頭部外傷」によって味覚障害がおこると聞かされた沢木は、自分を追いこんだ相手に復讐を考えました。
事故で直接味覚障害を与えた奈々、ワインブームにものを言わせ、アクアクリスタルで沢木にソムリエをしてくれと頼みながらも、ワインの管理がずさんな旭、知ったかぶりの適当な知識で本を出版している仁科、パーティーの席で自分をバカにした辻を狙います。
コナンは沢木が味覚障害か調べるため、水を配った時に沢木のものにだけ塩を入れていました。奈々のつけ爪が取れていたことから、揉み合いになった時に奈々が沢木のポケットにワインのコルク(奈々がマニキュアで即席のいたずら書きをした)を忍ばせたことも証拠にします。
ほかにもまだ、スペードのエースがポケットに残っているはずだと指摘すると、沢木はカードを蘭に投げます。
沢木は出所したばかりの村上丈と、小五郎の探偵事務所の下で偶然会いました。事件当時は小五郎を恨んでいたものの、今は謝罪したいと思って訪問した村上丈を知り、村上を殺害します。そして村上に罪を着せようと考えたと話しました。
後はこの施設が崩れ落ちて証拠が隠滅される…そう言うと、沢木は蘭を人質にとります。アクアクリスタルの建物は崩壊し始め、旭の秘書名義で呼び寄せたヘリが近づいていました。
沢木は蘭を人質にとってそのままヘリで逃げるつもりでした。ところがヘリの操縦士が、沢木が銃を手にしているのを見て怪しく思い、無線で応援連絡を入れます。
あとの者は泳いで陸地を目指してもらうと(最終的にはヘリの応戦要請で救助ボートが出たので、陸地に着く前に救助されていた)、コナン、小五郎、目暮警部、白鳥は沢木のあとを追いました。
銃を手にした白鳥刑事は怖がって撃てず、目暮警部は腹の傷が開いており、小五郎が撃つしかありません。沢木が銃を渡せと脅します。
銃を持って来いと言われたコナンは、小五郎が10年前になぜ妻・英理を撃ったか理解しました。足を撃たれた人質は、足手まといになるからです。
コナンは蘭の足に向けて発砲し、その間に小五郎が一本背負いをして沢木を倒しました。コナンこと新一は、ハワイで父と拳銃の練習をしたことがあります。
沢木は逮捕されますが、蘭もなぜ小五郎が母・英理を撃ったか理解しました。蘭は手にずっとAのカードを握っており、新一に助けられたように思います。
(エンド後)数週間後。当時から英理は小五郎が撃った理由を理解していました。別居になった理由は、その日の夜、ケガをおして作った料理を、小五郎が食べなかったからだそうです。
「作るくらいなら寝てろ」と言われた英理は怒って家を出ました。それを聞きながら蘭とコナンは、そういえば英理の料理はまずかったことを思い出していました。
(副題「14番目の標的」は蘭のこと。リストに入ってはいないが、ラストで撃たれて軽傷ながらケガをしたから。
占いの「Aの予感」は「A(キス)→水中で蘭がコナンに空気を口移しに」「スペードのエースを蘭が握っていた」ことなども、かけている)

みんなの感想

ライターの感想

アガサ・クリスティの『ABC殺人事件』とそっくりな内容。こちらはアルファベットのAから順に、その名で始まる人物を殺していくというもの。
Cが本命で、それを誤魔化すために他の殺人もおこなっていたというもの。
しかし…今回はなんと13人という! 多すぎるだろ!
あとのものについては殺す必然性はないので、目暮警部や阿笠博士などはボウガンで撃たれた程度…とはいっても、ひどいよな!
テンポよく話が進むので、見終わった後の満足度は高い。
また当時、トランプの見立て殺人は珍しかったのではないか。

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