「君は彼方」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想（1件）

君は彼方

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松本穂香（出演）,瀬戸利樹（出演）,土屋アンナ（出演）,早見沙織（出演）,山寺宏一（出演）,瀬名快伸（Writer）,瀬名快伸（監督）

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画像引用元：YouTube / 君は彼方トレーラー映像

満開の桜の下で、石を積んで遊ぶ少年少女がいます。宮益澪はそれを、上空から見下ろしていました。積めなくなったので少女が上に桜の花びらを置くと、石が崩れます。すると突風が巻き起こり、澪は風に飛ばされて飛んでいきました。澪の幼馴染の同級生・鬼司如新が振り返ってなにかを話す映像が見えたあと、澪は崖からまっさかさまに落ちていきます…。

…それは澪の見た夢でした。目覚めた澪は、自分がソファでうたたねしていたと気づきます。朝寝坊したことに気づいた澪は、金魚のキンちゃんに挨拶すると急いで身支度をして登校します。

（映画タイトル）

澪は染井高校2年の女子生徒です。幼馴染の新と、同級生の親友・円佳と仲良くしています。3人で電車に乗って登校しながら、澪はまた崖から落ちる夢を見たことを話しました。新に夜更かししたことを見透かされます。

その日の学校の体育の授業は、マラソンでした。走るのがだるいので、澪は早々にリタイアして樹木の下で休みます。新がやってくると「歩いてでもいいから、最後まで完走しろよ」と声をかけますが、澪は面倒くさいといって従いません。澪と新が親し気に話すのを、円佳が遠くから気にして見ています。

授業中にテストが返却されました。澪の点数は20点ですが、落ち込む様子もありません。3教科も追試になったと澪がぼやくと、新がもっと本気を出せと言いました。

澪は「努力慕って報われるとはかぎらない。本気を出さずになんとなく生きているほうが楽」と答えます。澪は学校の授業は適度に手を抜いて宿題も後回しにし、本気で努力するのが苦手なのです。

放課後の屋上で澪は、新に疑問を口にします。空と地面の境目は地平線、空と海の境目は水平線、では空と宇宙との境目は「空平線」？

新は笑ったあと、もっとロマンチックな言い方にしろと言って「空の彼方とか」と答えました。澪はその言い方が気に入ります。

次の休みの日、澪は新を誘って水族館へ行きました。澪と新はよく2人で出かけますが、付き合っているわけではありません。池袋で遊びながら澪が「一度でいいからクジラを見たい」と話すと、新は天川岬で見たことがあると言いました。興奮した澪は映画の予定を変更し、新を連れて天川岬へ行きます。

崖の上で海を眺めていると、新が「追試頑張れよ」と言いながら天然石のブレスレットをくれました。頑張れるお守りだと言われて、澪は喜んで受け取ります。

新と澪は見つめ合い、新がなにかを言いかけます。しかし澪は「クジラ、いないね。そろそろ帰ろうか」と切り上げます。新もそれ以上なにも言いませんでした。

澪が帰宅すると、母・沙智が澪の幼少期のアルバムを見ていました。バレエや歌の発表会で澪が泣いている姿があります。今度の文化祭で澪のクラスはタイムマシンカフェという店をするため、昔の写真を飾る必要があったのでした。

部屋で過去の写真を見直しながら、澪は新になかなか自分の気持ちを伝えられないと思い返していました。天川岬で撮った写真を、新に送信します。

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