映画:君を愛したひとりの僕へ

「君を愛したひとりの僕へ」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

アニメ映画

君を愛したひとりの僕への紹介:2022年10月7日公開の日本アニメーション映画。乙野四方字の同名小説を原作とする、無数に存在する並行世界を行き来することができる少年が一人の少女に恋に落ちる姿を描くラブストーリー。主人公の暦を『his』の宮沢氷魚、ヒロインの栞を『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』の蒔田彩珠が、それぞれ声を務める。「ルパン三世」シリーズを手掛けるトムス・エンタテインメントが制作を担当し、「のだめカンタービレ」のカサヰケンイチがメガホンをとる。

君を愛したひとりの僕への主な出演者

高崎暦/日高暦:宮沢氷魚(幼少期:田村睦心、老年期:西岡徳馬) 瀧川和音:橋本愛(老年期:余貴美子) 佐藤栞:蒔田彩珠 日高翔大:浜田賢二 高崎真由美:園崎未恵 高崎康人:西村知道 佐藤絃子:水野美紀

君を愛したひとりの僕へのネタバレあらすじ

【起】– 君を愛したひとりの僕へのあらすじ1

君を愛したひとりの僕へのシーン1

画像引用元:YouTube / 君を愛したひとりの僕へトレーラー映像

「世界は最初、水の底で生まれた1つの泡だった。泡は浮かんで大きくなり水面に向かうが、底が過去、水面の方を未来とみることができる。大きくなった泡は浮かぶ途中で割れていくつもの泡に分かれるが、俺たちはこの泡のひとつにいる。ほかの世界にも同じような世界が広がっていて、それは並行世界、パラレルワールドというんだ。近くの並行世界ほど小さな差しかない。

並行世界で移動しているものをパラレル・シフトといい、虚質、意識だけが移動できるものだ。記憶違いや物忘れは、パラレル・ソフトのせいかもしれない」

大分県大分市。

虚質科学研究所という場所で、幼い少年・日高暦は父親・日高翔大から難しい説明を受けていました。父は暦に、判りにくいところはことばを言い換えて説明していました。そこへ電話がかかります。電話をかけてきたのは暦の母・高崎真由美で、電話を取った父は暦に「ユノが死んだそうだ。散歩中に飛び出して車に跳ねられた」と暦に話します。

暦のモノローグで「僕が最初に大きな選択をしたのは、7歳のときだった」と話します…。(映画タイトル 「愛」という文字が赤色で、最後までその文字が残ります)

小学校の入学式の日、暦は両親といっしょに写真を撮りました。その後、両親は離婚をします。暦が手を取ったのは父親で、暦は父に引き取られて育ちます。電話で知らされたユノとは、暦が生まれたときに母方の祖父・高崎康人が飼い始めた犬でした。

知らせを受けて暦が祖父の家へ行くと、庭にはユノが埋められたらしき土が盛り上がっていました。そこに線香とドッグフードを供えて、祖父が「ごめんな、助けてやれなくて」と泣いていました。

研究所に戻った暦は、そこにある3月のカレンダーに写った犬の写真を見て泣いていました。そこへ同じくらいの年の少女・佐藤栞がやってきて泣いているのかと聞きます。聞かれるままユノに会いたいと答えると、栞は暦を大きな部屋へ連れていきました。そこには大きな機械が置かれています。

栞は、自分の母親がその機械で研究をしていると言いました。部屋の中央には大人が入れるほどの大きなカプセルがあり、栞はそれを「IPカプセル」と呼びます。そこに入れば並行世界へ行けるから、ユノのいる世界へ見に行けばいいと暦に言いました。栞は暦をカプセルに入れると、「ユノに会いたい」と強く念じろと言いました。栞がキーボードを操作して機械を動かします。

…(並行世界)暦が目を開けると、桜の咲く河川敷にいました。犬の吠える声に行くと、リードをひきずりながら走るユノがいました。暦はユノを連れて祖父の家へ戻りました。すると母が暦に「部屋に着替えを用意してあるから、行きなさい」と言います。張り詰めた母の表情に異変を感じ取った暦は、この並行世界ではユノが生きている代わりに祖父が死んでいると知りました。暦はショックを受けます。

その夜、暦は母親に「いっしょに寝ていい?」と声をかけました…。

目覚めた暦は、祖父の顔と庭に盛り上がった土を見て、自分の世界に戻ってきたのだと気づきます。祖父には「長生きしてね」と声をかけました。

研究所で栞と会うと、栞は「両親が離婚していない世界に行きたくて、暦に手伝ってもらおうとした」と言います。手始めにまずは暦を別の並行世界に送ったというわけでした。

栞は並行世界を調べて、父親と母親が離婚しない可能性を探ろうとしているそうです。

暦は栞をIPカプセルに入れて機械を操作しようとしますが、そこへ所長がやってきて止めました。栞の母親は研究所の所長・佐藤絃子でした。2人は説教を受けます。

栞と暦は名乗り合い、握手をしました。これがきっかけで2人は仲良くなります。

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