「囀る鳥は羽ばたかない The clouds gather」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

アニメ映画

囀る鳥は羽ばたかない The clouds gatherの紹介:2020年製作の日本アニメーション映画。フジテレビが立ち上げたBL特化アニメレーベル『BLUE LYNX』1作目として、ヨネダコウによる人気コミックス『囀る鳥は羽ばたかない』を劇場アニメ化。ヤクザの若頭・矢代に元警察官の百目鬼が付き人兼用心棒としてつくことに。二人は次第に惹かれ合うが……。監督は、テレビアニメ『さらざんまい』などの演出・絵コンテを手がけてきた牧田佳織。自己矛盾を抱える矢代の声を「攻殻機動隊 新劇場版」の新垣樽助が、矢代に愚直なまでに従う百目鬼の声を『FAIRY TAIL』シリーズの羽多野渉が担当する。

あらすじ動画

囀る鳥は羽ばたかない The clouds gatherの主な出演者

矢代(やしろ) – 新垣樽助 百目鬼 力(どうめき ちから) – 羽多野渉 影山 莞爾(かげやま かんじ) – 安元洋貴 久我 瑛心(くが えいしん) – 小野友樹 三角 隆仁(みすみ たかひと) – 大川透 竜崎 篤士(りゅうざき あつし) – 三宅健太 平田 和明(ひらた かずあき) – 高瀬右光 七原 祐輔(ななはら ゆうすけ) – 興津和幸 天羽 静真(あもう しずま) – 佐藤拓也 杉本 隼人(すぎもと はやと) – 三宅貴大

囀る鳥は羽ばたかない The clouds gatherのネタバレあらすじ

【起】– 囀る鳥は羽ばたかない The clouds gatherのあらすじ1

囀る鳥は羽ばたかない The clouds gatherのシーン1

画像引用元:YouTube / 囀る鳥は羽ばたかない The clouds gatherトレーラー映像

東京都新宿区。現在。

大都会の夜景が映し出されます。

町医者の影山莞爾(かげやま かんじ)は、新宿の裏通りに呼び出されました。影山を呼んだのは腐れ縁の親友・矢代(やしろ)です。矢代は真誠会の若頭を務めるヤクザでした。矢代は壁にもたれてタバコを吸いながら、男が殴りつけている様子を観察していました。

殴っている男は久我瑛心(くが えいしん)という若いチンピラで、殴られているのは矢代の部下たちです。久我は矢代の組から借金をしており、矢代がヤクザにスカウトしたいと目をかけている男でもありました。

矢代が影山を呼んだのは、久我が影山の好みだろうと踏んだからでした。「俺は見たかったんだ。ヤツがどうやって男に惚れ、どうやってモノにするのかを」矢代は影山のことが好きでした。

久我がひどい暴力を振るっているのを見た影山は、声をかけます。振り向きざまに影山がボディブローを入れたので、久我は気絶しました。

矢代の踏んだとおり、久我はすぐに影山と親しい仲になりました。和室で影山が久我を押し倒す様子を、蛍光灯の笠に設置したカメラが捉えています。それをモニターで見ているのは矢代ですが、好意を抱く影山がほかの男と身体を合わせているのを見て、すぐに画面を閉じます。矢代と影山は高校時代からの付き合いで、腐れ縁でした。

カメラの存在に気づいた影山が、矢代につき返しにやってきました。矢代は、影山と久我が恋仲になったことを指摘してからかいます。

しかし心のなかでは複雑な思いを抱いていました。なぜ自分では駄目だったのかと考える矢代にとって、影山は初恋の相手でした。

しかし矢代は影山への思いを告げることなく、ずっと親友の座でいました。今回、久我が影山の好みだと思った矢代は、いわば恋の橋渡しをしたわけです。

影山がギラギラ光る太陽のようだと感じた矢代は、自分はそれと対照的だと考えながら、吸っていたタバコを靴底で踏んで消します…。

(映画タイトル)

矢代は真誠興業という事務所を構えていました。その会社があるビルのエレベーターを降り、やってきたのは百目鬼力(どうめき ちから)という男です。百目鬼を事務所に呼んだのは、若頭補佐の七原祐輔(ななはら ゆうすけ)でした。

そのころ矢代のいる社長室では、矢代が連れてきた男と関係を持っていました。七原に連れられて部屋に入った百目鬼は、矢代が相手に組み敷かれて乱暴を働かれている様子を見て思わず止めに入ります。

矢代が百目鬼について質問すると、七原が説明します。先月、刑務所から出てきたばかりで当初は金融会社のほうで身柄を預かっていたのですが、頭が足りないうえにおしゃべりも達者ではないため組の用心棒にしようと連れてきたのだそうです。

矢代は百目鬼をそばに置いて七原を退席させると、自分がどういわれているか質問しました。百目鬼は「ドMで変態」「淫乱猫」「幹部の公衆便所」「いつも笑っているようでキレているから気をつけろ」と正直に答えます。

矢代は「仕事に支障をきたすから部下には手を出さない」と言いながら、百目鬼にズボンを脱ぐよう命じます。百目鬼の下半身に刺激を与えますが、百目鬼は反応しませんでした。百目鬼は不能だと告白し、矢代は年齢を聞きました。百目鬼は25歳で、矢代は30代半ばでした。

矢代は百目鬼を用心棒としてそばに置くことにします。

翌日、矢代は百目鬼がいた金融会社へ行き、社長の桐島に「幹部って誰」と質問しました。三角(みすみ)という名が出てなるほどと思います。

移動の車中で後部座席に座る矢代に、運転をする百目鬼は「違うとは言わないんですか」と話しかけます。矢代と身体を重ねていた男が刑事だと、百目鬼は気づいていました。百目鬼が元警官だと矢代は知ります。

自分の秘密を2つ知られたと矢代は百目鬼に言い、代わりに百目鬼の秘密も教えろと要求しました。百目鬼は「初めて見たときから、矢代を綺麗だと思っていた」と告白します。それを話す百目鬼の耳は真っ赤に染まっていました。

もうひとつ教えろと矢代が言うと、百目鬼は「秘密はもうありません」と答えました。

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