映画:夏へのトンネル、さよならの出口

「夏へのトンネル、さよならの出口」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

アニメ映画

夏へのトンネル、さよならの出口の紹介:2022年9月9日公開の日本アニメーション映画。第13回小学館ライトノベル大賞においてガガガ賞と審査員特別賞をW受賞した八目迷の同名小説をアニメ化。とある片田舎で、入ったら欲しいものがなんでも手に入るというトンネルの存在を知った高校二年生のカオルとあんずは、トンネル探索の協力関係を結ぶ。声の出演は、「蜜蜂と遠雷」の鈴鹿央士、「シライサン」の飯豊まりえ。監督・脚本は、「デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆」の田口智久。

夏へのトンネル、さよならの出口の主な出演者

塔野カオル(とうの カオル) – 鈴鹿央士 花城あんず(はなしろ あんず) – 飯豊まりえ 川崎小春(かわさき こはる) – 小宮有紗 加賀翔平(かが しょうへい) – 畠中祐 塔野カレン(とうの カレン) – 小林星蘭 浜本(はまもと)先生 – 照井春佳 カオルの父 – 小山力也

夏へのトンネル、さよならの出口のネタバレあらすじ

【起】– 夏へのトンネル、さよならの出口のあらすじ1

夏へのトンネル、さよならの出口のシーン1

画像引用元:YouTube / 夏へのトンネル、さよならの出口トレーラー映像

「ねえ。なんでも手に入るトンネルの話、知ってる?」

都市伝説まがいの噂が、その町では囁かれていました。トンネルに入れば欲しいものがなんでも手に入る一方、出てくるころには100歳ほど年を取ってしまうことから「ウラシマトンネル」と呼ばれているそうです。

そんな噂を耳にしながらも、高校生の少年・塔野カオルはさほど気に留めずひとりで下校します。雨が降っているのでビニール傘を差し、MDウォークマンを聞きながら学校を出たカオルは最寄りの香崎駅に行きます。

2005年6月。

カオルは高校まで電車通学をしていました。駅の改札を抜けると、ホームに見慣れない同年代の少女がいて椅子に座っていました。近づいてみると少女は傘を持っておらず、全身が濡れていました。雨に濡れないように、茶色の封筒を大事そうに胸に抱えています。

「電車が鹿と接触したために30分遅れる」というアナウンスが駅に流れると、少女は舌打ちしました。カオルが少女を気にしていると、少女はつっかかってきます。カオルが「傘、使う?」と差し出すと、少女は善人ぶっているのかと噛みついてきました。傘を貸すことでカオルが濡れると少女が指摘するので、カオルは「家と最寄り駅が近いから」と答えます。

ずぶ濡れだと体調を崩して家族が心配するだろうとカオルが言うと、少女は「私には親なんていない」と言いました。カオルが「それはいいね」と答えると、少女はカオルから傘を借りると言いました。傘を返すから、名前と携帯を教えてくれと言い、赤外線通信でメール交換を行ないます。少女の名前は、花崎あんずと言いました。あんずは「借りたものはちゃんと返す。連絡するから」とカオルに告げます。(映画タイトル)

翌日はよく晴れていました。カオルが身支度をして出かけますが、居間では父親のいびきが聞こえていました。

学校では浜本先生が、クラスに転校生が来たと紹介しようとします。転校生はあんずでした。あんずは自己紹介することなどないと言うと、さっさと席に着こうとしました。カオルの顔を見て「同じクラスだったんだ」と漏らしたので、クラスメイトたちも2人が面識あると知り、カオルの親友・加賀翔平がからかいます。

クラスの子たちは男女ともに転校生のあんずに興味津々で、休み時間になると話しかけました。しかしあんずは誰に対してもつれなく、冷淡でした。他人とのあいだに鉄壁を築いています。

女子のリーダー格・川崎小春が話しかけますが、あんずは無視しました。あんずが読んでいる本が古いマンガだと知ると、小春は取り上げてわざと落とします。「ケンカ売ってる?」と聞いたあんずは、小春がそうだと答えると即座に拳で顔を殴りました。小春は鼻血を出して倒れ、クラスは騒然とします。

その夜カオルが部屋にいると、酒を飲んだ父が酔って荒れていました。カオルが居間に様子を見に行くと、父ははす向かいの住人が職場に来てカレンの話をしたと言います。

カレンとはカオルの妹でした。「お前がカリンを殺したんだよ」と父に責められて、いたたまれなくなったカオルは思わず家を飛び出しました。

踏切からレールを辿ってトンネルのほうへ移動したカオルは、通過する電車を避けようとして線路から脇道に落ちます。落ちたところには逆さになった鳥居があり、くぐって山の奥に進むと、足首ほどの浅い湖がありました。その先に三角形の小さなトンネルがあり、なかから赤い光が覗いています。

不思議な光景に誘われるようにカオルがトンネルのなかに入ると、そこは不思議な世界でした。6月なのに赤いモミジのような木が奥までずっと植わっており、奥へ行くにつれて気温が低くなりカオルの息が白くなります。カオルはそのなかで、小さなサンダルを見つけました。裏には「カレン」と名前が書かれています。

妹のサンダルがなぜここにあるのかと思ったカオルに、小さなインコがやってきて肩に止まりました。インコは妙なメロディで「うさぎとかめ」を歌っており、それはカオルとカレンがかつて飼っていたキィというインコに教えた歌でした。死んだはずのキィがいると思ったカオルは、サンダルとキィをそれぞれの手に掴んだままトンネルの入り口に引き返しました。外へ出ても両方とも消えずに存在すると知り、いま自分が入ったところが都市伝説まがいの「ウラシマトンネル」だと気づきます。

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