「宇宙戦艦ヤマト2202愛の戦士たち/第一章嚆矢篇」のネタバレあらすじと結末の感想

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宇宙戦艦ヤマト 2202 愛の戦士たち/第一章 嚆矢篇の紹介:往年の大ヒットSFアニメ『宇宙戦艦ヤマト』を現代的にリメイクした2012年の大ヒット作『宇宙戦艦ヤマト 2199』の続編。2017年3月より劇場公開された。旧作ヤマトシリーズの第2作『さらば宇宙戦艦ヤマト愛の戦士たち』のストーリーを元に、『亡国のイージス』『機動戦士ガンダム UC』などの原作者・福井晴敏がシリーズ構成と脚本を担当した。監督は、前作の出渕裕から交代し、『ブレイク ブレイド』『蒼穹のファフナー』の羽原信義が担当。前作から3年後、かつての仇敵ガミラスと同盟を結んだ地球が新たな敵ガトランティスと対決する中、時代に取り残されたヤマト乗組員たちの苦悩を描く。全7章で構成された物語のうちの第1章で、第1話『西暦2202年・甦れ宇宙戦艦ヤマト』、第2話『緊迫・月面大使館に潜行せよ』の2話で構成されている。

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宇宙戦艦ヤマト2202愛の戦士たち/第一章嚆矢篇の主な出演者

古代進(小野大輔)、森雪(桑島法子)、島大介(鈴村健一)、真田志郎(大塚芳忠)、徳川彦左衛門(麦人)、新見薫(久川綾)、南部康雄(赤羽根健治)、相原義一(國分和人)、山本玲(田中理恵)、藤堂平九郎(小島敏彦)、芹沢虎鉄(玄田哲章)、ローレン・バレル(てらそままさき)、クラウス・キーマン(神谷浩史)、ズォーダー(手塚秀彰)、テレサ(神田沙也加)

宇宙戦艦ヤマト2202愛の戦士たち/第一章嚆矢篇のネタバレあらすじ

【起】- 宇宙戦艦ヤマト2202愛の戦士たち/第一章嚆矢篇のあらすじ1

宇宙空間に尊大な男の声が響き渡ります。「無限に広がる大宇宙。静寂な光に満ちた世界。死んでゆく星もあれば生まれてくる星もある。宇宙は生きているのだ。だから、愛が必要だ」
男の声とともに、巨大な光の渦が漂う隕石を飲みこみ、砕いていきます。そしてその光の渦から戦闘艦隊が出撃してきました。艦隊は穏やかな惑星を攻撃し、地下に隠れた人々を次々と虐殺していきました。自らの司令室でその殺戮を指揮する男――ズォーダー大帝の声は続けます。「虚しい。実に虚しい。彼らの命に何の意味があったのか。やはり愛が必要なのだ。この宇宙から根こそぎ苦痛をぬぐい去る愛が必要なのだ。そう思わんか、テレサ」
スクリーンの中で、呼びかけられた女性が答えました。「すべては定められたこと。でも、それだけではありません。遠い星の戦士たちよ。あなたたちに、すべてが……」
西暦2022年、地球を発ち、ワープアウトしてきた地球防衛軍特別混成艦隊は、かつての宿敵ガミラス辺境軍と対峙します。しかし彼らは途中で転進し、ともに浮遊大陸を占拠したガトランティス艦隊に向かっていきました。地球とガミラスは同盟し、ガトランティス軍と戦争をはじめていたのです。
地球艦隊のひとつ、戦闘艦「ゆうなぎ」のブリッジでは、ガミラスの艦隊を物珍しげに見る部下たちに対し、艦長の古代進が「ガミラスは同盟軍だ。敬意を払え」と命令しました。
一方、地球防衛軍の司令室では、オペレーターで古代の婚約者・森雪や司令長官の藤堂、芹沢らが状況を見守っていました。
地球・ガミラス同盟軍とガトランティス軍との艦隊戦が始まります。古代のゆうなぎは乱戦の中で奮迅していましたが、いきなりガトランティス軍が後退していきます。古代が不審がった時、ガトランティス軍の後方から巨大な十字架に隠された超巨大戦艦が出現しました。超巨大戦艦はその圧倒的な火力で次々と地球・ガミラス両軍の艦を沈めていきます。
司令部の芹沢はかねてから予定されていたプランAの開始を進言、藤堂の許可を経て秘密にされていた作戦が開始されました。古代らはその作戦について何も聞かされていませんでしたが、コンピュータに記録されていた指示に従って後退をはじめます。その時、彼らの背後から猛烈なエネルギービームが放たれました。その威力は凄まじく、ガトランティス軍を一瞬で壊滅してしまいました。古代はそれが波動砲だと気づきます。かつてイスカンダルで禁じられた武器として封印を約束した波動砲です。

【承】- 宇宙戦艦ヤマト2202愛の戦士たち/第一章嚆矢篇のあらすじ2

波動砲を放ったのは、地球の最新鋭戦艦「アンドロメダ」でした。アンドロメダは古代らの艦隊を押しのけるようにして戦闘宙域に突入します。
地球の司令部では、上層部の人々がアンドロメダの「拡散波動砲」が成功したことを喜びました。彼らは同席するガミラスの武官たちに対して、地球人がより強力な波動砲を開発したことを強調します。しかし、雪は「それがこの三年間の答えなのでしょうか」と藤堂に訴えました。
戦場では破損した艦が戦線を離脱し、地球へと帰還のワープを開始しました。その時、破壊されたと思われていた敵の超巨大戦艦が再起動しました。アンドロメダが攻撃しましたが、超巨大戦艦を破壊するに至りません。超巨大戦艦は帰還する地球艦を追ってワープに突入しました。古代も「ゆうなぎ」のワープを命じます。
巨大戦艦は帰還する地球艦を一蹴すると、地球への突入を開始します。防衛軍司令部は大混乱となりましたが、いち早く動きを察知して追ってきた古代の「ゆうなぎ」が巨大戦艦の下部に回り込み、落下を食い止めようとします。しかし、相手は巨大戦艦で、小型の「ゆうなぎ」ではとても歯が立ちません。その時、「ゆうなぎ」のブリッジに雪を経由して、かつてヤマトの副長だった真田からの連絡が入ります。古代は真田の指示に従い、巨大戦艦の下から離脱しました。
海底で改修中だった宇宙戦艦ヤマトのブリッジでは、真田らかつての乗組員たちがヤマトの起動を開始していました。ヤマトは彼らの操作により艦を起こし、主砲を発射、落下中の敵巨大戦艦を一撃で破壊します。防衛軍司令部の人々は、自分たちが再びヤマトに助けられたことに気づきました。
その時、古代たち元ヤマトの乗組員は、奇妙な思念を察知します。古代は死んだはずの沖田艦長の幻覚を見ました。沖田艦長は彼に「ヤマトに乗れ」と呼びかけたのでした。

【転】- 宇宙戦艦ヤマト2202愛の戦士たち/第一章嚆矢篇のあらすじ3

ガトランティスの戦艦から回収された乗組員の一人が地球軍の研究施設に改修されたものの、爆発するという事故が発生しました。居合わせた研究員の新見薫は、たまたま席を外していたため、負傷はしたものの命は助かりました。彼女が病院のベッドで目を覚ました時、傍らにはかつての上司だった真田の姿がありました。
地球ではアンドロメダの同型艦が2番艦から5番艦まで一度に4隻も完成し、進宙式の式典が行われていました。そのセレモリー会場では、招待されたガミラスの大使ローレン・バレルが、ガトランティス兵が体内に爆薬を埋め込まれていることを同席する芹沢に伝え、どうしてガトランティス兵を捕らえた時に知らせてくれなかったのかと訊ねます。逆に芹沢は同盟国相手に情報を出し惜しみしていたと非難しました。地球側とガミラスはまだ互いを信じ切っていないのです。ローレンは地球とガミラスの仲を取り持ったイスカンダルのことを持ち出しましたが、芹沢はあれは一介の艦長がした約束だと素っ気ない返事をします。彼らの目前でアンドロメダ級の4隻の戦艦は宇宙へと昇っていきました。
式典が終わった後、駐車場の車内では、ローレンが部下のクラウス・キーマンに元ヤマトの乗組員たちと連絡するよう命じます。ローレンは「ヤマトの乗組員たちがテレサの声を聴いていた可能性がある」と言いました。
一方、古代は勝手な行動をしたことで地球防衛軍本部で事情聴取を受けていました。解放された古代は、雪の車に迎えられます。ドライブしながら、古代は雪に心配をかけたことを謝りました。街に戻った二人は喫茶店に入り、地球が昔のように復興したことを語り合います。雪はその頃の記憶がなく、そんな奥さんでいいの? と古代に訊ねます。古代は彼女の手を握り、「前だけは見ていこう。きっと幸せになれる」と言いました。雪は彼の手を握りかえし「私、とっくに幸せだよ」と答えました。
街の郊外には英雄として沖田艦長の像が建てられています。夕焼けの中、沖田の像の足元で、かつてのヤマトの船医・佐渡がいました。沖田の命日にやってきた佐渡は、復興した地球が自分たちの思っていたものと違うこと、そしてヤマトが忘れられていることを嘆きます。そこに真田や島をはじめとする旧ヤマトの乗組員たちがやってきます。遅れて古代と雪もやってきて、彼らは佐渡の指示に従い、沖田に敬礼をしました。
夜、古代たちは沖田像の足元で酒盛りをしていました。その最中、真田があの事件ですべての責任を古代にとらせたことを謝りつつ、その時に太陽系全域で通信障害が起きたことを伝えました。その際、幻覚を見たのは古代だけでなく、他の者たちも自分の親しい故人から「ヤマトに乗れ」と言われたということでした。彼らは一様に現在の波動砲艦隊計画や復興計画に疑念を抱き、ヤマトへの郷愁を深めていました。一方、過去の記憶のない雪だけは自分が誰の幻覚も見てないことに孤独感を深めていました。そんな彼らの頭上をアンドロメダが通過していきます。誰かが「バカヤロー」という声を上げました。
そんな彼らを遠くからクラウスが見守っていました。

【結】- 宇宙戦艦ヤマト2202愛の戦士たち/第一章嚆矢篇のあらすじ4

数日後、古代と島は真田に呼び出され、数光年先から地球に未知のクエーサーが接近していることを知らされます。地球圏に到達するのは数万年後ですが、あの時彼らに幻覚をもたらせたエネルギー波が、そのクエーサーと同じ方向から放たれたそうです。しかもヤマトのレコーダーに記録が残されていました。真田がそのデータを再生すると、自分たちに何かを語りかける女性の姿が見えました。古代は彼女が自分たちに助けを求めていると言い、「俺たちはここに行かなければならないんだ」と訴えました。真田もまた「我々は呼ばれている」と賛同しましたが、島は反対します。事を起こすには根拠が乏しすぎる、と。島は今の地球防衛軍に失望し、退役して民間の貨物船で働いていました。
古代はかつてガミラスと戦っていた頃の防衛軍司令部を訪れましたが、軍の諜報部員らしき黒服の男たちに着けられているのに気づきます。そんな古代を呼び止めたのは、クラウスでした。彼は古代を助けて諜報部員たちを撒き、ヤマトへの借りを返すために月面のガミラス大使館に招待すると言いました。そこであの幻の理由がわかるというのです。
月面では、かつてヤマトの戦闘機隊の一員だった女性パイロット山本玲が、訓練教官として新米たちを鍛えていました。元ヤマト戦闘機隊の隊長・加藤も同じく教官となっていましたが、彼は一人息子が重い宇宙放射線病を煩っているため任務を離れているのです。
訓練を終えて更衣室にいた玲は古代からのメッセージを受信しました。
一方、古代はクラウスの手引きによって小型機に乗り、月面をガミラス大使館に向かっていました。公式のルートではないため、対テロ用の無人機の攻撃をくぐり抜けなければなりません。非武装の小型機に乗る古代は無人機に追われるしかありませんでしたが、駆けつけてきた玲の戦闘機に助けられ、無事に危機を脱しました。
その頃、ズォーダーはテレサからのメッセージを受けとった地球への進撃を命令していました。

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みんなの感想

ライターの感想

劇場での公開当時、冒頭5分だけがネットで公開されてましたが、その時はアンドロメダの出現シーンがめちゃくちゃカッコよく、本編を観るのが楽しみでした。旧作のヤマトだと、アンドロメダはデザインはかっこいいものの典型的な噛ませ役で、あんまり印象に残らなかったんですよね。それでもデザインの良さで一定の人気はあるメカなんですが。
で、こうやって本編を観てみたら……やっぱりアンドロメダは噛ませでした(苦笑)
旧作だとなかったヤマトの活躍シーンがのっけから出てくるのは、旧シリーズのファンとしては嬉しいところなんですが、もうちょっとアンドロメダの無双っぷりも観たかったなーと。
ストーリーはまだプロローグ段階で、なんともかんともって感じですね。とはいえ、旧作ではなかった地球とガミラスの関係性なんかも先が読めず、いろいろと楽しみです。果たして旧作以上にアンドロメダの活躍シーンはあるものか。まあどう考えても役割的に噛ませポジション以外ではないわけですが。それでも見栄えのする戦闘シーンは期待したいなーと。

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