映画:平成狸合戦ぽんぽこ

「平成狸合戦ぽんぽこ」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(4件)

アニメ映画

平成狸合戦ぽんぽこの紹介:1994年公開のスタジオジブリ制作の日本長編アニメーション映画。原作・監督・脚本は高畑勲。開発が進む多摩ニュータウンの一帯の狸が、生存を賭け人間に抵抗を試みる様子を描いた作品である。

平成狸合戦ぽんぽこの主な出演者

語り(3代目古今亭志ん朝)、正吉(野々村真)、おキヨ(石田ゆり子)、鶴亀和尚(5代目柳家小さん)、おろく婆(清川虹子)、権太(泉谷しげる)、青左衛門(三木のり平)、ぽん吉(林家こぶ平 現・林家正蔵9代目)、六代目金長(3代目桂米朝)、隠神刑部(芦屋雁之助)

平成狸合戦ぽんぽこのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①昭和40年代、多摩ニュータウン建設計画が推進、多摩丘陵に住むタヌキたちは対抗措置を講じると決意。人間を撃退するためにあれこれ知恵を振るうが、開発は止められない。 ②「妖怪大作戦」を発動しても手柄を横取りされ、正吉たちは人間に変化して生きる決意を、ポン吉たち変化できない者はそれなりに暮らしている。

【起】– 平成狸合戦ぽんぽこのあらすじ1

(この映画では基本的に「変化」は「へんげ」、「化学」は「ばけがく」とお読みください。

違う場合にはその旨を記載します)

日本の人間世界では、昭和40年前後。

高度経済期に突入した東京の周辺部では、旺盛な住宅需要により、農地や山林の無秩序な開発が進んでいました。

最初は都市部を開発していましたが、虫食い状の乱開発はすぐに住宅難に陥ります。

それに変わり、居住環境のよい宅地や住宅を大量に供給するために、昭和42年末、東京都は『多摩ニュータウン計画』を推進しました。

総面積約3000ヘクタール、居住予定人口30数万人。

山林の木々を切り払い、山を削り起伏をならし、田畑を埋め、昔からの家屋敷をつぶし、多摩丘陵の山容を完全に変貌させて、巨大な造成地を造りだし、その上に、緑とゆとりの一大ベッドタウンを建設するという、古今未曾有の大開発事業です。

その多摩丘陵はかつて、人家がまばらに建つ程度の、ほどよい田舎でした。

タヌキたち動物は人里の近くに住んでいました。

森の実りも豊かにありますが、人間が田畑を耕して作ったサツマイモなどのおこぼれにあずかれる恩恵があったからです。

〔ぽんぽこ31年 秋〕

鈴ヶ森に接する鷹ヶ森の新たな伐採地において、多摩丘陵のタヌキたち最後の合戦が行なわれました。

赤軍の総大将、鷹ヶ森の猛者・権太(ゴンタ)と、青軍の総大将、鈴ヶ森の長老・青左衛門(あおざえもん)が、縄張り争いで衝突します。

なお、あまり知られていない事実ですが、人間の見ていないところでは、タヌキたちは直立二本足歩行の姿で行動しています。

その合戦は激しく、壮烈を極めるものでしたが、長くは続きませんでした。

合戦の最中に、古ダヌキの女性・火の玉のおろく婆(ばばあ)がやってきたからです。

おろく婆はみんなに下界を見下ろすよう促し、タヌキたちは唖然としました。

人間の手によって山が消えうせ、削られて土肌むきだしの平らな丘が、目の前に寒々と広がっていたからです。

タヌキ同士で戦っている場合ではないと考え、多摩丘陵全域のタヌキたちはそれぞれ一族を引き連れて、深夜ひそかに置く山の荒れ寺「菩提餅山(ぼたもちさん)万福寺(まんぷくじ)」、通称:万福寺へ集合しました。

議長には万福寺に巣くう、105歳の古ダヌキ、鶴亀和尚が満場一致で推薦され、人間たちの開発阻止の方針を決めたのち、危険を考えて直ちに解散し、具体策を族長会議に一任します。

族長会議は、「すたれていた化学の復興」「人間研究」に、5か年計画で取り組むことを決議します。

さらにタヌキにとっての先進地、四国と佐渡から、有名な変化ダヌキを化学指南として招聘(しょうへい)することも決定しました。

四国と佐渡への使者を決めようとしますが、長距離の危険な旅に志願者はなく、全員がタヌキ寝入りを決め込みます。

これらの議事進行には、議長団の用意したマクドナルドのハンバーガーがきわめて有効に働き、無事に族長会議は終了しました。

人間研究のため、万福寺にテレビが設置されます。

テレビ導入は、思わぬ波紋を呼びました。テレビ見たさに一部のタヌキたちが、昼間から入り浸るようになります。

とはいうものの、人間たちの情報がニュースで入って来るようになり、タヌキたちはありがたく感じました。

化学については、昔変化の術をたしなんでいた火の玉のおろく婆による指導が始まります。

タヌキは昔、化学に秀でていました。誰もが操ることのできた術です。

陽気なタヌキたちは、昔から人間たちを化かして遊んでいました。しかし人間が力をつけてからは、化かしてだますことはせず、なりをひそめていたために、変化の術も次第に使われなくなったのです。

変化の指導が始まったものの、生来のんき者のタヌキの中には、落ちこぼれも出てきました。変化できない者も現れます。

タヌキたちが変化の勉強をしているあいだにも、多摩の景色は着実に変化していきました。

作業用のブルドーザーが土地をならし、多摩丘陵は平らにならされていきます。

タヌキたちはこれを「ノッペラ丘」と呼びました。

同時に「欲しがりません勝つまでは」の精神で、タヌキたちのあいだでは繁殖を控えるよう通達されます。

子育てから解放されたメスダヌキも、変化の勉強に加わりました。

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