映画:星を追う子ども

「星を追う子ども」のネタバレあらすじと結末

星を追う子どもの紹介:2011年公開。監督は、「雲のむこう、約束の場所」「秒速5センチメートル」などで知られている新海誠。「秒速5センチメートル」以来4年ぶりとなる劇場公開用長編アニメーション映画。制作に約2年をかけた作品である。日常的な内容の多い新海誠監督作品の中で、ファンタジー要素の多いジュブナイル作品となっていて、他の新海誠作品とかなり異なった作風の映画である。

あらすじ動画

星を追う子どもの主な出演者

渡瀬明日菜(金元寿子)、シュン・クァーナン・プラエセス(入野自由)、シン・クァーナン・プラエセス(入野自由)、森崎竜司(井上和彦)、マナ(日高里奈)、セリ(伊藤かな恵)、ミキ(寺崎裕香)

星を追う子どものネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

【起】- 星を追う子どものあらすじ1

星を追う子どものシーン1 明日菜は学校を終え帰宅した後、荷物をまとめ、いつもの場所に向かっていました。明日菜は毎日、線路の通った鉄橋を渡り、山を登ったところにある景色のいい場所でラジオを聴くのが好きでした。そのラジオは普通のラジオではなく、亡くなった父の形見である青い鉱石をコンデンサー代わりにした鉱石ラジオでした。そのラジオで適当に周波数を合わせて、聴こえてきた音を聴いていました。
ある日、いつものようにラジオの周波数を合わせていると、今まで聴いたことがない、不思議な音楽が聴こえてきました。幻想的なその音楽に明日菜は心を奪われます。
翌日、いつも通りその場所に向かっている途中の鉄橋に、熊のような巨大で不気味な生き物に遭遇します。怖気づいてその場から動けなくなった明日菜の元へ、見知らぬ少年が助けに来ました。その生き物と対峙する中で、その少年は腕を負傷します。なんとかその生物を倒した少年は、明日菜を抱いて鉄橋からジャンプしました。少年は、明日菜に、もうこの場所には来ないようにと忠告し、去って行きました。
明日菜は翌日も忠告を聞かずにいつも通りの場所へ向かいます。すると、そこには昨日の少年と、いつも明日菜がラジオを聴いているとやってくる猫のミミがいました。少年は、忠告したのにも関わらずやってきた明日菜に呆れたような笑みを浮かべます。少年の腕から出血しているのを見て、明日菜は自分の制服のスカーフを巻いてやります。少年は礼を言い、「シュン」と名乗りました。
明日菜はシュンに自分のラジオを聴かせたりして、シュンと仲良くなりました。シュンはアガルタというところから来たと明日菜に教えます。シュンは、また明日この場所で会おうと約束すると、明日菜の額にキスをしました。驚き恥ずかしくなった明日菜は、駆け足でそこから離れました。その夜、その場所からシュンは月を眺めていました。そして肩に乗っているミミに、「怖いんだ。でも大丈夫」と言います。

【承】- 星を追う子どものあらすじ2

星を追う子どものシーン2 翌日の土曜日。明日菜が目を覚ますと、母親が仕事から帰ってきていました。仕事が忙しくなかなか家にいれない母親と久しぶりに会った明日菜は喜び、一緒に朝食を食べます。母親は明日菜に夜は外食に行こうと提案します。大喜びの明日菜は、シュンの分まで作っておいたお弁当を持って家を出ようとします。スカーフはどこにやったのかと聞く母親に、無くしたとだけ告げ、友達と遊びに行ってくると家を出ました。2人分のお弁当を作っていた明日菜を見た母親は、意味深な笑みを浮かべました。
雨の中いつもの場所でシュンを待っていた明日菜でしたが、結局、シュンは姿を見せませんでした。
明日菜がシュンを待っていた頃、夜勤明けで眠っていた明日菜の母は、電話の音で目を覚ましました。受話器を取った明日菜の母は、その内容に愕然とします。
傘を持っていなかった明日菜はびしょ濡れで家に帰りました。母はタオルで明日菜の頭を拭いた後、そのまま明日菜を抱き寄せました。リビングに行き、明日菜を座らせた母は電話があったことを話します。その内容は、今日川辺で男の子の遺体が見つかったのだと言います。そして、その男の子の腕には、明日菜の名前が書いてあるスカーフが巻かれていたと告げました。悲しみにくれる母に対して、明日菜は「そんな訳は無い、大丈夫だよ」と笑顔で言いますが、自分の部屋に入った明日菜はシュンの死を受け入れ始めました。
学校の国語の授業を聞いた明日菜は、そこで語られた死後の世界についての話に興味を持ちます。そのことを友人に話すと、その友人から、授業を行なっていた新しく来た教師・森崎は妻を亡くしていることを聞きます。
職員室を訪れるものの既に森崎は帰宅しており、明日菜は他の先生から聞き、森崎の自宅を訪れます。森崎は明日菜を家にあげ、死後の世界についての詳しい話をします。世界には地下世界が存在しており、そこには死者を蘇らせることができる技術があるらしいということでした。その地下世界の中の1つに、シュンの故郷であるアガルタの名前もありました。
そこから帰る途中、いつもの場所の明日菜の秘密基地で、再び不気味で巨大な生物に遭遇します。するとそこへ死んだはずのシュンが武器を持って駆けつけました。驚く明日菜ですが、彼はシュンではなく、シュンの弟「シン」だと名乗り、明日菜を守りながらその生物に立ち向かいます。彼は生物を殺さないように元いた場所へ戻そうとしますが、そこへ数名の武装した男がやってきて、銃でその生物を殺してしまいます。その中の一人が他の兵士を帰すと、被っていたマスクを取りました。その顔を見た明日菜は驚きます。彼は森崎でした。森崎はアガルタについて調査している軍団のメンバーで、あの日明日菜を襲った生物の死体を見て、アガルタが実在していると確信していたのでした。
シンは、シュンが持ち出していたクラヴィスという石を回収しに来ていました。クラヴィスは、こちらの世界とアガルタを眺めて繋ぐ鍵の役割を果たすもので、シンはクラヴィスを使ってアガルタへ戻りました。アガルタの技術で妻を蘇らせたい森崎はアガルタに行きたいという思いを持っていましたが、クラヴィスがなかったためにそれは叶わないと思われていました。するとその時、明日菜の持っている父の形見である鉱石が光り始めました。すると、アガルタへのゲートが開かれました。父の形見の鉱石は、クラヴィスの破片だったのです。森崎と明日菜は、ミミを連れてアガルタへ入って行きました。

【転】- 星を追う子どものあらすじ3

星を追う子どものシーン3 壮大な景色の広がるアガルタでしたが、明日菜と森崎が見つける場所はどこも村が廃れた状態であり、人と会うことはありませんでした。二人は食料を調達しながら、数日の間アガルタを彷徨っていました。
祖母の元へシュンの持っていたクラヴィスを届けたシンは、地上人がアガルタへ入っていたことを聞かされます。クラヴィスを回収ため、驚くシンでしたが、明日菜が首からクラヴィスの破片を下げていたことを思い出したシンは、明日菜と森崎がアガルタにやってきたことを悟り、クラヴィスの破片を奪うため二人を探しにに向かいました。
数日経ったある日、目を覚ました明日菜は、「夷族」と呼ばれる生き物に襲われました。急いで逃げていると、小さな少女マナと出会います。言葉を話せないマナは、ジェスチャーで、夷族に襲われていることを明日菜に伝えます。マナを連れて逃げている明日菜の元へ、シンが現れます。シンは夷族を倒しながら明日菜とマナを守ります。川へ入り泳ぎながら逃げ、明日菜とマナは岸へ上がりますが、水中にいた夷族に襲われたシンは気を失ってしまいました。
シンが目を覚ますと、森崎も合流しており、3人はマナの案内で、彼女の家がある村アモロートに辿り着きました。マナの祖父は地上人の2人を歓迎しますが、他の村人は2人を追い出そうとします。アガルタの村の多くは、地上人によって滅ぼされていたためでした。
その夜、森崎はマナの祖父から死者を蘇らせることができる場所とその方法を聞き出します。翌朝、シンとマナにすっかり懐いたミミを残して、明日菜と森崎はアモロートを出ました。森崎が聞き出したその場所へ向かい出しました。

【結】- 星を追う子どものあらすじ4

星を追う子どものシーン2 マナに懐いてアモロートに残ったミミでしたが、その後すぐに寿命を迎えてその一生を終えました。ミミの亡骸を前に号泣するマナを見たシンは、アガルタは、命の儚さを知り尽くしているために、地上人から狙われるのではないかと気づき、二人を追います。
死者を蘇らせることができる場所フィニス・テラに辿り着いた2人。森崎は崖を降りて行きますが、明日菜は崖を前に足を止めます。それまでのことを思い返した明日菜は、シュンを亡くしたことによる喪失感を埋めるためにアガルタへ来たのだということに気づきます。
一人暗闇に残された明日菜の元に、夷族がやって来ます。夷族に首を掴まれた明日菜は、森崎から護身用に渡されていた銃を使いますが夷族には効きません。気が遠くなっていく明日菜の元へ、シンが駆けつけて夷族を一層します。森崎を追うことを決心した明日菜とシンは崖の下へ向かいます。
森崎はシャクナ・ヴィバーナに、明日菜から借りたクラヴィスの破片を使い、妻リサを生き返らせてほしいと頼みますが、引き換えに、リサの依代にするための肉体・生贄を求めます。するとそこへ、シンと明日菜が駆けつけます。森崎は、苦渋の決断で、明日菜を生贄に選びます。明日菜に憑依したリサと森崎は十数年振りに会話を果たします。このままでは明日菜が戻ってこれないと、シンはクラヴィスの破片を粉々に破壊します。するとリサも消えて、シャクナも消えました。リサが消えてしまい、「殺してほしい」と泣き叫ぶ森崎でしたが、そんな森崎を、戻ってきた明日菜がそっと抱きしめました。
正気を取り戻した森崎は、アガルタに残ることを決めました。一人地上に戻った明日菜は、シュンやシン、アガルタの人たちのことを思い出しながら、元の生活に戻って行きました。

みんなの感想

ライターの感想

日常的な、恋愛青春のストーリーを描く新海誠作品の中では、ファンタジー・冒険色が強い異色作だと思いました。ジブリ映画に通ずるような不思議な世界観の中で、新海誠監督特有の人間関係の描き方がトレースされ、面白い作品になっていると思います。

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