「機動戦士ガンダム」のネタバレあらすじと結末の感想

アニメ映画

機動戦士ガンダムの紹介:1979年より放送され、放送終了後に発売されたプラモデル、通称ガンプラによって一大ブームを起こし、以後30年以上にわたってシリーズが制作されてきた同名テレビアニメ作品の再編集劇場版。新作カットを追加し、ストーリーや設定を改変して独立した劇場用映画として製作された。監督は富野喜幸(現在では富野由悠季)。この最初のガンダムは「ファーストガンダム」などとマニアの間で呼ばれ、放送から30年を経た現在でも数多くのファンに支持され、プラモデルやフィギュア、ゲームなどが頻繁に発売されている。その後のテレビアニメーションにも大きな影響を与え、日本のアニメーションの歴史に残る作品と言える。この劇場版が初めて公開された時も、関係者の予想を超える大ヒットを記録した。

予告動画

機動戦士ガンダムの主な出演者

アムロ・レイ(古谷徹)、シャア・アズナブル(池田秀一)、セイラ・マス(井上瑤)、ブライト・ノア(鈴置洋孝)、フラウ・ボゥ(鵜飼るみ子)、ミライ・ヤシマ(白石冬美)、カイ・シデン(古川 登志夫)、ハヤト・コバヤシ(鈴木清信)、マチルダ・アジャン(戸田恵子)、カマリア・レイ(倍賞千恵子)、ナレーター(永井 一郎)

機動戦士ガンダムのネタバレあらすじ

【起】- 機動戦士ガンダムのあらすじ1

人類が地球の周辺に巨大なスペースコロニーをいくつも建造し、増えすぎた人口を移民させるようになった宇宙世紀0079。月の裏側にあるコロニー群「サイド3」が「ジオン公国」を名乗って、地球連邦政府に独立戦争をしかけてきました。
ジオンは巨大な人型兵器「モビルスーツ」を投入し連邦を圧倒、さらにコロニーを地球に落下させるというコロニー落としによってすさまじい大虐殺を起こしました。しかし戦争は膠着状態に陥り、数ヶ月が経過したのです。
そんな中、もっとも新しいコロニー群である「サイド7」に、ジオンのモビルスーツ「ザク」が侵入してきました。
サイド7では危機を察知し、避難命令が出ます。サイド7に住む少年アムロ・レイは、父が連邦軍で働く技術者でしたが、幼馴染みの少女フラウ・ボウとともに避難していきます。
その頃、サイド7の港湾ブロックには、連邦の最新鋭戦艦「ホワイトベース」が入港してきました。そこにはアムロの父テム・レイが乗っていました。彼らはサイド7で開発中の新型モビルスーツの受け取りのためにやってきたのです。しかしホワイトベースは、ジオンの部隊につけられていました。
侵入してきたザクのパイロットは、テスト中のモビルスーツ(MS)を発見すると、功を焦って上官の命令を無視し攻撃を開始します。
その音は、シェルターに避難していたアムロの耳にも届きました。彼は近くで戦闘が起きていることに気づくと、他の避難民を連邦の軍艦に乗せてもらうよう父親に頼むためシェルターを出ます。しかし、そこで彼はザクの攻撃を受けた士官が取り落とした、連邦軍のMS「ガンダム」のマニュアルを見つけます。
ザクの攻撃に避難民たちは港に向かいますが、連邦軍の反撃にも関わらず被害が広がっていきます。フラウ・ボウの家族も戦闘にまきこまれ、彼女ひとりが生き残りました。アムロはフラウに港に向かうよう指示すると、放置されていたガンダムに乗り込みました。
初めての操縦にも関わらず、アムロはガンダムの性能に助けられてザクを撃破します。その爆発のせいでコロニーの壁が壊れ、近くにいたテム・レイが宇宙に放り出されてしまいましたが、アムロはそのことに気づきません。
一方、コロニーの外からはジオンの巡洋艦「ムサイ」が攻撃をしかけてきました。指揮官のシャア・アズナブル少佐は仮面をつけた謎の男です。その攻撃により、正規の士官たちは次々と負傷していきます。
士官候補生のブライト・ノアは残った兵士や民間人の少年たちを指揮し、住人たちをホワイトベースに避難させていきます。その中にはフラウの姿もありました。ブライトはガンダムに乗ったままのアムロにも指示し、資材をホワイトベースに搬入させていきます。
その頃、シャアが宇宙遊泳によって直接コロニー内部に侵入してきました。
逃げ遅れた民間人を捜すため、フラウともう一人、民間人の少女セイラ・マスがコロニー内の捜索に向かいます。セイラはMSの残骸を調べていたシャアと出会い、銃を突きつけます。仮面をとったシャアを見て、セイラは驚きました。その隙にシャアは脱出します。セイラは「兄さん……」とつぶやき、シャアは「似ている……しかしアルテイシアにしては強すぎる」と独り言をいいました。

【承】- 機動戦士ガンダムのあらすじ2

すべての避難民の収容が完了し、ブライトは負傷したパオロ艦長のかわりに指揮をとり、やはり民間人の少女ミライ・ヤシマに操縦させてホワイトベースを出航させました。
サイド7を出たシャアは部下とともにMSに搭乗し、改めて攻撃をしかけてきます。一機のMSが他の3倍のスピードで接近すると知り、パオロ艦長はシャアだと気づきます。赤いザクに乗ったシャアはたった一人で5隻の戦艦を沈め、「赤い彗星」と呼ばれ、恐れられているのです。
ガンダムで出撃したアムロはシャアのザクに翻弄されますが、新たに装備したビームライフルの威力によって一機のザクを撃破し、シャアを退けました。
母艦であるホワイトベースに戻ったアムロは、ブライトの厳しい言葉を受け、反発するのでした。
ホワイトベースは連邦軍の前線基地である「ルナツー」へと向かいます。アムロはブライトの指示によりガンダムの整備をしていましたが、厳しい言葉に反発するようにがむしゃらに働いていました。
ルナツーに到着したホワイトベースですが、ルナツー司令のワッケインは避難民の受け入れを拒否し、連邦軍本部であるジャブローに向かうよう指示しました。出発するホワイトベースを見ながら、ワッケインは素人ばかりに最新兵器をまかせざるをえない軍の窮状に涙を浮かべるのでした。
ホワイトベースは民間人の少年少女を中心とする乗組員によって地球の大気圏に向かいます。アムロはなし崩し的に戦闘に参加することに疑問を抱きながらも、戦闘配置につくのでした。
しかし、そのタイミングをついて、再びシャアが攻撃をしかけてきます。危険な大気圏突入間際の戦闘で、なんとかホワイトベースは持ちこたえましたが、ザクの一機と戦闘していたガンダムは地球の重力につかまり、戦いながら大気圏に突入していきます。ザクは大気との摩擦で燃え尽きてしまいましたが、ガンダムは無事に大気圏を突破し、ホワイトベースに収容されます。
一方、シャアは地上のジオン侵攻軍の指揮官であるガルマ・ザビに連絡し、ホワイトベースとガンダムのことを伝えていました。シャアは大気圏突入の戦闘でホワイトベースの降下コースが変わり、ホワイトベースがジオンの勢力圏に降下するよう仕向けていたのです。
さっそくガルマの部隊が出撃し、ホワイトベースを追ってきました。ガルマの母艦は地球に降下してきたシャアを収容します。シャアとガルマは士官学校時代の同期で友人でした。ガルマは自分に手柄をもたらしてくれたシャアに感謝します。

【転】- 機動戦士ガンダムのあらすじ3

ホワイトベースでは戦闘配置の命令が出ていましたが、アムロは戦いの連続で疲れ果てていました。アムロは自分たちが連邦軍から囮として利用されているのではないかと言います。
ガルマは自ら戦闘機で出撃し、部下を率いてホワイトベースに攻撃を仕掛けてきました。民間人の少年カイ・シデンがMS「ガンキャノン」で、同じく民間人のハヤト・コバヤシは、士官候補生のリュウ・ホセイとともに「ガンタンク」で出撃します。しかしアムロはこれ以上戦うことを恐れ、出撃を拒否します。
ブライトはそんなアムロを殴りました。「親父にも打たれたことないのに」と怒るアムロに、ブライトは「殴られもせず一人前になったやつがどこにいるのか」と言い、さらに「それだけの才能があれば、シャアを越えられるかもしれなかったのに」と言い捨てて立ち去ります。さらにフラウにも励まされ、アムロはようやく戦う気になりました。
ガルマの部隊の猛攻によりホワイトベースが追いつめられた時、アムロがガンダムで出撃します。アムロはガンダムをジャンプさせて、敵戦闘機部隊を次々に撃破していきまた。ガルマはシャアの援護を受けて脱出します。後を追いかけようとしたアムロでしたが、連邦軍の輸送機がやってきて、深追いするなと命じました。
輸送機の指揮官である女性将校マチルダ中尉は、ホワイトベースに補給をし、連邦軍にもホワイトベースを見捨てない人たちがいると伝えました。さらにアムロの戦い方を評価し「あなたはエスパーかもしれない」と褒めます。マチルダの大人の女性としての魅力に、アムロはときめきを覚えました。
一方、ガルマは占領政策の一環としてのパーティを行っていました。彼はジオンに媚をうる地球の有力者のことを軽蔑していましたが、反ジオン派である市長の娘イセリナとは恋愛関係にありました。ジオンの指導者ザビ家の御曹司であるガルマは、イセリナとの恋を成就するために連邦軍の最新兵器であるホワイトベースを捕らえようとしていました。
戦闘によって廃墟となった町に追い込まれたホワイトベースはドーム球場に艦体を隠し、背後からガルマの部隊を攻撃するという作戦に出ます。ザクで地上に降りたシャアは、いち早くその作戦を見抜きましたが、何故かそのことを伝えずガルマをホワイトベースの前に向かわせます。
ホワイトベースは一斉射撃を開始し、ガルマの部隊を次々と撃破していきます。シャアはガルマに「君の生まれの不幸を呪うがいい」と通信します。自分が謀られたことに気づいたガルマは、母艦でホワイトベースに特攻していきますが、力及ばず撃破されてしまいました。
ガルマの戦死を伝え聞いたイセリナは泣き崩れます。
その報告はジオン公国に伝えられ、公王のデギン・ザビは息子たちを召集しました。ジオン軍の総司令官である長兄のギレン・ザビはガルマの死を利用するつもりでしたが、デギンは静かにガルマの冥福を祈ることを希望しました。

【結】- 機動戦士ガンダムのあらすじ4

ジオンの勢力圏を抜けて一息ついたホワイトベースは、一時の休息をしていました。その地域はアムロが生まれ育った場所の近くで、アムロは地球に残った母親に会いに向かいました。
しかしアムロの実家は空き屋となり、そこでは連邦軍兵士たちが酒飲み、浮かれ騒いでいました。外に出たアムロは、連邦軍の兵士が民間人の女性に暴言を吐いているところを目撃します。前線の連邦軍は軍規が緩み、チンピラのような状態になっているのです。アムロは母親が避難キャンプで働いていると知り、そちらへ向かいました。
しかし、そこはジオンの前線基地の近くでした。アムロはようやく母親と再会したものの、ジオンのパトロール兵に見つかり、撃ってしまいます。母は「人様に鉄砲を向けるなんて」とアムロを責めました。母親との溝に傷ついたアムロは、戦闘機で出撃し、ジオンの基地を攻撃します。
そこに再びマチルダの輸送隊がやってきて、戦闘を中断させました。
その後、アムロは母に別れを告げて再びホワイトベースに乗り込んでいきます。アムロの母は飛び立つホワイトベースを見ながら涙を浮かべるのでした。
マチルダはホワイトベースの修理の指揮をとりながら、ブライトに近々大きな作戦があることや、ホワイトベースが当初の予想を超える戦果をあげていることを伝えます。連邦軍は「ニュータイプ」という存在を察知していて、マチルダはホワイトベースがそうではないかと語りました。
連邦の勢力圏に向けて移動するホワイトベースは、ガルマの敵討ちの任務を受け、地球に降下してきたランバ・ラルの攻撃を受けます。ランバ・ラルの駆る新型MS「グフ」のパワーにアムロは圧倒されますが、地上に降りたばかりのランバ・ラルは深追いを避けて離脱していきます。アムロは自分たちが見逃してもらえたのかと思いました。
ホワイトベースに戻ったアムロは、ジオンが流すギレンのプロパガンダ放送を見ました。
その放送は、ガルマの死の責任を問われて失脚したシャアも見ていました。そんなシャアに一人の男が接近してきます。それはザビ家の一人、キシリア・ザビの親衛隊でした。
ジオンの正当性を訴え「ジークジオン」を連呼する放送に、アムロは「これが敵……」とつぶやきます。ブライトは「ザビ家の独裁を目論む男が何を言うのか」と憤慨しました。
そんな彼らを乗せ、再びホワイトベースは飛び立つのでした。

みんなの感想

ライターの感想

男の子なら知らない子を探すのが難しいというほどの超有名シリーズ、その記念すべき第一作。今観るとさすがに絵は古くさく、最近のアニメに慣れた目では少々戸惑います。ストーリーもテレビシリーズをまとめたものなので、あちこち不自然な点があり、この辺はオリジナルのシリーズに当たって欲しいところです。とはいえ、そちらはさらに絵が酷いので、一見の人にはなかなか勧めづらいのですが。
しかしながら、キャラクターのちょっとしたやりとりに妙なリアリティがあったりして、この辺は監督・富野喜幸のセンスの賜物といったところでしょう。こういうところがファンにはたまらなかったりするんですよね。

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