「機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)episode3ラプラスの亡霊」のネタバレあらすじと結末の感想

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機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)/episode 3 ラプラスの亡霊の紹介:2011年に劇場公開されたアニメーション作品。テレビアニメ『機動戦士ガンダム』と同じ宇宙世紀を舞台に、「亡国のイージス」などで知られる作家・福井晴敏が「ガンダムエース」誌にて連載した同名小説を原作としている。監督は、テレビアニメ『るろうに剣心』などの古橋一浩。小惑星基地「パラオ」での攻防戦に続き、スペースコロニー「ラプラス」の残骸での戦いと、激しい戦闘が続くシリーズ前半のクライマックスである。パラオ攻防戦では過去のガンダムシリーズに登場したモビルスーツも描かれ、ファンの人気を集めた。

予告動画

機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)episode3ラプラスの亡霊の主な出演者

バナージ・リンクス(内山昂輝)、オードリー・バーン/ミネバ・ラオ・ザビ(藤村歩)、フル・フロンタル(池田秀一)、タクヤ・イレイ(下野紘)、ミコット・バーチ(戸松遥)、スベロア・ジンネマン(手塚秀彰)、マリーダ・クルス(甲斐田裕子)、リディ・マーセナス(浪川大輔)、オットー・ミタス(内田直哉)、ダグザ・マックール(東地宏樹)、アルベルト・ビスト(高木渉)、ギルボア・サント(チョー)

機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)episode3ラプラスの亡霊のネタバレあらすじ

【起】- 機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)episode3ラプラスの亡霊のあらすじ1

特殊部隊エコーズから敵要塞「パラオ」への潜入が成功したとの連絡を受けたネェルアーガマは、攻略作戦を開始しました。
その合間にリディはオードリーを監禁室から連れ出し、密かに自分のモビルスーツ(以下MS)「デルタ・プラス」へと導きます。大気圏突入能力をもつこの機体に彼女を乗せ、戦闘に紛れて地球へと降下するつもりなのです。しかしその途中、オードリーの姿をバナージたちとともにネェルアーガマに収容されていたミコットに見られてしまいました。ミコットは通報しようとしましたが、オードリーは「これ以上大きな戦争にしないため、自分にしかできないことを果たす」と告げます。ミコットは彼女の決意を察して二人を見逃しました。
一方、パラオではガランシェール隊に召集がかかっていました。ジンネマンはバナージが逃げ出したことに気づきますが、どのみちパラオからは逃げ出せないと多寡をくくっていました。
その直後、パラオの各所でエコーズの仕掛けた爆弾が爆発します。同時に外部では、ネェルアーガマが艦載MSを発進させつつ、強力な主砲「ハイパーメガ粒子砲」を発射しました。その威力でパラオが揺れる混乱の中、「袖付き」のMSが出撃していきますが、ネェルアーガマから発進したMSによって次々と撃破されていきます。しかし、フロンタルはそれを察知していたかのように、ネェルアーガマのMSを一機また一機と撃墜していきました。
混乱の中、バナージはパラオの宇宙港に侵入し、連邦のスパイから渡された情報通り放置されていたユニコーンガンダムに辿り着きました。これ以上の戦いを避けるためにもバナージは脱出してネェルアーガマに戻ろうとします。
一方、戦闘に参加しないつもりだったリディは、自分の務めを果たすようにというミネバの言葉に促され、友軍の窮地を救いに向かいます。そこにバナージのユニコーンガンダムが現れました。リディはユニコーンに機体を近づけ、自分とオードリーの計画をバナージに伝えます。それは密かにリディの父親である連邦議会議長ローナン・マーセナス上院議員の力を借りるというものでした。バナージはオードリーの決意を知ると、リディに「男と見込んだ」と言い、彼女を託したのでした。

【承】- 機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)episode3ラプラスの亡霊のあらすじ2

リディたちと別れたバナージは、ユニコーンガンダムの周囲から敵のMSが撤退していくのに気づきました。しかし彼の前に現れたのはクシャトリヤでした。そのパイロットがマリーダだと気づいたバナージは、自分が帰れば戦闘が終了すると言います。マリーダは「それは敵の理屈だ」と拒否しました。激昂したバナージは、ユニコーンガンダムのNT-Dを起動させました。
しかしそれはフロンタルの企み通りでした。彼は「ラプラスの箱」の鍵であるユニコーンガンダムに内蔵された「ラプラス・プログラム」を外部からモニターしていました。NT-Dが発動すれば「箱」の位置情報が開示されるため、マリーダのクシャトリヤを噛ませ犬として利用していたのです。NT-Dとは「ニュータイプ・デストロイヤー・システム」と言い、ニュータイプと思われる存在と戦うためのシステムでした。マリーダは正式名称を「プル・トゥエルブ」と言い、かつて『機動戦士ガンダムZZ』で描かれた第一次ネオジオン紛争で投入されたクローン部隊の生き残りだったのです。母艦のブリッジでそう語るフロンタルの傍らで、ジンネマンは憮然としていました。
NT-Dを発動させたユニコーンガンダムによってクシャトリヤは一方的に破壊されていきます。しかしユニコーンが止めを刺そうとした瞬間、バナージとマリーダの意識が触れ合いました。バナージはマリーダが幼い頃に受けた残酷な仕打ちを知ります。戦いの中で脱出ポッドで生き延びたマリーダは、回収業者によって娼館に売られて悲惨な扱いを受けてきました。そんなマリーダを救ったのがジンネマンだったのです。バナージは寸前のところでユニコーンの攻撃を止めさせたのでした。

【転】- 機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)episode3ラプラスの亡霊のあらすじ3

ユニコーンとともにクシャトリヤはネェルアーガマに回収されました。その情報を得ながら、リディとオードリーを乗せたデルタ・プラスは地球へと向かいます。
一方、ネェルアーガマでは捕虜となったマリーダが第一次ネオジオン紛争の生き残りであることや、全身の傷で女性としての機能も破壊されていることがわかります。船医のハサンはバナージに彼女たち強化人間が、人工的にニュータイプを作ろうとしたおぞましい研究の産物だと語りました。意識を取り戻したマリーダは、バナージがNT-Dのシステムに飲みこまれたと説明します。しかしバナージの中にある強い根っ子の部分でそれに抵抗できたのです。マリーダは自分たち強化人間にはそういう部分がなく、特定のマスターに依存しなければならないと語り、「どんなことがあっても、『それでも』と言い続けろ」とバナージに言いました。そうすれば、ガンダムの中に眠るもう一つのシステムが呼びさまされるだろう、と。
リディとオードリーが地球に降りたという情報は、連邦内のシンパからフロンタルにも伝わりました。しかしフロンタルはそれには構わず、ネェルアーガマの行方だけを追っていました。ユニコーンガンダムの「ラプラス・プログラム」が開示した座標、それは地球軌道上を回るスペースコロニー「ラプラス」の残骸でした。
ネェルアーガマは大気圏に近い軌道上でシャトルとランデブーしようとしていました。その動きを察知し、ガランシェール隊が接近していきます。彼らは捕虜となったマリーダの奪還を目論んでいました。
ネェルアーガマの艦内ではアルベルトが、伯母でありアナハイム・エレクトロニクスの社長夫人として辣腕を振るっているマーサ・ビスト・カーバインに連絡を取っていました。彼女はシャトルに捕虜を乗せて地球の研究施設に連行するように指示します。マーサもまた「箱」の存在によって守られた権益の受益者であり、「箱」の行方を追う者でした。
バナージはラプラス・プログラムの開示のため、もう一度ユニコーンガンダムを出動させるようエコーズのダグザ隊長に命じられます。ユニコーンが指定座標に到着した時、ラプラス・プログラムによって次の座標の情報が開示されるのです。これ以上の戦いを厭うバナージはその命令を拒否しますが、オットー艦長は彼を諭します。パラオ攻撃の時、ダグザはこれは人質救出作戦だと言い、「我々は彼に借りがある」と言ったというのです。ダグザは人が人に負うべき責任をまっとうしようとしているのでした。

【結】- 機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)episode3ラプラスの亡霊のあらすじ4

シャトルがドッキングし、アルベルトがネェルアーガマを立ち去ります。「箱」にこだわっていたアルベルトがあっさり立ち去ったことや、彼らが捕虜を地球へ連れて行こうとしていることにオットーたちは不審を抱きます。
その時、ダグザをコクピットに同乗させ、バナージはユニコーンガンダムを発進させました。その途中、ダグザはバナージの質問に答え、自分は自分の役割を果たすだけだと語ります。
スペースコロニー・ラプラスの残骸に到着すると、ダグザはこの惨劇を起こしたテロによって、連邦はさらに権益を強化したと語ります。そしてそういった体制を維持し続けたのが「箱」の存在でした。
ユニコーンが指定座標に到着した時、その機体から奇妙な放送が始まりました。それは初代連邦政府大統領が宇宙世紀の始まりを告げる演説でした。
その時、ガランシェール隊を含む「袖付き」のMS部隊がネェルアーガマを襲撃して来ました。いち早く察知したバナージはユニコーンの機体をラプラスの残骸から出します。そこにガランシェール隊のMSが接近してきました。パイロットはギルボアで、自分たちの目的は捕虜の奪還だけだと語り、下がっているよう命じます。
さらにフロンタルが親衛隊とともにユニコーンを攻撃してきました。彼はNT-Dを発動させるために本気で攻撃してきます。その隙にギルボアたちはネェルアーガマを攻撃しました。艦の外壁が破損し、シャトルに移動しようとしたアルベルトは外に吸い出されかけましたが、それを助けたのは捕虜として移送される途中のマリーダでした。
一方、ダグザは自分が同乗したままではバナージが本気で戦えないと察すると、ユニコーンの機体をパラオの残骸に戻させました。そして「お前もお前の役割を果たせ」と言い、ユニコーンの機体から出て行きました。
フロンタルのMS「シナンジュ」がパラオの残骸に入ってきた時、ダグザの仕掛けたトラップによってシナンジュが傷つきます。しかしフロンタルは構わずビームサーベルでダグザを焼き殺しました。
その姿を見たバナージは激昂し、NT-Dが発動しました。ユニコーンは立ちふさがる親衛隊のMSを蹴散らし、激しくシナンジュを追撃します。
彼らが地球に接近したことで、ジンネマンは捕虜奪還作戦を中止し、ギルボアたちにフロンタル隊の救援に向かうよう命じました。
ユニコーンの猛攻でシナンジュは破損し、追いつめられていきます。しかし止めを刺そうとしてバナージが撃ったビームライフルは、シナンジュを庇ったギルボアのMSに命中しました。ギルボアの断末魔の意思を感じたバナージは、呆然としました。力を失ったユニコーンガンダムは地球へと落ちていきます。
同じ頃、地球のマーセナス邸に到着したオードリーは何かを感じて空を見上げました。そこには流れ星が見えました。
ネェルアーガマは降下してユニコーンを回収しようとしましたが、間に合いません。そのかわり、ガランシェールが地球へと降下していきます。
ユニコーンのコクピットで、バナージは近づいてくるガランシェールに気づいたのでした。

みんなの感想

ライターの感想

原作では『パラオ攻略戦』『ラプラスの悪魔』と2冊にわかれていた話を一本にまとめたこのエピソード、見所がギッシリでした。原作のエッセンスをうまくまとめていて、見応えは十分。また戦闘シーンも序盤の乱戦、NT-Dを発動させたユニコーンの暴れっぷり、そしてラストのシナンジュ戦と盛り沢山。大気圏突入寸前での戦闘は初代ガンダムからの伝統で、ガンダム好きにはたまらない一本でした。

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