「猫の恩返し」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(4件)

アニメ映画

2002年に公開された、スタジオジブリ制作・森田宏幸監督によるアニメーション映画。『耳をすませば』の主人公、月島雫が書いた小説という設定のスピンオフ作品。車に轢かれかけていた猫を助けたハルは、猫たちから恩返しを受ける。猫の国へ連れて行かれそうになり、困ってしまったハルは猫の事務所を訪ねるが……。

あらすじ動画

猫の恩返しの主な出演者

吉岡ハル(池脇千鶴)、バロン(袴田吉彦)、ムタ(渡辺哲)、トト(斉藤洋介)、ルーン(山田孝之)、ユキ(前田亜季)、猫王(丹波哲郎)、ナトリ(佐戸井けん太)、ナトル(濱田マリ)、猫兵(中村俊洋)、猫のシェフ(鈴井貴之)、吉岡直子(岡江久美子)、ひろみ(佐藤仁美)、チカ(本名陽子)、町田(安田顕)、町田の彼女(白鳥由里)、古文教師(大泉洋)

猫の恩返しのネタバレあらすじ

【起】– 猫の恩返しのあらすじ1

猫の恩返しのシーン1

画像引用元:YouTube / 猫の恩返しトレーラー映像

吉岡ハルは平凡な高校生です。学校に遅刻したり、クラスメイトに恋をしたりと、普通の生活を送っていました。

ある日友達のひろみと下校していると、道路を横断している黒猫を見かけました。そこへトラックが急接近します。ハルはひろみが持っていたラクロスのスティックを借りると、見事に黒猫を助け出しました。

黒猫はハルに慇懃に頭を下げ、お礼の言葉を口にします。そして小箱を大事そうに咥え直し、立ち去っていきました。突然の出来事に、ハルは呆気に取られます。しかし我に返り、猫を助けた際にひろみのスティックを折ってしまったことに気付きます。

家に帰ったハルは、母親と話すうちに懐かしい記憶を思い出します。幼い頃に、仲良くしていた白猫がいました。魚のクッキーをあげ、まるで友達のように話しかけていたのでした。

その晩ハルの部屋を、おかしな猫たちが訪ねてきます。ハルが昼間に助けた猫は、猫の国のルーン王子だったのです。王様と秘書を名乗る猫たちは、ハルに礼として猫語で書かれた目録を渡します。そして幸福が訪れるだろうと予言していきました。

翌朝、早々にひろみから電話がかかってきます。自宅に大量のスティックが届けられたのです。猫の恩返しの始まりでした。

ハルの家の庭先に突如生えだすネコジャラシ、靴箱に詰め込まれたネズミ、そしてハルを追いかけてくるたくさんの猫たち……恩返しは人間のハルにとって、ありがた迷惑なものばかりです。しかも片思いのクラスメイトがガールフレンドと仲良くしている光景を見てしまい、ハルは落ち込みます。

放課後、1人でゴミを捨てていたハルは、猫の秘書「ナトル」に話しかけられます。的外れな恩返しに怒るハルに、ナトルは猫にとっては最大級のお礼だったと弁明します。そしてハルに猫の国へ来て、ゆくゆくはルーン王子のお妃にならないかと誘います。

贅沢な食事、のんびりした暮らし、イケメンな王子様……そんなことを考えて、ハルは少し心惹かれます。しかしルーン王子は猫です。断ろうとしましたが、早とちりのナトルはハルから了承を得たと思い込んで、姿を消してしまいました。

すっかり困り果てていたハルに、どこからともなく可愛らしい声が話しかけてきます。声は「猫の事務所」で助けになってもらうよう告げていきます。

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