「生きのびるために」のネタバレあらすじと結末の感想

生きのびるためにの紹介:2018年6月1日に配信されたアニメ映画で、デボラ・エリスの児童文学を原作としている。ノラ・トゥーミーが監督を務め、アニメーションスタジオのカートゥーン・サルーンが手がけた作品で、タリバン政権下のアフガニスタンを舞台に、父親が刑務所に連行され、家族を救うために男の子のフリをして生きる少女の姿を描いている。

予告動画

生きのびるためにの主な出演者

パヴァーナ(サラ・チャウドリー)、ショーツィア(ソーマ・バティア)、ヌルーラ(アリ・バドシャー)、ソラヤ(シャーイスタ・ラティフ)、ファティマ(ラーラ・サディク)、ラザク(カワ・アダ)、イドリース(ヌーリン・グラムガウス)

生きのびるためにのネタバレあらすじ

【起】- 生きのびるためにのあらすじ1

タリバン政権下のカブールで、パヴァーナは道端に座り、教師の父・ヌルーラと服などを売っていました。近くでは女性に売ったとし、責められている店主がいました。
客がこないため、パヴァーナは勉強がてら、父からシルクロードの歴史について習います。
一匹の犬が商品に寄ってきて、パヴァーナは追い払いますが、大声を出したことで注意されます。女性は目立ってはいけないのです。注意してきた男は、ヌルーラの教え子のイドリースでした。
ヌルーラは戦いで片足を失っており、幼い息子を働かせないことから、パヴァーナに手伝ってもらっていると説明します。
丁度、妻が欲しかったイドリースは、パヴァーナをもらおうとしますが、婚約済みだと言われて怒り始めます。ならば顔を隠せと言い放ちます。
帰り道、パヴァーナは本当に婚約しているのか父に聞きます。ヌルーラは笑いながら否定します。イドリースは道の陰からその様子を見ていました。
自宅に帰ったパヴァーナとヌルーラでしたが、イドリースが通報したことで、男たちが押し入ってきます。女性に本を読ませたヌルーラは、イスラムの敵として捕まります。

【承】- 生きのびるためにのあらすじ2

翌日、パヴァーナは母のファティマと共に、父が収容された遠い刑務所に歩いて向かいます。目立たないよう別の道を通っていきますが、男に止められます。女性だけで歩いてはいけないのです。
ファティマは男と歩けと言われ、夫の写真を破かれます。家に男がいないと言っても、帰れと言われてしまいます。
そしてファティマは杖で殴り続けられます。次に歩けば逮捕するとも言われます。
どうすることもできず、家に戻ったパヴァーナたちでしたが、食べ物がなくなってしまいます。パヴァーナは市場に買いに行きますが、見張られており、女性には売ってもらえませんでした。
パヴァーナは髪を切って、亡くなった兄・スリマンの服を着ます。そして男の子のフリをして市場に行くと、米などを購入することができます。
帰り道、パヴァーナは以前追いかけられていた男の子を見つけます。彼と話しをすることになり、彼が同級生のショーツィアだと分かります。
ショーツィアもまた女の子で、生きるために男の子のフリをしていました。お互いに秘密にすることにします。
パヴァーナはこの調子で父を迎えに行こうとしますが、母から無駄だと止められます。そのことをショーツィアに話すと、大金の賄賂を渡せば可能だと教えてもらいます。
父がいないので、パヴァーナは1人でドレスなどを売り始めます。するとイドリースといたラザクがやってきます。ラザクには、ヌルーラの甥であると説明しておきます。
読み書きができるパヴァーナは、ラザクの手紙を読むよう頼まれます。手紙には、姉の結婚式の途中、地雷で彼の妻のハウラが死亡したと書かれていました。

【転】- 生きのびるためにのあらすじ3

別の日、ドレスが売れたので、パヴァーナは父を助けるために貯金します。その後、姉に止められますが、パヴァーナは歩いて刑務所に向かいます。到着してお金を掲示しますが、パヴァーナは殴られて帰れと追い払われるのでした。
パヴァーナはショーツィアと仕事を始めます。ジョーツィアはいつかこの町を出て、海のある土地に行こうと考えていました。そしてペシャーワルに行って青い石を売り、お金を稼ぐのだとも話します。一緒に行こうと言われ、パヴァーナは父を見つけたらと約束します。
今日も座り込んで商売をしていたパヴァーナの元に、ラザクが再びやってきます。パヴァーナはりんごを分けてもらえます。そして思い切って、父のことを相談します。
するとラザクは、刑務所にいとこのオシャーンがいるから、水曜日に行って自分のことを伝えるようにと相談に乗ってくれます。
きつい仕事をしていて、ショーツィアは倒れてしまいます。座って休んでいると、パヴァーナとショーツィアはイドリースに呼ばれてしまいます。
イドリースはパヴァーナの顔を見て、ヌルーラの娘だと気づきます。パヴァーナとショーツィアは崖を滑り降りて、穴の中に逃げこむのでした。イドリースは戦場に行かなければならず、2人のことを諦めて車に乗ります。

【結】- 生きのびるためにのあらすじ4

ついに明日が水曜日となります。ファティマは親戚に手紙を書いて助けを求めており、カブールから連れ出してもらうため、長女・ソラヤの婚約を頼んでいました。
明後日にソラヤが嫁に行くことから、ファティマはもう男のフリをしなくていいとパヴァーナに伝えます。怪我をして帰ってくるパヴァーナを見て、あなたまで連れて行かれたらと心配していたのです。
パヴァーナは父に行き先を教えて、杖を渡したいのだと家を出ていきます。そしてショーツィアに一緒に町を出ようと誘います。
ショーツィアは、父に追われて殺されるからと断ります。ヌルーラを助けたいパヴァーナのために、貯めていたお金をあげます。
2人は20年後に海で会おうと約束します。最後にショーツィアはまたねと言います。
戦闘機が飛び始め、ついに戦争が始まってしまいます。
予定よりも早く、ファティマたちの迎えに、またいとこがやってきます。ファティマは娘を待ちたいと言いますが、今しかないと言われ、幼い息子のザキを車に乗せられてしまいます。
途中、車が故障して立ち往生し、娘を待つことにしたファティマは、車が直っても乗りませんでした。そしてソラヤとザキを逃がします。またいとこにナイフを向けられますが、ファティマは殺すか去るか選ぶようにと、死ぬ覚悟で牙を向きます。またいとこは狂っていると言い、去っていくのでした。
刑務所に到着したパヴァーナでしたが、オシャーンをいくら呼んでも出てきませんでした。代わりにラザクが出てきます。オシャーンは戦場へ行っていました。
刑務所では、使えない奴を処刑しようとしており、ヌルーラも対象となっていました。それを聞いたパヴァーナは、自らがヌルーラの娘だとラザクに打ち明け、助けて欲しいと頼むのでした。
ラザクは、自分が日没までに戻らなければ逃げろと言い、それまで隠れておくように指示します。
牢屋にいたヌルーラを背負い、ラザクは死体だと言って担いでいきますが、どうするつもりなのかと看守に止められます。見逃してくれるよう頼みますが、ラザクは銃を向けられて肩を撃たれます。
激しい爆撃の中、待ち続けたパヴァーナは、刑務所から出てきたラザクと父と再会します。ラザクはヌルーラを荷台に乗せて、パヴァーナに遠くに逃げろと伝えます。
月明かりのおかげで、ファティマはソラヤとザキと合流することができます。
パヴァーナは荷台を押して、遠くに逃げ続けます。そしてヌルーラは気がつきます。

みんなの感想

ライターの感想

この映画では、虐げられている女性たちの現状が映し出されています。顔を出すことも、家から1人で出ることさえ許されません。彼女たちの姿を見ていると、悲しくて仕方なくなります。
また、子どもたちも働かなければ生きていけない現状も描かれています。
夢を語りあうパヴァーナとショーツィアの友情には涙が出てしまい、海で会おうと約束する場面など、2人の姿が記憶に残り続けます。
このような社会の中でも、悪い大人ばかりでなく、ラザクの生き様には感動します。命を張ってヌルーラを助けに行く姿には心打たれます。
この作品では、劇中に物語が合間にはさまっています。その夢と希望、勇気の物語が今作品のストーリーと絡み合い、見事な映画と飛翔しています。一度視聴しても再び見たくなり、多くの人にお勧めしたくなる名作になっています。

映画の感想を投稿する

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.