映画:言の葉の庭

「言の葉の庭」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(4件)

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【転】– 言の葉の庭のあらすじ3

対照的に、ユキノは自分が15歳の頃から全く成長できていないと、痛感します。

〔九月〕

ユキノとの再会は、意外な形で訪れました。高校の廊下を歩くユキノを、タカオは見かけたのです。

ユキノの方も気付きました。ユキノは退職の手続きのために、学校へ来ていました。

同級生の女子生徒・佐藤と男子生徒・松本が経緯を知っていたので、タカオは聞きます。

タカオのクラスの古典教師は老教諭でしたが、別のクラスではユキノが担当していました。ユキノは古典教師でした。

しかし高校3年生のある男子生徒がユキノのことを好きになり、その男子生徒が同じ高3の女子生徒と付き合っていたために、高3の間でもめごとが起きたそうです。

他の女子生徒はユキノを敵視するようになって、ユキノは学校に来なくなりました。

トラブルを聞いたタカオは、「その先輩たち、名前、分かる?」と佐藤、松本に聞いて、問題の女子生徒・ショウコのところへ行きます。

ユキノを退職へ追い込みながら、ショウコと周囲の同級生は平然としていました。

ユキノを「あんな淫乱ババア」と表現し、かっとなったタカオはショウコを殴り、他の男子生徒に返り討ちに遭います。

晴れの日にもかかわらず新宿御苑の日本庭園に向かったタカオは、池のそばにいるユキノを見つけました。

いつかユキノが呟いた『鳴る神の 少し響(とよ)みて さし曇り 雨も降らぬか きみを留めむ』は、万葉集の和歌でした。タカオはその返歌を答えます。

『鳴る神の 少し響(とよ)みて 降らずとも 吾(われ)は留(と)まらむ 妹(いも)し留(とど)めば』

(前者は「雷が鳴って雲が広がり雨が降ってくれれば、帰ろうとしているあなたを、きっと引き留められるのに」。

後者は「雷が鳴らなくても、雨が降らなくても、君がもし引き留めてくれたならば、私はここにいる」という意味)

教科書に載っていたと、タカオは言い添えます。

ユキノは、自分の騒動が学校中に知られているものと思っていました。ユキノが古典教師というヒントを出すために、和歌を引き合いに出したのです。

しかしタカオはユキノが同じ学校の古典教師だという正体を知らず、そのまま屈託なく接してくれました。タカオの存在が、いつしかユキノには救いになっていました。

タカオの顔にできた傷をユキノが指摘しますが、「俺だって喧嘩くらいします」とごまかします。

晴れていたのですが突然、雷が鳴り、にわかに曇って大粒のにわか雨が降りました。

急いで2人はあずまやに駆け込みますが、それまでにびしょぬれになってしまいます。

ユキノは自分たちの姿を見て、「私たち、泳いで川を渡って来たみたいね」と言いました。

(この言葉は村上春樹『ノルウェイの森』にも同じ台詞がある)

雨が止まないので、ユキノの家に立ち寄って服を乾かすことになりました。

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