映画:雨を告げる漂流団地

「雨を告げる漂流団地」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

アニメ映画

雨を告げる漂流団地の紹介:2022年9月16日公開の日本アニメーション映画。『泣きたい私は猫をかぶる』のスタジオコロリドによる長編アニメーション映画第3弾で、少年少女のひと夏の冒険ファンタジー。同スタジオ作品である『ペンギン・ハイウェイ』の石田祐康が監督と脚本を務め、主人公の熊谷航祐を「デジモンアドベンチャー tri.」シリーズの田村睦心が担当する。また、航祐の幼なじみの兎内夏芽を『呪術廻戦』の瀬戸麻沙美が演じるほか、村瀬歩、山下大輝、小林由美子、水瀬いのり、花澤香菜らが出演する。

雨を告げる漂流団地の主な出演者

熊谷航祐(くまがや こうすけ) – 田村睦心 兎内夏芽(とない なつめ) – 瀬戸麻沙美 のっぽ – 村瀬歩 橘譲(たちばな ゆずる) – 山下大輝 小祝太志(こいわい たいし) – 小林由美子 羽馬令依菜(はば れいな) – 水瀬いのり 安藤珠理(あんどう じゅり) – 花澤香菜 熊谷安次(くまがや やすじ) – 島田敏 兎内里子(とない さとこ) – 水樹奈々

雨を告げる漂流団地のネタバレあらすじ

【起】– 雨を告げる漂流団地のあらすじ1

雨を告げる漂流団地のシーン1

画像引用元:YouTube / 雨を告げる漂流団地トレーラー映像

2022年7月。

古ぼけた団地のなかで、兎内夏芽(とない なつめ)は「明日から何しようかな」と呟いていました。押入れにはブタメンという小さなカップラーメンを大量に買い置きしています。畳の上で寝そべって窓の外を見る夏芽の目には、向かい側にある給水塔が見えます。その地域には、同じような形の団地がたくさんありましたが、いずれも老朽化して取り壊し作業が始まっています。

夏芽が不法侵入している団地は鴨の宮団地といい、すでに住民が退去して立ち入り禁止のエリアです。外には取り壊しの作業員が休憩をしており、ぼやいていました。この団地は築60年以上のもので、最近では幽霊が出るという噂が広まり、「おばけ団地」というあだながついているくらいです。作業員の1人が夏芽を見たように感じて、怯えます。

小学6年生の熊谷航祐(くまがや こうすけ)は夏芽に連絡を取ろうとして、ずっとスマホを睨んでいました。夏芽からラインの返信がこないので、思い切って通話してみようかと葛藤しています。新たなマンションの自宅のベランダでラインを凝視していると、母親から声をかけられました。びっくりした航祐は思わず通話ボタンを押してしまい、しかもベランダから落下させてしまって落ち込みます。(映画タイトル 「おばけ団地」の時間が巻き戻って、人々が住んでいたころのいきいきした風景が映し出されます)

航祐と夏芽は鴨の宮団地で育った、仲良しの幼馴染でした。まるできょうだいのようにいつもいっしょに遊んでいました。航祐は夏芽といっしょにサッカーチームに入り、ツートップと呼ばれるほど息の合ったコンビだったのです。

鴨の宮団地の老朽化に伴う取り壊しにより、航祐の家族も夏芽の家族も退去して、別々のマンションに暮らしています。2人のあいだに距離が空いたのはあることがきっかけなのですが、意地っ張り同士きちんと話せていません。

小学6年生最後の夏休みが明日からやって来ます。

終業式の日の放課後、航祐のことを好きな別のクラスの少女・羽馬令依菜(はば れいな)が6年3組の教室にやってくると、明後日からフロリダのディズニーワールドへ行くから、いっしょに行こうと誘います。航祐と仲の良い夏芽をライバルとして意識しているようで、令依菜は「熊谷借りてもいいでしょ」と声をかけました。

そこへ航祐や夏芽と同じサッカーチームの仲間・橘譲(たちばな ゆずる)と小祝太志(こいわい たいし)がやってきて、「おばけ団地へ行く」と言い出しました。夏休みの自由研究の題材におばけ団地を選んだと言い、「航祐も行くよな」と決めつけます。太志が「一心不乱」と言っているのを、譲が「一心同体」と訂正します。航祐は「どっちも行かねえよ」と言って教室を出ていきました。

航祐は譲、太志と下校しながら話をします。来週、ナカ小学校と試合があるのに夏芽が全然練習に来ないと太志たちが言いました。航祐は話題を変えようと、新しい家でスマブラのゲームをしようと2人を誘います。

夏芽の家では進まない荷解きをしながら、母・里子(さとこ)がいつまでも片付かないと嘆いています。慌ただしく引っ越ししたから航祐の母・安子(やすこ)や祖父・安次(やすじ)にきちんとお礼のあいさつができなかったと話しています。

夕食を作れないので出前にしようと言い、夏芽はガストのすき焼き丼にすると言いました。すき焼きということばを聞いて母が、安次の好物だったよねと話します。

翌日。

行かないと言いながら、けっきょく航祐は譲と太志といっしょにおばけ団地へ出かけることにしました。太志は捕虫網を振り回しており、自由研究のためにおばけを捕獲して観察したいと言っています。

作業員の目を盗んで敷地内に入った3人は、雰囲気を出すためトランシーバーを使って連絡を取ることにしました。手近な団地に入ろうとしますが、入り口が板で塞いでいたので困りました。航祐と夏芽が以前に住んでいた112号棟は開いていたので、入ります。

404号は航祐の祖父の家で、その真上の504号が航祐の家でした。扉が開いたので太志が入って家探しすると、なんと押し入れのなかで夏芽が寝ていました。航祐たちはびっくりします。

次のページで起承転結の「承」を見る

次のページへ
1 2 3 4 5

「雨を告げる漂流団地」と同じカテゴリの映画

関連記事はこちら

×