「LUPINtheThird峰不二子という女vol.3ルパン三世」のネタバレあらすじと結末の感想

LUPIN the Third -峰不二子という女- vol.3の紹介:2012年放送のテレビアニメ。アニメ『ルパン三世』の放送開始40周年を記念して作られたスピンオフ作品の第1弾の第3巻(全4巻)。深夜の放送にもかかわらず好評を博し、第2弾は次元、第3弾は五ェ門を据えて劇場アニメーション化もされた。

予告動画

LUPINtheThird峰不二子という女vol.3ルパン三世の主な出演者

ルパン三世(栗田貫一)、次元大介(小林清志)、峰不二子(沢城みゆき)、銭形警部(山寺宏一)、オスカー警部補(梶裕貴)、ルイス・勇・アルメイダ伯爵(古舘寛治)、梟頭/ミネルバの梟(長克巳、橋本一子)、Dr.フリッツ・カイザー(高岡瓶々)、アイシャ(小林沙苗)、フィラデル・ケスト(東地宏樹)、大統領(有本欽隆)、書記長(宝亀克寿)、シトト・チャンドラ(谷口節)、依頼人(島香裕)、万華鏡女(嶋村侑)

LUPINtheThird峰不二子という女vol.3ルパン三世のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①第7話…不二子が五ェ門と協力し、暗殺対象だったフィラデルを助ける話、第8話…ルパンが次元を助け、協力し合う話、第9話…ルパンと次元が初めて組む、不二子のトラウマが少し分かる

【起】- LUPINtheThird峰不二子という女vol.3ルパン三世のあらすじ1

〝さあ すべてのことをやめ
胸だけをときめかせながら
アタシのことを見つめて
盗むこと それは壊すことでも 奪うことでもない
特別に甘い悪徳
秘密と重罪と 悪戯と恐怖のアマルガム
嵐が丘のヒースクリフのように
盗み続けることは人生を賭けた最高の官能
永遠に出られないセクシーな牢獄
心理的根拠は 不明
誰が奴隷なのか 誰が主人なのか
神が見ているのか 神に見捨てられているのか
盗むことだけが全てを忘れさせ
かすかに思いださせる
しゃべらないで逃げて 逃げないで隠して
見つけたら罰して 罰したら殺して
アタシを救って
でも やわな坊や
アナタからもう盗むものはないの
アナタはとっくに もぬけの殻
このアタシと同じように
だからアタシの事を見つめたいならば
すべてのことをやめ
心臓だけを動かしながらにしなさい〟(『新・嵐が丘』)

〔第7話 音楽と革命〕
(今回は時系列が入れ代わるので、時系列順に並べ替える)
「終末時計」というものがあります。世界が終わる時を午前0時として、その終末までの時間を「残り何分」というふうに表現するものです。
1947年の冷戦時代の初めに生まれたこの「終末時計」という概念は、常に午後11時50分前後を行き来しています。
このたび、そのタイムリミットを大幅に動かす出来事が起きようとしていました。

3か月前。カリーブ・サンテ収容所。
カリーブに潜入した不二子は見つかり、鞭打たれていました。黒幕は誰かと聞かれます。
それを助けた男は、不二子に「プリンセッサ(「姫」という意味のスペイン語)」と呼びかけました。男は、革命組織「血染めの契り」のリーダーのフィラデル・ケストという人物です。
「血染めの契り」の革命は成功し、新政府を樹立しました。首都・ナハーバはフィラデルを讃えるのぼりで埋め尽くされています。

2週間前。
フィラデルと不二子は恋人同士のような関係になっていました。不二子はジャーナリストとして活躍しています。
フィラデルはこの国の人間は、野球と音楽をこよなく愛していると不二子に言います。
フィラデルと一緒に写る不二子の写真を見て、五ェ門は「マリア」と呟きました(第3話『淑女とサムライ』参照)。
そこへ不二子がやってきて、五ェ門に挨拶します。五ェ門はマリアと呼びますが、不二子は自分の名が峰不二子だと訂正しました。
不二子はフィラデルと一緒にプロペラ飛行機に乗ります。
向かう先はヤメリアーナ合衆国のニューワークにある国連ビルです。フィラデルは国連演説に向かっていました。

【承】- LUPINtheThird峰不二子という女vol.3ルパン三世のあらすじ2

その飛行機を、旧政権の残党がハイジャックします。そしてフィラデルを脅して、カリーブに存在するとされる油田の場所を教えろと言います。
カリーブには油田など存在しないとフィラデルは答えました。
フィラデルの乗る飛行機がハイジャックされたことで、東西の2つの超大国に緊張が走ります。
フィラデルが樹立した新政府は共産政権でした。
同じ共産国の超大国ロニアニア連邦は、カリーブにミサイル基地を設置しようと考えています。ですからハイジャック事件の勃発を聞き、いちはやく戦闘機を出撃させました。
一方、ロニアニア連邦と対立するヤメリカーナ合衆国は、ひそかにフィラデルを暗殺したいと思っていました。不二子はヤメリカーナ合衆国からの依頼で、フィラデル暗殺のためにカリーブに入国していました。
ヤメリカーナ合衆国はハイジャック事件を受けて、問題を解決するために飛行機ごと撃墜しようかと考えています。
しかしそれを行なうと、ロニアニア連邦との戦闘は免れません。両国に緊張が走ります。

ミサイルを発射したのはヤメリカーナ合衆国でした。
飛行機がこれを受けると、最悪の場合には第三次世界大戦が勃発する恐れがあります。
そこへプロペラ機が現れました。翼の上に乗っているのは五ェ門です。
五ェ門はフィラデルの乗る飛行機の前につけると、ミサイルを斬りました。
戦いは回避されます。

無事に国連ビルに到着したフィラデルは、演説をしました。そこで油田は存在しないと断言します。
不二子は暗殺指令を実行しませんでした。それは、フィラデルの行動に男気を見たからです。
不二子は隠し油田の場所も狙っていました。フィラデルから聞いた座標は、カリーブのエギュイ海岸でした。
油田が本当に海岸の下に眠っているかどうかは、不二子にとってどうでもよくなります。(フィラデルが嘘を教えた可能性もあり、また油田はなく「海岸がわが国の宝」と言いたいだけの可能性もある)
それよりもこの景色を楽しもうと不二子は思いました。必要なのは油田ではなく、自らの居場所なのです。


〔第8話 命日〕
命日を必ず言い当てる男が現れました。その男シトト・チャンドラに宣告されると、必ずその日に言われた者が亡くなります。
シトトの倉庫へ忍び込んだ不二子は、そこでシトトの石版と対峙します。石版は白い世界樹の光を放っていました。

とある依頼人に「命日を取り返してほしい」と頼まれた次元は、依頼人の用心棒をします。そしてもし自分が命を落としてしまったら、「シトトの石版」を破壊するようにとも言い添えました。

【転】- LUPINtheThird峰不二子という女vol.3ルパン三世のあらすじ3

依頼人はその日、予言どおりに次元の目の前で亡くなります。
次元は依頼人に指示されたとおり、次なる指令「シトトの石版を破壊する」に向けて動きました。

依頼人にかぎらず、シトトに予言された命日に不審死する者が相次ぎます。今回で11人目です。
共通するのは「シトトに命日を言われた者」「ルパンの被害者」ということです。銭形警部とオスカー警部補は捜査に乗り出しました。
銭形警部は今作戦をすべてオスカー警部補に任せます。

ジゲンはシトトの元へ赴き、石版を出すように要求します。ところがシトトはすでに力を失ったと言います。
そこへシトトが呼んでいたスペシャルポリスのオスカー警部補が駆け付けました。次元は逮捕されます。
連行される次元をルパンが助けました。

シトトは3年ほど前に有名になった占い師だそうです。ルパンはシトトがなぜ自分の被害者ばかりを狙うのか知りたく思っていました。逃亡の手助けをしてもらった次元は、借りを返すために手伝うことにします。
シトトに会ったルパンは、シトトの死のからくりを暴きます。
たとえば三流の殺し屋に頼んだり、たとえば車に細工をしておいたり、たとえば、年単位で死ぬ日を調節できるカプセルを、命日を聞きに来た者にのませたり…。次元の依頼主は、最後の「死ぬ日を調節できるカプセル」をのまされていたのです。
シトトは「かのお方が、ルパンが不二子にふさわしい男か試すために」今回の件を遂行したと答えました。
シトトはかつては本当の能力者でしたが、年月の経過とともに能力の衰えを感じ、「かのお方」の力を借りました。
かのお方…それはフクロウの顔をした人物です。

しかしシトトは不二子の命日を言い当てると言い出しました。ルパンにその日を告げます(これが最終回に関係してくるので、ちらっと覚えておくといいかも)。
不二子は一旦シトトから命日の世界樹を盗み、シトトに売りつけようとしていました。その場に現れます。
次元は遠方からルパンを援護する役目を買って出ています。
スペシャルポリスを率いるオスカー警部補が現れ、包囲しました。
銃撃戦になったルパンは、不二子に「もし私が死んだら、銭形警部に話を聞いて我慢するのね」と言われて、銭形警部と関係を持ったのかとやきもきします。
シトトはかのお方の名前が「ルイス・勇・アルメイダ伯爵」だと不二子に告げました。不二子はそれを聞くと銃を撃ち、火花とオイルでシトトを焼死させます。
銭形警部は遠くから様子を見て、オスカー警部補には無理だったかと考えました。


不二子はまた幼少期の夢を見ます。それはフクロウに押し倒されるものでした。

【結】- LUPINtheThird峰不二子という女vol.3ルパン三世のあらすじ4

〔第9話 湯けむり慕情〕
日本・端海温泉。
次元はルパンの誘いに乗り、端海温泉へ来ていました。射的をしますが、当てても転がらないことに業を煮やした次元は、半ば無理やりに景品を落として水色のゾウのおもちゃを手に入れます。
ルパンの目当ては、その温泉街の見世物小屋で闇オークションにかかっている、万華鏡女でした。
その女性は20世紀最後の天才画家と呼ばれるナールタールエイデンによって、幼少時に全身に入れ墨を入れられた「生きた絵画」と呼ばれるものでした。
存在だけで美術品として扱われていたので、教育も施されておらず、女性はしゃべることも知性もあまりありません。
全身くまなく入れ墨が入り、顔は元のままですが、目、まぶた、舌にまで入れ墨がなされています。
ルパンはその女性を解放したいと思い、次元を誘って盗みの計画を立てました。

同じ頃。
不二子はテレビでその万華鏡女の存在を知ります。
万華鏡女を見た瞬間、不二子は猛烈に気分が悪くなりました。なぜか自分と万華鏡女の境遇を重ねて見てしまい、気分を害してしまうのです。
不二子はオークション会場へ乱入すると、ルパンと次元が奪った万華鏡女を手に入れようと、執拗に追いかけました。
追跡し、容赦なく銃をぶっ放す様子を見たルパンと次元は、お宝を盗もうと思っているようには見えず、むしろ破壊したがっているように感じます。

〝人生という名の物語…
人生という名の物語…
峰不二子という名の物語…
不二子…お前の物語を
私に、捧げよ…〟

フクロウのマスクをした男のことを思い出した不二子は、絶対に奪わねばと思います。
ロープウェイで逃げたルパンと次元を追いかけますが、ルパンたちが反対側に逃げ、不二子が飛び移ったロープウェイは落とされました。
次元はルパンに聞きますが、ルパンは「ここで死ぬなら、それまでの女だ」と答えます。
ルパンはパトロール中の警官に万華鏡女を託しますが、パトカーにまで不二子は攻撃を仕掛けます。
次元が与えた水色のおもちゃを追い、万華鏡女が外へ出ました。次元は不二子のバイクのタイヤをパンクさせ、人力車に万華鏡女を乗せて逃げ、途中でルパンに渡します。

ルパンは高濃度の天然ガスが充満する源泉へ行き、不二子に「殺すことが目的だろう」と言い「あんたが殺したいのは自分だ」と不二子に言いました。
「他者に操られて生きるだけの…」と言いかけたルパンの言葉を聞き、不二子は自殺しようと銃口をこめかみに向けますが、銃はルパンがすり替えており、水鉄砲でした。
「この退屈な人生の中で、ようやく見つけた宝だ」と、ルパンは不二子のことを言います。
不二子はどうすればよいか分からなくなり、悄然とその場を立ち去りました。

朝。
万華鏡女を仏像のそばに置いたルパンと次元は、あとは仏に任せようと決めます。
あてもなく歩く不二子は、バス停にいた五ェ門と会いました。

みんなの感想

ライターの感想

さていよいよクライマックスに向けていろんなことが起こり始めた感じ。
そういえば、まだこの段階でも、ルパンと五ェ門って面識がないまま。
第8話で次元が逮捕、連行されそうになったのをルパンが救ったことをきっかけに(ルパンなりの理由があるわけだが)
第9話でいよいよルパンと次元が初めて組んで行動を開始したのは、正直「待ってました」と思った。
最終巻では、これまでカットインしてきた意味深長な「不二子とフクロウの顔をした人物」の謎が明らかになる。
結末は賛否両論のようだが、いずれにせよ明らかになるのは確か。

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