映画:リトル・ガール

「リトル・ガール」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

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リトル・ガールの紹介:2021年11月19日公開のフランス映画。幼少期のトランス・アイデンティティに対する認知と受容をめぐるドキュメンタリー。男の子の身体に生まれたが、女の子になることを夢みている7歳のサシャ。社会の壁に阻まれながらも、家族の力を借りて、サシャが本当の幸せを手にするための戦いを描く。監督はジェンダーやセクシュアリティに目を向けた作品を撮り続け、カンヌやベルリンをはじめ世界中の映画祭で評価されているセバスチャン・リフシッツ。性と身体の不一致は肉体が成長する思春期に起こるのではなく、幼少期で自覚されることについて取材を始めていた過程で、サシャの母親カリーヌと出会い本作が生まれた。2020 年ベルリン国際映画祭で上映後、モントリオール国際ドキュメンタリー映画祭のピープルズ・チョイス賞やインサイド・アウトLGBT映画祭の観客賞(ドキュメンタリー長編)など、世界中で様々な映画賞を受賞している。

リトル・ガールの主な出演者

セバスチャン・リフシッツ(監督)、橋本裕充(日本語字幕)、ミューリエル・メナード(製作) サシャ・コヴァク、カリーヌ、ヴァランタン、ヴァシリ、ヴァディム、バルジアキ医師

リトル・ガールのネタバレあらすじ

【起】– リトル・ガールのあらすじ1

リトル・ガールのシーン1

画像引用元:YouTube / リトル・ガールトレーラー映像

7歳のサシャ・コヴァクがひとりで服を着ています。スパンコールのついた衣装を頭からすっぽりかぶって袖を通し、裾をひっぱって整えます。その後サシャは鏡を見ながら、身だしなみを整えます。ターバンやヘアバンドを試し、あれこれ悩みます…。(この光景は後にも出てきます)

フランス北部、エーヌ県。

その日は雪が積もりました。サシャは両親や自分のきょうだいと一緒に雪で遊びます。雪玉を作って投げ合う様子は、他の子どもとなんら変わりません。

サシャの身体は男の子ですが、物心がついた頃から自分のことを女の子と思っています。それを母・カリーヌが語ります。

2歳半か3歳の頃、サシャは母親に「女の子になりたい」と言ったそうです。それを母は最初、本気だとは受け止めませんでした。冗談かと思った当時のことを、母は今でも悔やんでいます。

しかしその後もサシャは何度も、同じことばを繰り返しました。自分が男の子であることを嫌っていると気づいた母・カリーヌは、自分のせいではないかと考えます。妊娠しているときに母は、お腹の子どもを「女の子が欲しい」と望んだのでした。それを察したサシャが、身体は男だけれど気持ちが女の子になったのではないかと、母親は自分を責めています。

4歳のときに母親は、サシャの発言が本気だと気づきました。そのときに母は思わず「無理」と答えてしまいます。するとサシャはつらそうに泣きました。母はそれを見たときに、ひどいことを言ったと後悔しました。4歳のサシャは絶望し、元気を取り戻すまで時間がかかりましいた。

母・カリーヌは勉強をしてトランスジェンダーについての知識を得ましたが、世間ではまだまだその知識が理解されていません。学校でも、サシャが通うバレエ教室でも、サシャは身体に割り当てられた性別「男」のままで、その待遇を受けます。サシャはスカートが好きで母・カリーヌはその服装で学校へ通わせたいと考えますが、学校では認めてくれません。

バレエ教室でも、チュチュの衣装をサシャだけが着ることを認められません。サシャは仕方なく、シャツとズボンでバレエのレッスンを受けています。

母・カリーヌは語ります。あるときカリーヌはサシャを店に連れていき、サシャの好きな服を選ばせました。ワンピースを試着したサシャは笑顔を浮かべ、サシャの笑顔を見た瞬間にカリーヌは、人の目は気にしないと決意します。

サシャが赤ん坊のころの映像が映し出されます。その映像が流れながら、サシャの父親も語ります。サシャの心が女の子だと最初に知ったときは、父親も驚いたそうです。父は全く気付かなかったと言いました。

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