「お墓がない!」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

コメディ映画

【承】– お墓がない!のあらすじ2

翌日、節子が現れないので撮影現場は騒然とします。敏子の慌てぶりはひとしおでした。節子はもうしばらく、マネージャーの敏子や運転手の川田なしで単独で出かけたことがないのです。

同じころ、節子は東京郊外にある大規模霊園の見学バスツアーに参加していました。「聖香メモリアル」という会社で、バスツアーを引率しているのはベテランの上司・辻沼信一と新人社員・川嶋一平です。辻沼は慣れた様子で見学客を引率し、墓の説明をしていました。生前に墓を買う「寿陵(じゅりょう)」をした人で、まだ死んだ人がいない説明を聞いて、節子は「それって、ガンでも治ります?」と聞いて辻沼を絶句させます。

バブルがはじけたとはいえ、墓の土地も高いものです。土地代に墓石代などあわせると、600万から1000万はみておく必要がありました。客もほいほい買いません。

上司の辻沼は、墓地の区画の「定期使用権」を売り、賃貸で墓を作れないか考えていました。その案の提示をしていると、節子が「金がなくなったら放り出すなんて、まるで安ホテルじゃありませんの」と正直な感想を述べました。言いたいことをずけずけ言う節子を見て、辻沼は嫌がらせなのかと思いました。金もない老女と決めつけて、追い払います。

ところがこれに違和感を持ったのは、新入りの川嶋です。川嶋は「墓を売って金儲けをすればよい」という辻沼の考え方に賛同できませんでした。

仕事終わりにおでん屋で呑んだ川嶋は、店主に「どうやっておでんを求める客と見抜くか」質問します。店主は長く接していると客の反応で判ると言いました。店主と話すうちに川嶋は、やはり墓を欲しがっている者に親身に寄り添うことが大事だと思いました。本気で墓を欲しがっている節子もとい、「春日さま」のために尽力しようと考えます。

夜、節子は墓に関する書籍を買い込んで、目を通していました。そこへ川嶋からの電話がかかります。

翌日、節子は変装して川嶋へ会いに行きました。顎に小さなホクロをつけたのですが、汚れと思われて川嶋に拭われます。

またもや節子がいないので、運転手の川田とマネージャーの敏子は慌てます。

川嶋は自分の休みを使って、節子の墓探しに同行します。宗派を聞かれた節子は「ここは日本(「州」と思った)でしょ」と答えます。「小さい頃はアーメンでしたけど(孤児院出身だから)」無宗教だと言い「私が欲しいのはお墓、宗教は欲しくありませんの」と固辞しました。

川嶋の案内する霊園を見た節子は、「風格がたりない。もttこう、生き生きとした感じが欲しいんです」と要求しました。大きな墓碑を見た節子は「スターのきらめきを感じる」と喜び、そうした墓が欲しいと川嶋に訴えます。

さらに節子と川嶋はヘリコプターに乗り込むと、仁徳天皇料の古墳を上空から見ました。川嶋が使い捨てカメラで撮影しているのを見て、節子が「本当はピラミッドも撮っておきたいわね」と言いますが、川嶋は冗談かと思いました。川嶋は節子を撮ります。

お墓を見に行って家の近くで別れる際に、節子が川嶋に「じゃ、明日は15時に」と声をかけます。川嶋はさすがに連日は無理と断ろうとすると、節子を見つけた川田と敏子が駆け付けました。2人が「先生」と呼ぶので、節子は「教師をしていた」と川嶋にごまかしました。

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