「お墓がない!」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

コメディ映画

【結】– お墓がない!のあらすじ4

撮影の合間に抜けた節子は、川嶋と近くの霊園の見学に行きます。そのときにめまいを起こして節子が倒れたので、川嶋は病院へ連れて行こうとしました。嫌だと拒否して身を起こした節子のカツラが取れました。現れた黒髪の節子の顔を見た川嶋は、節子が大女優だと気づきます。

節子は孤児であることを川嶋に言い、ファンのために墓を作りたいのだと話しました。

川嶋は上司の辻沼に話を通します。節子が大女優だと知った辻沼は、態度が豹変しました。上得意客ということで、高いところへ連れていきます。寺の坊主・中村は戒名に2000万出せと言います。それを聞いた節子は「幸せはお金で買いたくない。私はあの世でも努力して仏になるつもりです」と言い放ちました。高い金を出せばあの世で幸せになるという言い分は恐喝に近いと言い、中村を怒らせます。

節子の態度が一貫しているので、後ろで川嶋が嬉しそうに笑います。

別の霊園を紹介しようと連れていくとき、タクシーがトンネルを通ろうとしました。節子は車を止めてくれと叫びます。

節子は閉所恐怖症でした。それを聞いた川嶋は、死後に入る棺桶や骨壺はもっと小さいと言い、「努力して克服すれば」と言います。

それを聞いた節子は、けっきょく自分は世間の目やしきたりにこだわっていたのだと気づきます。なにものにも屈したくないと思った節子は「私にお墓はいりません」という結論を出しました。

撮影も弓の葬儀のシーンを撮っていました。節子は豪華な祭壇に納得がいかず、映画監督の西大路陽三と意見が対立します。「台本を書き直させてくれ」と言われて西大路は激昂しました。両方言い争いになり、休憩を挟みます。

弓は節子に近づくと、自分も豪華な祭壇には違和感があると言いました。死後の話をしていたときに節子が現場で倒れ、病院に担ぎ込まれます。

節子が撮影現場で倒れたことが、翌日のスポーツ新聞の一面を飾ります。

マネージャーの敏子は社長の白鷺に「節子がガンで余命半年」と話します。それが撮影スタッフに伝わりました。西大路監督は、節子の希望する台本を書いてくれと頼みます。

節子は葬儀や墓探しの体験で得たエピソードを使って、台本を書きました。「病院で死んだ娘を棺桶に入れず、おぶって車の助手席に運んで家に連れ帰る」「葬儀はつつましやかに」「死後、同級生の少女たちを呼んで娘の最期を話して聞かせる」「娘の絵本は、母親への少し早い誕生プレゼント」という演出になりました。娘の墓は作らず、海に散骨する結末です。

撮影を終えた節子のところへ、川嶋がやってきました。川嶋はクランクアップの節子を見て節子の出した結論を知りました。会釈して笑顔を向けると、黙って川嶋は去ります。

白鷺社長とマネージャーの敏子は、田部井医師から「節子はガンではない」と聞かされます。節子が勝手に思い込んだと聞かされて、敏子は「奇跡的に病気が治ったことにしてくれ」と頼みました。

田部井医師が「ガンだったけれども、治ったんです」と言うと、節子はすぐに信じました。「奇跡ではありません。自力で(治したので)す」と当たり前の顔をしています。

郊外の霊園で見学ツアーをする川嶋のところへ、節子があいさつにきます。川嶋が節子からもらった携帯を返そうとすると、節子はそのまま持っていてくれと言いました。

川嶋はヘリコプターのなかで撮った写真を渡します。

「あなたでよかった。あなたに会えてよかったわ」と節子が言うと、川嶋は感激しました。節子の車を見送った川嶋は、これからも顧客のニーズに合わせて誠実に対応していこうとやる気を出します…。

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