「しあわせの雨傘」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

コメディ映画

2010年フランス製作。フランソワ・オゾンが監督で、主演カトリーヌ・ドヌーブの名作「シェルブールの雨傘」へのオマージュにも感じられるこの作品は、「人生は美しい」という願いが込められている。 雨傘工場の娘だったスザンヌ。父親の死後は夫ロベールがその跡を継ぎ、家庭でも飾り壺のように扱われスザンヌに発言権などなかった。ロベールは労働者の労働環境など全く考えず、利益優先主義だったため、ストライキが起こり、心臓発作で倒れた夫に代わり、スザンヌが工場を立て直す。夫が復帰し、株主総会で失脚させられたスザンヌは、今度は議員選挙に立候補する。スザンヌは対抗馬である元恋人のババン議員に勝つことができるのか?

あらすじ動画

しあわせの雨傘の主な出演者

(スザンヌ・ピュジョル)カトリーヌ・ドヌーヴ (モリス・ババン)ジェラール・ドパルデュー (ロベール・ピュジョル)ファブリス・ルキーニ (秘書ナデージュ)カリン・ヴィアール (ジョエル)ジュディット・ゴドレーシュ (ローラン)ジェレミー・レニエ

しあわせの雨傘のネタバレあらすじ

【起】– しあわせの雨傘のあらすじ1

しあわせの雨傘のシーン1

画像引用元:YouTube / しあわせの雨傘トレーラー映像

1977年春のサント・ギュデュル。森の中を、鮮やかな赤いジョギングスーツで、スザンヌが優雅にジョギングしている。家の前で体操をしていると可愛い小鹿が見え、上を見上げると木の上には鳩、交尾をしているウサギ達。木々を走り抜けるリスを見て、彼女はポケットからメモを取り出し、この美しい光景をメモした。

自宅に入ると、彼女の夫ロベールが忙しそうに家政婦にコーヒー!と叫びながら二階から降りてきた。家政婦は私用で休んでいいたため、スザンヌがロベールの朝食を運ぶ。

妻のスザンヌは使用人ではなくピョジュル夫人なのだからと、ロベールはいい顔をしない。新聞を読みながら、「商談を成功させる秘訣はまず接待だ」という。

次の接待は女の子に人気のある店だったため、私も行きたいとスザンヌがいうが、君がいく所じゃないと言われてしまった。飲み過ぎていないかと夫の体調を気遣うが、雨傘工場の社長であるロベールはイライラしながら、「従業員300人、毎日が闘争だ」と機嫌が悪い。

ロベールが経営する雨傘工場は、もともとはスザンヌの父親の事業で、結婚してロベールが引き継いでいた。

スザンヌはラジオを聞きながら、鼻歌まじりで朝食の片づけをしていると、ロベールが薬を忘れていることに気づいた。彼女は社長室に電話をし、秘書に薬を忘れたことを伝えて欲しいと頼んだ。

ロベールが会社に着くと、すぐに労働組合の従業員から声をかけられ、彼のイライラはさらに募る。秘書は、薬を忘れているとスザンヌから電話があったことを伝えたが、ロベールは妻のことを「うるさい女だ」と言った。実は彼は、秘書ナデージュと浮気をしているのだ。

スザンヌの家に、娘ジョエルが母の誕生日祝いを言いにやってきた。ジョエルは夫が出張ばかりで子供にも無関心なので、離婚すると爆弾発言をした。驚くスザンヌ。こんなに早く離婚するとは・・・と残念そうだった。

スザンヌは娘から、見ないふりしているせいで、父はやりたい放題だといわれるが、彼女は自分は幸せだと思っている。ジョエルは離婚したら、父親の雨傘工場で働きたいと頼むつもりにしていた。

そこへ、ロベールが、妻の誕生日を忘れていたと自宅に帰ってきた。ジョエルは今夜、いい話があると帰る。ロベールは子供の吉報は怪しいと、皮肉交じりにスザンヌに愚痴った。

スザンヌは、いい話、すなわち彼らの息子の結婚の話をほのめかしたが、結婚相手の女性がケーキ店のマルキゼだと知ると、「ピョジュルとマルキゼでは格が違う」と大反対する。

彼女がが一度会ってみたら?と夫をなだめるが、「君は私に従えばいい。時間の無駄だ」と言われてしまった。詩を作るだけで満足しておけ、とまで言った。全く横暴な夫だった。

スザンヌは、「ジョエルが指摘したとおり、自分はただのお飾りで意見をいう権利もないのね」とロベールに言うが、「結婚して30年なんの不満がある!」とロベールは怒鳴る。

電話が鳴りロベールが出る。雨傘工場の第4工場がストライキのせいで閉鎖したという連絡だった。数百万の損失だと、彼は急いで会社に戻った。

スザンヌはため息をつきながら夫を窓から見送る。

次のページで起承転結の「承」を見る

次のページへ
1 2 3 4 5

「しあわせの雨傘」と同じカテゴリの映画

関連記事はこちら

×