「キスキスバンバン」のネタバレあらすじと結末の感想

コメディ映画

キスキス,バンバンの紹介:2005年制作のアメリカのコメディ映画。ニューヨークの冴えない泥棒男が、奇妙な偶然からハリウッド俳優になるチャンスを掴み、殺人事件に巻き込まれていく姿を描く。主演はロバート・ダウニー・Jrとヴァル・キルマー。日本公開は2006年。

予告動画

キスキスバンバンの主な出演者

ハリー・ロックハート(ロバート・ダウニー・Jr)、“ゲイ”ペリー・バン・シュライク(ヴァル・キルマー)、ハーモニー・ファイス・レイン(ミシェル・モナハン)、ハーラン・デクスター(コービン・バーンセン)、ダブニー・ショー(ラリー・ミラー)、ミスター・フライパン(ダッシュ・ミホク)、ミスター・ファイア(ロックモンド・ダンバー)、ピンクの髪の女(シャニン・ソサモン)

キスキスバンバンのネタバレあらすじ

【起】- キスキスバンバンのあらすじ1

1日目
しがない泥棒だったハリー・ロックハートは、ロサンゼルスのパーティー会場にいました。彼はハリウッドの有力者であるハーラン・デクスターに招待されて、この場にいたのです。

さかのぼること1年前。ハリーはクリスマスのプレゼントを盗むために、おもちゃ屋に入ります。ところが、警報が作動して警察に追われることになったハリーは、とある部屋に飛び込みます。
そこでは、ハリウッド映画のオーディションがおこなわれていました。ちょうど用意されたシーンが、相棒が撃たれたばかりのハリーの心境と重なり、本気で話しているとテストに合格してしまうのです。

こうしてハリーは、ロサンゼルスのパーティーに参加できることになったのでした。
ハリーは会場で、見知った顔を見つけます。彼女の名前はハーモニー・ファイス・レインで、学生時代ハリーが片想いしていた女性でした。

ハーモニーは、スリラー小説の主人公であるジョニー・ゴッサマーに憧れていました。彼女は妹のジェナが、父親から性的虐待を受けていると知りつつ、どうすることもできませんでした。
やがてジョニー・ゴッサマーの作者が亡くなり、ハーモニーは女優として成功してジェナを救うために、16歳でロサンゼルスへと旅立ちます。
月日は流れ、たまたまテレビの中継に映ったハーモニーは、それがダブニー・ショーの目に止まり、パーティーに呼ばれたのでした。

部屋の一室で、ハーモニーはジョニー・ゴッサマーの小説を手に取ります。ハーモニーは小説を読みながら眠ってしまいます。そこへ男が現れて、ハーモニーに触れようとしたところを、ハリーが制止します。ハリーは男と殴り合いになり、完膚なきまでに叩きのめされてしまいます。
その後、ハリーは探偵役の役作りのために、探偵業のレッスンを受けることになります。指導するのは、私立探偵である“ゲイ”ペリー・バン・シュライクでした。ペリーはハーモニーがドミノというクラブにいると教えてくれます。

さっそくドミノに向かったハリーは、ハーモニーから声をかけられて、再会に大喜びします。
ハーモニーは学生時代、数々の男子生徒と関係を持っていました。しかし、ハリーの親友にだけは手を出さないでほしいと頼むと、約束を守ってくれたのです。
女優を夢見てロサンゼルスまでやってきたハーモニーでしたが、ビールのCMに出演してからは活躍もなく、伸び悩んでいました。
ハリーはハーモニーと彼女の友人であるマーレーアを連れて、ホテルに向かいます。ハーモニーと一夜を共にする予定だったハリーは、翌朝マーレーアが隣に寝ていて驚愕します。ハリーは慌ててハーモニーの家に向かいますが、門前払いを食らうのでした。

【承】- キスキスバンバンのあらすじ2

2日目
ハリーは探偵業のレッスンのために、ペリーが受けたアリソン・エイムズという人物からの依頼に同行します。デクスターの家を見張るというもので、何者かが乗った車が出て行ったため、慌てて追いかけます。
しかし、車が突如湖に落ちます。車内は無人でしたが、トランクの中から女性の遺体が見つかります。ハリーは女性が下着を着用していないことに気づきます。そして、ハリーたちは覆面をした2人の男に目撃されていました。

2人は街に戻り、ハリーの元にハーモニーが拳銃自殺したと連絡が入ります。
落胆したハリーは、ペリーになぐさめられながらホテルに戻りますが、そこへハーモニーが現れます。亡くなったのは、ハーモニーではなく彼女の妹ジェナだったのです。
ジェナはこっそりロサンゼルスにやってきて、ハーモニーの家からIDやクレジットカードを持ち出していました。死体のそばにハーモニーの所有物があったことから、彼女が亡くなったと勘違いされたのです。
ハーモニーは警察からジェナは自殺したと聞かされますが、殺人事件と考えていました。ハリーのことを探偵と信じ込んでいるハーモニーは、調査を依頼します。

ハリーは混乱状態のハーモニーをベッドに休ませてから、トイレに行きます。すると、そこに先ほど引き揚げた女性の死体が置かれていました。
大パニックに陥ったハリーは、ペリーに電話をします。その間に、ハーモニーは部屋を出ます。
ペリーはこれが犯人の罠なら、警察を呼んでいるはずだとハリーに伝えます。そして、2人で死体を運び出すために、車のトランクに入れようとします。そこへパトカーがやってきて、疑われないようにハリーとペリーは熱烈なキスをします。
警察からは逃れますが、たまたま目撃していたハーモニーからは問い詰められるのでした。ハーモニーの誤解をどうにか解いた2人は、死体を路上に捨てます。

【転】- キスキスバンバンのあらすじ3

3日目
2人が発見した死体は、デクスターの娘のヴェロニカだったことを知ります。
ハリーを邪魔者扱いするペリーは、ニューヨークに帰るように勧めます。ハリーはハーモニーの気を引くために、ジェナを殺害した犯人を捕まえようと企んでいました。
ところがペリーは、ハリーが探偵ではないことをハーモニーに話していました。さらに、ハリーがハリウッドのパーティーに招かれたのは、ほかの俳優の当て馬のためだったことも告げられます。

ペリーと別れたハリーは、ニューヨークへ戻るために空港に向かいます。そこでハーモニーの友人と遭遇したハリーは、彼女の芸名がアリソン・エイムズであることを知ります。ハリーはペリーに電話をして、依頼人のエイムズはジェナであると伝えます。
ハリーはハーモニーの家へ行きますが、激怒する彼女からは相手にしてもらえません。ハーモニーが力いっぱいドアを閉めると、なんとハリーの左手の薬指が切断されてしまいます。
病院で手術を終えたハリーは、ジェナとヴェロニカの接点を考えます。そしてジョニー・ゴッサマーの映画に、20年前のデクスターが出演していることに気づきます。その頃、ハーモニーは父親からの虐待で傷つくジェナに、「本当の父親は俳優なのよ」と話していました。
ジェナはデクスターが本当の父親だと勘違いして、彼に会うためにロサンゼルスまでやってきていたのです。

その後、ハリーの目の前に覆面の男(ミスター・フライパンとミスター・ファイア)が現れます。拷問を受けたハリーは、せっかく病院で接合した指が取れてしまいます。
ハーモニーと病院に向かう最中、彼らの車を目撃し、ペリーを狙っていることに気づきます。ペリーを助けようとしたハーモニーはミスター・ファイアに襲われますが、逆に叩きのめして銃を奪います。
続いてミスター・フライパンがペリーを狙いますが、ナチョススタンドの男がペリーを救います。2人の仲間であるピンクの髪の女は追い詰められ、ハリーが乗ったままのハーモニーの車を奪って逃走します。

何者かの家で目を覚ましたハリーは、人の気配を感じてベッドの下に隠れます。男と話していたピンクの髪の女は射殺され、ハリーは銃を手に取り、そこにいたミスター・ファイアを撃ち殺します。
ひと段落したハリーがもげてしまった指を置くと、その家の飼い犬が指をくわえて食べてしまうのでした。

事件は解決したと報道されますが、ハーモニーはデクスターとヴェロニカの関係を怪しんでいました。ペリーはこれ以上事件に関わらないようにと2人に告げて、その場を去ります。
ハーモニーと離れたくないハリーは、自分が泥棒をしていたことを打ち明けてから、愛の告白をします。いいムードになった2人はホテルに向かいますが、ハーモニーがハリーの親友と寝ていたことを告白し、大激怒します。
彼女を部屋から追い出したハリーは、ヴェロニカの死体が下着を着用していなかったことを思い出します。ペリーにヴェロニカがレイプをされていたかを尋ねますが、その痕跡はありませんでした。

【結】- キスキスバンバンのあらすじ4

4日目
ハリーはペリーから、ハーモニーがヴェロニカの件を調べるために、姿を消したと知らされます。
そして、2人はデクスターが経営するメンタルクリニックに向かい、患者たちが下着を着用していないことを確認します。ヴェロニカがクリニックの患者であり、デクスターがパーティーに連れてきていたのは、偽物の娘であったと推理します。
2人はクリニックの警備員を捕まえて、ハーモニーの居場所を聞き出そうとします。口を割らない警備員を脅すために、ハリーはロシアンルーレットに興じますが、誤って一発目で射殺してしまいます。
ハーモニーは自宅におり、ペリーはヴェロニカの死体が火葬されるか調べるように指示します。そこへデクスターと部下が現れ、2人を捕らえます。ハリーは電流を股間に浴びせられるという拷問を受けますが、ペリーが股間に隠していた銃で敵を射殺します。

その頃、ハーモニーは棺を運び出すデクスターの部下の車を奪って逃走していました。ところが、追突事故を起こしていまいます。ハーモニーを助けようとしたペリーは、部下に撃たれて瀕死の重傷を負います。
そこにデクスターが現れますが、ハリーが銃を手にして撃ち殺します。ハリーは銃撃戦に勝利しますが、敵の銃弾に倒れてしまいます。ハリーは胸にジョニー・ゴッサマーの本を忍ばせていましたが、銃弾は貫通していました。

ハリーとペリーは病院で治療を受けて、一命をとりとめました。そして、ペリーは事件の全容を語ります。
デクスターとヴェロニカは、遺産争いで揉めていました。そして、口論となった際にデクスターはヴェロニカを殺害し、代わりに自身の愛人でもあるピンクの髪の女を連れていたのです。
しかし、ジェナを殺害したのは、デクスターではありませんでした。
ジェナはデクスターを本当の父親だと思い込み、ペリーに調査を依頼したのです。そして、デクスターが偽物の娘(愛人)と住んでいる家に行き、2人がベッドを共にするところを目撃してしまいます。絶望したジェナは、自ら命を絶ったのでした。

ペリーは、ハリーに自身がゲイであることと、父親から虐待を受けていたことを告白します。ハリーにも虐待されていた過去があり、2人は肩を抱き合うのでした。
その後、全快したペリーは、ハーモニーの故郷を訪ねます。そして、ジェナを虐待していた寝たきりの父親を殴り、罵倒してその場を去ります。
そして、ハリーがペリーの探偵事務所で働くことになる場面で、物語は幕を閉じます。

みんなの感想

ライターの感想

重いテーマを扱うサスペンスなのに、どこか人をおちょくったようなコメディータッチで進行する、不思議な作品でした。ロバート・ダウニー・Jr演じるハリーのおバカっぷりが絶妙で、尋問中に始めたロシアンルーレットで一発目から相手を射殺し、「弾が出る確率は8%なのに」と呟いたシーンでは、思わず吹き出してしまいました。脚本はとても練られているので、サスペンスとしても十分に楽しむことができると思います。

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