映画:ゴーストチームワン

「ゴーストチームワン」のネタバレあらすじと結末

ゴースト・チーム・ワンの紹介:低予算ながら大ヒットした「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」以来、数多く製作されるようになった「POVホラー」の形式を用いて、それを徹底的にチャカしまくったパロディ・ホラーです。POVホラーの定番である、ドキッとさせるシーンはちゃんと作り込まれていて、ゾンビ・パロディ映画「ショーン・オブ・ザ・デッド」のPOVホラー版とも言える作品になっています。

あらすじ動画

ゴーストチームワンの主な出演者

セルジオ(カルロス・サントス)、ブラッド(J・R・ビリャレアル)、フェルナンダ(フェルナンダ・ロメロ)、チャック(トニー・カバレロ)、ベッキー(メーガン・ファルコーン)

ゴーストチームワンのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

【起】- ゴーストチームワンのあらすじ1

ゴーストチームワンのシーン1 一軒屋のひとつ屋根の下で、日々お気楽な生活を送っている若者、セルジオとブラッド。しかしそのお気楽生活が、ある日一変します。家に友人たちを招いて乱痴気パーティーを開催していたその夜、セルジオが部屋の中で「怪しい何か」を見てしまったのです。パーティーを「自撮り」していたセルジオは、それが「霊的なもの」であると確信。家に住み着いているらしいゴーストの存在を確かめるため、家中のあらゆる場所に隠しカメラを設置します。
ゴーストなど信じていなかったブラッドも、「ノリ」でセルジオに付き合うことに。知り合いの中国系映像作家、ビリー・チェンを呼んで、その一部始終を撮影してもらい、ドキュメントとして映像化することにします。準備が整い、さあ撮影開始!というところで、くだんのパーティーに出席していたセクシーな美女・フェルナンダがやって来ます。話を聞けば、彼女は超常現象に興味があるとのことで、この「ゴーストドキュメントムービー製作」に参加することになります。
実はフェルナンダは幼い頃に母親が死んでいて、愛する母親とまた再会したい=母親の霊と会いたいという思いから、超常現象に興味を持つようになったことがわかります。更にフェルナンダは、セルジオたちが住む家についても「予備調査」として調べていました。なんとこの家では以前、殺人事件が起きていたのです。実は家には、元々の所有者であるチャックという男性も住んでいたのですが、クスリに溺れていたチャックは現在「禁クスリ運動中」で神経が高ぶっており、セルジオたちの「ゴーストハンター騒ぎ」に難癖をつけ始めます。

【承】- ゴーストチームワンのあらすじ2

ゴーストチームワンのシーン2 うるさいチャックのことは放っておいて、セルジオたちは家で起きた殺人についての本を書いた、メナペース教授を招きます。家での事件よりセクシーなフェルナンダに興味しんしんといった感じの教授でしたが、とにかくこの家は20世紀初頭の頃、レディ・アザレアという女性が経営していた「快楽の館」という売春宿だったことがわかります。アザレアは当時、性についての「パイオニア」的存在で、SMプレイや多くの変態的プレイは、全てアザレアが起源だと言って過言ではないということでした。
そしてある日、家の地下に殺された死体を残し、アザレアは姿を消したのです。「もしアザレアが霊となって今、この家に現れたとすると・・・相当、ヤバいことになる」と言い残し、フェルナンダをアツく抱擁して教授は去って行きます。その後、フェルナンダが持ってきたウイジャー版(こっくりさんの西洋版)で、アザレアの霊を呼び出してみるセルジオたち。最初は効果に疑心暗鬼だったものの、急に電源が落ちたり、異常な出来事が起き始め。更に、家の中での撮影にカリカリ来ていたチャックの様子が、徐々におかしくなります。

【転】- ゴーストチームワンのあらすじ3

ゴーストチームワンのシーン3 ゴースト・ドキュメントの撮影に、ブラッドの恋人ベッキーも参加を表明。ベッキーは、家の中で吠える自分の犬を見て、きっと霊を感じているに違いない、犬にカメラを付ければ霊を撮れるはずよ!とアイデアを出しますが、餌をあさる様子が録画されただけ。それが元で、結局ブラッドはベッキーとケンカ別れしてしまいます。その後ブラッドは電話でベッキーに謝罪、夜中にこっそりベッドにもぐりこんで来たベッキーと再び愛を交わす・・・と、思いきや。ベッドに入ってきたのはなんと、アザレアの霊でした。
霊と「交わって」しまったことでブラッドは落ちこみますが、フェルナンダは逆に「凄い体験よ!」と興奮状態。売春宿を営んでいたアザレアは、「強い性欲」に引かれて出てくるのではないかと推察、ブラッドとセルジオ2人を見境なく誘惑し、アザレアを呼び出そうとします。体を密着し合う3人の周りでは、ランプやお皿がプカプカと浮き出す、ポルターガイスト現象が起こるのでした。
しかし、密かにフェルナンダに惚れているセルジオが必要以上に興奮してしまったため、この計画は中断。霊を呼ぶためなら手段を選ばないフェルナンダに、セルジオは「とてもついていけない」と宣言。しかもフェルナンダには彼氏がいることも判明、言い合いになったあげく、チームから離脱してしまいます。男2人だけになったセルジオとブラッドは、それぞれ部屋にこもって自慰行為をして霊を呼び出そうとしますが、やはりそう上手くはいきませんでした。
しかし、これまでの録画をチェックしたセルジオは、チャックの様子がおかしいことにようやく気付きます。体育会系で筋肉質だったチャックはいつの間にか、女性用のガウンを着てセルジオ&ブラッドのために料理を作ってくれたりします。チャックは知らない間に、アザレアの霊に取り付かれていたのでした。チャックの言動を怪しむ2人の前で、チャックの首がクルリと一回転。2人は慌てて家を飛び出します。

【結】- ゴーストチームワンのあらすじ4

ゴーストチームワンのシーン2 セルジオがフェルナンダに電話すると、彼女は2人の家、おかしくなったチャック1人が残る家に向かっていました。勇気を振り絞り、再び家へと戻るセルジオ&ブラッド。しかしすでに事態は急変、チャック=アザレアは部屋の壁に血文字を書き、この家を再び売春宿にしようと目論んでいました。フェルナンダは、2年前に事故で死んだ「元カレ」を呼び出すことに必死で(霊の研究に参加したのも、それが目的でした)チャックの常軌を逸した言動にもおかまいなしです。
霊能力を使い、セルジオを誘惑して、「自分」と交わらせようとするアザレア。中身はアザレアでも見た目はムキムキなチャックなので、それだけは勘弁と抵抗するセルジオ。そこへ、隣人のモルモン教徒2人組が「騒音の抗議」にやってきます。この際モルモン教でもなんでもいい、アザレアを追っ払ってくれ、「悪魔祓い」をしてくれ!と頼み込むセルジオ。成り行きで悪魔祓いを始めるモルモン教徒でしたが、最初は効果あるかと思ったものの、アザレアの力は強く、1人が首をもぎ取られてしまいます。
アザレアの霊に対抗する手段はないのか・・・?と一同が諦めかけたところで、セルジオはチャックが以前は重度の薬物中毒だったことを思い出し、「チャック本人を呼び出してやる!」と、大量のヘロインをチャックの口へブチ込みます。これが効果てきめん、「今のは効いたぜ~!」と、チャックは自分を取り戻したのでした。
その後チャックは、フェルナンダが呼び出したがっている「元カレ」の霊のフリをして、2人で奇妙なアツアツの生活を始めます。セルジオとブラッドは逆に、もう2度と霊的なものとは関わるまいと、心に誓うのでした。

みんなの感想

ライターの感想

登場人物の主観カメラによって物語が進んでいく、いわゆる「POVホラー」の1本でありますが。大ヒットした「ブレア・ウィッチ」以来、それこそ世界中で雨後のタケノコの如く大量のPOVホラーが製作され、正直見る側としては「もうPOVモノは見飽きたよ~」と言いたくなってしまうような昨今ですけども。
そこへ現れた本作、POVホラーの「定石」を踏まえつつ、まあなんと馬鹿馬鹿しく、とことん下品に、POVを「チャカして」くれてることか!それでいて、キモとなるシーンではちゃんと「ゾッとする」ようなカットも盛り込んでくれてたりして、悪ふざけだけで終わらない(と言いつつ、全編通してほぼ悪ふざけムービーという感はありますが・笑)ところがまた素敵でございます!
同居するダメ男2人と、その馬鹿騒ぎに文句を言うもう1人の同居人という構図は「ショーン・オブ・ザ・デッド」と同じで、これはきっと「意図した設定の頂き」ではないかと。ゾンビ映画の秀作パロディとして名を馳せた「ショーン~」にあやかって、ウチらは思いっきりPOVのパロディやりまっせ!ということではないでしょうか。
セクシーだけど「イッちゃってる」ヒロイン・フェルナンダも素敵ですし、フェルナンダに惚れつつそのぶっ飛びぶりについていけなくなる主人公・セルジオがまたいい味出してますし。正直、物語の上では「なんの役にも立たない、賑やかし役」なんだけどいいアクセントになってるブラッドの恋人ベッキーとか、最後まで画面に出てくることなく(最後の最後にチラリとだけ映りますが)黙って映像を撮り続ける中国系のビリー君とか、ナイスキャラが揃いまくってます!
そして忘れちゃいけない、POVホラーでありがちな「いつ霊的現象が起きてもいいように、日常生活を据え置きカメラで24時間撮り続ける」という手法。これって夜通しずっと撮ってたら「撮っちゃいけない場面もあるよね」とかずっと思ってたんですけど、この「登場人物のプライベート部分」は、これまでのPOVモノではスルーされてきたんですが。
本作では、あえてその「タブーとされてきた部分」にも踏み込んで、セルジオがパソコンでエロ動画見ながら自慰行為にふけるシーンとか、ブラッドが全裸で恋人とのSEXに備えるシーンなんかも「録画しちゃってる」のを見せてくれるんですね!そんなの見たくないよ!という方が大半かと思いますが、こういう「掟破り」な手法は大好きです。よくぞやってくれた!と拍手喝采したいくらい。
そんな作品ですので、「まっとうなホラー」を期待していた方には申し訳ないくらいの馬鹿騒ぎホラーコメディですけども、私的には大いに気に入ってしまいました。もはや食傷気味になっていたPOVホラーでも、作り方によってはこんなに「面白く」出来るのかと、目からウロコが落ちる思いです。今年見た映画の中で、ベスト3には入れたいくらいに!いや、ほんとにほんとに!!

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