映画:ジーサンズはじめての強盗

「ジーサンズはじめての強盗」のネタバレあらすじと結末

ジーサンズ はじめての強盗の紹介:2017年6月24日公開のアメリカ映画。モーガン・フリーマン、マイケル・ケイン、アラン・アーキンというアカデミー賞受賞経験のある3人の名優が共演し、銀行強盗に挑む老人を演じるコメディ。長年にわたって真面目に働いてきたものの、ある日突然、積み立ててきた年金が消え、さらなるトラブルに見舞われた男たちが人生最大の賭けに挑む姿を描く。

あらすじ動画

ジーサンズはじめての強盗の主な出演者

ウィリー・デイビス(モーガン・フリーマン)、ジョー・ハーディング(マイケル・ケイン)、アルバート・ガーナー(アラン・アーキン)、ブルックリン・ハーディング(ジョーイ・キング)、アーレン・ヘイマー(マット・ディロン)、アニー・サントーリ(アン=マーグレット)、ミルトン・カプチャク(クリストファー・ロイド)、キース・ショーンフェルド店長(キーナン・トンプソン)、ミッツィ(シオバン・ファロン)、ヘスース(ジョン・オーティス)、マーフィー(ピーター・セラフィノウィッツ)

ジーサンズはじめての強盗のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①30年勤務した会社が統合で消滅し、年金がもらえないと知ったジョー、ウィリー、アルは銀行強盗を思いつく。しかし高齢なので限界があり、プロの男・ヘスースに指南してもらうことに。 ②銀行強盗は成功。監視カメラを逆手に取り、3人はアリバイを立証。

【起】- ジーサンズはじめての強盗のあらすじ1

アメリカ・ニューヨーク州マンハッタン。
2016年5月18日。

老人の男ジョー・ハーディングはウィリアムズ・バーナー銀行で困っていました。
黄色い封筒が届いたからです。
住宅ローンを組む時の担当者・チャックが「赤い封筒が届いたら差し押さえの警告」と説明しました。
住宅ローンの優遇期間が終了して、ローンの金額がいきなり3倍になったのです。ジョーはそれに文句をつけますが、担当者のチャックは「契約する時に、契約書を読みましたよね」と言うばかりで、慇懃無礼な応対です。
腹を立てたジョーは「担当者を変えてくれ」と言いました。その時に、事件は起きます。

なんとジョーがチャックに文句を言っているこの時に、銀行強盗が押し入ってきたのです。
強盗は3人組で、てきぱきとしていました。銃を向けると客や行員たちに、伏せて両手両足をあげろと指示します。
ジョーもチャックもそのとおりにしました。しかし高齢のジョーは、そのポーズを維持しているのがつらく感じ、強盗のひとりに訴えます。
すると強盗は「年寄りをうやまうのは社会の義務だ」と言うと、楽な姿勢になることを許可しました。
(この時の強盗のセリフが大事! あとで出てくる)
ジョーは財布がいるかと聞きますが、強盗はいらないと答えます。その時ジョーは、強盗の首の後ろに派手なタトゥーがあるのを見ました。
机の書類を見た強盗は、ジョーの担当者のチャックからは、金を取り上げました。
手際よく金を奪った強盗たちは、90秒間は通報するなと言って立ち去ります。

事情聴取を受けたジョーは、ヘイマー捜査官に首のタトゥーの話をしました。
タトゥーの柄などについては詳しく聞いたものの、ヘイマー捜査官はジョーから聞きたいことだけ聞くと、あとは放りだします。
そのくせ記者会見では、ジョーの言い回しをパクりました。ジョーはむかっ腹を立てます。
ジョーがその愚痴を漏らしているのは、ゲートボールの場で、愚痴を漏らす相手は長年の親友の老人ウィリー・デイビスとアルバート・ガーナー(通称:アル)でした。
ウィリーとアルは「もう何度も聞いたよ」とうんざりです。
ジョー、ウィリー、アルは同じ職場仲間であり、お向かいに住む腐れ縁です。
それぞれ家族はいましたが、伴侶を亡くし、娘や息子たちは巣立った後でした。
ウィリーとアルは同居して25年で(決してゲイではなく、同居した方が便利だから)、そのお向かいにジョーが住んでいます。
ジョーは孫娘のブルックリンと、ある約束をしていました。ブルックリンがいい成績を収めたら、犬を飼うという約束です。

ある日、ジョー、ウィリー、アルのところへ年金課からお知らせが届きました。3人は出かけていきます。
彼らが長年勤務していたウェクスラー製鉄会社が、このたびセムテックス社と合併し、統合されるのだそうです。工場はベトナムに移され、ウェクスラー社の工場はなくなります。
問題なのは…30年間彼らが身を粉にして働いて、積み立てたはずの「企業年金が消滅する」ということでした。
老い先短い? いえいえ、平均寿命が伸びている昨今、老後はまだまだ続きます。
この先どのようにして生きればいいのかと、3人は悩みました。
ジョーは冗談で「こないだの強盗犯みたいに、マシンガンを持って銀行強盗するか」と言います。まあ無理だろうな…とは気付いています。
ウィリーとアルの家を辞してお向かいの自宅に戻ったジョーが見たものは、債務不履行通知の赤い封筒でした。このままだと、家が取り上げられます。

【承】- ジーサンズはじめての強盗のあらすじ2

ウィリーは病院で診察を受け、腎臓移植が必要だと言われました。一刻を争う事態だと医者に指摘されたウィリーは娘にテレビ電話をかけますが、出たのは孫娘のカニカです。看護師の娘は仕事に出ており、ウィリーは言えないまま電話を切りました。
同居するアルは、もとはサックスの演奏者です。エズラという天然パーマの少年にサックスを教えていますが、致命的に演奏が下手なので、どうしようかと思っていました。

この日はウィリーの誕生日でした。老人たちはケーキでウィリーを祝い、孫娘・カニカの顔がプリントされた腕時計をプレゼントします(この腕時計、重要)。
パーティーの最中、ジョーがウィリーに銀行を襲う計画を切り出しました。金が手に入らないと30日後に家を差し押さえられると告げたジョーは、何もかも悪いのは銀行だと言います。
ジョーが出くわした銀行強盗は、まだ捕まっていませんでした。
仮に捕まったとしても刑務所行きで、住居ならびに食事が保障されている、失うものはない、そのうえに、もし成功したら金が入り孫に会いに行けるぞ…ジョーの言葉は、ウィリーの心を動かします。

夜、改めてジョーはウィリーに電話をかけました。ウィリーは「年金分だけを奪おう」と承諾します。
ジョーは電話を切ると、ウィリーのすぐ横にいるアルに、電話をかけました。アルはまだその気ではありません。

銀行強盗を狙う前に、自分たちがいまどのくらいの腕前なのかを考えた3人は、バリュー・タウンというスーパーで万引きをしてみます。
まだアルは承諾していませんので、車で待機しています。
ウィリーとジョーは慣れない手つきで、堂々と万引きしました。アルが車を止めて店内に入ると、アルに気のある女性・アニーがせっせと声をかけてきます。
店を出たウィリーとジョーは、アルの車が止めた場所にないことにあせり、電動カートで逃げました。しかしすぐ女性警備員のシンディに捕まります。
店の奥で、3人はこってり絞られました。防犯カメラに万引きの一部始終が映っており、あまりにも堂々としすぎていて、万引きらしくないのです。
キース店長は「肉をまるごと盗むなど、ありえない」と言い、同情ぎみにクーポンを渡しながら3人に説教をしました。何か事情があるのだろうと思い、警察には通報せずに解放します。

やはり悪事をするには「その道のプロフェッショナル」の手練手管を教わらなければ…と考えたジョーは、プロの協力を得ようと考えました。
アルはその後も行きつけのスーパーで買い物をしますが、今度は防犯カメラを見ながら「俺は万引きをしていない」アピールをします。カメラを見たキース店長は苦笑しました。
店員のアニーが、アルを誘います。アルとアニーはベッドインしました。
アルも年金がもらえないことに憤り(金欠で、行きつけのダイナーでケーキを頼めなくなるから)、銀行強盗を決めます。
マリファナを売っている若者・マーフィーのところへ行き、「悪いヤツを紹介してくれ」と言います。ついでにマリファナを購入しました。
そのマリファナを持って、3人はヘスース・ガルシアという男性のところへ行きます。
ヘスースは排水路で見つけたというパグ(犬)を連れていました。25%の報酬を条件に強盗の手ほどきをしてくれと、ジョーは交渉します。

【転】- ジーサンズはじめての強盗のあらすじ3

初めてマリファナを吸ってハイになりながら、3人は奪う金額を決めます。
あと何年生きるかをざっくりと計算し、121万5000ドル(約1億3700万円)を奪おうと決めました。もしそれ以上手に入れてしまった場合には、各所に寄付をしようと打ち合わせます。

〔20日前〕
ヘスースから、「自分の身の丈に合う強盗」を教わります。
自分がよく利用する銀行は襲わない方がいい、逃走車は大事、など指南されました。

〔16日前〕
何をするにもまず体力が大事です。身体を鍛えることになりました。
「マスクをかぶったら、20歳くらいの気持ちで臨め」と言われます。
アリバイを考えておくのも大事だと、ヘスースに指摘されました。

〔10日前〕
発信器など、必要な道具を揃えます。外科用品店に行き、松葉づえを購入しました。
逃亡するルートでかかる時間を計算します。最初は5分弱かかりましたが、それを3分半にまで縮めろと指導されました。
銃を使うのは最悪の事態のみ、と言われます。

ジョーたちは地元の慈善カーニバルに、参加を決めました。アリバイ作りのために、立候補します。
メンバーはお揃いのTシャツを着用します。

〔5日前〕
ひたすら射撃訓練です。最悪の事態を想定して、です。

〔前日〕
夜に3人で揃ってテレビを見ながら、翌日に備えます。
アルはアニーとの逢瀬で、疲れて眠っていました。ジョーが帰った後、ウィリーがソファーで眠るアルに毛布をかぶせます。

〔当日〕
ジョーは孫娘・ブルックリンの送迎をしていましたが、この日は無理だと言いました。
3人そろって慈善カーニバルに出かけます。
ジョーは綿あめ売り場の係でしたが、交代してもらいます。ウィリーはフランケンシュタインのマスクをつけていました。
午後2時半、3人はアリバイをごまかして背広に着替え、揃います。
チャリティーの車を利用して移動し、2時45分にマスクをつけてウィリアムズ・バーナー銀行へ入りました。
すぐ出口を松葉づえで固定すると、銃を持って入り、客や行員に伏せるよう指示します。
基本的には、以前ジョーが見た手口と同じでした。

3人がかぶったマスクは、D・マーチン、F・シナトラ、サミー・デイヴィス・Jrのもので、市販品です。
カバンを行員の前に置くと、発信器や追跡機用の札束を入れるなと、行員に指示します。
強盗の最中、ウィリーがマスクで息苦しくなり、「この人形も渡さないとならないのか」と質問した少女の前で跪きます。
マスクの一部だけ外したため、少女に顔の一部を見られました。
その隙にチャック(冒頭でジョーの担当者だった男性)が銃を奪い、発砲をしました。
応戦しますが、両者ともに当たりません。なぜかというと空砲だからです。
強盗はわずか4分で終わりました。そのまま3人は逃走します。
途中、ジョーはタクシーで、アルはバスに乗りました。ウィリーのみ車で移動します。

強盗が成功したので、3人は乾杯しました。その帰り、ウィリーが倒れます。
ウィリーが腎不全で、移植が必要だと知ったジョーとアルは、なぜもっと早くに言わないと責めました。自分たちのでよければ、いつでも提供するのにと告げます。

さて銀行強盗ですが、ヘイマー捜査官は監視カメラをチェックしました。同じ銀行で2度も盗まれたので、今度こそは逮捕にこぎつけたいと考えます。
銀行強盗というと若者と連想してしまいますが、それにしては動きがぎこちなく、60代後半から70代前半ではないかという見立てでした。
監視カメラ映像を公開したところ、スーパーのキース店長が「万引きしている姿に似ている」と通報します。
ジョーたちが、疑われました。連行され、事情聴取を受けます。

【結】- ジーサンズはじめての強盗のあらすじ4

ところがジョーたちは、きちんとアリバイを用意していました。
アルは憩室炎でトイレにこもっていたと証言し、トイレ前の監視カメラから、ずっと入っていたことが証明されます。
ウィリーはフランケンシュタインのマスクをして、お化け屋敷の中にいました(本当はいなかったのだが)。
ジョーは綿あめ売り場で帽子をかぶっている映像が、証拠になりました。本当はそれは認知症になりかけの仲間に帽子をかぶってもらい、交代しているのですが、帽子が目立つので分かりません。

こうして3人とも、奇しくも監視カメラがあったために、アリバイが成立しました。3人とも釈放されます。
しかしこれは監視カメラを逆手に取って、アリバイを用意しただけでした。
裏では、ウィリーは車でウェクスラー製鉄へ行き、熔鉱炉で犯行に使ったマスクを焼いていましたし、ジョーは金を持って犯罪指南をしてくれたヘスースに渡していました。

人形を持った少女が、面通しに現れます。マスクを外したウィリーの、あご部分を見たからです。
少女はウィリーの腕時計を覚えていました。しかし「見つからない。ここにはいない」と答えます。
自分と同じくらいの孫娘がいることを、カニカの顔がプリントされた時計で気付いたのでした。少女はウィリーに笑いかけ、さらに裏で待つカニカにも微笑みます。
今回もFBIは逮捕にこぎつけられないまま、事件はうやむやになりました。

後日。
ダイナーにいるジョーのところへ、ヘスースが犬を連れて現れます。
犬は先日のパグでした。予防接種もワクチンもすませたと言い、ヘスースはパグの入ったキャリーケースを渡します。ジョーの孫娘・ブルックリンへのプレゼントでした。
そこへ、まだ疑っているヘイマー捜査官がやってきましたが、覗きこんだパグに指を噛まれ、早々に退散します。
本当はそのキャリーケースの天井部分に、ぎっしりと札束が貼られていましたが、ヘイマー捜査官は見抜けませんでした。
ヘスースは捜査官に「年寄りをうやまうのは、社会の義務だ」という言葉をかけます。

その言葉を聞いたジョーは、ヘスースこそが先日の強盗犯だと知りました。
タトゥーはどうしたと聞くと、ヘスースは「あれはヘナ(白髪染めなどに使う染料の名。植物由来の成分で、肌に塗った場合にはわずかの間だけ染まっている)だ」と答えます。
ヘスースが言うには、「目の悪い者にわざと見せることで、そっちに注目を集める」という作戦でした。なるほどとジョーは思います。

ジョー、ウィリー、アルはきっちり自分の年金分だけふところに納めると、あとは知人の老人たちに、名も告げず寄付します。
(馴染みのダイナーの女性店員・ミッツィにだけは、レシートの下に置いていたので、誰からのプレゼントかは分かる)
ウィリーは同居人のアルから腎臓移植を受けました。腎不全はよくなります。

アルがアニーと結婚します。
その席で、ウィリーが寿命をもう20年多くカウントしようかと言い出しました。ジョーは「アルの腎臓だから、せいぜい10年だろう」と憎まれ口を叩きます。
(その前では年金計算の時、ウィリーは少なめに申告していた)
この年齢になって結婚すると思わなかったアルは、結婚の感想をジョーとウィリーに聞かれて、「ワナにかかったアライグマの気分だ」と答えました。
3人は笑顔で乾杯しました。
(銀行強盗は成功。3人は金を手に入れて問題は解決、余った金は仲間たちに匿名で分け与えた)

みんなの感想

ライターの感想

なんというか、可愛らしい作品。
よぼよぼ具合が絶妙でよかった。
3人並んでテレビを見ながら、ああだこうだと話をしている…これだけでも面白い。
大丈夫かなと見せかけておいて、きちんと押さえるところは押さえていたというのが、ラストで明らかになる。
またダイナーのところでヘスースの正体を知ると、なんともいえない爽快感が湧きあがる。

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