映画:ゾッキ

「ゾッキ」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

コメディ映画

ゾッキの紹介:2021年4月2日公開の日本映画。『超能力研究部の3人』『音楽』などの原作で知られる漫画家・大橋裕之の初期短編集を実写映画化。それぞれに秘密を抱えた人々が織り成す人間模様を描く。俳優業以外にも多岐にわたって活動する竹中直人、山田孝之、齊藤工が共同監督、舞台演出家・劇作家の倉持裕が脚本、ミュージシャンのCharaが音楽監督を務めた。『見えない目撃者』などの吉岡里帆、『コドモ警察』などの鈴木福、『君が君で君だ』などの満島真之介をはじめ、石坂浩二、松田龍平、國村隼らが共演する。

ゾッキの主な出演者

前島りょうこ(吉岡里帆)、伊藤(鈴木福)、旅人(満島真之介)、若い女(柳ゆり菜)、松原京子(南沙良)、道場の師範代(安藤政信)、漁師の定男(ピエール瀧)、牧田(森優作)、伴くん(九条ジョー)、本田(木竜麻生)、足立の女房(倖田來未)、父(竹原ピストル)、マサル(潤浩)、幽霊のような女(松井玲奈)、二十代のマサル(渡辺佑太朗)、祖父(石坂浩二)、藤村(松田龍平)、漁師のヤスさん(國村隼)

ゾッキのネタバレあらすじ

【起】– ゾッキのあらすじ1

ゾッキのシーン1

画像引用元:YouTube / ゾッキトレーラー映像

(『ゾッキ』=『ひとまとめ』『寄せ集め』という意味)

愛知県蒲郡市坂本町。

洗面所に置かれてある石鹼を手に取り、丁寧に洗う手が映ります。

その男性・祖父は、石鹸の香りを嗅ぐたびに蘇る幼少期の記憶について思いを馳せました。祖父は幼少期に、夜道で誘拐されたことがありました。犯人に抱えられた少年は、声を出さないよう小さな口を犯人の手で押さえられていたのです。犯人のてのひらからは、石鹸の香りがしていたのでした。

「あの誘拐事件を知る者はこの世を去ってしまった」と思いを巡らせた祖父は、「となれば、あの誘拐事件は私だけの秘密ということだ」と悦に入ります。

和室で寝たきりの祖父と同じ一軒家には、孫である前島りょうこが出戻りで住んでいました。朝寝して起きたりょうこが階下へおりると家人はすでに出払っており、りょうこの分だけ朝食が残っていました。祖父にあいさつしたりょうこは朝食に向かおうとして、飲み物がないので中座すると大きな牛乳瓶を持って戻ります。

祖父が「お前は秘密はあるか」と聞くので、りょうこは離婚の原因に関して自分がいない席で両親が何か言ったのかと邪推しました。夫婦のことは夫婦にしか分からないだろうとぼやきます。しかし祖父が真面目に語り始めたので、そうではないとすぐ気づきました。

「生き物は秘密がなくなると死ぬんじゃないだろうか」「みんな、すべての秘密を告白し終えて、いや、告白してしまったから死んでしまうんではないだろうか」「だからりょうこ、秘密は大事にしろ」祖父が哲学的なことをいつになく真面目に言うので、りょうこは「分かった」と答えると朝食を口に運び始めました。

食べ始めたりょうこはふと疑問に思い、祖父に秘密がいくつあるのか質問します。食事の途中で牛乳を口にふくんだりょうこは、祖父が答えることばに耳を澄ませました。祖父が「230個」と答えたので、りょうこは口の中の牛乳を思わず吹き出します…。

(ここで映画のタイトル)

1階2号室で寝ていた少年・伊藤は部屋を揺るがす振動に驚き、思わず舌打ちをしながら起き上がりました。隣の1号室の住人・藤村に「もう少し静かに占めてくれませんか。前にも言いましたよね」と苦情を言います。暮らしているのが築年数の経過した安アパートなので、ちょっとした開け閉めでも部屋に伝わる振動が大きいのです。

注意された藤村は伊藤に、旅に出ると言いました。ママチャリの後部に寝袋を積むと「あてがないというアテを頼りに、とにかく南へ自転車で行く」と告げます。伊藤はどうせ藤村はすぐに戻ってくると思い、バイトに出かけました。藤村はママチャリを漕ぎ始めます。

自転車を漕ぎながら藤村は、人生について考えていました。人生は喜びと絶望の繰り返しで、徐々にその繰り返しのターンが短くなると気づいた藤村は、喜びと絶望がくっついたらどうなるのか頭を思いめぐらしていました。しかしそれもわずかの間で、道端に捨てられた『ビデオボーイズ』というエロ本を見つけた瞬間に藤村の思索は終わりました。藤村はエロ本を拾って前かごに入れ、自転車を漕ぎ続けます。

暢気に自転車を漕いでいた藤村ですが、同じように自転車を漕ぐ旅人に抜かれると、むきになりました。ペダルを踏む足を速めて抜き返しましたが、疲れてスピードが落ちると旅人にまた抜き返されます。むっとしてまた抜き返した頃には、相手の旅人も気づいていてにやっと笑みを浮かべました。藤村と旅人は並んで自転車を競い、前方不注意で藤村は停車している車にまともにぶつかります。藤村のエロ本を拾った旅人は、「いいスピード出てましたね」などとそれがきっかけで、親しくなりました。自転車を押して歩きます。

自動販売機で飲み物を買って休憩した旅人は、いっしょに旅をしようと藤村を誘いました。しかし藤村に質問を重ねるうちに、会話が嚙み合わないと感じます。旅をいっしょにしようという誘いを撤回すると、旅人は先に出発しました。藤村は残されます。

再び漕ぎだした藤村は、夜が更けてからコンビニでカップラーメンとチューハイを購入しました。エロ本を見てムラムラしたらしく、藤村は客の若い女性をじっとり眺めてしまい、気味悪がられてしまいます。店員は青年なのですが、藤村は青年のうなじやくちびるにまで見入りました。入り口近くにいる牧田(あとで出てきます)を見つめると、牧田は脱兎のごとく店から逃げ出しました。藤村は購入したラーメンを店先で食べ、チューハイを飲みます。

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