「テリトリー・オブ・ザ・デッド」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

コメディ映画

2018年製作のイギリス映画で、友人の結婚式前に男友達だけで、バチェラー・パーティー代わりのサバイバル・ゲームに参加することになった若者たちが、思いもしない惨劇に巻き込まれてしまう様を、ブラックユーモアを交えて描いたホラー・コメディです。邦題だけを見るとゾンビものの映画のように思えますが、サバゲーの標的になる者がゾンビメイクをしているだけで、「ホンモノのゾンビ」は出て来ません。

あらすじ動画

テリトリー・オブ・ザ・デッドの主な出演者

トビー(デビッド・ムメニ)、サム(ショーン・ベリー)、マイルズ(ティモシー・レヌーフ)、ジェラルド(マーク・ヒープ)、エリック(ダニー・キレイン)、チーズ(ベリー・フィッツパトリック)、マーシャル(ティム・ファラデー)、アル(イーウェン・マッキントッシュ)、ブランドン(ジェイク・アボット)

テリトリー・オブ・ザ・デッドのネタバレあらすじ

【起】– テリトリー・オブ・ザ・デッドのあらすじ1

テリトリー・オブ・ザ・デッドのシーン1

画像引用元:YouTube / テリトリー・オブ・ザ・デッドトレーラー映像

イギリスの片田舎の道を、若者4名が乗った車が走っていました。乗っているのは結婚を間近に控えたサムと、サムの昔からの悪友であるトビー、マイルズ、エリックの4人で、サムの結婚への前祝いとして、バチェラー・パーティーを開く予定でした。

今回はエリックの提案で趣向を変え、新婦から「ストリッパーとか呼ぶのはナシね」と言われたというサムの意向もあり、森林地帯でのサバイバルゲームを皆で楽しむことになっていました。サムたちが現地に着くと、地元の友人で真面目が取りえのアルや、サムの妹の彼氏であるブランドン、クスリ好きなチーズらが待ち合わせたレストランで4人を出迎えます。

そしてこのサバイバルゲームには、元海軍という経歴を持つ新婦の父親・ジェラルドも参加予定でした。ジェラルドは海軍にいたとは語るものの、「その任務は極秘だ」と語る謎の多い男でしたが、ジェラルドと折り合いが悪いサムは、この機会を生かしてなんとか親交を深めたいと思っていました。

そんな中、クスリ好きなチーズがジェラルドの怒りを買うのではとサムは心配していましたが、とりあえず一緒に来た3人をジェラルドに紹介します。そこでお調子者のマイルズが、この店の料理はマズいねとウェイトレスに軽口を叩きます。弁護士をしているとは思えない言動に皆は眉を潜めますが、そのウェイトレスは店内にいた屈強な体つきの客と何事かを話していました。

その男にじっと睨みつけられ、一同は「出た方が良さそうだな」と早々に店を後にします。一行は2台の車に分かれて、ゲームをする目的地に到着します。そこで一同を待っていたのは、元兵士たちが集まる本格的なサバゲーのセミナーでした。自らを軍曹と名乗るマーシャルと、その部下であるジェンクスは、軍隊そのもののキツい訓練を皆に要求します。

そしてこのゲームの目的は、森林地帯に潜むゾンビたちを「狩る」というものでした。と言っても本物のゾンビではなく、マーシャルの部下である兵士たちがゾンビメイクをして森の中に潜み、サムたちを襲ってくるという設定でした。なので相手がゾンビにも関わらず、ペイントボールの銃で「頭は狙わないように」という注意を受けていました。

一行はサバゲー用の銃と殴ってもダメージを与えないスティックを持たされ、二手に分かれて集合場所を目指すことになります。サムはマイルズ、トビー、エリックの4人とチームを組み、残るジェラルド、アル、チーズ、ブランドンの4人が別チームでそれぞれ集合場所へと出発します。

サバゲーマニアのエリックは、コンパスを持参しサバイバルナイフを足首に仕込む念の入れようでしたが、知識だけはあるものの実践はおぼつかず、トビーにコンパスの見方が違っていると指摘される有様でした。そんな中サムたちは森の中で、一匹のゾンビと遭遇します。

この時マイルズは便意をもよおして、1人で木々の中に入っていましたが、サムの正面から襲い掛かろうとして来るそのソンビは、レストランで一同を睨みつけていたあの「屈強な男」でした。レストランでのことを謝るサムに、ゾンビは容赦なく襲いかかります。

思わず倒れこんだサムは、手元に転がったはずのスティックを探そうとして、落ちていた木の枝を掴んでしまいます。サムが咄嗟にそれをゾンビに向けると、見事にゾンビの胸に突き刺さってしまいます。ゾンビ(のメイクをした兵士)は、「なんてことをするんだ・・・」と呟き、ガクリと崩れ落ちます。

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