「トップファイブ」のネタバレあらすじと結末の感想

コメディ映画

トップ・ファイブの紹介:2014年製作のアメリカ映画。クリス・ロックが脚本・監督・主演をこなし、シリアス路線への転向を考えるコメディアンの葛藤をユーモラスに描いたハートフル・コメディ。

予告動画

トップファイブの主な出演者

アンドレ・アレン(クリス・ロック)、チェルシー・ブラウン(ロザリオ・ドーソン)、エリカ・ヤング(ガブリエル・ユニオン)、チャールス(ケヴィン・ハート)、ヴァネッサ(シェリー・シェパード)、シルク(J・B・スムーヴ)、ベニー・バーンズ(ロマニー・マルコ)

トップファイブのネタバレあらすじ

【起】- トップファイブのあらすじ1

黒人の俳優アンドレ・アレンは、元スタンダップ・コメディアンでした。スタンダップ・コメディアン(Stand-Up comedian)とは西洋漫談で、一人でマイクの前に立ち、おしゃべりで人を笑わせるお笑い芸人です。
少しずつ人気を高めたアンドレは、『ハミー・ザ・ベア』シリーズでブレイクし、有名俳優の仲間入りとなりました。『ハミー・ザ・ベア』シリーズは3作品作られ、シリーズの3では興行収入成績が9億ドルのセールスとなりました。
ただし…アンドレはハミーというクマのぬいぐるみ警官役で、着ぐるみを着た状態で売れました。アンドレの顔はスクリーンには出ません。
それでもアメリカ・NYの街を歩けば、皆にハミーと呼ばれるほど認知度は高い俳優でした。
アンドレはコメディ路線の俳優からシリアス路線俳優への転身を考えていました。
ハイチ人革命家を演じた『蜂起』という映画の主演を務め、宣伝しまくります。映画『蜂起』のロードショーは今週末です。
しかし出演する番組で訊かれることは、奇しくも同じ週末にLAで開かれる、婚約者エリカ・ヤングとの結婚式のことばかりでした。
エリカ・ヤングは若い黒人女性TVキャスターで、エリカ側の取材も入ります。エリカ自身も結婚式はもちろんのこと、アンドレのバチェラー・パーティー(独身最後の夜に男性だけで行なうおふざけパーティー)を取材させたり、はては新婚旅行まで密着取材させようと考えています。
結婚指輪まで勝手に「テレビ映りのよいもの」に変更されたアンドレは少しキレますが、お互い様です。アンドレ自身も自分の映画『蜂起』を売り込みたくて、せっせといろんな番組に顔を出しては、結婚の話題を振られつつも映画の宣伝をしていました。
そんなアンドレにNYタイムズ紙から、アンドレの1日密着取材の申し込みがあります。
アンドレはいつもNYタイムズのジェームズ・ニールソンという批評家に、出演した映画をことごとく酷評されているので、NYタイムズ自体にいい印象を抱いていませんでした。
しかし映画の宣伝をしたいのと、なんといっても相手は天下のNYタイムズですから、しぶしぶ引き受けます。

【承】- トップファイブのあらすじ2

1日密着取材としてつく記者は、美人で若い黒人女性・チェルシーでした。取材を受けてくれると思わなかったチェルシーは家にレコーダーを置き忘れており、慌てて家に戻ります。アンドレも同行しました。
チェルシーの家には母・グラディスと、妹かと見まがうほどの大きな娘・グレイスがおり、アンドレは「10歳の時の子か」と冗談を言います。しかし実際本当に姉妹と言われてもおかしくないくらいです。
娘・グレイスは不倫相手との間にできた子だと、チェルシーはさらっと言ってのけました。
こだわりのレコーダーを家から取って来たチェルシーですが、質問することは他のマスコミと同じで、アンドレの結婚のことでした。
別のことを質問できないのかと問うたアンドレに対してチェルシーが発したのは「(スタンダップ時代の笑いのセンスの)切れ味はどこへ行った」とか「なぜ断酒したのか、断酒が何か影響を与えたのか」とか、アンドレに容赦ない質問を浴びせます。
アンドレは飲酒のせいで数々の問題を起こした過去があり、断酒カウンセリングを受けて現在は酒を飲んでいません。
断酒経験のつらさを知っているチェルシーに「独学で勉強したのか」と聞くと、チェルシーも断酒して4年経過する、断酒仲間でした。
「スターノ(料理加熱用の缶入り燃料)まで飲んだ」と告白するチェルシーに親近感を持ち、断酒した理由は「母と娘の存在」と言いつつ「酔っ払って記憶がないまま(男性を)〝お持ち帰り〟した」と、ぶっちゃけて告白するチェルシーを見たアンドレは、自分もちゃんとインタビューに応える気持ちになります。
今まで明かしませんでしたが、アンドレが断酒を決めた〝どん底〟経験は、2003年のヒューストンでの出来事がきっかけでした。
宣伝活動をするためにヒューストンに行ったアンドレは、コード・J社のジャージー・ディーという黒人男のプロモーターと会いホテルにチェックインします。
夜になって地元のクラブハウスに宣伝に行った後、ジャージー・ディーは「女を手配するからホテルの部屋で待っていろ」と言いました。期待に胸を膨らませ、アンドレは部屋にいました。
ジャージーの言うとおり黒人の美女2人が部屋を訪問し、アンドレは酒を飲みつつ3Pをしますが、なんと途中からジャージーが参戦してきてアンドレはヒキます。しかも女性への金はアンドレ持ちでした。

【転】- トップファイブのあらすじ3

支払いをしぶると女性たちはアンドレをレイプ犯扱いし、アンドレは警察に逮捕され事情聴取を受けます。…以来、酒は飲まないとアンドレは決めたのでした。
密着取材のチェルシーを待たせてTV番組『シリウス・ヒッツ・ワン』に出演したアンドレが訊かれることは、やはり「『ハミー・ザ・ベア4』は作られないのか」という内容です。
出身地の友人の集まりに参加したアンドレは、友人たちとトップ・ファイブの話になりました。トップ・ファイブとは、自分の中でお気に入りのヒップホップアーティストTOP5を言う、というものです。
皆てんでにお気に入りのアーティストの名前を挙げていきます。
共に過ごすうち、次第にアンドレとチェルシーの心の距離が縮まります。アンドレは誰にも言えない不安を、チェルシーに洩らしました。
アンドレはコメディ俳優としてダントツの人気を誇るにもかかわらず、敢えてシリアス路線の俳優になろうと考えたのは「酒を飲んでた頃の方が(自分は)面白かった」と思うからです。
酒をやめた現在、アンドレはコメディアンとしての自信を喪失していました。チェルシーは慰めます。
アンドレが移動する車の運転手が追突事故を起こしました。アンドレは付き添いのボディガード・シルクとチェルシーを連れ、すぐその場を去ります。
無責任だと言うチェルシーに「事故の相手が俺だと分かると相手は吹っかけてくる」と言います。いつもボディガードを連れて歩くのかとチェルシーが訊いたので、アンドレはシルクのガードを断り、チェルシーと2人で街を歩きました。
映画『猿の惑星』を「黒人が世界を乗っ取る話だ」と受け取られたのか、公開翌日にキング牧師が暗殺されたという話をします。
NY五番街のホテルでアンドレの記者会見があります。ここでも質問はハミーの話題とエリカとの結婚話ばかりです。
ホテルのロビーでチェルシーは、恋人の男性・ブラッドと会いました。ブラッドは男性・ライアンと2人でホテルにいて、チェルシーを見ると動揺します。ブラッドとライアンはゲイの恋人同士でした。
チェルシーはアンドレにブラッドとの仲をぶちまけます。最初はノーマルだったのに、行為の最中に肛門に指を入れてくれとブラッドが頼み始めたこと、それがいつしか当然のことになったこと、腹が立ったのである時ブラッドの肛門にチリソースを染み込ませたタンポンを挿入したこと…。

【結】- トップファイブのあらすじ4

罪悪感があって、ブラッドの誕生日である今日は彼をちゃんと祝おうと思っていたと、チェルシーは言いました。しかしブラッドはライアンと一緒に過ごしており、チェルシーとは破局を迎えそうです。
アンドレとチェルシーはいいムードになり、トイレで事に及ぼうとしましたが、直前で互いにやめました。アンドレは週末にエリカとの結婚を控えている身です。
時間差でトイレを出る小道具でチェルシーのスマホを借りたアンドレは、NYタイムズで自分を酷評するジェームズ・ニールソンがチェルシーのペンネームだったと知ってショックを受けました。
チェルシーは言い訳しません。チェルシーはスタンダップ時代の、アンドレのファンだったのです。ファンだったからこそ、今のアンドレの凋落ぶりを見ていられないのです。
アンドレはチェルシーを突き放し、公開初日の映画『蜂起』の客入りをチェックしに行きました。長蛇の列だと喜んだのも束の間、それはコメディ映画『BOO』の観客でした。
ダブルショックを受けたアンドレはスーパーで酒を飲み、〝ハミー・ザ・ビア(ベアとビールをかけた商品名)〟を見て暴れ、警察沙汰になります。
ボディガードのシルクが駆け付け、エリカは電話で「独身パーティーの演出ミスだと言い張れ」と言いました。
バチェラーパーティー(独身お別れ会)に出たアンドレは、エリカの入れ知恵で「演出ミス」と連呼します。
チェルシーが来て「なぜ昔の輝きを失ったのか」と質問し、『コメディ・セラー』という店に連れていきました。
そこはスタンダップ・コメディアンが多数登場する店でした。若手コメディアンがおしゃべりで客を笑わせるのを見たアンドレは、素直に笑える自分に気付きます。
司会者に気づかれて紹介されたアンドレは、久しぶりにマイクの前でスタンダップをしました。会場はアンドレの言葉に湧き、アンドレも「酒を飲まなくてもやっていけるかも」と少し自信を取り戻します。
留置所でラッパーのDMXに会ったアンドレは、彼に「型にはまることに逆らうあんたを評価する」と言われていました。自分を理解する人はいたと、アンドレはチェルシーに言いました。
密着取材を終えたチェルシーとアンドレは、互いに未練を持ちながらも別れます。最後にアンドレはチェルシーに、ヒップホップアーティストTOP5を訊きました。
チェルシーと別れてシルクの乗る車に入ったアンドレは、シルクに「俺なら彼女(チェルシー)を選ぶね」と言われながらも、バチェラーパーティーの最後に配ったプレゼントの中身をチェックします。
すると断酒中のアンドレの気持ちを逆なでするように、ウォッカの小瓶が2つ入っており、エリカにキレたアンドレはLA行きの飛行機に乗るのをやめ、チェルシーの所へ向かいました。

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