「ハッピーフライト」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

コメディ映画

2008年11月公開の日本映画です。 今まさに羽田空港からホノルルに向けて飛び立とうとしている全日空NH1980便。 そのコクピットには機長昇格を目前にしてやる気が空回りしている副操縦士の鈴木や、キャビンには新人CAの斎藤らが出発の時を待っていました。 個性豊かな乗務員、グランドスタッフ、そしてそれを上回るカオスな乗客たち。 果たして、この飛行機は無事ホノルルに向かうことができるのか?!

あらすじ動画

ハッピーフライトの主な出演者

鈴木和博(田辺誠一)、原田典嘉(時任三郎)、斎藤悦子(綾瀬はるか)、田中真里(吹石一恵)、木村菜採(田畑智子)、山崎麗子(寺島しのぶ)、高橋昌治(岸部一徳)、丸山重文(笹野高史)、清水利郎(菅原大吉)、小泉賢吾(田中哲司)、馬場光輝(ベンガル)、森田亮二(田山涼成)、岡本福夫(正名僕蔵)、岡本幸子(藤本静)、吉田美樹(平岩紙)、吉村雅司(中村靖日)、中島詩織(肘井美佳)、中村弘樹(森岡龍)、渡辺忠良(長谷川朝晴)、宮本理英(いとうあいこ)、今井一志(森下能幸)、水野頼子(江口のりこ)、竹中和代(宮田早苗)、望月貞男(小日向文世)、乗客(竹中直人)、斎藤利江(木野花)、斎藤直輔(柄本明)

ハッピーフライトのネタバレあらすじ

【起】– ハッピーフライトのあらすじ1

ハッピーフライトのシーン1

画像引用元:YouTube / ハッピーフライトトレーラー映像

その日、副操縦士の鈴木は緊張していました。

今回のフライトは機長昇格訓練の最終日…今回の羽田~ホノルル便の訓練に合格したらめでたく機長への道が開けるのです。

ところが、寸前に受けたシミュレーターでの訓練の結果はボロボロで、緊急事態に対処しきれず機体を海に沈めてしまう始末…。

なんとか、人当たりの良い指導教官にあたることを祈っていたのですが、頼みの綱の望月キャプテンが風邪をひいて発熱…代わりに威圧感バリバリの怖い原田キャプテンが担当になってしまったのです。

その頃、地上では妥協を許さない厳しさを信条とする整備士の小泉が、新人の中村を叱り飛ばしていました。

というのも、今回のボーイング747-400は、機種にあるピトー管のヒーターに不具合があり、それを出発までにどう調整するかと言う問題を抱えていたのです。

オンタイムで送り出すためには右側のピトー管が使えず、結局左側の二本を用いて飛ぶことになりました。

その頃、今回のホノルル便で初めて国際線のフライトデビューになる新人CAの斎藤悦子がどきどきして羽田に向かっていました。

同期の仲間たちもそれぞれ違う路線で海外へと飛び立つその日、悦子は不安なことを言われました。乗務する便のチーフパーサー・山崎麗子は鬼とも呼ばれる厳しい人で、一緒に飛ぶ時には「沢山水を飲まなければならない」と言われている相手だったのです。

その理由は…「泣かされ過ぎるから」___そして、悦子はその大切な最初のブリーフィングに遅刻という大失態を犯し、一緒に乗務する先輩たちにも呆れられてしまったのです。

それでも、空港まで見送りに来てお守りと正露丸を手渡してくれた両親に感謝しつつ、待望の機体に乗り込んだのでした。

空港の中では、グランドスタッフの木村菜採があまりの多忙さに退職の気持ちを固めていました。

しかし、折からの人手不足と、なかなか後輩が使えるようにならないから、と半年もその意向を保留されていたのです。

手のかかる後輩・吉田美樹は、それでも今日はオーバーセールになっていた三席をなんとか調整し、一安心になるかと思われましたが、最後の一人の男性・清水にサイズの大きい荷物の機内持ち込みという条件を飲んでしまったために、搭乗時にCAの田中真里との間にトラブルを誘発してしまったのです。

さて、地上のオペレーションコントロールには、小学生の社会科見学の団体が訪れていました。

そこは羽田だけでなく、世界中を飛び回る一日1000便にも及ぶ航空機のディスパッチ(運行管理)を行っていましたが、子供の目には「暇そう」とか「地味」に映るようで…責任者の高橋は複雑な表情を浮かべていました。

とはいえ、彼自身もデジタル化の波に乗り遅れ、次々にリリースされるプログラムを使いこなせず、取り残されている気持ちも抱えていたのです。

飛行機を無事に送り出すために欠かせない仕事の一つに、バードパトロールがあります。

空港周辺で鳥が飛行機にぶつからないよう、銃を使って鳥の群れを追い払うという職員です。

ところがその日、雑誌記者を名乗って近づいてきた「愛鳥連盟」の二人が、その仕事を妨害しようとしました。

「銃による駆除を許さない」と主張する彼らに、空砲を使って音で脅かして鳥を追い払っているのだと説明している間に、1980便が出発し、鳥の群れに突入してしまったのです。

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