「パージなナイトブラックさん家の史上最悪の12時間」のネタバレあらすじと結末の感想

パージなナイト ブラックさん家の史上最悪の12時間の紹介:2016年製作のアメリカ映画。ホラー映画『パージ』をパロディ化したサバイバル・コメディ。1年に1晩、あらゆる犯罪が許される法律『パージ』を避けてビバリーヒルズに引っ越したブラック家だが…。

予告動画

パージなナイトブラックさん家の史上最悪の12時間の主な出演者

カール・ブラック(マイク・エップス)、ロレーナ(ズライ・エナオ)、アリー(ブレシャ・ウェッブ)、ジュニア(アレックス・ヘンダーソン)、ジェームズ・クラウン(マイク・タイソン)、トッド(スヌープ・ドッグ)、クローナット(リル・デュバル)、キー・フロー(チャーリー・マーフィー)

パージなナイトブラックさん家の史上最悪の12時間のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①黒人男性・カールはブラック家の大黒柱。家族を守るために治安のよさそうなビバリーヒルズに一軒家を買い、パージから逃れようと転居した。しかしパージの夜、ブラック家を次々に刺客たちが襲う。 ②カールを襲う人たちはみな「まっとうな理由がある人たち」ばかり。それら全員を撃退したカールは山奥に引っ越すが、ジェイソンがそれを見守っている。

【起】- パージなナイトブラックさん家の史上最悪の12時間のあらすじ1

近未来のアメリカ…。

〝アメリカ、2022年、失業率1%。犯罪率、過去最低。暴力ほぼ存在せず。ある例外を除いて…〟
〝新しい建国の父に祝福あれ。浄化(パージ)で魂は清められる。再生したアメリカに祝福あれ〟
アメリカでは、〝パージ(浄化)法〟が制定されたことにより、犯罪率が著しく低下し、平和な世の中ができていました。
パージ法とは、1年に1度、1夜だけ「殺人を含む、すべての犯罪が合法になる」という法律です。
もちろん全ての国民が犯罪をおかす側にまわるわけではなく、家でその時間、ひっそりと暮らしてやりすごそうとする人間もいます。

(映画『パージ』のパロディ。なので映画『パージ』第1弾の内容を踏襲して作られている。知らなくても理解できる内容に仕上がっているが、本家の『パージ』を知っていると家族構成や娘の彼氏の行動などのパロディぶりが理解できて、さらに面白い)

さてそんな世の中で。
中年黒人男性のカール・ブラックは、ふだんは電気配線の仕事に就いています。
しかしカールは〝パージ法〟にうんざりしていました。12時間、誰に対してどんな罪を犯してもよく、銃殺も刺殺もアリで、死と暴力が支配するこの一夜を憎んでいると言っても過言ではありません。
カールには10代半ばの娘・アリーと、10歳くらいの息子・ジュニアがいました。さらに後妻として、ロレーナという若いお色気系の女性と再婚しています。
カールは家族が大事でした。なんでもアリなパージの夜に家族が命を落とすなど、考えたくないのです。
ある事情(後述)で大金を手に入れたカールは、イリノイ州シカゴを脱出し、カリフォルニア州ロサンゼルスのビバリーヒルズの家を購入し、引っ越しました。
なぜビバリーヒルズかって? ビバリーヒルズといえば、白人の超セレブな人たちが住んでいそうだからです。白人の超セレブな人たちだったら、絶対に殺人なんてヤバンなことをしそうにないからです。
カールはそのように、勝手な「逆偏見」を持っていました。自分が黒人でありながら「黒人はヤバンで、白人のセレブな人たちは紳士的だ」と思っていたのです。

そういうわけで、3日前に家族ともどもシカゴを「脱出」し、ビバリーヒルズの豪邸を購入したカールは、一家を引き連れて家にやってきました。
カールの妻・ロレインはゴージャスな美女です。
カールの娘のアリーは、フリーズという彼氏と付き合っていますが、カールはフリーズとの交際を反対しています。
カールの息子・ジュニアはヴァンパイア(吸血鬼)に憧れを持っていました。またメカ好きで、ドローンに監視カメラをつけて室内に飛ばします。
カールは自分の家族だけで越してきたかったのですが、なんだかんだ言いながら友人の黒人男性・クローナットがくっついてきました。

【承】- パージなナイトブラックさん家の史上最悪の12時間のあらすじ2

「お前の配線ミスで、俺のアフリカ料理レストランが爆発した」と言い募るクローナットを、カールは邪険に扱えません。やむをえず何日かの滞在を許しますが、妻のロレーナは嫌がりました。クローナットが刑務所帰りの身だからです。

テレビでエル・バマ大統領が「いよいよ今夜はパージだ。悪者相手に、国のためにみんなでパージしよう」とけしかけました。
娘のアリーが女友達と電話をしていると、彼・フリーズからまるでアリーを見ているかのようなメールが届きました。アリーは電話を切ると、周囲を見渡します。
いつのまにかフリーズが部屋に訪ねてきていました。フリーズはアリーの父・カールに挨拶すると言いますが、交際を反対されているアリーは、フリーズを制止します。
夕食の時にブラック家で話し合いをし、今日はおとなしくしておこうとカールは言いますが、みんな言いたいことを勝手に話すので、話し合いになりません。
近所の住人ジム・スミスとメアリーが訪ねてきました。彼らはカールに、この家の前の住人はパージの途中にリノベーション(リフォームみたいなもの)のせいで消えたと話します。そのせいで、カールは家が安く買えたのだと知りました。

ドタバタの中、夜になり、パージが始まります。カールは窓の外を見ながら「シカゴじゃ窓の外さえ覗けなかった。でもここは大丈夫」と言います。
カールが購入した家には、あちこちに監視カメラが設置されてあり、避難部屋もあります。
どこかで爆撃があったようで、家全体が振動しました。カールは急いで監視カメラを見に行きました。息子・ジュニアがカメラを触ろうとしたのでカールが怒り、叱られたジュニアは部屋に戻りました。
アリーも部屋に戻って、恋人・フリーズと甘いひとときを過ごそうとします。しかし義母・ロレーナが部屋に来たので、フリーズを急いで隠しました。
ロレーナはアリーにまりあ風のネックレスを渡し、無事を祈ります。
その後ロレーナは息子・ジュニアのところへ行きました。「ママはあなたを愛していたわ。私もよ」と言い、「僕が変人だから、実の母も嫌っていた」と嘆くジュニアを慰めます。
ロレーナは後妻として、息子と娘に受け入れられようとしていました。

クローナットと会話したカールは、シカゴの大ボスであるキー・フローが早くも釈放されたことを知り、焦ります。
実は…カールが得た大金は、キー・フローのものを横取りして得たものなのです。その金で家を買い、キー・フローから盗んだハッパ(薬物)も捌こうと考えていました。
金庫に隠したハッパをクローナットが吸っているのを知ったカールは、諍いになります。テレビを見ていてカールが目を離した隙に、クローナットが金庫の中身を見てハッパを手に入れたのです。

【転】- パージなナイトブラックさん家の史上最悪の12時間のあらすじ3

激怒したカールは、クローナットを家の外に追い出しました。その騒ぎを聞きつけて、家族はみんな家の中でパージが始まったのかと出てきます。
その騒ぎの最中に、アリーの恋人・フリーズが家の中にいることがバレました。
フリーズは銃を出すと、カールを殺そうとします。アリーとの交際を反対されている振りーズは、パージの夜に邪魔な父親・カールを殺そうと考えたのでした。
銃をぶっ放し始めたフリーズですが、ほかにも女性に声をかけていたのがバレて、アリーに2階から突き落とされてフリーズは死にます。
その遺体を片付けようとした時、玄関のドアがノックされました。カールはみんなを避難部屋に避難させます。

監視カメラを見ると、外には3人のマスクをつけた人物が立っていました。ここから出ていかないと電気を消すぞとカールたちに言い放ちますが、武器のチェーンソーの充電がなされていなかったので、彼らはすぐ去ります。
しかし停電は起きました。クローナットが戻ってきて「裏口の窓が開いている」と告げます。
玄関にカールたちの注意が向いている隙に、室内に侵入者がありました。マスクをかぶっています。
それはキー・フローで、カールに自分の金とハッパを持ち逃げしたことを咎めると、返せと言いました。
言い争いの最中に娘・アリーの悲鳴が聞こえたので、カールは行こうとします。止めるキー・フローをお盆で殴ると、キー・フローは死にました。壁の洋服掛けの突起に胸が刺さって絶命したのです。
娘・アリーには白い仮面の男デニス・ストレイハンが迫っていました。彼はVISAカード会社の人間で、父・カールが複数の名義で複数のカードを使い、買い物しまくって支払いをしないことに怒っています。
義母・ロレーナが来て、デニスの背後からトライアングル・ラック(ビリヤードのボールをセットする三角形の枠)を首にかけました。ロレーナとアリーは夢中でそれを引っ張り、デニスは首が絞まって死にます。
カールとロレーナ、アリーが合流し、ジュニアの行方を探しました。どこからか呼びかける声がします。
見に行こうと廊下へ出ると、息子・ジュニアを盾に取ったジェームス・クラウンがいました。ジュニアの10歳の誕生会のパーティー会場設営をした、パーティーイベント会社の男です。
バルーンハウスのレンタル代と自分のギャラが未払いだとして、ジェームスは支払いを訴えました。父とジェームスが揉め、クローナットが電動ドリルを刺して殺します。

家を出てみんなで車で逃げることにしました。しかし途中に男がいます。
その男は保護観察官でした。出所後のクローナットを様子を見ていた男は、クローナットが突如行方をくらましたことを怒っていました。

【結】- パージなナイトブラックさん家の史上最悪の12時間のあらすじ4

保護観察官は殺してやると銃撃してきましたが、自分が撃った弾が銅像に跳ね返って当たり、死亡します。
ここまでカールは全く相手に攻撃していません。妻・ロレーナになぜ戦わないのかと聞かれます。

(ちなみに、もうお分かりだと思うが、ここまでの相手はみんな「まっとうな理由があり、その要求のために訪問している」のが笑いのポイント)

外からチェーンソーを持った2人の男女が入ってきて、クローナットを拉致しました。
彼らは夕方に挨拶に来た、ジム・スミスとメアリーでした。彼らは、カールが黒人でありながら豪邸に住んでいることをやっかみ、殺そうとしているのです。
外にも近所の人たちが集まっていました。
カールは警察に電話しますが、相手にされません(注:映画『パージ』ではルールとして、パージの期間は警察や救急、消防は出動しない)。
妻・ロレーナと娘・アリーがベッドの下に隠れようとしますが、物音がしたのでシャワールームを見に行くと、そこには肉切り包丁を持った女性・ショランダがいました。ショランダは1回だけカールと肉体関係を持ち、以来、カールのストーカーになっている女性です。
ショランダは肉切り包丁を持ってロレーナに向かいますが、息子のジュニアがスケートボードで殴って殺しました。

カールが地下へ行くと、そこではKKK(白人至上主義を唱える秘密結社)の集会が開かれていました。白い頭巾をかぶて『ホワイト・パワー』と言っていますが、リーダー以外は頭巾を脱ぐと黒人でした。クローナットも参加していました。
ガレージから脱出しようと、カールは家族を連れて移動します。
車の中にはうさぎマスクをかぶった黒人男性がいました。カーショップ経営の男で、カールが車を盗んだことを怒っています。
カールは家族をおろして男に泣き落としをしようとしますが、駄目でした。カーショップ経営の男は車を取り戻して去ろうとしますが、その車が爆発します。男も中で爆死したものと思われます。
車に爆弾を仕掛けたのは、この地域の会長・ラリーでした。ジム・スミスとメアリー夫妻が邪魔なラリーを射殺しますが、夫妻も監視人のホルヘに殺されます。
ホルヘがカールを襲いますが、最期のお祈りをする振りをしてカールが撃退しました。
カールは家族を連れて「ビバリーヒルズなんてクソ食らえだ!」と言いながら、家族5人で朝、徒歩で出て行きます。娘・アリーがみんなを自撮りします。

1か月後。
ビバリーヒルズにこりごりしたカールは、人のいない僻地に引っ越そうと考えました。
人がいるから衝突が起こり、パージで騒動が起きるのだと思ったカールは、思い切って山の中の、湖の近くの一軒家を購入します。
「じき冬ね」と言いながら新居に入ったブラック家ですが、家族たちを湖のほとりから見守る、ホッケーマスクをつけた男がいました。あのホラー界で名高きジェイソン・ボーヒーズです…。
『続く』の文字。←本当かどうか不明、シャレの可能性大

みんなの感想

ライターの感想

映画『パージ』のパロディ映画。しかも「黒人はタチが悪く、白人はセレブ」という妙な偏見入り。それを黒人が演じる。
『パージ』を見ていると、要所要所で「ああ、そういえばこういう展開があったなあ」というのが散見される。
娘の彼氏が交際に反対されて銃撃してきたりとか、本作では活かされなかったけれども、カメラつきのドローンとか。本家のほうは、戦車だったかにカメラをつけてた。
ぬるーい感じ。ガチャガチャしてるけど、全体の雰囲気は悪くないと思う。
元の映画を知らなくても、じゅうぶん理解できる。でも知ってた方が面白さは増す。

映画の感想を投稿する

映画「パージなナイトブラックさん家の史上最悪の12時間」の商品はこちら