映画:マーダーオブキャット

「マーダーオブキャット」のネタバレあらすじと結末

マーダー・オブ・キャットの紹介:いい歳をして母親離れ出来ないニートな青年が、「唯一の親友」だった飼い猫を殺されたことから、「猫殺し」の犯人を捜すため奔走する!という物語で、猫を殺した犯人を探しつつ成長していく主人公を描いたコメディ・ドラマです。監督のジリアン・グリーンは、本作の製作を担当している「死霊のはらわた」「スパイダーマン」などの監督サム・ライミの奥様で、これが監督デビュー作になります。

あらすじ動画

マーダーオブキャットの主な出演者

クリントン(フラン・クランツ)、グレタ(ニッキー・リード)、保安官(J・K・シモンズ)、キム(レオナルド・ナム)、フォード(グレッグ・キニア)

マーダーオブキャットのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

【起】- マーダーオブキャットのあらすじ1

マーダーオブキャットのシーン1 いい歳をして母親の元を離れられず、お手製の人形などを家の前で「フリマ」を開いて販売するという、全くお金にならない商売をしているニートな青年・クリントン。彼には唯一「親友」と呼べる存在、17年間共に暮らしてきた猫のマウサーがいました。たびたびどこかへ出かけては、綺麗な手並みになって帰ってくることに疑問も抱いていましたが、最近は年齢のせいかあまり元気が無く、機嫌がよくないことが気になっていました。
そんなある日、衝撃的な事件が起こります。マウサーが家の前で、何者かの放った矢に刺されて死んでいたのです。「親友」の突然の死に、嘆き悲しむクリントン。早速警察に通報しますが、保安官は「たかが猫の死」だと、真面目に取り合ってくれません。そこでクリントンは一念発起、マウサーを殺した「犯人捜し」をすることを決意します。
まずは近所の悪ガキから、マウサーが矢が刺さった状態で歩いていたところを目撃したという情報を入手。その現場に行ってみると、マウサーが傷つきながらも歩いた血の跡が。すると付近の街路樹に、「訪ねネコ」の張り紙があるのを見つけます。それはなんとマウサーの写真で、「ホレイショ」という別の名前をつけられていました。

【承】- マーダーオブキャットのあらすじ2

マーダーオブキャットのシーン2 クリントンが張り紙に書いてあった住所へと向かうと、そこは高齢者用住宅地でしたが、該当の住所に住んでいたのは若い女性。彼女の着替えを見てしまったことで、大ケンカが始まります。クリントンは彼女を「猫殺し」の犯人と睨んで保安官を呼び出しますが、彼女は逆にクリントンを部屋に忍び込んだ変態扱いする始末。保安官は父親を亡くして久しいクリントンの母親と現在ラブラブな関係だということもあり、「今回は見逃してやる」とクリントンを解放します。
失意のクリントンが自宅の庭にマウサーを埋葬しようとしていると、高齢者住宅にいた女性=グレタがやって来ます。実はマウサーはクリントンとグレタのところを行き来していて、ちゃっかり両方の「飼い猫」になっていたのでした。手並みが良くなって帰ってくるのは、理容師の免許を持つグレタが時折、マウサーの伸び放題の体毛をカットしていたのです。
出会った時はケンカになったものの、お互い「同じ猫」を愛していた者同士、クリントンとグレタはなんとか和解します。マウサーに刺さっていた矢をグレタに見せると、それは地元にある「フォードのメガストア」で売られているものだとわかります。グレタはもと、メガストアの店員だったのです。自分の「フリマ」が成功しないのはメガストアのせいだと信じ込んでいるクリントンは、勝手にメガストアを商売かたぎ、「ライバル」だと考えていました。

【転】- マーダーオブキャットのあらすじ3

マーダーオブキャットのシーン3 クリントンは矢を買った者を突き止めるべく、メガストアに向かいますが、購入者は個人情報なので教えられないと、店長のフォードに追い返されてしまいます。すげない態度を取られた腹いせに、メガストアを非難する横断幕を張るなどの抗議行動に出たクリントンでしたが、ここでも保安官を呼ばれてあえなく退散。フォードはクリントンに、「そんなに知りたいなら教えてやる、あの弓矢を買った者はゼロだ。全く売れない、失敗作だったんだよ」と言い放つのでした。
それでも誰かが弓矢を使ったはずだと、クリントンはグレタが店を辞めた際に返却していなかったメガストアの制服を持ち出し、店員に変装してストアの倉庫に潜入。すると、グレタが「あの人は相当な変人よ」という店員のキムと相棒のデイブが、弓矢の在庫を車に積み込んでいるのを目撃します。密かにその積荷を調べてみると、弓矢の箱にはパソコンなどが隠されていました。キムとデイブは、弓矢の箱を隠れ蓑に、盗品売買をしていたのです。
クリントンは保安官にそのことを訴え、キムの自宅へと向かいますが、キムは保安官に「ソツない対応」を取り、やはりクリントンが保安官に説教される展開に。しかしここでクリントンはキムの部屋にあったデジカメを、こっそり入手。その中に、盗品売買をしている証拠写真を見つけます。同時に、キムと仲良く映るグレタの写真も見つけたのでした。

【結】- マーダーオブキャットのあらすじ4

マーダーオブキャットのシーン2 保安官ではラチが開かないと、クリントンが「動かぬ証拠」を持って、メガストア店長のフォードの自宅へ向かいますが、フォードはなぜか悪酔いしていて、話もろくに出来ない状態。どうやら奥様と離婚調停中のようで、更にグレタの家に向かうと、「俺を裏切ったな!」と、グレタの車をバットで殴りつける有様。荒れ放題のフォードは、クリントンに「黒幕は彼女だよ」と言い残し、去って行きます。
密かに心惹かれていたグレタに「裏切られた」気分のクリントンでしたが、デジカメの証拠写真を拡大してみると、盗品を積み込んだ車の運転席に、フォードの姿が映っていました。フォードこそ、盗品売買の「親玉」だったのです。クリントンが真相を確かめようとキムの元へ向かうと、キムは誰かに殴られた後。命に別状がないことを確認したクリントンの前に、フォードが現れます。
フォードのメガストアは表向き売り上げ好調に見えましたが、実は大きな赤字を抱えていました。それを補うべく、裏で盗品売買をしていたのです。それに反発して、グレタは店を辞めたのでした。フォードはそんなグレタを脅して口を塞ごうと、弓矢でグレタの「飼い猫」を撃ったのでした。そして、盗品売買でも赤字を埋めることは出来ず、遂にフォードは破産宣告を受けていたのです。
弓矢を取り出し、クリントンを狙い打つフォード。駆けつけたグレタが助け起こしますが、フォードは今度は自分を弓で撃って、自殺を図ろうとします。「それでは上手く死ねないぞ、大ケガするだけだぞ!」というクリントンの説得に、フォードはようやく弓矢を下ろすのでした。
全ては終わり、クリントンは母親と町から離れ、1人暮らしをする決意をします。途中でグレタに会い、その決心が揺らぐクリントン。結局クリントンは、グレタの運転するバイクの後ろに乗り、爽やかな風を浴び爽快な気分に浸るのでした。

みんなの感想

ライターの感想

自宅の前でフリマみたいな「商店」を開き、売っているものは自作の人形。近所の悪ガキにも馬鹿にされ、あげくどこかへ出かけるのにも母親の車でという、引きこもりニートがそのまま大人になってしまったような、なんとも情けないことこの上ない主人公。まあ、自ら自宅前で店を開いてることから「引きこもり」ではないにせよ、成人した大人としていかがなものかという生き方であることは間違いありません。
でもそんな主人公が一念発起、ただ1人の「親友」である飼い猫を殺した犯人を捜すべく、奔走し始める!もうね、この「事件発生」までの冒頭10数分で、涙腺崩壊しそうになりましたよ、なんて面白いんだこの映画は、と!映画オタクな私がニートな人生を送る主人公に感情移入したこともありますが、飼い猫のマウサーがまたね、見た目が「可愛くない」のよ!仏頂面なんですよ!それがまた、たまらない。
で、近所の悪ガキが「矢が刺さって歩いてるのを見た」って情報をくれるんですけどね、主人公の家から数十メートル先なんですけども。そうするとマウサーは、矢を射られ傷つきながらも、主人公の家、「我が家」へ帰ろうとし。家の前にたどりついたところで「力尽きた」ってことなんですよ!それを想像しただけで、涙せずにはいられません、うるるるる。
主人公が勝手に「ライバル視」してるメガストアの社長にすげなくされて、自作の横断幕作って抗議行動に出る!なんてシーンも素敵ですしね、ほんとに序盤は「これ、もしかしたら今年のマイベスト1、かも?」って思ったくらいハマりました。中盤以降は、事件の真相を追って色んな要素が混じりこみ、誰が「黒幕」なのか?をミスリードさせたりしてサスペンス感を色濃くしてますが、この辺りはもう少しシンプルな方が良かったかなあ?
終盤は、若き日の夢破れ「メガストアを経営する自分を『演じる』」敵役の社長の悲喜こもごもな人生なんかも描いたりしてね、それはそれで悪くないんですが、ちょっと作品として焦点がブレてしまったという印象も。何より中盤以降、マザコンニートだった主人公が、ヒロインに頭髪をカットしてもらって「ちょっとカッコいい見てくれ」になっちゃいますしね!なんだよ、やっぱりほんとはカッコいいんだこの人、ってガッカリしたりして。俳優さんなんだからカッコいいのは当たり前なんですけども。
それでも、ニート野郎の社会復帰奮戦記として、「快作」の部類に入る作品であることは間違いないと思います。ラテンな香り漂うヒロインも魅力的ですしね!いやほんと、面白かった~!と思ったら、監督はサム・ライミの奥様だったんですね!いや、さすがです!!

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