「メンインキャット」のネタバレあらすじと結末の感想

コメディ映画

メン・イン・キャットの紹介:2016年製作のフランス&中国合作映画。ケヴィン・スペイシーがネコと入れ替わってしまう傲慢な社長を演じるコメディ。ネコにのり移ってからはもちろん声のみの出演となるが、必死に妻子に自分の存在をアピールしようとする姿が笑いを誘う。

予告動画

メンインキャットの主な出演者

トム・ブランド(ケヴィン・スペイシー)、ララ・ブランド(ジェニファー・ガーナー)、フェリックス・パーキンス(クリストファー・ウォーケン)、レベッカ・ブランド(マリーナ・ワイスマン)、マディソン(シェリル・ハインズ)、イアン・コックス(マーク・コンスエロス)、デヴィッド・ブランド(ロビー・アメル)、ジョシュ(テディ・シアーズ)

メンインキャットのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①仕事大好きで家庭を顧みないトムはある日事故で意識不明となり、猫に意識が移ってしまう。なんとか妻子に知らせようとするが、その過程で今まで自分がいかに家族をないがしろにしていたか気付かされる。 ②猫の姿で家族と共に過ごし、息子を助けようと身の危険を顧みなかったトムは、元の身体に戻った。悪者・イアンが交代で事故に遭い、猫の身体に意識が入る。

【起】- メンインキャットのあらすじ1

(配給会社『EUROPA』の『O』部分から出てくる猫の顔)

アメリカ・ニューヨーク州ニューヨーク。
トム・ブランドは仕事が生きがいの中年男性です。
どのくらい仕事が好きかというと…。
前妻・マディソンとは円満に離婚していますが、マディソンと結婚していた時代には航空会社を経営していました。その会社はそこそこ成功しています。
マディソンと離婚する時には、慰謝料として会社の経営権をぽんと渡しました。

現在、トムはララという若い妻と結婚し、10歳のレベッカという娘がいます。
トムはマディソンと離婚した後、新たに『ファイヤー・ブランド』という会社を立ち上げました。この会社も大成功をおさめています。
あまりにも仕事が好きすぎて、トムは家庭を顧みないところがありました。妻・ララも娘・レベッカも淋しく思います。
前妻との息子・デヴィッドはとっくに成人していますが、幼い頃から父・トムに構ってもらえなかったこともあり、父会いたさに『ファイヤー・ブランド』に就職したくらいです。

そのトムが現在躍起になっているのは、自社ビルを北半球で一番の高さにすることでした。トムの苗字がブランドということもあり、ブランドにこだわっているのです。
設計部に所属する息子・デヴィッドは頑張っていました。
ところがある日、ファイヤー・ブランド・タワーよりも18m高く建設しようとしているパラゴン・タワーがあると知ります。両方ともに、完成間近です。
高いタワーなので、念入りに設計していますから、「勝手に建て増し」というのは難しいです。
デヴィッドは父・トムのために、なんとか北半球で一番の高さにしようと、試行錯誤しました。

トムはファイヤー・ブランドでワンマン社長です。今回、長年の収益をタワーに費やしたため、重役陣の受けは悪くなっています。重役陣としては、その収益を社員に還元しろと思っているのです。
正直にいうと自社ビルが北半球一の高さだろうが、どうだっていいことですから。
トム社長と重役陣の間で、なんとかうまい汁を吸えないかと虎視眈々と狙っているのが、まだ若い相談役イアン・コックスでした。
自社株の51%をトムが持っているために主導権を握れませんが、イアンはなんとかファイヤー・ブランドを手中におさめたいと考えます。

娘・レベッカの11歳の誕生日が近付きました。トムが娘に誕生プレゼントの希望を聞くと、レベッカは「猫」と答えます。
レベッカは去年も猫を欲しいと答え、それをトムはうまいことごまかしました。トムは猫が嫌いなのです。
しかし2年連続で娘の希望を退けるのはよくないと考えたトムは、しぶしぶペットショップへ向かいました。パーキンス・ペットショップです。
そのお店は少し風変りな店主フェリックス・パーキンスがいました。パーキンスは、なんでもお見通し、といった感じです。

【承】- メンインキャットのあらすじ2

店の前に到着したトムの車のボンネットに、1匹の毛足の長い猫が立ちはだかりました。
「人が猫を選ぶのではない。猫が人を選ぶのだ」と、パーキンスはその猫をトムに引き渡します。
猫皿には「ミスター・ファジーパンツ(もこもこパンツ)」という名がつけられていました。
その後パーキンスは「電話には出るな。パーティーに行け」と言うのですが、トムは電話に出て、猫を連れたまま会社に戻りました。
イアンに屋上へ呼び出され、自社ビルよりも高いビルができると聞いたトムはショックを受けます。
その時、ビルのアンテナ部分に雷が落ちました。落雷を受け、トムと猫はビルから落ちそうになります。
それを見たイアンは、トムが死ねば最も効果的だと考えて放置します。
ビルから落ちたトムと猫は、途中の金属棒にぶつかって墜落せず、ガラスを破ってビル内に落ちました。
猫はキャリーに入っていて無事でした。ところがトムの方は意識不明の重態に陥ります。

…トムが目覚めたのは、猫の身体の中で、でした。
これは英語のことわざにもあるのですが『A cat has nine lives.(猫には9つの命がある。=なかなか死なない、強運の持ち主である)』なのです。
そこへパーキンスが現れ、猫であるトムに「なぜ猫になったか自問し続けろ。それが元の身体に戻るチャンスだ」と言います。
トムの身体は意識不明の重態ですが、戻れるにはタイムリミットがあり、それを過ぎると残りの人生、猫のままで過ごさねばならないそうです。
病院に駆け付けた妻・ララと娘・レベッカは悲しみます。猫を誕生プレゼントに購入してくれていたのだと知り、家に連れ帰りました。

家に帰った当初、トムはさまざまな方法を使って「自分がトムだ」と伝えようとします。
ペンは抱えられても文字が体をなさず、iPadは肉球に反応してくれず、身分証を持ってきても「遊びたいのね」と勘違いされました。
マグネットの磁石で「I am TOM」と書いても誰も見てくれません。
やけになったトムはスコッチを取り出し、灰皿についで飲みました。
翌朝、ふつかよいの猫と空いたスコッチを見て、妻・ララは「変な猫だ」とは思います。
毛糸で「TOM」という文字を作ったものの、前妻・マディソンが連れて来た犬に、ぐじゃぐじゃにされてしまいました。
ところが、この「TOM」という文字を、一瞬だけですがレベッカが見たのです。
レベッカは、少し「ミスター・もこもこパンツはパパか」と疑い始めました。

【転】- メンインキャットのあらすじ3

猫の姿のままでも、パーキンスとは話が通じたことを思い出したトムは、電話帳をビリビリにして、パーキンスの広告欄だけ残します。
それを見て妻・ララが連絡を取りました。パーキンスが自宅までやってきます。
しかしパーキンスはトムが思うようには通訳してくれず、むしろトムに説教する始末です。その様子を別の部屋から観察して、ララは「奇妙な構図だ」と思います。
パーキンスはトムに「なにが最良な方法かとにかく考えろ」と言い、ララには「去勢していないから暴れるんです。もし去勢せねばならなくなったら、私がします」と答えて帰りました。

その頃。
社長不在の会社では、イアンがますますよからぬ計画を進めていました。
重役会をまとめあげ、証券会社を呼んで会社の売却を考えています。
トムの息子・デヴィッドは反対しますが、息子ではあるもののデヴィッドに権力はありません。むしろイアンにバカにされる始末でした。

ジョシュという男に呼び出されてララが出かけるのを見たトムは、「浮気か!?」と思って心配し、車に入りこんでついていきました。
ジョシュは一軒家の前で待っています。それを見たトムは嫉妬のあまり、出ていってしまいました。
実はジョシュは不動産会社の人で、ララは家の購入を考えていたのです。浮気ではありません。
すれちがいばかりが続いていたので、ララはトムと離婚を考えていました。離婚後に娘のレベッカを連れて住む家を探しており、それでジョシュから連絡があったのでした。
トムが意識不明の重症に陥ったので、ララも今は不動産を買う気にはなれません。
妻・ララが離婚を考えていたことを、トムは知りませんでした。

考えてみれば、今まで家族を顧みたことなどなかったと気付かされたトムは、猫の姿で娘のレベッカとも遊びながら、痛感します。
たとえ元の身体に戻れなくても、猫の姿ででもレベッカとララに愛情を注ぎ、最高のパパになろうと考えました。

いよいよイアンは悪だくみを考えます。デヴィッドはそれを知りながらも、会社ではなんの権力も持たないので困ります。
デヴィッドがララに相談に来て、トムもイアンの悪事に気付きました。
イアンは会社の定款をこっそりシュレッダーにかけます。トムはわざとシュレッダーを倒してデヴィッドに「定款」が存在することを教えました。ただし、シュレッダーで裁断されています。
デヴィッドは実母・マディソンのところへ行きました。

【結】- メンインキャットのあらすじ4

マディソンは記録魔で、離婚関連の書類などすべて保管しています。
マディソンのところに、新会社設立当初の「会社の定款」がありました。
それとともに、デヴィッドは自分の描いた絵を元にして、今の会社『ファイヤー・ブランド』があったのだと、父の愛を知ります。

ビルの落成式の日。
イアンは担当医コール医師に口出しし、延命措置を取り消すよう言います。
デヴィッドは役員を招集しますが、イアンにすぐ追い払われました。
デヴィッドは、自分がなんとか父に代わってマスコミの前に出ようと考え、父・トムがよくやっていた「スカイダイビング」を試みます。
それまでは、何度も誘われていたのに、デヴィッドは怖がってしていませんでした。

レベッカは父・トムの意識が入った猫とダンスを踊り「やっぱりもこもこパンツはパパだ」と確信します。
パパの意識が入っているのなら、父親の身体のそばに連れていかないと…と考えたレベッカは、病院へ猫を連れていきました。
ところがデヴィッドがスカイダイビングをしようとするのを知ったトム(デヴィッドがトムの入館証を持ち去っているのを見て知った)は、自分の身よりもデヴィッドを心配し、ついていきます。
パーソンズは、その選択を止めませんでした。「愛は犠牲を伴う」と言います。
ビルに入りこんだデヴィッドを追い、トムもビルへ入りこみました。警備員の気を惹き、デヴィッドの存在に気づかせます。
それでもデヴィッドはビルの上からスカイダイビングしました。
猫の姿のトムもあとを追います…。

頭上からパラシュートでおりたデヴィッドは、マスコミの前で記者会見するイアンよりも目立ちました。
結果、デヴィッドは発言力を持ちます。ファイヤー・ブランド・タワーは最上階の部分をチタンに作り替え、さらにくの字形にして北半球一番のタワーになるそうです。
マスコミから放りだされたイアンは、パーソンズに「電話に出るな」と警告されますが、電話に気を取られて交通事故に遭いました。イアンの身体は重態になり、横にいたブサ猫にイアンの意識が入り込みます。

病院では、脳死判定が出た瞬間にトムの意識が入り込み、トムが奇跡の生還を果たしていました。わが身の危険を顧みず、デヴィッドをぎりぎりまで助けようとした父の愛情が、奇跡を呼んだのでした。
その日から、もこもこパンツはいなくなります。

後日。
全快したトムはレベッカを連れて、パーキンスの店に行きました。
パーキンスはトムが入っていたもこもこパンツを見せると「彼は8つめの命を生きてしまい、最後の命を君のところで過ごしたがっている」と言います。
トムもレベッカも異論はありません。もこもこパンツを迎え入れました。

みんなの感想

ライターの感想

これはもう、ストーリーなんか二の次なんです。猫のもふもふを見るための映画です。
ストーリーはあるんだけど、それよりも猫を見るための映画です~。
悪い奴が会社ののっとりをたくらんだり、息子が奮闘したりしますけど、すべては「猫」あってのもの。
この猫の動きが、どこまでが本物でどこからがCGなのか…ついついそっちに見入ってしまいます(笑)。いやほんとに。
どこぞかに誰かが書いてた『もしも昨日が選べたら』…と、あ、確かに似てる!
あの作品にもクリストファー・ウォーケンが出てるし!

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