「モンスター上司」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

コメディ映画

モンスター上司の紹介:2011年製作のアメリカ映画。パワハラ、セクハラ、バカハラ。困ったちゃんな上司を持つ3人の男たちが現状を打破しようと奮闘する姿を描くコメディ。ケビン・スペイシー、ジェニファー・アニストン、コリン・ファレルというベテラン3人が主人公を困らせる上司に扮するほか、ジェイミー・フォックスが胡散臭いサギ師に扮し、いい味を醸し出している。

あらすじ動画

モンスター上司の主な出演者

ニック・ヘンドリックス – ジェイソン・ベイトマン(桐本琢也) デール・アーバス – チャーリー・デイ(高木渉) カート・バックマン – ジェイソン・サダイキス(遠藤純一) Dr.ジュリア・ハリス – ジェニファー・アニストン(浅野まゆみ) ボビー・ペリット – コリン・ファレル(岩崎ひろし) デビッド・ハーケン – ケヴィン・スペイシー(仲野裕) ジャック・ペリット – ドナルド・サザーランド(有本欽隆) ディーン・’MF’・ジョーンズ – ジェイミー・フォックス(志村知幸) ケニー・ソマーフィールド – P・J・バーン 水仕事の男 – ヨアン・グリフィズ ルー・シャーマン – ボブ・ニューハート ウィルケンズ – イザイア・ムスタファ カーター – ジョン・フランシス・デイリー FedEx社員 – メーガン・マークル

モンスター上司のネタバレあらすじ

【起】– モンスター上司のあらすじ1

モンスター上司のシーン1

画像引用元:YouTube / モンスター上司トレーラー映像

アメリカ。現在。

ニック・ヘンドリックスは「COMNIDYNE」という会社で働くビジネスマンです。がら空きの駐車場に車を停めて朝の6時より前に出社し、帰るのはいつも深夜です。こんな生活をニックはもう8年近く続けていました。ニックが激務に耐えているのは、上司のデビッド・ハーケンに昇進を匂わされているからでした。営業本部長に出世して個室がもらえるのが、ニックの目標です。

出社したニックは早速、嫌な上司・ハーケンに呼び出されました。ハーケンはニックが出社したときの監視カメラの映像を見せると「6時『2分』に出社している」と2分の遅刻についてネチネチ皮肉を言いました。ニックはむっとしながらも頭を下げます。

デール・アーバスは歯科助手をする男性です。デールの夢は「大好きな女性の夫となること」でした。恋人のステイシーと婚約をしましたが、順風満帆な結婚生活を送るには一定程度の収入が必要です。職場では女性の歯科医ジュリア・ハリスのもとで働いています。

このジュリアはデールにセクハラ発言は日常茶飯事、セクハラ行為も多々行ないます。患者の歯を治療しながら昨日見たテレビ番組で「ダンがタイプ」と、ジュリアは性的な発言をしました。それを聞いた患者がジュリアの胸を触っても、ジュリアは動揺することなく「オフィスじゃ駄目よ」とやんわりいなす程度です。婚約者のステイシーひと筋のデールは、ジュリアに性的なことばをいつも投げかけられて困っていました。

カート・バックマンは化学薬品会社の経理をしています。カートは女性が大好きで、配達にやってきたFedExの配達員の女性が可愛いと早速口説きます。

カートの会社のボスは、ジャック・ペリットという老齢の人格者でした。カートだけでなく会社の誰からも好かれています。問題なのはカートの直属の上司です。ジャックの息子のボビー・ペリットで、ヤク中のバカ息子でした。

ニックは上司のハーケンに呼び出されると、嫌味を言われつつ18年物のスコッチを呑めと圧力をかけられます。朝一番から飲めるわけがないと断りますが、半ば無理やりに飲まされて席に戻ります。

歯科医院の治療によっては、患者に麻酔を施します。麻酔がかかって意識がない患者の横で、ジュリアはデールの股間にわざと水をかけました。さらにセクハラ発言を連呼されます。デールは「婚約者がいるから」と断ると、ジュリアが聞きとがめました。ジュリアはデールとステイシーの邪魔をしようと、以後しつこくちょっかいを出してきます。

カートはボスのジャックが車で去るのを見送っていますが、なんとジャックが心臓発作を起こして急逝します。

ニック、デール、カートは高校時代からの親友同士でした。3人はバーに集まって、自分たちの職場のモンスター上司の愚痴を話し合うのが常でした。パワハラを受けるニックとカートは、デールが受けるセクハラを聞いて「転職すればいいのに」と言います。

実はデールには前科があり、転職に不利に働くのです。バーの隣にある児童公園で酔っぱらって立小便していたところ、通報されて性犯罪者リストに載ってしまったのでした。

そんな話を聞く横で、カートはバーにいた女性をナンパしに行きます。

後日。ニックの会社の会議に15分遅れてきたハーケンは、営業本部長に関して「自分がその責任まで引き受ける」と言い出しました。それまでさんざん出世を餌にこき使われていたニックは、腹を立てます。祖母(ガムガム)の死に目にも会えずに激務に耐えたことを訴えてもハーケンは笑って流し、「今後もよろしく頼む」と言うだけです。

腹に据えかねたニックが辞めようと考えると、ハーケンがそれを察して「再就職できないようにしてやる」と言いました。同じ業界に転職する場合には上司の推薦状が必要なので、そこにアルコール依存症だと書いてやるというのです。「あきらめて俺の犬として生きるんだな」と言われたニックは、むっとしながらも言い返せませんでした。

敬愛すべきボスの葬儀に出たカートは、遅刻したことを次のボス、ペリットに注意されます。自分の父親の葬儀に出ていたカートをねぎらうどころか、死んだ父親の会社を引き継いだペリットは過去の経理の帳簿を見て経費削減を考えます。無理なコストダウンを提案し、さらにリストラもしようとしていました。太めの女性・マージか車椅子の男性・ハンクを辞めさせようと言い出し、カートは止めます。しかしペリットは「どちらかを辞めさせないと3人(カートも)を辞めさせる」と乱暴なことを言い出しました。

会社の利益よりも自分のふところにいくら入るかということしか考えていないペリットに、カートはうんざりします。

次のページで起承転結の「承」を見る

次のページへ
1 2 3 4 5

「モンスター上司」と同じカテゴリの映画

関連記事はこちら

×