映画:レニングラードカウボーイズゴーアメリカ

「レニングラードカウボーイズゴーアメリカ」のネタバレあらすじと結末

コメディ映画

レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカの紹介:「ル・アーヴルの靴みがき」などで知られる、フィンランドの映画監督アキ・カウリスマキが手がけたコメディ作品。架空のロックバンドである「レニングラード・カウボーイズ」が、シベリアからメキシコまで旅をする姿をシュールに描き出す。日本公開は1990年。

あらすじ動画

レニングラードカウボーイズゴーアメリカの主な出演者

ウラジミール(マッティ・ペロンパー)、カーディーラー(ジム・ジャームッシュ)、レニングラード・カウボーイズ

レニングラードカウボーイズゴーアメリカのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

【起】- レニングラードカウボーイズゴーアメリカのあらすじ1

レニングラードカウボーイズゴーアメリカのシーン1 史上最悪のバンドと称されるレニングラード・カウボーイズ。
彼らは全員黒スーツに身を包み、とんがった長いリーゼントにとんがったブーツという独特の出で立ちをしています。
今日はシベリアのツンドラ地帯にあるほったて小屋で、地元のエージェントに向けて演奏を披露していました。曲はロシア民謡の「ポーリシュカ・ポーレ」で、トランペットやアコーディオンを手に、一生懸命演奏します。
ところが、エージェントからは最悪だと一蹴され、「アメリカへ行けばなんとかなるかもしれない」と適当にあしらわれる始末でした。

レニングラード・カウボーイズのマネージャーであるウラジミールは、その言葉を鵜呑みにして、さっそくアメリカ行きを決断します。
アメリカのエージェントに電話をかけて、外国人は不可だと言われると、メンバーは全員アメリカ人だとロシア訛りの英語で嘘をついて、アポを取りつけるのでした。

出発前、メンバーの親戚らしきリーゼントの老人から、旅費を工面してもらいます(家にいる赤ん坊もすでにリーゼントヘアです)。
そして彼らは、夜通しの屋外での練習によって凍死したベーシストを、楽器と一緒に棺に入れてアメリカへ旅立つことを決意します。

空港へ向かう途中、バンドの追っかけである中年男性イゴールが出発を妨害しますが、すぐに倒して先を急ぎます。
ウラジミールにアメリカ人のフリをするように告げられたメンバーは、機内で参考書を読んで猛勉強するのでした。

【承】- レニングラードカウボーイズゴーアメリカのあらすじ2

レニングラードカウボーイズゴーアメリカのシーン2 タイトル「幸先のよいスタート」
アメリカに渡ったレニングラード・カウボーイズは、現地のエージェントの前でロシア民謡を披露します。アコーディオン奏者のイワンは、何故か一人だけノリノリです。
やはり全く相手にされず、エージェントはメキシコのいとこの結婚式で演奏をするように告げました。さらに「音楽が古臭いからロックをやれ」と言われるのでした。
ウラジミールはさっそくロックのレコードを購入して、メンバーにもロックンロールを勉強するように命じます。

そんなわけで一行はアメリカを縦断して、メキシコを目指すことになります。
移動の車を購入するために、中古車屋に出向きます。カーディーラーに勧められるまま、全財産をはたいて購入するのでした。
しかし定員オーバーで、余った2名はトランクに椅子を詰めて、無理やり座らせられます。ベーシストの棺は車の上に乗せて、いざ出発です。

テネシー州のメンフィスのバーに着いた一行は、覚えたてのロックンロールを披露します。ささやかな拍手が起きて、チップをゲットしました。
その後、もらったチップでウラジミールは一人ステーキディナーにありつきます。食べ残しは犬にあげて、メンバーは空腹のままでした。

レニングラード・カウボーイズを追ってアメリカまで来ていたイゴールは、床屋へ入ります。
持ってきた雑草を頭に当てて、リーゼントにしてほしいとアピールしますが、店主はその短さでは無理だと却下します。
その後イゴールは食事を振る舞われて、店主は横でギターの弾き語りをします。

「ビール疑惑」
ウラジミールは移動中、一人だけビールを飲んでいました。
後部座席には大量の空き缶が溜まっており、ウラジミールは皆にトイレへ行くように命じます。その隙に棺の中からビールを取り出して、また飲み始めるのでした。

「ニューオリンズのバー」
レニングラード・カウボーイズは、黒人の客が多いバーで「テキーラ」を披露して、まずまず盛り上がります。

翌朝皆でセロリを食べていると、犬が棺に向かって吠え立て、ベーシストを埋めることを決意します。
彼を送り出すために町中で演奏しながら歩いていると、警察がやってきて棺の中身を知られてしまいます。
こうして牢屋に入れられてしまった一行は、ひたすらビールの缶を叩いてリズムをとり続けて、5日後釈放されるのでした。

【転】- レニングラードカウボーイズゴーアメリカのあらすじ3

レニングラードカウボーイズゴーアメリカのシーン3 「飢え」
レニングラード・カウボーイズが演奏して稼いだ金を、ウラジミールは独り占めしていました。
メンバーから空腹を訴えられたウラジミールは、生の玉ねぎを買い与えます。彼らが文句を言わずに食べている中、ウラジミールは一人隠れて美味しそうな物にありつくのでした。

その頃、イゴールは池で巨大な魚を捕まえていました。

「プロフェッショナル」
一行はテキサス州のガルベストンの海に辿り着きます。
ウラジミールはメンバーに「何故客に好かれないかわかるか」と尋ねます。顔色が悪いからだと説くと、彼らはすかさず「もっと食い物をよこせ」と反論します。
ウラジミールはメンバーの中から2名選出し、町中を歩いて施しを受けるように指示します。
2名はもらった金で酒を飲み、残りのメンバーは浜辺で日光浴をするのでした。

その夜、クラブでカントリーを披露したレニングラード・カウボーイズでしたが、店の主人からは「二度と来るな」と追い返されてしまうのでした。

「革命」
あるとき、車のエンジンがかからなくなります。
ウラジミールは「メキシコまであと少しだから歩け」と命じ、メンバーはとうとう怒りを爆発させます。
ウラジミールは縄でぐるぐる巻きにされて、皆から金をもぎとられます。そして、彼らはすぐに新しい中古車を購入するのでした。

「かなり後のこと」
食料の調達を頼まれたイワンでしたが、何故かオレンジ色の派手なスーツを着用して戻ってきます。
メンバーから金の行方を尋ねられた後、イワンも袋叩きにされるのでした。

「荒野でただ一人」
テキサス州のラングトリー。一行はウラジミールを車の中に置き去りにして、キャンプファイヤーを楽しみます。
そこへ魚を持ったイゴールが現れて、小石を炙って食べようとしていたイワンに差し出します。
その後イゴールは、ウラジミールから「縄をといたらロードマネージャーにしてやる」と持ちかけられて、言われた通りにします。
こうして解放されたウラジミールは、メンバーに怒りをぶつけるのでした。

「民主主義復活」
イゴールが仲間に加わり、ウラジミールは上機嫌で一人ビールを飲んでいます。

【結】- レニングラードカウボーイズゴーアメリカのあらすじ4

レニングラードカウボーイズゴーアメリカのシーン2 「突然親戚が」
夜、ガソリンスタンドにやってきた一行は、そこで偶然いとこと再会します(当然出で立ちは同じ)。
いとこも一緒に車に乗り、バンドのボーカルに任命されました。

「ヒューストンジョーのバー」
強面の客がたむろするバーで、レニングラード・カウボーイズは怯えながらステージに立ちます。
いとこはステッペン・ウルフの「ワイルドでいこう」を熱唱し、バイク乗りの客から大喝采を浴びます。
こうしてバンドはパワーアップするのでした。

「日よう日には時々」
一行はどこかの食堂で、ナッツの殻を剥く遊びに夢中になります。

「必要なのは愛のみ」
メンバーの一人が人妻に告白します。
それを見ていたほかのメンツは、自身の愛する女性の写真を眺めます。ところが、一人だけ何故かトラクターの写真を大事そうに持っていました。

「デル・リオ・プラザ・ラウンジ」
メキシコ国境に近いラウンジで、演奏を披露します。

「結婚式」
ようやくメキシコに到着した一行は、依頼があったいとこの結婚式で、見事な演奏を披露します。
その後、イゴールがベーシストの口にウォッカを注ぎ込むと、なんと彼はあっさりと息を吹き返します(ただ凍っていただけでした)。
ベーシストは何事もなかったかのようにノリノリで演奏に参加し、その様子を見守っていたウラジミールは、ウォッカを片手に森の中へ消えていきます。

その後ウラジミールの姿を見た者はいないこと、レニングラード・カウボーイズがメキシコで一躍有名となり、トップ10入りしたことがエピローグで語られ、物語は幕を閉じます。

みんなの感想

ライターの感想

哀愁が漂っているのにチャーミングで、まるでコントのような作品でした。作品中に登場する場末のバーで、お客の一人として飲みながら見ているような感覚で楽しめました。レニングラード・カウボーイズはフィンランドに実在するバンドだそうですが、とんがったリーゼントヘアの黒スーツ集団が動く姿はなんともかわいらしかったです。彼らは「演奏が下手」という設定ですが、求められるがまま音楽性を変えていく対応力は素晴らしいと思いました。また、独裁者のウラジミールも不思議と憎めない名キャラクターでした。

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