「ローガン・ラッキー」のネタバレあらすじと結末の感想

コメディ映画

ローガン・ラッキーの紹介:2017年にアメリカで製作された強盗をテーマにしたコメディ映画。新人のレベッカ・ブラントの脚本に感銘を受けたスティーヴン・ソダーバーグは引退宣言を撤回し、本作を監督復帰第一作目とした。不運続きのローガン兄弟が起死回生を目指してカーレースの売上金強奪計画に乗り出す姿を描く。

予告動画

ローガン・ラッキーの主な出演者

ジミー・ローガン(チャニング・テイタム)、クライド・ローガン(アダム・ドライバー)、ジョー・バング(ダニエル・クレイグ)、メリー・ローガン(ライリー・キーオ)

ローガン・ラッキーのネタバレあらすじ

【起】- ローガン・ラッキーのあらすじ1

舞台はアメリカ、ウェストバージニア州。この街に暮らすローガン兄弟は不運続きの人生を送っていました。兄のジミーはアメフトでプロ入りが期待されていたものの、膝の怪我が原因で選手生命は絶望的に。その後結婚するも離婚、愛する娘セイディとは離れ離れになり、おまけに炭鉱夫の仕事も膝の障害が原因で解雇されていました。一方、弟のクライドはイラク戦争で左腕を失い、右手を器用に操りながらバーテンダーとして生計を立てていました。ジミーはこの不幸続きの人生に不満げでしたが、クライドは淡々とこの現実を受け入れていました。というのも、「ローガン家の呪い」と街で噂されるほど、ローガン家の人間の多くが悲劇に直面していたのです。

そんなある日、ジミーはクライドのバーで喧嘩沙汰を起こします。客として来ていた有名カーレースチームのオーナーの男がクライドの義手を馬鹿にしたのです。ジミーはこの喧嘩に勝利を収めると、ある決断を心の中に抱くのでした。

その翌朝、ジミーはクライドにその決断を打ち明けました。それは、アメリカ屈指のカーレース会場、シャーロット・モーター・スピードウェイの地下にある金庫から現金を奪うというもの。金庫が眠る地下は現在工事が行われており、ジミーも一度作業に参加したことがありました。金庫の作りは会場内の店舗の売上金を気送管で流して金庫に運ぶというシステムで、この仕組みと地下工事のタイミングを利用すれば、十分強盗は成功するとジミーは見込んだのです。

【承】- ローガン・ラッキーのあらすじ2

クライドはジミーの突然の計画に懸念を示すものの、結局は兄に協力することを決めました。二人はまず人材集めに乗り出しました。金庫爆破を確実に成功するために二人が向かったのは、刑務所でした。二人は服役中の爆破犯ジョー・バングを仲間に引き入れようと考えたのです。ジョーの脱獄に秘策があるというジミーとクライドの話におもしろみを感じたジョーは、計画参加を承諾。シャバにいるジョーの弟サムとフィッシュも計画に協力することとなりました。そして、運転係としてジミーとクライドの妹メリーも参加することが決まります。

人材が集まったところで、クライドはジョーと同じ刑務所に入るため、わざと事故を起こし刑務所送りにされました。一方、メリーたちはゴキブリを金庫室に侵入させ、清掃業者として金庫室に潜入してひそかに金庫室の採寸を行うことに成功します。レース会場の地図、作業用具の手配を順調に進める中、ジミーは同級生のシルヴィアと再会しました。移動診療所で医師として働くシルヴィアとの穏やかなひとときに、ジミーは久しぶりの癒しを感じていました。ところが、そんなジミーに最悪の知らせが届きます。元同僚からレース会場の地下工事が前倒しで終わることを知らされたのです。

【転】- ローガン・ラッキーのあらすじ3

ジミーはやむなく計画決行日を一週間早めることを決断。元々の決行日に行われるのはマイナーなレースでしたが、一週間早めたことでジミーたちは人気が非常に高いレース当日に強盗をすることに。そのレースの名は、「コカ・コーラ600」。大手スポンサーの名を冠した注目度の高いレースでした。

そして、決行当日。ジミーたちは計画通り役割を分担して動き始めました。ジョーとクライドは事前に刑務所仲間に騒動を起こすよう依頼し、その混乱の最中に脱獄を果たします。運転技術が抜群に高いメリーにピックアップされ、二人はレース会場へと向かって行きました。

一方、サムとフィッシュは爆破工作によって会場内のクレジットカード機能をダウンさせていました。これにより、会場の店舗にはいつも以上に現金が入るようになり、その結果、金庫内にもハイペースで現金が気送管を通じて流れるようになっていました。

それから間もなく、ジョーとクライドが会場地下に到着、ジミーたちは金庫爆破すべく作業を開始しました。ジョーによる金庫爆破が成功すると、ジミーたちは気送管にバキュームカーを繋げ次々と札束を吸い上げて行きました。作業中、クライドの義手が吸い上げられてしまい、クライドが激怒するというアクシデントにも見舞われましたが、ジミーたちはなんとか作業を終わらせ、黒いゴミ袋に金を入れてその場を後にしました。刑務所仲間たちの騒動もうまくいき、ジョーとクライドは何食わぬ顔で刑務所に戻ることに成功します。

【結】- ローガン・ラッキーのあらすじ4

一方、ジミーが向かったのは娘セイディの学芸会でした。ジミーが駆けつけたとき、セイディはまさに舞台上に立ち歌い始めようとしていました。セイディはポップ音楽を歌う予定でしたが、大好きな父親の姿を見つけると、ジミーが愛するカントリーミュージックの名曲「故郷に帰りたい」を歌い始めました。セイディの歌声に深く感動するジミー。そして、その後ジミーは奪った金を目立つ場所に捨て、匿名で警察に通報しました。

強盗犯が奪った大金を手放す…この不可解な事件にFBIの敏腕女性捜査官サラが乗り出すこととなりました。しかし、同時刻に起きた刑務所の騒動との関連性は見いだせず、信頼できる目撃証言も乏しく、サラの捜査は難航します。何より、レース会場は今回の一件で多額の保険金を得ていることから、それ以上の捜査を望む者もなく、捜査は6か月後に打ち切りとなりました。

一方、ジョーはジミーの不可解な行動に困惑していましたが、出所して家に戻ると、庭に金が入ったゴミ袋が埋められていることに気づきました。ジミーは捜査の危険が取り除かれるまでの間、仲間の分を保管していたのです。もちろん、クライドに対しては吸い上げてしまった義手も合わせて返還していました。

後日、ジョーがクライドのバーに行くと、そこにはシルヴィアといちゃつくジミーの姿がありました。ジミーは現在セイディの引っ越し先に移り、セールスマンとして働く充実した日々を送っているといいます。バーが賑わいを見せる中、一人の女性客がやって来ました。クライドは何気なくその女性に注文を聞きますが、その女性はFBI捜査官のサラでした。サラはクライドを見つめ不敵な笑みを浮かべていました。

みんなの感想

ライターの感想

ソダーバーグ監督と言えば、「オーシャンズ」シリーズの豪華絢爛なイメージが先行しますが、本作では普通の男たちが強盗計画を地道に立てるという真逆の物語を描いています。そんな男たちの物語ですが、見所はたくさんあります。クライドの冷静なツッコミ、ジョーの怖い見た目と真面目な内面とのギャップ、そして迫力満点なカーレース映像など、観客を飽きさせません。笑える場面も何度もあり、その一方で「故郷へ帰りたい」で盛り上がる感動的なシーンもあり、脚本の素晴らしさがうかがえます。現時点では脚本家のレベッカ・ブラントは謎に包まれた存在だそうですが、今後の活躍にぜひ期待したいと思います。

映画の感想を投稿する

映画「ローガン・ラッキー」の商品はこちら