「不機嫌なママにメルシィ!」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

コメディ映画

「不機嫌ななママにメルシィ!」は2013年にフランスとベルギーで合作されたコメディ映画です。本国フランスでは300万人を超える観客動員数を記録した大ヒット作です。監督は「イヴ・サンローラン」などのギヨーム・カリエンヌが、自身の生涯を綴った伝記映画です。舞台俳優のギヨームは、生まれた時から母親に女の子として育てられ、自身でも女の子だと思い女性として振舞っていました。そんなギヨームを男らしくさせたい父親により、男子校に入れられます。そこでギヨームはいじめに遭い、イギリスの学校に転校させれます。そこである男子生徒に恋をしますが、失恋をしてしまいます。そこからギヨームは自分の存在に疑問を持ち始め、自分は何者なのかを探し始める・・・。  

あらすじ動画

不機嫌なママにメルシィ!の主な出演者

ギヨーム/ママ:ギヨーム・ガリエンヌ、パパ:アンドレ・マルコン、祖母:フランソワーズ・ファビアン、カリム:レダ・カテブ、看護師インゲボルグ(ダイアン・クルーガー)

不機嫌なママにメルシィ!のネタバレあらすじ

【起】– 不機嫌なママにメルシィ!のあらすじ1

不機嫌なママにメルシィ!のシーン1

画像引用元:YouTube / 不機嫌なママにメルシィ!トレーラー映像

フランスの舞台俳優ギヨームは、一人暗い舞台に立ちます。幕が開けると共に彼は自分の過去を語り出します。

彼はフランスの裕福な家庭の三男として生まれます。女の子が欲しかったギヨームの母親は彼を女の子のように育て、子供たちを呼ぶ時「男の子たちとギヨーム」と呼び、ギヨーム自身も女の子と思い込んでいました。

とある夏、スペイン語が話せる母親に憧れ、母親に頼みスペインへ短期で留学をします。しかし、母親が手配したホームステイ先はスペインの中でも治安が悪い町でした。

ギヨームが滞在するホームステイ先は、かろうじて健全な家庭でした。ステイ先の女主人パキはスペイン語しか話せず、意思疎通が困難ですが、彼女はお祭りのためにギヨームにフラメンコを教えてくれます。

お祭りの日、ギヨームは町の人たちに混ざってフラメンコを踊って楽しみますが、町の人たちはギヨームの踊りを見てクスクスと笑い出します。ギヨームは一人の女性に「一緒に踊ろう」と声を掛けますが「女の子と踊る気はないの」と断れてしまいます。

女性にどういう意味かと尋ねると、ギヨームの踊りは女性の振り付けで、ギヨームの仕草は女性っぽいと言われてしまいます。それを聞いたギヨームは怒るどころか「女性っぽい」と言われたことを喜びます。

ギヨームは日々、母親を観察し母親の仕草を真似てみます。ギヨームは母親の真似がかなり上手く、祖母やメイドまで騙せるほどで、ギヨームはそのことを誇りに思っていました。しかし、父親だけは騙せませんでした。

ギヨームの母親はギヨームが生まれてから、ずっと不機嫌です。そのことはギヨームもなんとなく感じ取っていました。

父親はギヨームの女っぽさを良く思っておらず、ギヨームを男らしくするためにスポーツを習わそうとしますが、ギヨームはスポーツが苦手で「ピアノが習いたい」と言います。

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