映画:世界でいちばんのイチゴミルクのつくり方

「世界でいちばんのイチゴミルクのつくり方」のネタバレあらすじと結末

世界でいちばんのイチゴミルクのつくり方の紹介:ドイツの平和な村が消費者モニターに選ばれたことで、邪魔ものになった老人は施設に入れられてしまう。大好きなおじいちゃん・おばあちゃんを救うため、子供たちが立ち上がる。2014年のドイツ映画で、日本では2017年に公開。演技未経験の子供たちをキャストに抜擢し、国内外の映画祭で数々の賞に輝いたキッズ・スペクタルムービー。監督は『ツバル』のファイト・ヘルマー。

あらすじ動画

世界でいちばんのイチゴミルクのつくり方の主な出演者

リーケ(ノラ・ボーネル)、マックス(ジャスティン・ウィルケ)、レネ(シャーロット・ルービッヒ)、ポール(ピーター・ディヤン・ブダク)、スーゼ(ヘンリエッテ・クラトチウィル)、ベン(マティス・ミオ・ワイゼ)、オット(ファビアン・ブッシュ)

世界でいちばんのイチゴミルクのつくり方のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

【起】- 世界でいちばんのイチゴミルクのつくり方のあらすじ1

ドイツのど真ん中に位置するごく平凡で普通で、平和なボーラスドルフ村。ここに暮らす好奇心旺盛な子供たちは、工事用のクレーン車のてっぺんを秘密基地にして、毎日楽しく遊んでいます。消防士になりたいベン、クレーンとおばあちゃんが大好きな女の子リーケ、おじいちゃんが発明家であるマックスは清掃車の専門家。汽車好きの賢い少女レネ、おじいちゃんと共に音楽家のスーゼ、家がパン屋で船長を目指すポールは、本当のおじいちゃんが亡くなったため、近所のグスタフをおじいちゃんと呼んでいます。さらにはイチゴミルクが大好きな利口なアカハナグマのクアッチと、仲良し6人と1匹!?組はいつも一緒でした。

ある日、消費者調査会社の銀色団が村にやって来ます。様々なことが統計的に平均なこの村を、銀色団は新製品のモニター村にしようと企んだのです。厄介な銀色団の襲来にも関わらず子供たちの親たちは、新製品をいち早く試せることや消費者の代表に選ばれたことに舞い上がりました。
村の大人たちに歓迎された銀色団は、村に建設した本社から商品のCMを毎日流しました。洗脳されていった大人たちは、青汁コンフレークや激辛コーヒー、青いバターなど奇妙な新製品をこぞって試しました。正直な子供やおじいちゃんおばあちゃんは、商品の“まずさ”を訴えますが、新製品に憑りつかれた大人たちは認めようとしません。

【承】- 世界でいちばんのイチゴミルクのつくり方のあらすじ2

“普通”を求める銀色団は、村の中で珍しい動物を飼うことも禁止したため、クアッチを捕獲しようとします。ベンの家に暮らしていたクアッチは、ベンと協力して何とか逃げ切りました。今後も捕まらないように、クアッチの家はみんなの秘密基地に移動させます。
銀色団はその後も危険な機械のモニターを大人たちに続けさせたため、爆発や故障など多くのトラブルを起こします。それさえも受け入れる大人たちのお陰で、村はどんどんおかしさを増していきました。大人たちは銀色団の言いなりで、風変わりで個性的なおじいちゃんおばあちゃんが平均ではないとして、次々と老人ホームへ入れてしまいます。多くの分野で初めてのことを成し遂げてきたおじいちゃんおばあちゃんは、子供たちのよき理解者であり、忙しい親に代わって子供の面倒をみてくれる大切な存在。そこで子供たちは大好きなおじいちゃんおばあちゃんを救うために「ハナグマ・ギャング団」を結成し、大人に立ち向かうことを決意しました。

子供たちは銀色団を追い出すには、普通の村ではだめだと考えます。そんな中妙案を思いついたクアッチは、図書館から世界記録の本を持ち出してきました。本には世界一大きなおなら、世界一速い自転車など普通ではないことが記載されていて、世界記録を出せばおじいちゃんおばあちゃんを取り戻せると確信した子供たちは、すぐに動き出します。

子供たちは世界一長いソーセージや重い魚、速い馬などを親に内緒で用意し、世界記録の審査員を村に呼びつけ驚かせます。ところが子供たちの行動を覗き見していたマックスの姉ジュリアンにチクられ、インチキがバレまれました。世界記録作戦は大失敗に終わってしまいます。

【転】- 世界でいちばんのイチゴミルクのつくり方のあらすじ3

それでも諦めない子供たちは、クアッチの知恵を借りて、普通じゃない村づくり計画に乗り出します。牛のおなら発電や牛乳パイプライン、パンの配達マシーンなど夢のある村開発を思いつきますが、これもまた大人に見つかり、阻止されてしまいました。

一方のおじいちゃんおばあちゃんたちと言えば、大人しくすることなどできず、老人ホームでも陽気に踊って騒いでいました。そんなおじいちゃんおばあちゃんに手を焼いた施設職員は、彼らに睡眠薬を飲ませて眠らせてしまいます。それを知った子供たちは、同じことを大人たちにやってやろうと反撃に出ました。クアッチに薬局から睡眠薬をくすねさせた子供たちは、村の給水塔に大人全員分の睡眠薬を放りました。知らずに水道水を飲んだ大人たちは、見事に眠りこけます。ビールを飲んだ警察だけは例外ですが…。
そして子供たちは、普通じゃない村づくりに本格的に取り掛かります。しかし子供たちの技術では力不足で、彼らは村の建物や乗り物を次々と破壊していきました。やがて子供たちは水道水を飲まなかった警察に追われ、汽車を動かして逃げ切りました。その後も子供たちは船や消防のはしご車を水没させ、秘密基地のクレーンも破壊するなど、村をめちゃめちゃにします。ところが、眠りから覚めて変わり果てた村を見たおじいちゃんおばあちゃんたちは、孫が助けに来たのだと大喜びし、老人ホームを飛び出しました。そして子供たちの計画図を読んだおじいちゃんおばあちゃんは、意気揚々と壊した物の修理に取り掛かるのです。

【結】- 世界でいちばんのイチゴミルクのつくり方のあらすじ4

睡眠薬が切れた大人たちは、村の惨状に嘆きました。ところが得意分野で手腕を振るったおじいちゃんおばあちゃんたちは、修理だけではなく子供たちが計画した様々な機械を作り上げていたのです。現状に呆れかえる銀色団を尻目に、大人たちは我が親や子供の才能を見直し感動を覚えました。
同じころ、たった1人(匹)でコツコツと作業していたクアッチは、イチゴミルクを完成させます。風車やミキサー車を使って作ったそれは、世界最大でした。ちょうどそこへ世界記録の審査員が再び村に来て、クアッチのイチゴミルクを世界一に認定したため、村はテレビでも大きく紹介されます。村のフィーバーに未だ抵抗する銀色団を、大人たちはイチゴミルクのプールへ放り投げてやりました。

それからというもの大人たちは心を入れ替え、普通じゃないことの良さに気付きます。子供たちの作戦は大成功を収め、諦めた銀色団は村を出ていきました。
その後子供たちはテレビ局を作って自作の短編映画を放送したり、幼稚園を研究室に変えて、おじいちゃんおばあちゃんと共に沢山の実験も行っています。村ではパンが空から配達されるようになり、手作りのおもちゃ店も出来ました。クアッチは給水塔に住み、村中の水道にイチゴミルクを送っています。反省した大人はごめんなさいの代わりに、クアッチにお嫁さんをプレゼントしました。

みんなの感想

ライターの感想

あり得ないような展開ながら、鮮やかに収拾されていく様が愉快爽快。監督がチャップリンなどへオマージュを捧げているとのことで、納得の内容でした。
一方で銀色団に感化されていく大人たちの姿は、真新しいものに喰いつく人々や、ノーマルでいることをよしとする昨今の風潮に警鐘を鳴らしているようにも思えました。

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