「今さら言えない小さな秘密」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

コメディ映画

今さら言えない小さな秘密の紹介:2018年のフランス制作のコメディ映画。人気作家ジャン=ジャック・サンペが手がけた絵本を基に、ある秘密を抱えた男の人生を温かくユーモラスなタッチで描く。脚本は「アメリ」で有名なギョーム・ロランが担当した。日本公開は2019年。

あらすじ動画

今さら言えない小さな秘密の主な出演者

ラウル・タビュラン(ブノワ・ポールヴールド)、エルヴェ・フィグーニュ(エドゥアール・ベール)、マドレーヌ(スザンヌ・クレマン)、ラウルの父(グレゴリー・ガドゥボワ)、ソヴール・ビロング(ヴァンサン・ドゥサニャ)、20歳のラウル(ヴィクトール・アッシエ)、11歳のラウル(ティミ=ジョワ・マルボ)、6歳のラウル(テオ・ギャレ)、20歳のジョジアーヌ(マリルー・オシユー)、20歳のマドレーヌ(イローナ・バシュリエ)、20歳のソヴール(レオ・デュソリエ)

今さら言えない小さな秘密のネタバレあらすじ

【起】– 今さら言えない小さな秘密のあらすじ1

今さら言えない小さな秘密のシーン1

画像引用元:YouTube / 今さら言えない小さな秘密トレーラー映像

小鳥がさえずる山道を、まるでペットを散歩させるように少年が自転車を転がしながら歩いてきます。

後ろから自転車のベルの音や笑い声が聞こえると、少年は自転車を茂みに突き落とし、自分も隠れて人々が通り過ぎるのを待つのでした。

南フランスのプロヴァンス地方にある、サン・セロンという小さな村が舞台です。

村では誰も自転車をチャリンコと呼ばず、タビュランと呼んでいます。自転車の修理店を営むラウル・タビュランの名にちなんで、そのように呼ぶのです。

ほかにも精肉のことは店主の名にちなんでフロニャール、眼鏡はビファイユといった具合です。

ある日、ラウルの元にチェーンの異常を訴える老婦人がやってきます。彼は音を聞くだけで壊れた箇所を探し当て、あっというまに修理してしまいました。

村人たちから一目置かれるラウルですが、愛する妻子と共に野心とは無縁の穏やかで幸せな日々を送っていました。しかし彼は人生最大の不幸をもたらすと信じる、誰にも言えないある秘密を抱えていたのです。

実はラウルこそが冒頭の少年で、補助輪なしで自転車に乗ることができなかったのです。自転車の修理を生業とする彼にとっては致命的なことで、時が経つほど誰にも打ち明けられなくなっていました。

しかし現在、ラウルは大怪我をして病室のベッドに横たわっています。彼は自分が隠していた秘密が、家族や村の人々に知れ渡ることを覚悟していたのです。

ラウルは幼い頃、郵便配達員の父親と2人で暮らしていました。

精肉屋の息子や眼鏡屋の娘が家業を継ぐように、ラウルも配達員を志していたのです。父親も補助輪をつけた自転車で、6歳の息子を配達に同行させていました。

2人はマドレーヌという幼なじみの女の子の家に郵便物を渡しに行きます。彼女はピアノのレッスン中で、父親は邪魔をしないように必ず弾き終わってからドアを叩くようラウルに教えるのでした。

やがてラウルの補助輪は外され、父親と自転車に乗る特訓をします。ところが手を離されるとバランスを崩してすぐに倒れてしまい、一向に乗れるようになりませんでした。

子どもたちの自転車レースの開催日、ラウルはスタートと同時に「チェーンの調子が悪い」と嘘をつきます。自転車を点検するフリをして難を逃れるのでした。

それから一人で裏道へ行き、誰も見ていないことを確認してから練習をしますが、やはりすぐに倒れてしまいます。そのとき背後で走り去る足音がして、ラウルは慌てて振り返りますが誰もいませんでした。

そのうちラウルは自転車に乗れないことを隠す術を身につけるようになります。

父親から配達へ行こうと誘われても、家事やピアノのレッスンを口実に断わり続けます。配達へ出かける父親を見送るのが辛かったといいます。

またある日、自転車に乗った友達に遊びに誘われても、読書を理由に断りました。おかげでラウルの平凡な成績はクラスで一番になり、父親は配達員ではなく詩人になるのではと心配していたかもしれないというのです。

それでもラウルは自転車をこよなく愛していました。11歳になると自転車に乗れない原因を突き止めるため、分解して部品を調べ尽くします。おかげでペアリングや変速機にとても詳しくなりました。

夜中にこっそり家を抜け出して練習にも行きます。自転車を押して歩く彼の姿は、やはりペットを連れて散歩しているようでした。

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