映画:余命90分の男

「余命90分の男」のネタバレあらすじと結末

余命90分の男の紹介:いつも怒ってばかりいる初老のヘンリー。彼に腹を立てた医師が告げたのは余命90分という嘘だった。2014年に亡くなった名優ロビン・ウィリアムズの最後の主演作となったハートフル・コメディ。2014年製作のアメリカ映画。日本では『未体験ゾーンの映画たち2015』で公開された。

あらすじ動画

余命90分の男の主な出演者

ヘンリー(ロビン・ウィリアムズ)、シャロン(ミラ・クニス)、アーロン(ピーター・ディンクレイジ)、電気店主(ジェームズ・アール・ジョーンズ)、ベッテ(メリッサ・レオ)、トミー(ハミッシュ・リンクレイター)

余命90分の男のネタバレあらすじ

【起】- 余命90分の男のあらすじ1

初老弁護士のヘンリーは美しい妻ベッテとの間に2人の息子・ピーターとトミーを設け、幸せな家庭生活を送っていました。優しいヘンリーは2年前に狩猟事故でピーターを亡くしたことで人柄が豹変し常に怒り、乱暴な発言ばかりするようになってしまいます。トミーがヘンリーの趣味の影響で始めた社交ダンスでプロになりたいと告白すると、事務所を継いでくれると思い込んでいたヘンリーは激怒します。そんな父に嫌気が差したトミーは家を出て、それ以来父子は音信不通のままでした。

若く美人な内科医のシャロンは、3日前に飼い猫が10階から飛び降りて死んだことに失望し、診察に身が入らない程心が病んでいました。学生の頃は医療に燃えていたのに、流れ作業のような診察の現実にシャロンは気力を失い、ドラッグにも手を出すようになっていました。

激しい頭痛に襲われたヘンリーは検査結果を聞くために病院へ向かいます。その車中で嫌いなものリストを頭に描いたヘンリーは、嫌なものがありすぎてまた興奮しました。更に青信号に変わると横からタクシーに追突され、外国人の運転手を酷く罵倒しました。
病院では散々待たされたうえに担当医師は不在で、代理のシャロンに診察されます。それだけでも怒り心頭なヘンリーに、検査結果は脳動脈瘤と告げられました。苛立ちが頂点に達したヘンリーは、専門医を紹介するという彼女に「瀕死の猫なら同情するんだろう」と当たり散らし、しつこく余命を聞き出します。地雷を踏まれキレたシャロンは、傍にあったチラシの文字を見て勢いで“余命90分”と宣告しました。90分後は夕方18時22分。焦ったヘンリーは素肌に検査用のガウンを羽織ったまま病院を飛び出します。我に返ったシャロンが慌てて後を追いますが、ヘンリーの姿は既に見当たりませんでした。

【承】- 余命90分の男のあらすじ2

病院の駐車場で潰れた愛車を見たヘンリーはこれにまた立腹し、タクシーでブルックリンの事務所へ向かいます。シャロンから電話があったと秘書に知らされても無視しました。ヘンリーは会議に割込み、事務所に勤める弟・アーロンらにもし余命が90分なら何をするか尋ねます。風俗に行く、寄付をするなど意見が出ますが、クライアントの一人の“家族が全て”との言葉が響き、ヘンリーは帰宅しようとします。ヘンリーの質問が友人の話だと聞かされたアーロンは会議をサボるための口実だと思い、ヘンリーに辛辣な言葉をかけました。

ヘンリーは秘書の手も借り、友人に集まって貰うために片端から連絡をします。トミーのダンス教室にも電話しますが、ヘンリーと話したくないトミーは居留守を使いました。
ヘンリーは最期にベッテを抱こうと考えますが、帰宅すると隣人が来ていました。理由も告げずに突然ベッテに行為を乞い、隣人を追い出そうとすると、その横暴さにベッテはキレます。この2年間最低だった分の罪滅ぼしのセックスなど要らないとベッテは反論し、トミーを認めてほしいと溜めていた不満をぶつけました。聞く耳を持たないヘンリーに堪忍袋の緒が切れたベッテは、不倫をしまくり隣人とも関係を持っていると嘘をつくと、ヘンリーは喚きながら家を出ました。

ヘンリーはその後もトミーに連絡しますが彼に繋いで貰えないため、携帯電話を地面に叩きつけて捨てました。
ヘンリーは友人たちを誘ったレストランへ行くと、来たのは高校時代の友人たった1人でした。しかも40年以上ぶりに会った友人は、ヘンリーに当時の彼女を奪われた恨みをぶつけるために来たのでした。口論になったヘンリーはすぐに店を後にします。

【転】- 余命90分の男のあらすじ3

トミーのダンス教室は離れた街にありますが、どうしても“愛している”と伝えなければいけないと感じたヘンリーは、せめて動画を残そうと近所の小さな電気店に寄りました。カメラを買うだけなのですが、店員の動作が鈍く時間はどんどん過ぎて行きます。
ヘンリーはホームレス街の男性に頼んでビデオレターを撮影してもらいます。「愛している。お前と働くのが夢だったから、お前の夢を応援出来なかった。許してくれ」とトミーへの想いを語りました。そして自身の人生を思い出したヘンリーに後悔の念が溢れ、再び怒り出します。結局怒りで心を守っているのだとヘンリーは叫ぶと、カメラも手放して独り歩き出しました。“愛している”の一言さえも怒らずに言えないことに気付いたヘンリーは、自身に落胆したのです。

一方、困惑したシャロンは同僚医師・ジョーダンに事態について相談します。シャロンが診察を代わった医師とは、実は彼女が交際している既婚男性で、ジョーダンは以前からその関係を批判していました。とりあえずシャロンはヘンリーの事務所に向かうと、有識者に画像診断させたジョーダンから、ヘンリーが脳内出血をしていると連絡が入ります。余命90分とは満更大げさでもなく、予断を許さない状態でした。
シャロンは事務所でアーロンにある程度の真実を話し、2人でヘンリーの自宅に行きましたが、勿論彼はいません。ヘンリーの病状を聞いたベッテも慌てて本人に電話しますが、壊れた携帯は繋がりません。今度は3人でレストランに行きますがヘンリーは居らず、3人は個々に彼を探すことになりました。シャロンは途方に暮れ、アーロンやベッテは自分の発言を悔います。ベッテから連絡をもらったトミーも居留守を使ったことを後悔しました。

ひたすら街を歩いていたシャロンは、ホームレスのカメラから聞こえてくるヘンリーの声に気付きます。シャロンは持っていたドラッグでホームレスと交渉し、ヘンリーがブルックリン橋へ向かったと聞き出しました。そこはヘンリーがかつてトミーと訪れた場所で、身投げするつもりでいたのです。

【結】- 余命90分の男のあらすじ4

橋へ駆けつけたシャロンはヘンリーを見つけ、余命90分と言うのは嘘だけど、今すぐ病院へ行く必要があると訴えます。しかしヘンリーの意思は固く、この90分で人生を振り返ったと言ってイースト川へ飛び込みました。シャロンは橋を降りてから川に入り、泳いでヘンリーを助け出します。命拾いしたヘンリーは、人生の一瞬一瞬が喜びと驚きに満ちていることに、飛び降りるまで何故気付かなかったのかと自分を責めました。トミーに会いたいというヘンリーに、血圧が上がらぬよう怒らないこと、終わったら病院へ行くことを約束させたシャロンが彼を連れて行くことにしました。

ずぶ濡れの2人は拾ったタクシーで暖房を頼むと、何故か冷房になったり、青信号で停車されます。なんとヘンリーが追突された運転手だったのです。怒りが収まらない運転手がヘンリーに催涙スプレーをかけてきたので、それを奪ったシャロンは運転手に反撃し、車外で蹴飛ばしました。その凄みにヘンリーも大人しくなります。
タクシーを奪った2人は意気投合します。運転手のシャロンが暴走すると、スピード違反で警察に捕まりました。ヘンリーが重病だと伝えても大目には見て貰えません。シャロンはジョーダンに電話し警察と会話させると、病状の深刻さを知った警察は病院まで先導すると言ってパトカーを発車させます。勿論シャロンは付いて行かず、ダンス教室へ向かいました。ようやくトミーに再会したヘンリーは想いを告げ、2人でダンスを踊りました。
気付けば時刻は19時2分、ヘンリーはまだ生きています。そして約束通り病院へ直行しました。

ヘンリーはその後8日間生き、大切な時間を家族と過ごしました。その間は一度も怒らず、穏やかに逝きました。
その後シャロンは薬も不倫もやめ、無料クリニックで患者とじっくり向き合っています。新しい猫を飼い、新しい恋も始めました。相手はアーロンです。
シャロンやヘンリーの家族らが集まり、客船からイースト川にヘンリーの散骨をしました。それを船員に注意されると、みんなはヘンリーが憑依したように船員を捲し立て追っ払い、笑い合いました。

みんなの感想

ライターの感想

どこかで見たことあったような…、そんなストーリーにアメリカ映画らしい演出で、よくある展開でした(笑)
しかし今作公開年に自殺したロビン・ウィリアムズと映画の内容が妙に重なり、そういう視線で作品を見たのでものすごく切なくなりました。

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